死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。   作:ユノ・アスタライズ

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前回はあんまりコメディのアクセル踏めなかったけど、今回は全開だぜぇ!最初っから最後までクライマックスだぁ!




12話 従兄弟襲来!

12話

 

「貴様ぁ!避けるな!当てる事が出来ないだろう!」

 

 ダンッ!ダンッ!

 

「あっぶねっ!そもそも魔力弾(銃弾)を当てようとしないで!?」

 

 僕は今、久々に会った従兄弟に銃で撃たれそうになってます。

 

 …………何でこうなった?

 

───────数分前

 

 僕は、パーティーを作って数日。そこそこハードな戦闘任務ばかりこなし、はっきりと思い知った…………僕、いらなくね?僕は、はっきり言ってパーティーで一番弱い。と言うか皆が強い。うちのパーティーの戦法としてはスピカさんとクラレさんが突っ込んで、リベンくんは後方支援権残党狩りと言う感じだ。僕は…………荷物持ち権財布である。繰り返す、荷物持ち権財布である。あとは、何故かツッコミ役にもなっている。というか、前に何で僕を誘ったのか改めてリベンくんに聞いたことがある。その答えは……「え?困るよ、君がいなくなったら誰がツッコミ役をやるのさ!」ですって。だったらまだ財布か荷物持ちのがいいわ!って、口で言う勇気が無くて目で言ったら、「嘘嘘、冗談冗談。ジョークだよジョーク。」と言ってきた。胃が痛くなったからそのまま帰った。

 

「アルフォト様、トルテ様が玄関に……。」

 

「ありがとね、アリスさん。」

 

 どうやら客が来たらしい。ちなみに、トルテというのは僕の父親の弟の息子、つまりは従兄弟だ。昔から何故か気が合う、それも周りが割と引くくらい。

 

「久しぶり。トルテくん。」

 

「久しぶりだな、アル。」

 

 割と久々に話すなぁ〜いつぶりだ?

 

「最後に話したのはいつだっけ?」

 

「半年ぶりくらいだ。…………お前それ毎回言ってないか?」

 

「そう?あ、立ち話も何だし上がってきなよ。」

 

「そうだな。そうする。」

 

 なんかここまでの会話が全部恒例みたいになってる気がする。

 

「家には今誰がいるんだ?」

 

「みんな留守だよ。兄さんたちは出張、姉さんとシャランさんは………どこ行ったか分からない。」

 

「多分またヤケ酒だろうな………シャランを巻き添えに。」

 

 今度何かをシャランさんに差し入れようかな……。あんま喋ったこと無いから何を渡したらいいか分からないけど。

 

「…………そういえば、なにかあったか?少し疲れているように見えるが……」

 

「それは……」

 

 話すだけ話そうと思い、これまでのことを話した…

 

「撃ち殺すぞ?お前。」

 

「なんで!?」

 

「あ?だってお前はあの隠れファンが多いスピカ・シャックスとお近づきになったんだよなぁ?」

 

 え!?そうなの!?あ、でもたしかに結構美人だな、スピカさん。でもその程度で?その程度で撃たれんの?痛いからいやなんだけど。

 

「その上ロリっ娘がメイドだと!うらや………けしからん!

 

 あんた今絶対ごまかしたよなぁ!?

 

 ガチャ!

 

「失礼しまーす!アル様ー!フィナンシェ様とシャラン様が帰ってきましたー!」

 

 クラレさんがノックもせずに入って来た。別にいいんだよ?僕の前では、でもさ、客が来てんだよ。…………まあ、これから教えていくか。

 

「クラレさん、ノックくらいはしようか…………」

 

「すみません!忘れてました!」

 

「……………。」

 

 チャキ

 

 え?何で銃を構えてんの?

 

「貴様……絶対に容赦せんぞ…………よりにもよってこんな俺好みの幼女とは…………赦さん!」

 

 アンタ本音出てるぞ!と、とにかく逃げなきゃ!

 

───────現在

 

 と、言うわけで逃げてます。…………なぜ僕はこんな理由で撃たれないといけないのだろうか……………ヨシ!ムカついたから一発殴るか。それくらいなら赦される。

 

「見つけたぞ!もう逃さん!」

 

 ダン!ダン!ダン!

 

 多少痛いのは我慢しよう、殴るためだ。

 

「ッ!!」

 

 撃った球が3発中肩、

 

 やっぱ痛ぇ!でも我慢!

 

「お、おい?な、何を拳を固く握ってるのかなぁ〜?え?ちょ待っ!」

 

「歯ァ食いしばれ!!!」

 

 バキッ!   

 

 ドゴォ!!

 

 思いっきり鈍い落としたな………。せめて傷くらいは治してやるか……………

 

─────────────────────────

 

 とりあえず傷を治し、僕たちはすぐに仲直りし………

 

「貴様は俺を殺す気か?え?よりにもよって思いっきりぶん殴りやがって…………」

 

「お互い様でしょ。え?理不尽な理由で銃向けられるよりかはマシでしょ。」

 

 ………てるわけではなく、正直、若干ギスギスしてた。いや、これでもかなり平和な方だ。なぜなら、前なんて殴り合いながら言い合ってたから………

 

「何してるんですか?」

 

 突然、かなりドスの効いた声がした方向に二人とも振り向くと、シャランさんがいた

 

「「え?いや、その………」」

 

 ヤバイ、この人めっちゃ怒ってる……………。ふと、トルテくんを見た。お互い頷き…………

 

「「申し訳ございませんでしたぁ!!!」」(土下座

 

 お互い思いっきり土下座した。

 

「すみませんですんだら警察要らないですよね?こんな真っ昼間っから騒いで、ガキですか?それに、廊下の壁もところどころ凹んでますし。」

 

「え?いや…それはトルテくんが……」

 

「おい!貴様!裏切るのか!?」

 

「うるさい………」

 

「「ハイ!すいません!」」

 

 え?何?シャランさんってこんなにこわかったの!?

