父さんが釣ってきた珍しいポケモンのお話   作:しぐ

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正に不定期投稿。


アブソルが現れたお話

 災いを知らせるという不吉なポケモンの噂を聞いた事がある。

 アブソルと呼ばれるそのポケモンは、人前に姿を現す時は、災いが訪れる時であると。

 

 

「──それがどうしてこうなった」

 

 ミロカロスとボーマンダと、そして野生のアブソル。俺の膝の上で、3匹が寝ているのは果たして何故だろうか。

 

 

 

 始まりはとある地方のとある場所にあるポケモン自由区。数多のポケモンが人の手に触れる事なく自由な暮らしを送る事の出来る場所に特別に入れてもらい、草原で休んでいたんだ。

 

「ん? あれは……」

 

 猛スピードでこちらに駆けてくる白い物体。アブソルだとわかったのは、その姿を文献で見た事あるからだ。当然見た事なんてないし見た事あったら多分酷い目にあってるはずだ。

 

 だがそれにしては無警戒。

 ミロカロスも、ボーマンダも、俺に決して近寄らず草を食んでいるギャロップも。

 アブソルの接近に無警戒で、仕舞いにはミロカロスが俺の膝に頭を乗せてスヤスヤと寝息を立て始めた。

 

「え? え?」

 

 対抗するようにボーマンダも俺の膝の上に頭を置いて、駆けてきたアブソルも何故か俺の膝の上に頭を置いて寝始めた。

 

「は??????」

 

 俺の膝の上は手持ち二匹と野生一匹に占拠されてめちゃくちゃ重い。

 そしてワケがわからない。

 

「は????」

 

 アブソルが現れた。それはまだいい。

 こちらに駆けてきた。それもわかる。

 ミロカロスとボーマンダが俺の膝を枕にして寝始めた。あんまりわからない。

 駆けてきたアブソルまで俺の膝を枕にして寝始めた。さっぱりわからない。

 

 でも無理矢理起こすのは可哀想なので、起きるまで三匹を眺めつつ撫でながら起きるのを待つことにした。

 

 

「足……足がしびれびれ……」

 

 単純に重い。なんか足の感覚が無くなってきた。

 が、幸せそうに俺の膝に頬擦りするミロカロスを見ると避けるに避けられない。

 ギャロップはこちらを見ず同族に混じって草原を駆け回っている。

 

「なんの夢見てるんだろう」

 

 俺の疑問は一切解消しないまま、時間だけが過ぎていった。

 

 

 

 アブソルが目を覚ました。

 俺にぺこりと頭を下げるとまた駆けて行った。

 何の疑問も解消しないままいなくなったんだが。

 

 そのまま夕方になって、ミロカロスとボーマンダが目を覚ました。

 

「ふぉぉぉう」

 

「おはよう。いい夢見れた?」

 

「ふぉぉぉぉう!!!」

 

 それはよかった。

 ところで、足の感覚が無くてしばらく立てそうもないんだけどどうすればいい?

 助けてもらってもいい?

 あの、笑い事じゃなくてですね。

 あなた方を膝に乗せたからなんですけど。

 

「はぁ……まあいいか」

 

 疑問しかないけれど、アブソルにも色々あるんでしょう。

 ちなみに、災いは起こりませんでした。




アブソルといえば映画ジラーチのアブソルが印象的です。
悪いポケモンかと思いきやめちゃくちゃ良いポケモンでしたね。
アブソルだってまったりしたい時もある。多分

アンケートは引き続きよろしくお願いします。
まだまだ結果はわからないですね。いずれ閉めます。

思いついたら次が投稿されます。気長にお待ちください。

ブイズ人気投票します。一位のポケモンが主人公の手持ちになるらしいです。

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