死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。   作:ユノ・アスタライズ

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ずっと書くタイミング逃してたけどいつの間にUAこんなにあったの?お気に入り数も30人位いるし……ノリで書いた小説なのになぁ……めっちゃ脱線してんのになぁ……世の中よう分からんな。ほんと、感謝してます。こんなその場のノリを作者やりたいことで磨いて固めたような小説を少なくとも30人近い人が読んでくれるなんて。


22話 同じ失敗を繰り返す大人ってどうよ?

22話

 

 ッチ!コイツ、やりにくいな……『贋・戦神の槍(グングニル・ゼノ)』使ってんのに全く歯が立たない。……能力がかなり厄介だな。恐らく異能は剣に触れたあらゆるものに移動した方向と方向に圧力をかけるのか?多分投げても失速して威力でないな、基本は相手まで一直線で起動読みやすいし。クソ!異能の種が分からんから迂闊に攻撃できん!こんなことなら一騎討ち乗るんじゃなかった!戦士の血って騒ぐと厄介だな………

 

「(不味いな……今は異能をフルに使いさらに種が十分にバレてなくて拮抗している状態……このままでは時間が過ぎて異能の時間切れとなり、使えないとバレた瞬間に殺られる。………今からでも逃げるか?いや、恐らくあの槍を投げてくるな。あの槍……一度資料で見たグングニルの贋作そっくりだ。出来る限りこの状態を保ち、出来れば逃げるという方針で行こう。こんなことなら多少ムカついたからってことで一騎討ち望まなきゃよかった………)」

 

「しょうがない。……あんまり使いたくないけど、アレだそう。『贋・雷神の雷霆(ケラウノス・ゼノ)』!」

 

「なっ!ケラウノスだと!?あり得ない、そんなもの、資料にはなかったぞ!?」

 

 これ嫌なんだよなぁ……常に魔力をの操作に気を取られるし。……それに久々に使うからなぁ…

 

「(ッチ!伝承通りなら、いや、それは流石にないにしろ、重力でも、雷は曲げられない!しかも剣を伝って感電する!……逃げるしかない!)」

 

 ダッダッ!

 

「あ、逃げた。ってか、速いなぁ……」

 

 シュゥゥゥゥゥ……

 

 ん?手でも焼けたか?……

 

 ん?おかしいな、何か輪郭がぼやけて……眼がつかれてんの?

 

 シュゥゥゥゥゥ……

 

「あるレェ!?『贋・雷神の雷霆(ケラウノス・ゼノ)』が消えタァ!」

 

 まじデェ!?聞いてないよ!……あ、そういえば僕も前に右手だけ薄くなってたなぁ…

 

 だとしても、だとしてもだよ!アレめちゃくちゃ苦労したんだよ!100年前にやッッッッッッと手に入れた武器よ!?何でだヨォォォォォォォ!!!!

 

「この世界の、馬鹿ヤロォォォォォォォォォ!!!!これが高齢者にする事かよぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 注…普通の高齢者は調子乗って蹂躙したりしません。

 

────────────────────

 

 今、僕たちは未来の僕を倒す会議をやっているわけですが……

 

「……ダメだな、全然勝てるピジョンが浮かばない。」

 

 この通り、全然全く進んでません。

 

「トルテくんの射撃の腕は以外は各々の得意分野で負けてますからね……」

 

 そもそも得意分野すらない僕はどうしろと?

 

「君は……アレだよ、肉壁?」

 

 チャキ

 

 僕は、無言でカースツイールに手を掛け……

 

「待て、流石にここで暴れられたら困るからやめて、リベンさんも、流石にあの言い方は僕でもああなる。」

 

「あれは流石に酷いわよ……もっと言い方あるじゃない、パワー要因とか。普通できないわよ?あんな鎚をでかくして振り回すの。」

 

「クラレでもムリです。それは誇って良いと思うのです!」

 

 ……それ、励ましてんの?それとも逆にコイツそれしか取り柄なくね?って貶してんの?

 

「「………。」」(´·ω·`)

 

 ………あの、やめて2人とも?悲しそうな顔するの、『お前色々苦労してんだな』って顔するの。無駄に響くの。心に。

 

「それはさておき、どうするんだ?これから。」

 

「そうだね……やはり彼女に頼むか……」

 

「え!?まじで言ってます!?あのキチガイに!?」

 

 エ、何かマルクくんが分かりやすいくらい嫌な顔してるしバランさんもなんとも言えない顔を……どんな人だ?

 

「ふーん、そんなに協力するのに渋る人なんだ、どんな人?」

 

「……いや、決して君たちが思っているような理由で協力を渋っていないんだ……寧ろ、依頼者に対して真摯過ぎると言うか……」

 

「依頼者?ってことは傭兵?」

 

「うん、そうだよ。」

 

「『不屈の魔術師』って言えば、分かるとは思う……」

 

「あっ、」

 

「あぁ、そういう……」

 

 え?なに?なにそのカッコいいあだ名。ぐらいの感想しかでないんだけど。

 

「……噂だと、依頼者の依頼には絶対に答えて、そのためには過労死も辞さないとか……」

 

 何で生きてんだよ、じゃあ。

 

「それには彼女の異能に深く関わっていてね…」

 

「どんな異能なんだ!気になる!」

 

「まぁ、それは本人に聞いた方が良いだろう、何なら自慢しながら話してくれるとは思う。」

 

「あ~、それはありそうですね。」

 

 こうして僕たちは、『不屈の魔術師』のもとへ向かった……

 

