あれからもう半年くらい経ってしまった
いつまで悲しんでいても大切なあの人はもう居ない
だからこそ踏み出した。これは──────────
──────────前に進むための1歩
ぁるじ…我が主…
夜天は目覚めた…
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「楽しみか?」
「うん、とても」
少年と少女はまだ朝早い時間にとある少女を待っていた
半年ほど前に出会った 少女の大切な友達の女の子だ
「ようやく会えるんだ…なのは」
「なんで付き添いが俺なんだか。リンディさんとかでもよかったろうに」
「こうでもしないとハルカは来ないだろうってリンディさん言ってたよ?」
ハルカ と呼ばれた少年はなんでわかったんだあの人はと言いたげな表情を浮かべて小さくため息を漏らした
「ハルカは…変わったよね」
「変わらない人なんていないよフェイト。特に俺らみたいなタイプはな」
半年前
この海鳴の街にちらばったロストロギア ジュエルシードを巡り戦った2人の小さな魔導師達はその事件の最中親と呼べる人物を喪っている
フェイトと呼ばれた少女は母を
ハルカは父と呼べる人物をなくし
フェイトは途中で出たなのはという少女に救われたことで
ハルカは生活環境をガラリと変え、ある家族の元で共に暮らすことで心の安定を取り戻していた
「それに、今はこいつが力になってくれる」
『Yes Sir』
そう言って彼が手に持ったのは黒の台座にはめ込まれた紫色の宝石だった
「もう、大丈夫みたいで良かったよ」
「あぁ、もう大丈夫。多分ね」
穏やかに話す二人は微笑ましいものだったと遠くで見ていた人物たちは言っていた
悠・テスタロッサとフェイト・テスタロッサ
血の繋がりはなくともその光景は家族と、兄妹と呼べるようなものだったという
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「フェイトちゃーん!悠くーん!」
「待ち人が来たようだぞ」
「なのは!」
フェイトは走ってくる彼女を見つけた時走り出し
抱き合った
お互いの髪を半年前に交換したリボンで結んで
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感動の再会の後俺たちは地球で生活するために引っ越してきたリンディさんらと共に家に来ていた
引越しなんてもう各部屋の荷物開ければ終わりくらいだ
フェイトは外国からの編入
俺は再編入という形で同じ学校に通うことになったそうだ
フェイトとしてもなのは達と一緒の方がいいだろうとのこと
だけどその夜
事件は起きた
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「どこもかしこも久しぶりだな…」
夜になり散歩に出ていた俺は1人そう呟いていた
俺達がジュエルシードをめぐり争ったのも
そして、あの人がいなくなったのも…半年前の、
「どうも悲観的になっちゃうなぁ…悪いなバルディネート」
『No problem.』
今持っているデバイスはバルディネートと彼が生まれた時から所持していた魔導書だけ
かつて父が使い、今は父の要望通りに中身のプログラムやらなんやらをハルカ専用に調整して完全に彼のものとなっていた
本来持っている専用デバイスは強すぎる彼の力に耐えられるよう強化する為に預けている
「そろそろ戻るか…っ!?」
彼は感じとった、比較的近くで魔法が使われた
それも…
『悠さん!緊急事態です!』
「言われる前に今向かってます!」
『そうですか、フェイトさんも向かってます襲撃されただろうなのはさんの救出を優先してください』
「フェイトも聞いてるだろ!戦闘は任せろ、なのはの救出を優先して!」
『わかった!』
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「アイスキューブ いけ!」
結界に突入してすぐ敵らしき人影となのはを見つけた俺はすぐさま牽制用に魔法を発動した
が、不意打ちのようなタイミングでも直激することは無くむしろこちらにヘイトを向けることには成功した
「…仲間か?」
「人を襲ってるから問答無用でお縄についてもらいたいな。」
「まずは挨拶かな、時空管理局嘱託魔導師、悠・テスタロッサです。とりあえず答えは聞かないからぶっ飛ばして色々喋ってもらおうか」
「やれるもんならやってみやがれ!」
「残念だがこちらは二人いる、勝ち目は薄いぞ」
新しい声がした
最初に話しかけたのは赤いゴスロリの服を着た同じくらいの見た目のハンマーをもった女の子
背後を見れば左手に剣が収められた鞘を持ったポニーテールの女性
「間違いなくベルカの騎士だな。だけど舐めるなよ。俺、結構強いからな」