マシュ・キリエライトは転生者である。   作:てあ

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口調がウザいかもしれないし、こんなの僕が知ってる○○じゃない!って思うかもしれないけど太平洋並みに心を広くして読んでくださると幸いです。


マシュ・キリエライトは創造物である。

?月?日

 

 私の名前はマシュ・キリエライト。

 創造主様(マスター)の『ぼくのかんがえたさいきょうのせんし』計画によって生み出された者だ。

 与えられた仕事は人類の守護。人間という種を存続させることが私の使命。

 

 これは、私が創造主様(マスター)の願いを叶えるまでの日記(物語)

 

 

 

 

?月?日

 

 私のことを記す前に、まず私の創造主様(マスター)について説明しなければならない。

 

 創造主様(マスター)は、竜だ。文字の語弊ではなく、ファンタジーの代表格とも言える、あの竜。とはいえ、いつも竜の姿をしているのではなく、ほとんどは人の姿で生活されているが。

 私は創造主様(マスター)を尊敬しているし、何よりも大切なものだと思っている。私の命を代償に、創造主様(マスター)が助かるなら、喜んでこの身を捧げるぐらいには。

 

 

 

?月?日

 

 桃色の髪、紫紺の瞳。あまり見かけることがない髪色と目の色を持つのは、私、マシュ・キリエライトだ。

 私に課された使命については、後々機会があったら話すとして今は私の性能の話をしよう。

 

 私は戦闘を見越した戦士だが、厳密にいうと『勝利』を得ることは出来ない。

 剣や槍、弓が殺傷能力を有しているのに対して、私が主要武器として扱う盾は敵から身を守ることは出来れど敵を粉砕することは叶わないのだ。

 殺す、のではなく、守る武器。そう創造主様(マスター)に言われたものだが、如何せん攻撃手段がないと戦闘を有利に運ぶことは難しいと私は考える。

 せめて刃物の類があれば話は違かったのだが……。しかし、私は文句は言えない。私は創造主様(マスター)の私物であり、道具であるのだから。……まあ、私も道具として扱われる方が嬉しいのだが。

 

 

?月?日

 

 この前の話の続きだ。

 

 人類を守るためにきっとチカラになる、私は、そう創造主様(マスター)に言われ能力を授かった。

 下に記すのが、その能力の全貌だ。

 

 

 

契約者(チギルモノ)

 

 決められた詠唱を淀むことなく唱え、膨大な魔力を消費することで為される絶対的契約を結ぶ能力。使役者には令呪と呼ばれる僕への絶対の命令権を三角有し、令呪が消費されると一ヶ月後に再び戻る。

 契約を結ぶと魔力の消費を使役者に負担させるかわりに、本来の力を発揮する。契約を結んでいない状態だと魔力の消費は己の負担となるが本来の力は発揮できない。

 今は創造主様(マスター)と契約を結んでいる。

 

 また、本当の使い方ではないが派生として約束を結ぶ際にはそれに見合った魔力量を消費することで破った場合の代償を決めることができる。ただし、これには相手の明確な承認が必要となる。

 

救世者(メシア)

 

 対象の罪の意識に働きかけ、相手に自ら救世行動を取らせる能力。大半が罪の告白という形を伴い実現する。

 十二人の使徒を指名することが出来、使徒に対しては絶対の命令権を持つ。条件は『お互いに使徒になることを承認すること』のみ。使徒に選ばれると同時に右の手の甲に赤い紋章が浮かび上がり、その使徒の性質に適正がある十二(じゅうさん)の数の内のどれかのユニークスキルが与えられる。

 

 

 

 

仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)

 

 よく分からない。

 

 

 

 

 

 弱い、というと嘘になるが、強い、とも言い切れない能力だと思う。どんな能力か分からないのもあるし。まあ、まだその能力を実感していないからかもだけど。

 全てのスキルが本来ならもう一段階上のクラスがあるのだが、創造主様(マスター)に「最初から全てを与えられていたら何の意味もない』と言われてしまったので、私は何も言えなくなってしまった。あのときの創造主様(マスター)の気迫というか雰囲気は凄かった。全知全能の創造主様(マスター)だからこそ分かるものもあるのだろう。

 

 

 

?月?日

 

 私は性能は高いが、それを扱えるほどの技量はない。

 なによりも戦闘経験が少なすぎる。

 

 それは創造主様(マスター)も予期していたそうで、すぐに対戦相手を用意してくれた。私レベルとなると対戦相手もかなり絞られるだろうな、と思いながら待っていると創造主様(マスター)が一人の男を連れてやってきた。

 

