死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。   作:ユノ・アスタライズ

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アンケート答えて頂き、ありがとうございます。結果はNOが多かったので、しばらくは変えません。またん?って思ったらアンケートまた取るかもしれません。その時はよろしくお願いします。


10話 名前考えんのってこんなに苦労するものなのか………

10話

 

「それで、名前どうする?」

 

 僕の部屋に入った3人は、これから作るパーティーの名前を決めるための会議?をしていた。

 

「やっぱり、どうせならカッコイイ名前にしたいな!」

 

 それは同意。でも、そのセリフが女子のスピカさんから出たのは意外………いや、そうでもないや。

 

「ハイ!!」

 

 何か良いのを思いついたようで、クラレさんが大きな声を出して手を上げた。…………ちょっと微笑ましいと思った自分がいた。

 

「どうぞ、クラレちゃん。」

 

「『デストロイヤーズ』がいいと思います!」

 

 いや、確かに少年が好きそうな名前だけど!物騒過ぎるわ!…………待てよ、よくよく考えたらそんな物騒な奴らの集まりじゃね?僕達。僕→先の依頼では持ち前の怪力で何人か気絶させた。中には全治3ヶ月くらいの中々の重症もいた。 リベンさん→神嫌いの聖職者。仮にも神に使えている人とは思えないくらい物騒な能力を持っている。 スピカさん→まんまそんな感じらしい。(と言っても、噂で聞いただけだが。) クラレさん→僕に唯一死(社会的)を与えられるバーサーカー。ある意味ではデストロイヤー。

 

 ………………ダメだ。そんな名前ついてても納得してしまう自分がいる。

 

「『デストロイヤーズ』もカッコイイが、私は『デッド・オア・デッド』がいいと思う!」

 

 それも少年が好きそうな名前だけど!何でどっちも物騒なの!?『デッド・オア・デッド』ってそれもう会ったら死しか待ってねぇじゃねぇか!?そして以外と僕達のイメージにあってんのが謎なんだけど!?どゆこと!?

 

「どちらも良いが、僕は『ジョーカー』がいいと思う。」

 

 うん!これはシンプルに少年心くすぐる奴だ!でもインパクトが足りねぇぇぇ!やはり前の2つのインパクトが強すぎる!

 

「アルはなにかないのか?」

 

 いや、そんなにポンポン出てこないっすよ。スピカさん。

 

「いや、特には…………。」

 

「そっか、ならもう面倒だしくじ引きで決める?」

 

 リベンさんがなかなかいい案を出してくれた。………もうそれでいいや。

 

「「「異議なし!」」」

 

────────────────────────────────────

 

 くじ引きの結果、『デッド・オア・デッド』に決まった。これは流石に苦笑いしか出なかった。リベンさんも、心なしか顔が引きつっているように見えた……………。

 

「今日はもう遅いですし、2人は泊まっていきく?」

 

 いきなりそんな事言い出したのはシュゼット兄さんだ。いきなり現れたので普通にビックリした。これはみんなも同じだった。

 

「すみません。ぜひそうさせていただきます。」

 

「私もそうします。」

 

 ま、別にいっか。家は部屋余ってるし。

 

────────────────────────────────────

 

 …………何で僕の部屋?他に部屋あるよね?なのに何でわざわざ僕の部屋?

 

「良いじゃないか、アルフォト君。男二人きりで積もる話でもしようじゃないか。」

 

 あ、ちなみにクラレさんとスピカさんは別室です。あとその二人は同じ部屋で寝るそうです。 

 

「そんなことしてる暇ないでしょう。明日早いんですよ?」

 

「わかってるよ。それで、自殺する気は失せた?」

 

 いや…………何がそれでなんですか、そもそも話をしてな…………って何で僕が自殺しようとしてること知ってるの!?

 

「いや、初めて会ったときにそう思っだけさ。」

 

 もうツッコまん。こないだは久々に感じたからツッコんだけど、今回からはもうツッコまん。

 

「いえ、確かに、僕の持っている異能のおかげで自殺のモチベーションは限りなく0に近いですけど、諦めては無いです。」

 

「素直だなぁ、君は。」

 

「ありがとうございます。光栄です。」

 

「でも、どうするの?さっき自分で言ったけど、君は死ねない。そう決定付けられてる。どうやって死ぬつもり?」

 

「それを依頼こなしながら探すんですよ。僕を殺してくれる可能性を持つものがあれば良し。それに、こういう風に誰かとつるむのも割と悪くないと思ってきたんで。」

 

「………てっきり集団活動は苦手だと思ったよ、君は。」

 

「慣れてないだけですよ。何せ、歴戦のボッチなんで。」

 

「ハハッ、奇遇だね。僕もだ。」

 

「いや、友達多そうですけど………」

 

