死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。 作:ユノ・アスタライズ
6話
ハイ、というわけで捕まっちゃいました~。マルク君も一緒でーす‼いやぁ~、探す手間省けて助かりましたよ~。あはは…………………
「何で君も捕まってんの?」
「いや…………その…………実は………………」
「さっさと言ってくんない?めんどくさいから。」
「君ちょっと僕に対して当たり強くない?」
「ソンナコトナイデスヨー。」
「何で片言?まぁ、いいか、実は…………」
「何で最初からそう言うふうに話さないの?マルク君。」
「君僕にホントに話聞きたいの!?聞きたくないようにしか聞こえないんだけど!?」
「いいから、早く早く。」
「君ホントにどうしたの?なんかやなことあったの?まぁ、いいか、実は…………」
─────────────数分前
「ハッ、え?ここどこ?」
え?まさか僕の方が迷ったの?ヤバッ、アル君も絶対迷ってる‼早く行かなきゃ!
「いたぞ!捕まえろ!」
え?
え?
─────────────────
「で、現在に至るわけ。」
「いやわかんねぇよ、語彙力無さすぎて。」
「ひどっ、ホントになんかあった?君。」
「あんたの語彙力こそなんかあるでしょ、それこそ。」
それでよくパーティー組めたなと思うよ。
ああ、あの黒歴史思い出したら腹立ってきた。あのガキィ、割れたのは僕に非があったとしても、少なくとも奪い取ったことは謝るべきだろうがぁ、しかも都合いい所だけ抜き取って親に知らせやがってェ、お陰でこっちだけみんなの前で謝るって言う羞恥プレイ受けたじゃねぇかよぉ!ぶん投げたことは悪いと思ってるよ!てか、全体的に見たら先に手を出した僕が悪いよ!だけどよぉ!謝ってくれてもいいじゃない!なんならもう軽く頭下げたり形だけでも謝ってくれてもいいじゃない!
泣きそうになってきた……………………………やめよ。
ああ、そうだ、自傷しよ、なんなら自殺(未遂)しよ………………
「マルク君、炎の攻撃魔法って君使える?」
「初級なら………………何をするの?」
「ストレス発散。」
「???」
「とにかく教えてくんない?」
「えっと………ぼわぁ、ってある自分の魔力をグーンって集めて炎をイメージしながら、ドバーって魔力を出す感じわかった?」
うわっ、何一つわかんねぇ…………………
「おい!さっきから何を喋ってる!」
ヤベッ、監視が様子見に来た!おそらく会話を一部聞かれたな……………何を喋ってるかって?こっちも知らない。
……………………いいや、もう、ぶっつけ本番だ!
ボゥ!
とりあえず、僕は魔法を成功させた、そんで今火だるまになってます…………………
「熱い。普通に熱い。」
てか、皮膚燃えないんだな………………まぁ、そのお陰であんまり痛くないんだけど。。
「うん、だろうね!?」
「う、ウワァァァァァァァァ!!!!!」
なんかびっくりしたみたいで逃げ出した。んで転んで頭打って気絶した。
((ダサっ。))
「アル君、それは僕でも逃げるよ……………」
「そんなひどい?」
「うん、いきなり燃えてんだもん。それより熱いからもう少し離れて………」
「あっ、手錠取れた。ってか溶けた。」
「物理に弱くする代わりに魔法に弱いのかな?ってことは錬金術か。」
「ふーん、で、僕裸だけどどうしよう……………」
ストレス発散したいという
「そこの気絶したダサい人から剥ぎ取れば?冗談だけど。」
なるほど、その手があったか…………
「わかった。ちょっと着てくる。」
「え?まじでやんの?」
「え?そうだけど?僕犯罪者になりたくないし。君だって犯罪者の身内ほしくないでしょ?」
「いや、まぁそうなんだけども……………」
「ほら、さっさと行こうよ。」
「う、うん。」
───────────────────────
ヤバい、後悔した、何であの人から服剥ぎ取ったんだろう、僕あの人に対してなんにもされてないのに…………………
そういえば前にもこれに似たようなことしてしまったような──────
────いや、思い出すの止めよ。悲しくなる。
「おい!しっかり歩け!」
「…………。」
そこには鎖で繋がれたたくさんの子供たちと、数人の大人がせっせと移動していた。
なるほどね。調査に来たから拠点を移すわけか。
「どうする?アル君。」
「いや、どうするって言われても…………」
「僕はあの子達を助けに行くよ。アル君はどうするの?」
「…………。」
それ絶対暗についていけってことだよね。………行くしかないか、ストレス発散もしたいし。
「で?どうやって攻め込む?」
「正面突破は止めた方が良いよね……。」
「まあ、あっちは6人こっちは2人で明らかに分が悪いからね。」
「だよね……。」
「まあ、だとしても今出来る手が正面突破しかないんだけどね。」
「やっぱそう?」
「うん。ここからじゃ、凝った策はたてられないし。強いて言うなら弓矢とかで狙撃だけど今弓矢ないし、あったとしてもどっちも使ったことないからキツいしね。」
そう。さっきまで僕たちは洞窟の下に出来たスペースにいて、今はハシゴに捕まりりながら入り口の様子を見ている。結構入り口が広かったからマルク君は僕の背中に捕まってる。だから絵にするとかなりシュール。
「もう行って良い?君結構重い。」
「………アル君。それを女性に言ったら絶対ダメだよ?」
「?わかった。」
あ。ヤベッ!目があった!