 血のように真っ赤な長髪に、頭に紺のターバンを巻いた、長身の男。

 名前をギィと言って、なんと創造主様(マスター)の親友らしい。……それだけで驚嘆に値するものだが、まだ驚くのは早かったようだ。

 実は彼、原初の悪魔の一柱(ヒトリ)だとか。原初の赤とか、なんでここにいるんだろう………まさか受肉したのかな。こんな超常級の悪魔を召喚するなんて、どれだけの捧げ物をしたのやら。

 

 軽く自己紹介をして、すぐに戦闘訓練の運びになった。

 彼は基本的に無手らしく、腰に手を携えたままの姿勢で動かない。悪魔は魔術に長けているというので、ノーモーションですぐに魔法を放てるのが脅威になる。原初の一柱(ヒトリ)というのだから、当然、詠唱破棄は獲得しているはずだ。なら、盾兵である私は無理に攻め込まず守りに徹するのが定石か……?

 

 そう私が思考していると、彼の方から声がかかった。

 

「なんだ、来ないのか?」

 

 ………そう言われては、行く他ないだろう。私は盾兵なのだが、ときには攻めも大事なはず。そうやって私を丸み込めて、彼の元へ私は駆け出した。

 

「何の意図もない無謀な特攻」

 

 そう彼は思っただろう。確かにそうだ。だが、盾という巨大で重い武器を扱う私には小細工は出来そうにない。それと、創造主様(マスター)も言っていた、『キミは小細工よりもゴリ押しの方がいいよ』と。だから、それに従う。

 

 助走をつけて跳んだ私は、重力も利用して盾を振り下ろす。

 

 くらえっ、創造主様(マスター)の考え抜かれた戦闘方法をっ。

 

 

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 ?月?日

 

 

 やっべ、やっべぇよ、やっちまったよ俺。

 最近の趣味である等身大美少女フィギアに拍車がかかって、つい生きている(・・・・・)美少女フィギアを創ってしまった。それもFGOのマシュを。

 無駄にクオリティも高く、行動とか性格とか原作のマシュ通りだから、消せに消せない。

 ま、いっか。配下の始原の天使達には新しい仲間だとでも伝えておこう。バレなきゃ犯罪じゃない。

 

 

 

 ?月?日

 

 

 マシュ・キリエライトって名前つけちゃったけど別にいいよね?俺以外に他の世界に行けるヤツいないし、FGOなんて知らんだろ。バレないんだったら喜んで、マシュを俺が知っている彼女に近づけてやる。

 名付けて『ぼくのかんがえたさいきょうのましゅ(せんし)』計画。流石にマシュをつけるのは我ながら罪悪感とか気持ち悪さで止めておいた。やってることは変わらんけど。

 

 

 

 

 ?月?日

 

 

 予想以上にマシュがマシュしてて限界化しそう。マスター!マスター!って後ろについてくるのを見ると、幼い娘を見守る親の気持ちってこんなもんなのかなって思えてくる。。いや、娘も息子もいないんだけど。

 一応、妻というかフィアンセはいるんだけどね……。如何せん、竜種と人間が子を生すって事例がないから、怖いものがある。

 ま、いざとなったらマシュを俺達の娘にすればいっか。我ながらにして名案だな。よし、風呂入ってくる。

 

 

 

 

 ?月?日

 

 

 どんどん地上の状況を報告してくる始原の天使達に、俺が「分かった、それでいこう」と言う機械になっていた時。

 物陰からこちらを覗いている人影が見えた。てか、マシュね。

 

 なんでも、「私も始原の天使さん達みたいにマスターのためになりたい!」ってことらしい。かわいいかよ。

 

 正直マシュを創ったのはオタ活っていうか観賞用のためであったので、全然考えてなかった。そりゃ、仕事したいよな、マシュだし。

 

 お花の水やりでもしてもらおうかと俺が思案していると、丁度俺の近くにいた……名前を覚えてないけどイケメンの天使が「人間とかいう種族、なんか絶滅しそうなんですけど」と報告してきたので、それを使う手はないと早速俺はマシュに人類の守護を命じといた。どんどん原作のマシュに近づいてってるなぁ。

 

 ちなみに、「人間とかいう種族」と遠回しに見下していたイケメンの天使には拳骨一発落としといた。なんか喜んでた。怖。

 

 

 

 ?月?日

 

 

 ああそう、今のマシュはパワーや頑強さはあれど、スキルも何も持たない一般人だったので俺特製のスキルを贈呈(ギフト)しておいた。

 

 

 『契約者(チギルモノ)』は言わずもがな、FGOからオマージュをしたものだ。もう分かっているかもしれんが、俺は形から入るタイプだ。それも、どれだけの時間がかかったとしても完璧に再現する系の。

 ………そんで、自分仕様に魔改造するのが楽しいんだよなぁ。分かる?この気持ち。

 

