死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。 作:ユノ・アスタライズ
7話
……さて、どうするかな。
「おいおい、何を考え事してるんだ?そんな余裕あるのか?」
そんな余裕ねぇよ!無いけど考えなしじゃ勝てないんんだよ!あっちの手札は完全にわかんねぇ、僕の手札はさっきのやつで全部切った。さっきの火だるまでも使うか?
……いや、リスクがデカすぎる!それに、殺しちゃったら気分悪いだろ。服も燃えるし、相手が攻撃系の魔法使えたら詰み。勝っても服がどうしようもないしな。この時間でやってる店ないし、やってたとしてもマルク君に代わりにかってもらうのは気が引ける。………勝っても負けても社会的に死ぬ!肉体の死は大歓迎だが、社会的な死は絶対に嫌だ!だから火だるまは最後の手段として取っておく。
となると…………
「余裕何て無いですよ。でも、勝ち筋は探さないと………自称28歳。」
「自称じゃない、本当に28だ、そろそろぶっ飛ばすぞ。」
会話の反応で探る。………あと、煽りは集中散らせれたラッキー程度で考えよ。
「おー、こわいこわい、(棒)、でもそんな頑なに否定されると余計疑っちゃうなー(棒)」
「お前は意外と人をイラつかせるの上手いな。」
「ハハ、じゃあそう言う仕事あったら転職した方が良いですかね?自称28歳さん。」
「そんな仕事あったらクソだろ。裏の仕事でもないぞ、そんな仕事ッ!」
28歳が一気に距離を詰めて斬りかかってきた、でも煽りでイラついてはいるけど冷静な動きで隙が無いし早い。こりゃ中途半端煽っちゃった気がする。
「ッッ!」
ガキィン!
超ギリギリでガードする。ただ、踏み込みが浅かったせいで後ろに吹っ飛んだ。
ゴシャ!
「ガッ!」
イッテェェェ!!!!!なんだよこの威力!!!!!馬鹿みたいにイテェ!……でもなんだッ!この違和感、いくら踏み込みが浅かったとはいえ、こんなにパワーあったか?この人。
「ハハ、驚いたろ!ついさっき使えるようになったんだ!この異能!」
やっぱ隠し玉もってやがった!
「は?何かキャラ変わってませんか?後、使えるようになったんなら何でさっさと使わないんですか?自称28歳」
「ハハッ!俺は今ハイってヤツなんだ!だから教えてやるよ!俺の異能は!特定の2つの位置に近くなればなるほど能力が強くなる異能!その能力は!俺が進んだ方向と同じ方向にに重力を発生させる!その名を!『
………わーい。タダでさえシビアなのがもっと難しくなっちゃった!\(^o^)/
「ちなみに、先ほどのお前の質問に答えてやると、あれは使わなかったのではない、使っても意味がなかったんだ。」
………あ、ちょっと戻った。この人。
「そして、後30分後にMaxまで強くなり、Maxの持続時間は60分だ。そしてこの能力が大した力を出せなくなるまでは後120分もある。効果対象は自分、もしくは自分に触れたもの。ついでに、俺は剣も体の一部ととらえる事で剣に触れたものにも重力をかけることが可能だ。」
………あ、まだハイだなこの人。自分の能力ペラペラ喋ってるし。
「そんなペラペラ言って大丈夫ですか?自称28歳。」
「そろそろその呼び方をやめてくれ、俺にはハント・ハーペンって言う名前がある。」
「名前ッ、さらしちゃっていいんですか?僕は敵ですけどッ。」
「問題ない。俺の名前、戸籍、履歴は全てを消した。これを知ってるのはお前だけだ。だからお前を消さなきゃならない。だが、お前にはこの能力を得る原因を与えてくれた。その感謝の証として、お前を今回だけ見逃す。」
それはありがたい………でも、一応確認として………
「見逃さなくてもッ、僕は不死ですよ?持久戦では無敵なんですよ?」
「それは半分嘘だな。お前は確かに不死だ。だが、持久戦で無敵は嘘だろう?なぜなら……お前は死なないだけで体力は無限では無いのだろう?現に、お前は今かなり息が上がっている。今さら変な嘘を付くな。せっかく見逃してやると言っているのに。」
ゲッ!面倒なことに気づきやがった!どうせ殺すなら今やって欲しかったのにッ!