────────────────────

 

「ううっ、ぐすっ、何できえんだよぉ…」

 

 僕は、移動しながら『贋・雷神の雷霆(ケラウノス・ゼノ)』が消えたのを思い出し、再び泣いた。

 

 ……ん?殺気?いや……でもなぁんかおかしいなぁ~、普通、心が乱れてるのに寧ろ安定してる……でも、感じ取れるってことは心を落ち着かせながら殺気を放ってんのか?……やるなぁ、コイツ。でもさ……

 

「でもさぁ、どちらにしろ殺気には変わりないんだよねぇ、感じ取れるってことはさ。ダメだよ?ちゃんと殺気も消さなきゃ。……ったく、人が傷心中ってのに……でてきなよ。」

 

 でてきたのは、恐らく技術だけなら先程の男より上であろう青年だった。

 

「……誰?君。」

 

「悪人に名乗る名前ってあるのか?親から貰った名前が汚れるからやだよ。」

 

「……。」イラッ

 

 え~、なにこの子~めっちゃ嫌いなタイプだぁ~

 

「あのさぁ、初対面の人を悪人って決定付けるのはどうかと思うよ?絶対友達いないでしょ君。」

 

「友達はいる。そして……お前のことは知ってるよ。見てたからな。」

 

「へぇ、見てたんだ。つまり君は自分が漁夫の利を狙うために何人もの人を見捨てて来たってことか……君の方が悪人じゃない?」

 

「いや、そのときは単純に遠すぎて手は出せなかったが、でも、今は違う。安心しろ。お前は誰も殺さなかった。それに免じて、殺しはしないさ。ただ…全身骨折くらいは覚悟しろ?

 

 ダメだ。落ち着け、できるだけ言葉をオブラートに包もうか……

 

「は?なに言ってるの?例えば、僕が悪人だとしよう。でも、悪人の事情は全く聞かないってことはないんじゃない?情状酌量って言葉、君知ってる?親から教育され直してこいよ。クソガキ。」

 

 あ、ヤベ、一瞬本音でた。

 

「悪人の事情は関係無い。どんな事情があるにしろ、悪に手を染めた以上、それは排除する!」

 

 ッチ!急いで『贋・戦神の槍(グングニル・ゼノ)』を!……ってアレ!?ない!?……クソ!なら、あれは……あった!

 

「『贋・竜殺しの剣(バルムンク・ゼノ)』!」

 

 僕は、とっさに斬撃を放ち距離を取った。

 

「……危ないじゃないか。いきなり襲ってくるなんて。」

 

「悪人は容赦なく潰す!…お前の場合は峰打ちですませるがね。そうじゃなくても、戦いに手段を選んでる暇なんてない。ましてや悪人なんかにはな!」

 

 ブチッ!

 

 その瞬間、なにかが切れた……

 

「さっきから……」

 

「さっきから悪人、悪人、ウルセェェェェェェェェェ!!!!!」

 

「大体、そっちから襲って来たんだ!故に、大義名分は我にある!なら、お前が悪人だろ!いい加減にしろ!」

 

「……確かに、いきなり襲ったら悪人は俺と見られても仕方がない、か……すまない。お礼に、名前を教えよう。俺の名前はアリュシナ・ホイヘライだ。だが、だからと言ってお前が悪人だということが変わることはない。こちらの比は認めるが…だとしても、無力化はする。」

 

 コイツ、メッッッチャメンドクセェェェェェェェェ!!!!!!

 

 大体、何だよ!悪人、悪人って!世の中善でも悪でも無い人がほとんどだっての!決まったな!コイツ、ゼッッタイ友達少ない!これは断言できる!寧ろ、決定事項だ!

 

「やってみろよ、クソガキィィィィィ!!!」




贋・雷神の雷霆(ケラウノス・ゼノ)』…ゼノシリーズの最高傑作である武器。ケラウノスは雷霆そのものであるため実体ではなく、武器として数えられるかどうかも怪しいカテゴリーに存在する。雷そのものであり、見た目はライトセイバーもしくはビームサーベルみたいな感じになっており、魔力を流すことで大きさ、形自由自在にを変化させる。魔力が流れている間のみ形を変化させるため、流すのをやめるともとに戻る。バカみたいな魔力を待つもの以外はろくに扱えない。(今のアルフォトはギリ満足に使える位。また、社会的な死を覚悟すれば長時間運用可能。)そのため、めちゃくちゃな技術と時間、そして効果などを考えると最高傑作といっても過言ではない。ちなみに、オリジナルは宇宙すら焼き尽くすほどの威力があると言われているが、贋作は最大火力でもせいぜい人を炭にするくらいしか出来ない。何らかの理由で存在を知っているのは一部の国の上層部くらい。そして強すぎるため強制退場させられた悲しき武器。

贋・竜殺しの剣(バルムンク・ゼノ)』…ゼノシリーズの武器。こちらは一部の人は場所知ってるけど取りいかないのをアルフォト(未来)が入手。魔力を流すと斬撃を放てる。他のに比べるとオプションがショボいけどコスパも良いし元の剣が切れ味けっこう良いしでかなり有能。

贋・戦神の槍(グングニル・ゼノ)』の補足……あくまで投げたら目標を追い、最終的には当たる構造なので失速はする。(普通はしないが異能などの効力ではあるにはある。)ちなみにこちらも後に繋げるために強制退場。ただし、『贋・雷神の雷霆(ケラウノス・ゼノ)』の時のように強すぎる訳ではないから余計悲惨。
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