死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。 作:ユノ・アスタライズ
2話
僕は神父になった。なるまで辛かったなぁー。まず教会に認められるまでがまずきつかった。言いたくもない言葉を頭おかしいやつらに猫かぶりながら言わなきゃなんなかったからなぁー。認められた後も救いと言う名の一種の洗脳受けるし。なんなの?ホントに。はあ、めんどくせぇなぁー。なんだっけ?えっと確かここら辺にある教会に反してるやつらの住みか見つけて悪魔召喚止めろ。だったっけ。…………………………………………時と場合によっちゃ、その集団上手く使うか……………
「えーッと、ここか。」
そこにはだいたい民家の大きさの古い小屋倉庫みたいなものがあった。
「あらら、誰やったの?これ。」
そこには割れた魔法陣と大量の人間の死体があった。
「うわ…………ま、つまるところ生け贄の選択でも間違えたんだろう。」
結構信仰心高い聖職者選んじゃったとか。神は信仰心高いやつほど高い力分けてくれるからねぇー。僕?僕は神の力なんか借りなくても十分強いから大丈夫。
はあ、このこと報告して、さっさと帰ろ。
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ん?なんか人がいんな。僕と同じくらいの歳の
珍しいな、こんなとこにいるなんて。
「おや?君はこんなところで何をしてるんだい?」
「あっ、ハイなんでしょう。」
いや、何をしてるのか聞いてるんだけども…………
ま、このタイプは困り事聞いた方が早いな。一応これでも聖職者だ困り事くらいは聞こう。それに…………なんかこの子オモシロイ気配がするし。
「なんか困り事かい?」
「実は道に迷ってしまって………………………」
「あァ、なるほどどこに行きたいの?」
そういって彼はポケットヘしまっていた地図を出して指差してくれた。
「……………ここですけど………………」
ヤバい、どこから突っ込んでいいかわかんない。
何で真逆どころか全く接点のないところくんの?そもそも何で地図見ながら来なかったの?
こいつ逸材だ………………
「君凄いねぇ、こんな間違えかたしたやつ始めてみたよ。」
僕なりに言葉を選んだつもりだよ?これは。
「よく言われます。ハイ」
「良いよ、ついてってあげるよ。」
この子また迷いそうで怖いから。
「ありがとうございます。神父さん」
うわぁ、やっぱ言われた。てか、僕こと知らないのかよ。赤い目と黒髪って珍しい組み合わせだぞ。
「えっと………どうかしました?」
「嫌………、僕が神が嫌いなだけだよ。」
あッ、この子絶対今神父やめろって思ったわ。もう視線でわかる。困惑度合いでわかるよ。僕レベルになるとね。
「君今絶対なら神父辞めたらって思ったでしょ。」
「いや…………その…………」
図星だなこの反応は。ま、だからどうと言うことはないけど。
「いいよいいよ。気にしないでよ。よく言われることだ。もうなれた。」
「一応聞きますけど。なんで神嫌いなのに神父やってるんですか?」
やっぱ聞かれるかその話題。ま、でもストレス解消になるかも知れないから話してもいいか。
「嫌いだからさ。」
「???」
だよねぇー、意味わかんねぇよなぁー。僕も意味わかんない。
「意味わかんないか。もうちょい簡単に説明すると、神を信仰してる聖職者、神を信じてないけど詐欺の手段として使う聖職者名乗ってるやつはいるけど、神嫌いな聖職者は聞いたことないよね。」
「まあ、そうですね」
ま、こんな間違え方するやつもかなり珍しいけど。
「だったら、一人くらい神嫌いな聖職者がいてもいいかなって。それに…………」
「それに?」
「いたほうが神不愉快にさせられるだろ。」
これは心のそこからの本音。あいつを不愉快にさせるためなら思い付く限りのことをする。
「…………………。」
「ほら、ついたよ。ここがギルドね。」
そうこうしてるちについたな、ギルド。
「ありがとうございます。えっと………」
「?………ああ、名前ね。僕の名前はリベン・ソロモン神嫌いな聖職者っていえばだいたい通じるよ。むしろ名前よりそっちのが有名。」
あ、こいつ今そら絶対噂になるだろって思ってる感じの顔してる。なら反論ではないが言わせてもらおう。こんな間違え方してるやつも充分噂になると思う。
あ、そういえば名前聞いてなかった。聞いとくか。オモシロイことになりそうだし。
「じゃあね。君とはまた会いそうだ。そういえば、君の名前は?」
「アルフォト・グレイロードです。」
ああ、あの有名なグレイロード家の汚点か。そら世間あんまり知らなくても無理ないわ。あんまり外だしたくないから監禁されてるって噂だし。この様子じゃガセだろうけど。それに近いのは間違いないか………………現にここら辺じゃ結構有名な僕知らないみたいだし。
