仮面ライダービルド dungeon world 異世界帰りの白兎 作:山吹色ノ大妖精
あの出会いの後、僕はダンジョンで沢山モンスターを倒して魔石を取り換金した後、目的の場所である【豊穣の女主人】に来ていた。見た目はかなりデカくて、ウチの
「ベルくーん!」
「あ、アリーゼさん・・・後ろの方々は?」
振り返れば、アリーゼさんがいたので挨拶しようと思ったら、後ろに3人の女性がいた。みんな綺麗だ・・・!?
「えっとね、一人でご飯を食べに行くのはみんなに悪い気がしたから連れてきたの」
「ソ、ソウナンデスネ」
「あれー?どうしたの〜?もしかして、見惚れちゃった?」
「そんなことないです!」
図星を言われて慌てていると、【豊穣の女主人】の扉が開いてシルさんが出てきた。
「あら、ベルさんにアストレア・ファミリアの皆さん!来てくださったんですね!」
「アストレア・ファミリア?」
「あれ?知らないの?」
恐らくアリーゼさんのファミリアであるのだろうが初めて知った。後ろのお姉さん方も目を見開いている。
「ベルさん、アストレア・ファミリアは正義のファミリアでオラリオの治安を守ってくれてるんですよ」
「へー、そうだったんですね」
僕の故郷ははっきり言って地図にも載らないほどの田舎だ。外からの情報に疎く、さらに言えば客人も来ないので、中々知る機会が無いのだ。
「これ以上、店の前で立つのはアレだから、入って食べませんか?」
「そうですね!5名様ご案内です!」
そうしてシルさんに案内してもらったは良いものの、男性客の殺気が半端ない・・・カウンター席に座ると、向かい側には豪快と言う言葉が合いそうなドワーフさんがいた。
「お前さんがシルの言っていた客かい?可愛い顔に合わず大飯ぐらいなんだって?たんまり金を落としてくれよ!」
「は、ハァ!?シルさん!?」
「・・・・・・てへっ」
「テヘッじゃないですよ!もおぉ!」
そう言いながら、早速メニュー表を取ってパスタを頼んだ。お酒は先生達から18歳になってからと言われているので女将さんからお酒は断ったが、どんと置かれてしまった・・・誰かにあげよっと。そう思っていると隣の席の茶髪のお姉さんが話かけてきた。
「ねぇ、君」
「はい、なんでしょうか?」
「私は彼女達の主神アストレア、今朝はアリーゼがごめんなさい」
「・・・大丈夫です」
どうやら彼女達の主神らしい。無礼を働いたら、彼女達に殺されそうだから慎重に言葉を選ぶ。
「一つ聞きたいことがあるけど、聞いて良い?」
「・・・構いません」
「あなたにとって正義って何?」
・・・成る程、正義のファミリアの主神だから、色んな人に聞いているのかな?そして答えは既にある。
「ラブアンドピース」
「・・・愛と平和ね。どうして?」
「あの人達がそうだったから」
そう言いながらあの人達の戦いを思い出す。結局、新世界は創造できたかは定かではないが、きっとそうであると信じている。
「ご予約のお客様!ご案内ニャー!」
そう思っていると、一人のウェイトレスがお客様を案内している。周りのお客さんもざわついているから、僕も振り返ればギョッとした。
(アイズ・ヴァレンシュタイン・・・【ロキ・ファミリア】かぁ・・・)
そう、ダンジョンの5階層で出会ったアイズ・ヴァレンシュタインさんがいた。