死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。 作:ユノ・アスタライズ
最近この作品の題名見たときにどんな物語を想像するのか気になって夜が八時間しか眠れません。良ければ教えてください。まぁ、教えてくれなくても快眠できてるから良いんですけどw
27話 調査と不運と変人と
27話
「依頼ですか?」
病室に見舞いに行ってからしばらくし、なんとさっそく依頼主が僕を指定してきた。
「そうですね。いや~、物好きもいるものですね!」
「否定はしません。」
だって僕まだ評判悪いもん。
「…で?誰からの依頼ですか?」
「騎士団です。」
「え?」
「騎士団です。」
「……え?」
「騎士団のパラドさんの部隊です。まぁ、別にあなた居なくても問題ないけど念のためってことでしょう。」
「…ホントにそれだけですか?」
「私の予想だと人気ないなかで実力が高い方で頼みやすいからだと思いますよ?同じ条件満たしてるリベンさんとトルテさんは入院してますし…」
「なるほど……」
バランさんとか人気そうだなぁ~
「はぁ~、分かりました。行ってきます。」
「そもそも拒否権基本ないですけどね~」
「クソ!ブラック企業が!」
「wなんか最近はっちゃけて来ましたねwあと、待ち合わせ場所は……」
と言う訳で依頼主から指定された待ち合わせ場所に向かった。
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と言う訳で今僕は待ち合わせ場所の森の近くにいる。
「まさかあなたからの指名とは……パラドさん。」
「いや、ごめんね?……でも、信用できて実力もそこそこあって暇な人って君くらいにしかいなくてね?」
それ地味におちょくってると思う僕はひねくれているんだろうか……
「はぁ、まぁ良いですけどね?……なんか周りが怖いんですけど。」
なんかスッゲェ歓迎されてない雰囲気が漂ってる…
「いやぁ、ごめんね?本来は自分たちで十分できるのに何で部外者いれるのかってことで……」
「あぁ、なるほど…」
うん、それは僕も思う。
「パラド団長!やっぱり僕は反対です!戦いとは常に完全調和が求められる!あなたも言っていたじゃないですか!」
え?そうだったっけ?
「確かにそうだけど、メンバーが急に足されたり、変更になることは良くある。だから誰とでも連携できる柔軟さを持たないとダメダメだよ。それとも、いざって時の言い訳に『今回はいつものチームじゃないから失敗したんだ。』とでも言うつもりかい?残念だが、それを許すほど僕は甘くない。」
足手まといってことは否定しないんですね……そして意外と辛口だな、パラドさん。
「ぐっ……しかし!」
「うるさいよ。」
「……すみません。」
あ、黙るんだ。
「さて、そろそろ仕事の話をしようか。」
「そういえば、まだ何やるか聞いてないですね。」
「やって貰うのはこの森のなかにあるダンジョンの調査だよ、最近ここで何人帰って来てないからね。」
……そんなとこに足手まとい連れてきて良いの?
「じゃ、さっそく進もう。」
『ハイ!』
パラドさんが号令をかけると、それにしたがってゆっくりと進んでいった。……何で僕先頭?後から少なくない数の視線を感じるんだが?……そういえば、視線を感じ取れるようになるって……成長しんだなぁ…僕。
等と自分でも良く分からない成長を実感し、目的地についた。
「特になにもなかったですね。」
「まぁ、ここら辺は魔物少ないからね。それに大人しいのが基本だから、縄張りに入んなければ襲ってくるのはあんまりないんだよ。」
「へぇ……」
初めて知ったな。やはり生態系?は大事だね。今度調べてみよ。
「そんなことも知らなかったのか?」
「まぁ、外出する機会がなかったんで…」
「……お前もやっぱり貴族なんだな。」
「どう言うことです?」
「サァ?自分で考えろ。」
「ほら!そこ!無駄話しない!」
「あ、すみません…」
「……申し訳ありませんでした。」
当然の事ながら怒られました。そんなに怖くなかったけど。けどこれは注意の方が近いのかな?
