死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。   作:ユノ・アスタライズ

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何か、サブタイトルが適当になってきたなぁ……今さらか。あと、自殺最近してないから自殺描写多めのタグ消しました。


24話 職人の魂!信念!プライド!出でよ!青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)!!!

24話

 

「え?ホントにやるんですか?」

 

「当たり前でしょ?何のためにここ出たと思ってんの?」

 

 ハイ、僕は今カースツイール奪われた(本人曰く返事聞くまえに借りた)挙げ句そと出されてます。何か、カースツイールはお前のだからお前もついてこいってことらしいです。

 

「…僕なにも武器もってないんですけど…」

 

 鎚もまだできてないだろうし。

 

「お前武器片方強化して貰ってるって言ってたよな?どこのところだ?」

 

「え?あぁ、ギルドの近くのところです。」

 

「あぁ、ジョリーのところか…何日前に預けたんだ?」

 

「3日前くらいですかね。」

 

「あ~、ならもう終わってんだろ。送ってやるよ。えっと、ちょうどここら辺に………あった。」

 

 そういって足元に突然魔方陣が光出した。

 

「気を付けろ、飛ぶぞ?」

 

「え?」

 

 バシュン!

 

─────────────────────────────────

 

 ………え?

 

「あら、アルフォトちゃんと………珍しいわね、セリューちゃんが来るなんて。」

 

「あぁ、コイツの鎚、強化終わってんだろ?」

 

「何でその事……まぁ、良いわ。出来てるわよ。」

 

「えぇ!?」

 

「は?そんな驚くことじゃないだろ。コイツの腕はかなり良いからな。1から作るならともかく、強化程度なら余裕だろ。」

 

「まぁ、始めて扱う素材だったから、もうちょっと時間かかるかと自分でも思ってたけどね?」

 

「なにを素材にしたんだ?お前が扱ったことないって相当特殊な金属だろ?」

 

「上位ゴーレムのプレーン体よ……それも頭部のね。」

 

「………ホントか?誰がやったんだ?」

 

「……僕です…」

 

「………どうやって?」

 

 え?それ聞くの?いいけどスッゴいシュールだよ?

 

「ゴーレムって、首のことろに繋ぎ目あるじゃないですか。」

 

「あぁ、あるな。」

 

「そこにカースツイール突っ込んで、後は梃子の原理で………」

 

「…お前、バカなのか?」

 

「初めて聞いたけど、何かスッゴいシュールね……」

 

 いや、酷くない?特にセリューさん。

 

「まぁ良いわ、とにかく…これ、外装として纏うのも考えたんだけど、鎚の能力の性質上そういうわけにもいかないし。で、混ぜて作り直したのよ~、そしたらなんと大成功!大きさを変える能力の他に、違う能力も付与できたわ~、運良いわね~アルフォトちゃん。コレ、場合によっちゃ元々付与されてた能力も消えちゃうのよ?」

 

 ほえ~、そうなんですか…

 

「それより、肝心な付与された能力は?」

 

「う~ん、それがねぇ…ワタシの異能は能力を付与できたってことは分かるんだけど…肝心な能力は使ってみないと分からないのよ~」

 

「……なら使わせりゃ良いんじゃないか?持ち主居るんだし。」

 

「ダメよ!試してもない良く分からないもの渡すなんて、職人として失格よ!キチンと安全性を確かめ、その上で価値を把握し、適正価格で売る!それがワタシ魂!職人として信念!そしてプライドよ!」

 

 ……僕不死だから安全性関係無いと思うけど…いや、言わぬが花か…

 

「それは悪かったな……なら、ちょっと扱ってるところはせめて見せてくれないか?」

 

「う~ん、それならギリギリOKよ…」

 

─────────────────────────────────

 

 ……てなわけで、鎚の性能を試すために森に来てます。

 

「よし、試しにこの木をぶっ叩くわよ!」

 

「まぁ、この辺なら大丈夫だろうしな。」

 

「早速いくわよ!」

 

 そういうと、武器屋さんは鎚を大きくし、おもいっきり振りかぶった。

 

「フンッ!」

 

 ドッゴォン!

 

 わぁ、スッゴい……木にヒビが……さすがに倒れはしないな、手加減したのかな?倒れたら危ないし。

 

「ン~、やっぱり硬度は上がってるわね。それと……何かまだ違和感あるわね……使う魔力が前より若干増えてるわね、素材的に魔力の効率は良くなるはずなんだけど……」

 

「おい、何か鎚が魔力纏ったままじゃないか?」

 

「んん?言われてみれば……解除するわね。」

 

 ドォン!

 

 武器屋さんが鎚に纏わせてる魔力を解除した瞬間、もう一度木に衝撃が来たらしく、音と共に木に入ったヒビが広がり……

 

 ドォォォォン!