「いや、実はね、僕が住んでたのはかなりの田舎なんだけど、黒髪で赤い目は悪魔の子だって伝承があって、イジメ受けててさ。教会の人も、ストレスが溜まってたのか一緒に嫌がらせしてさ。しかもそいつら、それを神の命令だって言って正当化してたんだ。だから僕は神が嫌いになった。」

 

「え?でも、正当化ってことは神が命令していなかったって事ですよね?」

 

「いや、例えそうだとしても、関係ない。僕は神が嫌いだ。は、(アイツ)は、許しとか容赦とか言いながら結局は恐怖で従えさせる。」

 

「その言い分だと、まるで神がそういう事を行った場を見た、ということですか?」

 

「ああ、見た。あの時、僕の住んでた村に山賊が襲って来てね、その強盗に神父が立ち塞がったんだ。その山賊は異形の怪物─────つまりは、使い魔(ファミリア)を使っていてね。その使い魔(ファミリア)が強くて、村のギルドの人はでも足も出なかったんだ。だけど、あの時の神父は簡単に手懐けちゃってさ、その時の気配が、明らかに人間のものじゃなかった。もっと、ドス黒いナニカわからない気配でさ。その雰囲気を纏ったまま言ったんだよ、『異形よ、私は君が私に使えると誓えるなら、許しをこうなら、君を許そう。』って言ったんだ。あれを聞いたとき僕は震えが止まらなかった。」

 

 ん?でも、それが神だとして、嫌う理由は無くないか?

 

「えっと、ちなみにその山賊と村の人たちはどうなったんですか?」

 

「山賊は死んだよ。使い魔(ファミリア)に全員殺された。村の人たちは…………僕が殺したよ、もちろん、全員ね。」

 

 は?え?

 

「もう寝ようか、明日は早い。おやすみ、アルフォト君。」

 

「お、おやすみなさい……………」

 

─────────────────────────────────

 

 なんか、なかなか眠れませんでした!やばい、気になる。スゲェ気になる。どうして村の人たち殺したんだ?……………………うん、グダグダ引きずってても仕方ないし、進もう。しかもココ、ギルドの中だし。

 

 僕達はパーティーの名前が決まったからギルドで登録して貰ってる。あと、名前何にしました?って言われて名前書いた名前見せたら苦笑いされた。

 

「終わりましたよ!登録完了です!」

 

「ありがとうございます。」

 

「いえいえ〜仕事ですので〜コレから、『デッド・オア・デッド』として、活躍してください!応援してます!私の給料Upのために頑張ってください!」

 

 うわぁ、最後のがなければいい話なのに…………。

 

「じゃ、早速依頼受けようよ。」

 

「うん!」

 

「そうね!わかったわ!」

 

「えぇ!もう受けるんですか!?」

 

 早すぎない!?

 

「いやぁ、最近暴れたりなくてさぁ〜」

 

「そういえば、僕も最近は体動かしてないな。久々に戦闘(運動)するか。」

 

 何かちょっと今違和感あったぞ!

 

「私も!最近ずっと監禁生活(こもりきり)だったし!鈍る前に動かしたい!」

 

 バトルする気満々じゃねぇか!?コイツら!?ダメだ、ついてけねぇ!受付さん!何でもいいから助けて!!

 

「あ、だったらこんな依頼どうですか?オススメですよ。」

 

 オイィィィィ!?何してんだァァァァ!!!何戦闘に飢える獣たちに餌与えてんだァァァァァ!!!

 

「お!いいのあるねぇ!よっしゃあ、燃えてきたぁ!」

 

「クラレ、これがいいと思う!」

 

「おっ!中々目の付け所がいいねぇ、クラレちゃん。」

 

 もう駄目だ、この人達は………(´;ω;`)

 

 ……………そう思いながらも、こういうのはやっぱりちょっと楽しいと思った………




 使い魔(ファミリア)について……動物の死体に魔力が溜まって産まれたものと、使い魔(ファミリア)とそのベースとなった種族と同じ種族が交わって産まれた子を指す。身体能力などはベースとなった種族に依存するごく稀に異能を持つタイプもいる。(なお、ベースとなった死体が異能を持っていた場合も異能持ちとなる。)時間をかけて調教すれば使役は不可能ではない。(その代わり、めちゃくちゃ時間がかかる。)なお、神父が簡単に調教出来たのは、単純にその神父が神に乗っ取られていたから。つまりは圧倒的な存在の気迫に押された。

 



 第1章完!次回は箸休め回です!なんとなくリベンの昔の話を書きます!理由は………書きたくなった。ただそれだけ。箸休めで見るにはちょっとヘビーかもしれない!そこら辺はご了承ください。なんとなく乗り物酔いしてるときにトンカツ食うほど重くは絶対にならないと思うので安心してください。(そもそも作者が重い話書こうとするとコメディになるかこんがらがるかのどっちか。)
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