「君があの有名な汚点か」
その名前は聞き飽きたって顔してるな。そら聞き飽きるか、僕も神嫌いの聖職者って言われんのそろそろ聞き飽きて来たし。
おっと、それはそうと謝らないとな。彼のは僕のと違うし。
「ハハ、ごめんよ。ついついね。」
「いえ、別に……もうなれました。」
はは、聞き飽きるまで聞いたなら同時になれてくるからね。そういうのって。…………………………なんか尋常じゃないような殺気感じたぞ。こわっ、
「………あの、大丈夫?」
この子も苦労してんだなぁ。
「ああ、すみません。」
ここでコメントしずらい回答しないで、それ言われたらもう僕ほぼ何も言えないからぁー。
「いや………別に……いいけど…………」
このくらいのことしか言えなくなるからぁー。
「ああ、ごめんつい長話しちゃったね。じゃ、僕はここで。 」
さっさと報告済ませよ。そんで寝よ。
「ありがとうございました。」
…………さて、行くか、あのクソ教会の人一人くらいはぶん殴れないかなぁー。ま、そんなことがノーリスクでできたらとっくにやってるんだけどな。
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「では、リベンよ、報告を。」
そう言われたので僕は目の前のかつて僕の教え(洗脳)を担当したクソジジイに報告する。バレたらクビだな、こりゃ。
「えぇーと、私が見たときにはもう儀式は終わっており、術者も全員死んでいました。」
「そうか……………………………それだけか?」
いや、それだけっすよ。それ以外何報告しろと?アルフォト君に会ったことも報告しろと?
「はい。」
「なるほど………………確か、彼らの儀式の内容は確か生贄を捧げ、悪魔を召喚するはず…………だがそれに術者は入っていないはずだぞ?」
んなもん知ってるよ。
「恐らく、生贄の選択を間違えたのだと思います。」
「そうだな………それが一番つじつまが合う。だが、妙な胸騒ぎがする。今後とも注意を徹底的に。」
この爺さん、もの分かりはいいんだよなぁ、それにある程度は話通じるし、大抵の聖職者は嫌いだが、この爺さんはまだマシかもしれんな。
それにしても、相変わらずこの爺さんは慎重だなぁー、そう言うところは素直に感心できる。
……………他の奴らは神にひたすら祈るか、権力にあぐらかいてるかのどっちかだもんな。
「了解しました。」
「もう下がっていいぞ。」
あ~やっと帰れる〜
「ああ、そうだ。最後に言い忘れていたが、」
「?」
下がっていいんじゃないんかい。
「神のことが嫌いなのは私としては仕事さえきちんとしてくれれば結構だが、神が嫌いなことをあまり噂にしないほうがいいぞ?世間知らずであまり周りを気にしないそこらの聖職者なら別に害はないが………私のように情報網が広い相手だと大きな痛手だぞ?」
あ~やっぱ前々から思ったけどこの爺さんには勝てないな。
「とりあえず聞きますけど、貴方は神様好きですか?」
「好きではないな。だが信仰はしている。」
「なら、なんで僕を追い出さないんですか?」
こんなやつ残すのは教会の得にならないし、何なら神信仰してるやつからしたら迷惑以外の何者でもないぞ。
「確かに私はお前のような聖職者はあまり好きではない。だが、そんなくだらない理由で、お前のような優秀な人材を失いたくもない。だからそのままにしてるんだ。」
なるほど、使えるもんは気に入らないやつでも使う……………か、その考え、嫌いじゃない。むしろ割と好きだ。
「では、失礼します。」
「ああ、気をつけて戻れ。」
リベン・ソロモン
神嫌いの聖職者。
教会に神嫌いを隠し続け聖職者になった猫かぶりの天才。見習いの時も救い(洗脳)を耐えきった。18歳。男。黒髪、目の色は赤。身長は主人公よりちょい高いくらい。
性格……………ちょっと、いやかなり頭おかしい。基本的に嫌いなやつをどう不愉快にさせるかしか考えてない。一応助けて求められたら助けようと思うけど助ける人が神の信仰が重度だったら最低限しかしない。ちなみにアルフォトの能力みたいに神の道に反してるのは大好き(死なないし歳もとらないとなると教会視点の生物の儚さや尊さを完全否定している。ので。)
能力……………不明。
豆知識……神の信仰心高いやつ生け贄にすると悪魔が嫌がってその生け贄捧げたやつら全員を殺す。
今気づいたこと、1話で地図見せる描写描くのわすれてた。あとシンプルに教会の人間のノリがわかんねぇから偏見で勝手に決めてます。そういう系の人、おかしなところあっても気にしないで?
思った。なんか教会と軍がごっちゃになってる気がする。