「まあ、良い。能力の余裕があるうちに逃げるぞ。俺は。俺は必ずお前を殺す方法を探し、次会うときにそれを実行し、殺す。」
「ああ、楽しみに待ってるよ。」
…いや、割りとマジで。
「ではな。俺に殺されるまで死ぬなよ?」
「大丈夫ですよ。不死ですから。」
タッ!
「はやッ。」
もう見えなくなっちゃったなぁ…………
「ネェ!手が空いたんなら手伝って!」
ボロボロの木刀を持って思いっきり走りながらマルク君が切羽詰まった様子で言った。どうやら先ほどは1対1だったのが2対1になっている。劣性だなぁ、
「おいおい、兄ちゃん。よそ見してて良いのかな!」
「ねぇ、とりあえず手伝って!このままじゃ僕死ぬよ!君みたいに不死じゃないの知ってるよね!?」
……とりあえず、ポーション飲も。それまでは…………彼の生存本能にかけよう!
「………。」ゴクゴク
「何を呑気にポーション飲んでるの!?僕の状況良く見て!?ウワァ!」
会話?中に攻撃を受けても、これまたスレスレで避けてた。スゲ。
「チクショォォォォォ!!!!やってやるッ!」
ヤケクソ気味になったマルク君は大剣降ってる奴でなくその後ろで強化の支援をしているであろう黒装束の男をボロボロの木刀で叩き斬った。…………斬れてないけど。不思議だよね、斬れないのに斬ったって表現するの。ただ、鈍い音はしたからかなり痛いと思う。
「カフッ!」
「ハハ、やるな、お前。でもそいつ気絶させても俺を倒さなきゃ意味ねぇよ!」
………ふぅ、休憩終わりっ!さてと、とりあえず良さ持ちてだけ長くして、頭部は………大きくしなくていいか、今回は。
思いっきり振り落としてッ‼
ドゴォ!
「うぉ‼危ねっ!」
………死んでなくて良かった。でも出来れば防いで欲しかった。
「大丈夫?まだ動ける?だったらさっさと倒して子供たち預けて帰ろう。」
「助けるのがッ、遅過ぎッ。もう……ム……リ……。」
バタッ
「おーい、起きろー。君がいなきゃどうやって帰るんだー。」
「ゴメン…………ブランク長いのに無理しすぎた………。」
オイオイ、嘘だろ!?ここで頼みの綱を失うの!?
「ブランクって言ったって、そんなにないんでしょ!?なら動いてくれぇ!」
「ゴメン……3ヶ月のブランクは割と大きかっ………た………。」ガクッ
いや割と少ねぇじゃねぇかァァァァァ!!
「このやろう!よくもマルク君を!」
「いや、俺は確かに攻撃したけど、アイツ避けてたし。体力切れだろ?そんなこと俺に言われても………」
「そうさ!その通りだ‼正論だよ!だけどさぁ!アンタにやられたって思わないとアンタを倒すモチベーション上がらないんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」
「そうか!そんなことでモチベーションが上がってくれるなら結構!」
コ、コイツ!意外と器がデカイッ!よし、この器のデカさを利用しない手はないッ!
「えっと………実はさっきまで戦ってて……ヘロヘロなんだ?だからさ、ハンデ位……良いよね?」
「ん?なんだ、それくらいなら許してやろう。で、どんなハンデだ?」
ヨシッ!コイツなら行けると思うッ!
「じゃあ、まず目潰し禁止。あと、ダウンした相手の攻撃を禁止。それと、投げ・絞め等の極め技禁止。その他非紳士的行為一切を禁止。以上を君だけに守ってほしい。」
流石に自分でも引くくらいのハンデの数だが、どうだ?
「殺すのはアリか?」
「うん、アリ。」
大前提に僕死なないから大丈夫。
「なら良いだろう。そのハンデを受け入れてやる。」
「マジで!?」
競技にできるくらいにはギチギチにしたよ!?それを殺すの許可するだけで受け入れてくれんの!?……ここまで器がデカいと悪く感じて来た………。
「さあ、始めようか。戦いをッ!」
ハント・ハーペン
年齢…28歳(マジだった。)
身長…180くらい
能力…『
概要…見た目のイメージは七つの大罪のエスタロッサを少しスマートにした感じ。慎重な性格。そんで恩は早めに返すタイプ。どこで剣術を習ったかは不明。そしてなぜこんな大役になったかも不明。過去に何かしらあって自分がいた記録を完全に消し、そのまま裏え……と言ったありきたりな設定。作者の無計画さを明確に表したキャラ。