「おい!何やってんだ!」
「ヤベッ!」
「もう良いよ!やけくそだ!」
ダッ!
「イテッ!」
コノ野郎。僕を踏み台にしやがった。具体的に言うと僕の背中よじ登って肩に足乗せてジャンプした。普通に痛かった。多分このハシゴ錬金術使ってるな。じゃなきゃ耐えきれなくて僕落ちてると思うし。
などと考えてるうちに上に出てみれば…
「オラッ!」
「ッ!」
シュッ!
「へぇ、素早いじゃないの。でも得物がそんなじゃまともに殺りや得るわけねぇだろっ!」
なんか木刀と大剣が戦ってた。あと、3人位はやられたらしく気絶している。これ手助けするべきかなぁ、って思ったけど。下手に横槍いれたってマルク君が満足に動けないだけか……僕も動きづらいし。先に子供達優先しなきゃな。ハァ、めんどくさい。
「おっと、その子達は大事な商品なんでね、簡単にはやりたくはないかな。」
「あんたは……さっきのオッサンか。」
「ご名答。といいたいことだが、俺はまだ28だ。オッサンじゃない。」
いや、知らねぇよ。興味もないよ。てかさっき気絶させて縛ったんだけどなんでいんの?
「あんた、疲れているせいか老け顔ですよ?ちょっと寝て休んだらどうです?」
「やかましい、さっきので十分寝た、お前もちゃんと寝たらどうだ?不死野郎。」
煽りも効果無しか。さっきは僕が不死って事を知らなかったから勝てたけど。かなり厳しいな……。
「また縛ってSMプレイでもしてやりましょうか?」
「結構だ。俺はホモじゃない。」
「って事は僕が女性ならされても良いんですか?」
「ああ、もともとその趣味はなかったが、それが絶世の美女なら良いと思い始めてきたところだッ!」
ヤベッ!この距離じゃかわせねぇ!
ボンッ!
とりあえず、槌の頭部だけでかくして、盾代わりに使うッ!
ガィンッ!
金属音が響いた。何とかギリギリ防ぐことができたな、ふぅ、危機一髪。
「なるほど……そんなことが出来るのか…便利だな、その槌。」
「使い勝手と重さが売りらしいですからね。この槌はッ!」
僕は槌で剣を受け止めたまま持ち手を伸ばし、体制を変えて槌を振り切った。
「おっと、危ない。やはりすさまじいな。お前の馬鹿力。」
どうやら振り切る寸前に後ろ向きにジャンプして勢いを殺したらしく、ピンピンしている。
「昔から良く言われますよ。それは。」
とりあえず、今は観察だ。そこから取ったデータから癖や、性格を割り出して、アドバンテージを得る。それくらいしか勝ち目ないな。
………………シビアだな、中々。
アルフォトの豆知識………………その1黒歴史思い出した直後は機嫌悪くなって少し当たりが強くなる。その2黒歴史思い出したりストレス溜まるとと手を噛んだり自分を殴ったりする。その事を知ってんのは本人以外だとアルフォトのメイドのみ。
魔法について……………初級、中級、上級、特級まである。それぞれ詠唱によりイメージを強くして、そのイメージのまま魔力を放つことで出せる。詠唱無しで精度が多少落ちるのはイメージがそれほど強くなりにくいから。アルフォトが使ったのは、あやふやなイメージを大量の魔力のごり押しで使ったもの。そのため、魔法なんて呼べないほど不恰好。そのくせ大量の魔力つぎ込んでるから火力超強い。おそらく燃えたときにマルクがとっさに離れてなかったら死んでた。監視の人も警戒して距離とってなかったら死んでた。(ちなみに、炎はイメージをはっきり持ってなかったからすぐ消えた。)
錬金術について………この作品では錬金術はその1物に魔力込める。その2魔力使って物を混ぜたり、作ったりすることを差します。2の場合は錬金術は等価交換の法則に基づきます。(例えば、作中でもあった通り、『物理に強くする代わりに魔法に弱い。』や、『何グラムの何々を作るのに魔力の他にだいたい何グラムの何々が必要』等です。)その1の場合は特に制限なし、時間かかるだけ。
段々元のアルフォトのキャラがワケわかんなくなってきた。