死にたい主人公が目覚めたのは死ねない能力でした。   作:ユノ・アスタライズ

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最近異能持ってる奴多くてワケわかんなくなってきた。

注…今回ちとグロめ(当社比)


28話 違和感と遭難と変人達

28話

 

「ところで少年よ!名前はなんだね?」

 

「え?なぜいきなり?」

 

「当然じゃないか!初対面ならまずは自己紹介だろ?」

 

「は、はぁ……」

 

 なんだこの人。……いや、言ってることは正しいと思うけども。

 

「アルフォト・グレイロードです。」

 

「そうか。私はカドル・カーリーだ。よろしく頼む。」

 

 …何か僕の名前聞いて大した反応しない人始めてみた。

 

「……さて、行こうか。アルフォト君。」

 

「どこにです?」

 

「どこかに。」

 

「………。」

 

 あ、この人そういう系ね。……探検とかで方向音痴と絶対に組ませちゃ行けないタイプの人ね。

 

 僕は思わず上を見上げたが、そこにあったのはやはり空ではなく、洞窟らしき物の天井だった……

 

────────────────────────────────────

 

 パラドside

 

「アルフォトく〜ん?どこにいるの?」

 

 アルフォトくんが消えた後、僕はアルフォトくんを探しながら歩いていた。

 

 う〜ん、最悪の場合、アルフォトくんは放置してみんなとの合流を最優先にするか?我ながら最低だとは思うが、正直不死であるアルフォトくんを放置しても、後でみんなで探せばいいからだ。

 

「ハァ、こんな時……アイツだったらどうするんだろうなぁ……ナハト…」

 

 そんなこと、知るよしもないか。

 

 そう思いながらも、僕は足を進める。

 

『グギ、グギャャャャ!!!』

 

『ギャャァ!』

 

「ハァ、魔物かぁ……ついてないな…」

 

 そう言うと、目の前にいる数匹いる猿型の魔物と退治する。

 

 ……なんで洞窟に猿がいるんだろうなぁ……普通森じゃないかなぁ……

 

「そんなこと、行ってられないかッ!『信頼の証(シンボル)』!!」

 

 手元に光の剣が現れる。今回はロングソードか。丁度いい。

 

「一気にぶった斬る!」

 

 ジャキン!

 

 まずは一匹目。そうすると、警戒を強めたのか何匹かは僕から距離を取り始める。

 

 ……でも、ちょっと遅い。

 

 ザシュ!

 

「そんなに遅いと危ないゾッ!ッと。」

 

 シュパッ!

 

 後ろから一匹を串刺しにして、一気に振りかぶって吹っ飛ばす。

 

 ベチャッ!

 

 うわぁ…グロ。

 

 さすがに元々死体だったとはいえ……いや、だったからこそ脆くて壁に叩きつけられるとすぐにぐちゃぐちゃになった。……具体的にはトマトの内側くらい。

 

「さてと、あと四匹か。…逃げる前に仕留めよう。」

 

 まず、一匹の正面に回り一気に首を斬る。

 

 スパン!

 

『ギ────』

 

 二匹目は肩から袈裟斬りに

 

 ザシュ!

 

『ギョェ────』

 

 三匹目は胴体を真っ二つに

 

 スパッ!

 

『グギ──────』

 

 最後は……遠いな。投げるか。

 

 シュッ!

 

『ギギャ────』

 

 ドシュ!

 

 ドシン!ドシン!

 

「ん?」

 

 なにやら音が聞こえてきたので見てみると……

 

『グォォォォォォォォ!!!』

 

 鎧を着た三メートルはあろうゴリラ型の魔物だった…

 

「だからここは森じゃないんだよなぁ……しかもなんで猿の後ゴリラなんだよ……」

 

 …というか鎧を着てる時点でもうダンジョンに手を加えられたの濃厚だなぁ……

 

「これはさすがにヤバイなぁ……」

 

『グォォォォォォォォ!!!!』

 

 ドドン!ドドン!ドドン!ドドン!

 

 僕は、勢いよく向かってくるデカイゴリラに向かって剣を構える────

 

「……マジか、ここで変わるか?普通。」

 

 そう言うと、僕の意識は落ちた。

 

────────────────────────────────

 

「……ん?この道何回か通ってないか?」

 

「え?あぁ、言われてみれば確かに……嫌なんで!?」

 

 ホントになんで?僕たちまっすぐ進んだよね?

 

「……あ、分かった!ここだ!」

 

 ジャキ

 

「え?え?なんで剣構えてるんですか?カーリーさん?」

 

「せぇい!」

 

 そう言うと、おもいっきり壁を斬りつけた。

 

 パリン!

 

「え?え?なんで!?」

 

「やっぱりそうだったか~コレ、何か方向感覚狂わせる結界の中だったみたい。」

 

「え?マジですか?」

 

「大マジ……まぁ、当てずっぽうだったんだけどね。」

 

 えぇ…

 

「さてと……で?どうする?」

 

 だよね!そうだよね!

 

「歩くしかないでしょう!」

 

「承知!」

 

 ~数分後~

 

「……」

 

「……」

 

「「ここ……どこ?」」

 

やっぱり迷った。寧ろこのメンバーで迷うなと言うのは困難を極めると思う。

 

「……迷っちゃったね。」

 

「そうですね。」

 

『キキッ!』

 

『ギギィ!』

 

 路頭に迷っていたところ、猿型の魔物が現れた。

 

「カーリーさん。」

 

「ええ、そうね……」

 

「「ここ森じゃなくない!?」」

 

 やっぱり意気投合した。

 

「ところで……なんとかなります?」

 

「なんとかなる?……愚問ね!なんとかするのよ!」

 

 なに言ってんだこの人……

 

「えっと……つまりは?」

 

「とりあえず…全部斬る!」

 

 ジャキィン!!