 

 木が倒れた……

 

「どうやら魔力を込めて鎚で衝撃を食らわせると鎚が魔力を纏った状態になって、それを解除するとまた衝撃が来ると……威力から見ると二分の一かしら?」

 

「すごいですね、一回見ただけでそれだけ分かるって。」

 

「自分が作ったものだからね、能力を見抜く目は磨いたわ。」

 

「は、はぁ……」

 

「それより、セリューちゃんには気を付けなさい…あの娘なかなかイカれてるから……」

 

「はい、それはもうすでに存じてます。」

 

 うん、呪いの武器を躊躇なく取る時点でイカれてる。

 

「なら良かったわ。………あと、あの娘みたいなのはくっつくと苦労するから……それを肝に命じなさい。」

 

「……いや、くっつくつもりはないです。」

 

 なに言ってるんだこの人は。

 

「あら、そうなの?意外とお似合いだと思うわよ?」

 

「えぇ…」

 

 いや、胃が痛くなりそうだから良いです。セリューさんだからじゃないそもそも異性と居るのが胃にきます。……最近は衝撃的なのが多かったからなぁ……

 

「私はアルフォトの事はあまりタイプじゃないな。……嫌いって訳ではないが。」

 

「あら、こういう話に当事者は首突っ込まないのが鉄則よ?」

 

「至近距離で話されてら嫌でも耳にはいるだろ。」

 

「まぁ、そうですね……」

 

 僕も良くその話を堂々と当事者の前で話せるなと思ったよ。小声ならギリ分かるけど……いや、聞こえたらやだなぁ~あれはキツかった。目の前でコソコソ言われるのは胃にすごく負担がかかった。しかも会話の内容が聞こえてきてそれが恐らく僕の事言ってるであろう時は………ホントに……言及すると被害妄想扱いされ、わざとらしく離れると笑われる。しかもバリッバリ僕の話をしてたときはもう泣きそうでした。思えばそれから異性が苦手になったなぁ……みんなも陰口はして良いと思うけどせめて本人がいないときにしようね!(切実な願い)……なにを言ってるんだ?僕は。

 

「よし、ならもう行こうか。」

 

「あら、もう行くの?なら代金払ってちょうだい?」

 

「あぁ、はい、分かりました……どのくらいですか?」

 

「そうねぇ……大体……」

 

────────────────────────────────

 

 はい、あの後代金払ったりその他諸々し。今ダンジョンの前にいます。

 

「よし、いくけど準備は良い?」

 

「……ハイ…」

 

 え?ホントにカースツイール使う気?

 

「あの……本気で使う気ですか?それ。」

 

「あぁ、私は自分で体験したこと以外は基本疑う質なんだ。」

 

「そうですか……」

 

 もう良いや!(ヤケクソ)幸いあんまり仲良くないから死んでもたぶん飯が不味くなるだけだ!……いや、ダメだわ。楽しみが失くなるわ。

 

「そういえば、武器屋さんと親しげだったんですけど何かあるんですか?」

 

 とりあえず少しでも死なせない理由をつくるため、ちょっとでも良いから仲良くなろうと話題をふる。

 

「あぁ、武器屋……ジョリーは私の従兄弟だぞ?」

 

「え?」

 

「まぁ、ちょっと歳は離れてるけど。」

 

 え?えぇ!Σ(Д゚;/)/……衝撃なんですけど…

 

「そうなんですか?」

 

「あぁ、私の母の兄がジョリーの父親らしい。」

 

「なるほど……ちなみに、セリューさんって歳いくつですか?」

 

「……お前、失礼だぞ?私はまだ良いが、基本女性は歳聞かれたら嫌な顔するから気を付けろ。……ちなみに24だ。」

 

「えっと、武器屋さんっていくつなんですか?」

 

「その質問は間違っても本人に聞くなよ?私の記憶が正しければ30だ。」

 

「いつから傭兵になったんですか?」

 

「19の時だな。」

 

 つまり傭兵やって五年間か……

 

「それより、さっさといくぞ。」

 

「あ、ハイ。」

 

 流石にもう行くか……頑張ろ。




アルフォトの秘密……実は昔家族以外の異性とはろくなことがない。しかも家族や家にいる異性とは話すどころか目も合わせない……なので家にいる以外の異性=関わると胃が痛いという公式が出来て自然と避けてる。家にいる異性が平気な理由はあんまり関わってこないから。あとナイーヴァとスピカは出会ったときのインパクトが強すぎて一周回って平気だった。クラレは初対面の時そんなこと気にしてる余裕なかったから平気だった、そしてその後はやはりインパクトで(以下略)ただ、最近はそのインパクトに慣れ、セリューさんの時はもう一周回って元に戻った。
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