「ほら、中入るよ。」
『ハイ!』
僕は、さっさと進んで帰ろうと足を前に踏み出したとき……
カチッ
何かの音がした。
ガパッ
アレ?何か空洞になってない?
……もしかしてヤバいスイッチ押した?
「アアアアアアアアア!!!」
僕は、反射的に叫び、目の前が真っ暗になった。
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「…ッ!!」バッ!
意識がハッキリした時、そこは先ほどのダンジョンの前でなく、おそらく地下室らしきとこだった。
「ッテ……ここどこだ?誰かいないのかな?」
若干痛む体を起こし、辺りを見渡したが、誰もいなかった。
「……とりあえずポーション飲も。」
ゴクッゴク
「あ~……何か最近ポーション使うのに躊躇しなくなってきたなぁ…」
前はこれくらいの怪我ならちょっと躊躇してたんだけど……まぁ、首と腰が痛いから仕方ないか。
ドゴォォォン!
「!?」
突如、ものすごい轟音が響いた。
「あ、いたいた。アルフォトくん。」
パラドさんでした。まさかのまさかの着地してきやがった。……足大丈夫?
「あの……足大丈夫ですか?」
「強化して骨と皮の強度上がってるから体に振動が若干残っていること以外は問題ないさ。」
「それ、結構大丈夫じゃないですよね?」
「ハハ、ホントに大丈夫だよ。」
「そういえば、他の人は?」
「それはね、別行動にしたんだよ。調査は正直十分すぎるくらいいるし、さすがに部下をあの高さから落とすほど鬼じゃないからね。とはいえ、緊急事態ってのがあるからね……合流はした方がいいね。」
「僕たちが戻ってくるまで待機とかは…」
「う~ん、考えたんだけどね…正直効率悪いし、僕はこのダンジョン入ったことないから道なんて皆無だし。そもそもなるべく早めにって急かされてるからね…」
「なるほど…理解しました。」
「と、言うわけでまずここから出ることなんだけど……君、壁壊せる?」
いきなりなに聞いてんだこの人。
「いきなり何言ってるんですか?」
「いや、ここの壁向こうが空洞になっててさ、壁壊したら出られるじゃん?」
「なるほど、正直に言うと出来るんですけど……僕鎚なんでちょっと二次被害がすごそうです……バズーカで吹っ飛ばします?」
「あ~、君鎚かぁ~、あとバズーカはやめて。なら仕方ない、なら僕がやるか。『
そういうと、パラドさんの手にどこからか出てきた光の剣が握られた。
「せ~のッ!」
シュイン!
そう言い、光の剣を振ると壁が綺麗に斬られた。岩の壁がよくもまぁあんなにスパスパ斬れるなと思った。
「…さて、来なよ。アルフォトくん。」
「あ、ハイ。」
カチッ
「……今何かカチッって音しましたよね?」
「したね。」
「……コレ、ヤバくないですか?」
「ヤバいね。」
そう、下らない話をしてる間に……目の前が真っ暗になった。
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「……落とし穴の次は転移かぁ……」
「う、うぅ……」
「ん?」
何か今声が聞こえたんだけど……一応行ってみるか?
行ってみたところにいたのは…赤髪で長髪を後ろに纏めている女性だった。
「み、水…水をくれ!」
「え?あ、ハイ。じゃあ、その代わりに道教えてくれません?」
「そんなのいくらでも教えてやるから水をくれぇ!」
「アッハイ」
怖い、怖いよこの人…
そう思いながら、僕は水代わりのポーションを渡す。……仕方ないじゃん。水無いんだから。ポーションの方が楽なんだから。
バッ!
ゴクッ、ゴクッ
「あ~ッ!ありがとぉ!ついでに傷も直してくれるとは……!感謝!」
「え、あぁ、とりあえず道案内してもらって良いですか?」
「構わない!というか私は道を知らない!」
「え?」
「だが安心しろ!私は恩を仇で返すような真似はしない!」
「は、はぁ……」
どうやら僕はまためんどくさそうな人と知り合ったらしい………