父さんが釣ってきた珍しいポケモンのお話   作:しぐ

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思いつきました。今回も短いです。


相棒と温泉に入るだけのお話

 フエンタウン。

 ロープウェイを登った先にあるこの地には何がある?

 そう、温泉があるッ!

 

 何を隠そう俺は温泉が大好きである。

 温泉が好きで温泉が好きな俺は、ポケモンと一緒に入れる温泉があるという噂を聞きつけ、てこてこやってきたわけなのだ。

 

「……え? そこをなんとかお願いします」

 

 初めはミロカロスを入れる事を渋られたものの、なんとかお願いし通して絶対に静かにさせる事を条件に許可を得た。

 

「よし、入るか」

 

 脱衣所で服を脱ぎ去り戦闘準備は完了。お湯の中にタオルを入れるのはマナーがなっていないので頭の上に置いておく。

 ミロカロスが入っているモンスターボールとタオルを持ち、いざ出陣!

 

「出てこい、ミロカロス」

 

 まずは身体を洗う。そしてミロカロスも洗う。

 手でゴシゴシと……いやお前身体大きいのよ。洗う面積っ!

 

「ふぉぉぉう……」

 

 ……気持ち良さそうにしてるし、仕方ないから気合を入れよう。

 

「おりゃりゃりゃりゃりゃーー!!!」

 

「ふぉぉう!」

 

 ミロカロスの身体全体を洗い終える頃には息も絶え絶え、疲労困憊になってしまったがここは温泉。疲労回復にはもってこいの泉。

 ミロカロスを洗う事で疲れを蓄積させ温泉の効果を最大限受けようという素晴らしい計画。

 

「よし、入ろう。ミロカロスは水飛沫を立てないようにゆーーーっくりね?」

 

「ふぉぉう!」

 

 足先をつける。ああ、少し熱めではあるが良い温度だ。

 手で温泉を掬って足に掛け、腕に掛け、そして最後に身体に掛ける。

 

「はぁぁぁぁぁ……」

 

 ゆっくり首まで浸かっていくと自然に声が出る。疲れた身体が溶けていくような感覚で、温かい温泉に包まれるのが本当に気持ちいい。

 隣のミロカロスも言いつけ通り大人しく温泉に浸かっているし、気持ち良さそうである。

 

「あったまるぅ」

 

 運のいい事に今俺とミロカロスしかいないので足を伸ばしてプカリと浮いてみる。

 極楽である。

 

 俺のリラックス具合を察知したのかミロカロスもすいすいと水飛沫を立てないように綺麗に泳ぎ回る。マナーが悪うございますよ。

 

「人きたら戻ってくるんだぞー」

 

「ふぉぉぉぉぉう」

 

 貸し切り状態は少し気持ちも大きくなる。公共の場所なのに誰もいない状況ってちょっと大胆な事したくなるよねっていう心理状況。

 

 すーいすい。

 

 いや、そんなに深さがあるわけでもないのによく優雅に水飛沫を立てずに泳げるものだよ。

 何が楽しいのか俺の周りをただひたすら回っている。

 

「んー……! 極楽極楽」

 

 伸びをして身体をほぐす。

 偶にはこういう日もいいだろう。

 

 もう少し、泳いでるミロカロスを眺めていようかな。

 

「……あの、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫です。気にしないでください」

 

 気がすむまで眺めてたらのぼせて受付の人に心配されましたとさ。




思いつきを投稿してたら思ってたより多くの人に読んでもらえてランキングに載ったみたいです。
評価してくださった皆さまありがとうございます。

これからも思いついたら書いていきますので、気長に広い心でお待ちください。

ブイズ人気投票します。一位のポケモンが主人公の手持ちになるらしいです。

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