 

『グギッ!』

 

 す、すげェ……完全に背後から来たのに反応してる…

 

 ……ん?背後?

 

 ……辺りを見渡すと、完全に猿型の魔物に完全に囲まれていた。

 

「コレ、ホントに行けます?」

 

「う~ん、一体一体はたいして強くないから良いんだけど……群れてるから面倒。君は腕に自信ある方?」

 

「いえ、全然全く。」

 

「にしては動揺してないね。」

 

「ハハッ、修羅場経験してますから」

 

 未来の僕に比べたら百倍増しさ!

 

「なるほどね……来るよ!」

 

 僕は、急いで鎚……いや、今回はカースツイールの方がいいな。

 

 ズパッ!

 

 ……そういえば、結構久々だな……カースツイールを扱ったのは。

 

 ザシュ!

 

 あぁ、やっぱりなれない。異常に調子が良いのは。

 

「うぐっ……!」

 

 そしてこの内側からたまに響く鈍い痛みも。

 

 その違和感を抱えながら、時間は過ぎていった……

 

─────────────────────────────────

 

 この後、とにかく狩りまくってたのは覚えていたけど、何匹殺した?とか。どうやって殺したとかは覚えていなかった。

 

「……君って、意外と戦闘になると性格変わるタイプ?」

 

「エッ……いや別に?」

 

「そう、それにしては、ずっと目がギラギラしてるなぁ~と。」

 

「あぁ、これ実はいわくつきの武器でして……」

 

「あぁ、なるほど。そういう。いやぁ~、普段と戦闘で全く性格違う人よくいるからさ。そっちだと思った。」

 

 やっぱりいるんだ。そういう人

 

「……そういえば、なんで僕の名前聞いてあんまり反応しないんですか?」

 

「……え?有名なの?君。」

 

「……えぇ……まぁ……」

 

 まぁ、ある意味…

 

「いやぁ~、しばらく武者修行で山に引きこもったり道場破りしたりしてたからなぁ、全然知らないんだぁ。」

 

「そうなんですね。……って道場破り!?」

 

「え?普通じゃないの!?」

 

「マジで言ってますそれ!?」

 

 どんな環境だよ!?道場破りが普通って!

 

「え~、おじいちゃんもお父さんもそれで腕磨いたって言ってたからな~」

 

「マジですか!?」

 

「マジマジ。といっても、おじいちゃんの記憶しかないんだけど…」

 

「そうなんですか?」

 

「うん、お母さんは生まれてすぐ亡くなっちゃったし、お父さんは……恨まれててね、袋叩きにされちゃった☆」

 

 軽ッ!それはまぁ置いといて…

 

「ちなみに、そのお爺さんってどんな?」

 

 気になる!すごい気になる!

 

「え~、酒と博打が好きな人だったなぁ…」

 

 ……あ、嫌な予感。

 

「挙げ句にすごく強くてさ、酔っぱらって暴れたら誰も手がつけられないわけ!」

 

「は、はぁ……」

 

「でも、なんだかんだ言って世話してくれたし。棒切れ持たされて熊に挑まされたり、気まぐれで稽古って名目で襲われたし。お陰で寝るときに剣話せなくなっちった

。死ぬまで変わらなかったなぁ……あの破天荒…」

 

 あれ?これまずいこと聞いた?

 

「え、なんかすみません…失礼なこと聞いちゃって…」

 

「良いの、良いの!私が勝手に言った事だし……でも、ホントにそう思ってるなら君のおじいちゃんの話聞かせてくれない?」

 

 僕のじいちゃんかぁ……

 

「僕、家庭内では少し特殊で、じいちゃんとはそんなに話したことなかったんですけど、一言で言うと……クズなエロジジイでしたね。」

 

「へ?」

 

「しかも僕の前だけで。」

 

「え?どう言うこと?」

 

「なぜか知らないんですけど、皆の前だと雰囲気固いんですけど、僕と二人きりだと急に態度変わるんですよねぇ……」

 

─────────────────────────────────

 (10年前)

 

「アル~、おじいちゃんが会いに来たぞ!」

 

「……??え??」

 

「ん~?あぁ、いつもと対応が違うって?フフン、それはなぁ~君が微ッ妙~な立場にいるから、可愛がっても問題ない!」

 

「?????」

 

 ど、どう言うこと?

 

「いやぁ~、実を言うとさぁ……俺が教えてあげられるのって処世術だけなんだよね~ところがどっこい!それを教えてあげられるのは君だけ!理由は分かるかい?」

 

「分からないです。」

 

「それは君が俺と同じクズの香りがするから!」

 

 …ぶん殴っていいかな、この人。

 

「よし!では早速教えてイクゾー!まずは覗きの極意だが……」

 

「何してるんですか?」

 

「ば、婆さん!?」

 

「何孫に下らない事教えてるんですか?」

 

「冗談、冗談だから!」

 

「しかも理由も酷い……ちょっと説教ですよ。」

 

「や、やめて、やめッ……い、いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 ……何この人

 

──────────────────────────────────

 

「こんな感じで、変な人でした。」

 

「元気な人ね……」

 

「……まぁ、色々」

 

 そんな感じの雑談を続けながら、僕たちは進んだ。




 ネタが切れたなぁ……
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