 次の『救世者(メシア)』は我ながらチートだなぁと感じる。一応ユニークスキルとして創ったのだが……これもう究極能力でよくね?ダメか。

 ていうか、ここだからこそ言えるけど俺のネーミングセンスって中々のものだと思う。伊達にHUNTER×HUNTERを読んではいませんよ。個人的には『神の共犯者』が好きかな、メレオロンの顔も相まって良い。

 

 『仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)

 

 

 これに秘められた権能は一つしかない。それこそは、絶対じゃないことに定評がある絶対防御。

 

 ここで注目して欲しいのは能力の効果ではなく、絶対防御のエフェクトである。これがもう、すっごいかっこいい。ゲームを完璧に再現した魔法陣やら、とにかく最高。

 本来ならエフェクトなんてなくてもいいんだがオタクとしてそこは譲れなかった。まさかこの目で見ることが出来る日がこようとは……ハ、ハックショォォォン!

 

 ……かっこよく締めようとしたのに、なんつータイミングでクシャミさせんだ。ふざけんな。もういい、不貞寝してやるわ。ざっと数千年ぐらいは。

 

 

 ?月?日

 

 妻のルシアに叩き起こされました、今日も恐妻家ですね、さっさと仕事しろってことですね、はい。決して声には出さないけど。

 

 憂鬱な気分で城の廊下を歩いていると、またもや物陰からこちらを見つめている人影が視界に入った。なにこれデジャヴ。

 

 隠しきれないぐらい大きな盾を持っていたのは、もちろん俺の将来の娘(予定)であるマシュだった。その盾、わざわざいつも持ち運ばなくてもいいんだよ?え、マスターみたいな存在なので、一緒にいると安心するって?いや、嬉しいけどそれって俺を盾にするのと意味が一緒な気がするんだけど気のせいか?気のせいか、ならいい。

 

 そんな世間話(暇つぶし)をしていると、マシュが言いにくそうにこちらを見上げてきた。

 おや、何か悩み事でもあるのかね?おじさんにちょいと聞かせてみなさい。

 

「実は、その、対戦相手というか、訓練相手が欲しいなぁ、なんて」

 

 ……なるほど、全然考えてなかったわ。剣とかだったら一人で素振りとかできるけど、盾じゃどうしようもないもんな。これは俺の盲点、反省点だ。

 とはいっても、マシュと戦い合える相手なんて滅多にいない。いるとしたら、配下の始原の天使達なんだけど。

 

「始原の天使さん達はマスターから命じられた仕事で忙しそうなので、それ以外でお願いしたいのですが……ダメでしょうか?」

 

 と言われてしまったので却下だ。てか、なんか壮大に勘違いされてるけど俺別にアイツらに仕事を任せたことないし、勝手に仕事持ってきて俺の仕事を増やす害虫……じゃなくて天使だったわ。ああ見えてアイツら天使なんだよなぁ。俺の中の天使像が崩れ去るなぁ。

 これならまだ悪魔の方がよかったんじゃないかと思うね。切実に。

 

 ………そうじゃん、いるじゃん適任が。それもとっておきの。

 

 

 マシュに対戦相手、もとい訓練相手を連れてくると告げ、早速地上へと急降下。

 

「うわなにをするやめr」

 

 そんで優雅に城で午後のティータイムをとっていた親友を誘拐。

 

 俺の城へと舞い戻り、マシュに俺の親友……ギィ・クリムゾンのことを紹介してあげた。

 

「は?は?」

 

 未だ状況が理解出来ていないバカなギィに、とりあえず暇なんならこの子と遊んでくんない?と頼み込む。

 しばし呆然としたギィだったが、だんだんと理解が追いついてきたようで言葉三つで了承してくれた。さすが我が親友、戦闘狂(バトルジャンキー)なところは変わってないのね。

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーー急で悪いが宜しく頼む、マシュに怪我させたら存在ごと抹消してやる、この二つをギィに言い渡した後。

 

 

 俺は颯爽と自分の部屋に舞い戻り、待ち構えていた妻のルシアにぶん殴られた。絶対防御を張っていたはずなのに、いとも簡単に破るとは流石俺の嫁。おもしれぇ女だぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




マシュ・キリエライト

うっかりできちゃった女の子。スリーサイズまで完璧に再現されており、もう色々とすごい。中の人は記憶が改ざんされているので、性格や仕草もマシュに限りなく近くなっている。
だが、全てマシュ色に染まっているわけではなく、たまにマシュらしくないこともしでかす。



マスター

やっちゃった竜。周りから見ると超カッコいいけど本性はただのオタク。そのうちデュフフとか言いそう。







感想、評価、お気に入りしてくださると作者の励みになりますので、何卒……!

それと、作者は今後のストーリーを一切考えておりませんので感想欄で「こんな感じにしたら~?」みたいなのを書いてくださると非常に助かります。「こんな風にして欲しい!」とかも、色々とお待ちしております。
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