 

「確かに、発砲して騒ぐ原因を作ったのはトルテさんです、それに、その撃った弾で壁も凹みました、ですが……アルフォト兄さんは不死だから受けることが出来ましたよね?それに……見たところかなりトルテさんも威力を抑えていたようですし、受けきるのは容易のはずです。」

 

「いや、だとしても痛いのは……」

 

「受けることが出来ましたよね?」

 

 こ、こわい…………

 

 その後、しばらく説教された……………

 

────────────────────────

 

 説教のあと、特にやることもなかったからトルテくんと一緒にギルドに行った、最近なんかたょっとだけ足が早くなった気がする。現に、大分早めにギルドについた。そしたらなんか、リベンさんがいた。

 

「ん?何?この人は?」

 

「俺はトルテ・グレイロードだ。……貴様は、『神嫌いの聖職者』のリベン・ソロモンか?」

 

 神嫌いの聖職者ってもう二つ名になってんのね。

 

「お、知ってるんだ、僕の事を。」

 

「有名だからな。」

 

「君ほどじゃないよ。『鷹の目』のトルテくん。」

 

 え?鷹の目?何それ、カッコいい!!

 

「どうする?一緒のパーティー入る?」

 

「え?入れるんですか!?」

 

「ああ、パーティーが四人まで、って言うのは暗黙の了解だから、ルールじゃない、つまり、破ったら変な目で見られるけど…罰せられはしない。」

 

 ま、マジか………

 

「いや、やめておく。俺は今のままでも満足だ。特に入る理由もない。」

 

「本音は?」

 

「一匹狼ってカッコいいだろ。」

 

「ブフォwwwなかなか面白い人だw」

 

「では、またな……アルフォト。」

 

「え?帰んの?」

 

「一仕事終えてからな。」

 

「そう、じゃあね。」

 

 バンッ!

 

「ッ!」ビクッ!

 

 突然、ギルドの扉が勢い良く開いた。扉の先には、何人かの鎧を着た騎士が立っていた。当然、周りはざわつき始めた。その時、その鎧着た騎士の中から人が出てきて、僕の前に立ち、逮捕状を持っていた。

 

 …………え?逮捕状?なんで?なんにもしてないよ?

 

「君がアルフォト・グレイロードだね?」

 

 騎士たちの真ん中にいた青い髪で青い目の男の人に話しかけられた。………どっかで見たことあるな、この人。

 

「は、はい………そうですけど…………」

 

「君には、ある村を襲撃し暴行及び殺人未遂の疑いがかけられている。よって、君の身柄を取り押さえる。」

 

 え?全然そんなことした覚えがないんだけど……………… 

 

「それ、いつの話?」

 

 リベンさんが騎士たちに疑問をぶつけた。勇気あるなぁ〜この人。

 

「一週間前の話ですよ。外見の特徴が完全に一致しているからね。疑いが晴れるまでは拘束する。」 

 

「それだけじゃないでしょ?」

 

「根拠は?」

 

「勘だよ。」

 

 勘かよ。

 

「……………簡易的な魔力の鑑定を行った結果、ほぼほぼ同一人物とみなした。だから、詳しく鑑定している間、身柄を拘束する。」

 

「それだけで貴族の身柄を拘束することは難しいんじゃない?」

 

「そうですね、ただ、その村のギルド全員で挑んで負けてますからね。それほどの実力者である可能性を秘めているなら、厳重に拘束し、鑑定の間に逃げられないようにするべきととりました。」

 

「なるほど……アルくん、仕方がないサクッと捕まって無罪証明してサッサと戻ってきてよ。」

 

「は、はい…………」

 

 僕は、胃がめちゃくちゃ痛くなった。




トルテ・グレイロード…18歳、黒髪黒目、アルフォトの従兄弟、プライドは結構高い。色々と残念なイケメン。口が悪く、友達が居ない。アルフォトとは性格全然違うのに相性いいボッチとボッチの謎の化学反応でめちゃくちゃ仲がいい。現にこいつが居なかったらもう1年くらい早く自殺してた。スゲー銃の名手。ちなみに、言動の割にはきちんとしてる。見た目のイメージはメガネ外した闇金木
語源…お菓子のザルツブルガートルテ

異能…不明(ある事にはあるからできれば出したい。)

ステータス

筋力C 防御D 魔力SS 素早さS

トルテの銃の形は6発のリボルバー想像してください。ちなみに、銃は魔力を貯めて撃つ威力調節可能なエネルギー弾と、火薬の代わりに魔力を使って実弾を撃つタイプがあります。ちなみに、トルテはどっちも常に持ち歩いていて、本気で足止めや殺そうとする場合は後者、それ以外は前者。アルフォトにやったのも前者。ただし威力は抑え気味(だとしてもゴム弾よりは痛い。)


ちなみに、成人の年齢は15。働いたり酒を飲めるのは18からです。なので、18まではどんなに頑張ってもアルバイトにしかなれない。

トルテが受けた傷は顎に食らって脳震盪→ぶっ飛んで背中強打程度です。なので、魔法で普通に治りました。(アルフォトも流石に威力はセーブしてる。)
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