薄暗い部屋を出て、古臭い石の螺旋階段を登っていくと、どうやら地下から地表に出たらしくて、窓の外には見たこともないような街並みが並んでいた。
「僕たち、本当に異世界に来たんですね。」
「だな。」
「まだわからないわよ。これがリアルな夢かもしれないのですから。」
「気持ちいい風だな。まるで海外旅行のパンフレットみたいだな。」
「もしかして日本から出たことないんですか?」
「外の風からすると地中海あたりと同じ気候だろう。」
「へいへい、知識も語彙力もなくて悪うございました。」
そんな地下を抜けて外に出た後、大きなお城に入っていって、連れられて、いつの間にか大広間のような場所に到着しました。
そこには、王座に座った2人の王様、女王様のような方と、その周りに多くの人がいました。
「ほう、この者たちが古から伝わる四聖勇者か。しかし、少し数が多くないか?」
「ようこそいらっしゃいました。私がこのメルロマルクの女王、ミレリア・Q・メルロマルクと申します。」
「わしがメルロマルクの王、オルトクレイ=メルロマルク32世だ。勇者たちよ、それぞれの名を聞こう。」
「
クールそうですが、一見取っつきにくそうです。
「俺は
ちょっとチャラそうな雰囲気ですが、親しみやすそうと言ったら親しみやすそうです。
「次は僕ですね。
まぁまぁ中性的だと言えばそうなりそうな感じですね。
「私の名前は
「じゃ、次はアタシだな。
白い特攻服みたいなの着ていますけど、暴走族なんでしょうか・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・はぁ、私は
お嬢様、っていわれそうないい服装の美人さんですね・・・・・・・・
「最後は俺だな。オレの名前は
ぱっと見、他の3人と比べて華やかさが少なそうにも感じるし、こちらも一見取っつきにくそうに見えますね・・・・・・
「ふむ。レンにモトヤスにイツキ、そしてマイにユミにミサキか。」
「王様、俺を忘れてる。」「あなた。」
「おおすまんな。ナオフミ殿」
「王様だなんて、駄目ですよ、敬意を払わないと。」
「じゃあ陛下とか?」
「かたっくるしくねぇ?」
「じゃ、王ちゃん?」
「はい?!」
「・・・・・・・・はぁ。あなたやっぱり馬鹿なのね。」
「ふふふ、女王様、王様で構いませんわ。」
ミレリア女王様が笑って答えました。
「さて、まずは事情を説明せねばなりませんね。この国メルロマルク、更にはこの世界全体が今まさに滅びへと向いつつあるのです。」
会話を全てここに記すのはうp主の作文能力からしたら到底無理そうなので、話を簡潔にまとめると、次のようなことらしい。
この世界には終末の予言というものがあり、それによると世界を破滅に導く波っていうのが幾重にも重なって訪れるらしい。
波が振りまく厄災を跳ね除けなきゃ世界は滅ぶらしいです。
各国には龍刻の砂時計っていう道具が古くからあってそれで波が来るタイミングがわかるらしいんです。で、その予言の年が今年であるらしく、予言の通り、古から存在する龍刻の砂時計という道具の砂が落ちだしたらしいのだ。
最も伝承と異なるのは、
この龍刻の砂時計は波を予測し、約一ヶ月前から警告する。伝承では一つの波が終わる毎に数ヶ月の猶予が生まれる。
当初、この国の住民は予言を蔑ろにしていたそうだ。しかし、予言の通り龍刻の砂時計の砂が一度落ちきったとき、災厄が舞い降り、第1波がこの国を襲った。
次元の亀裂がこの国、メルロマルクに発生し、凶悪な魔物が大量に亀裂から這い出てきたのだ。
その時は辛うじて国の騎士と自国の冒険者たちで何とか最初の波は退けた。
がしかし、第2第3の波はさらに強力なものとなり、波が押し寄せなくなるまで砂時計は砂を落とし続ける。
このままでは災厄を阻止することが出来ない。
しかし、砂時計が動き出したのがこの国だけということもあって、他の国は協力に消極的というか否定的だったという。
それでも、世界最大の国、フォーブレイの協力の元、まずはこの国で四聖勇者を呼び出し、他の国でも砂時計が動き出し次第、各国に派遣する、という形に収まったらしい。
そうして国の重鎮達は伝承に則り、勇者召喚を行った。
というのが事のあらましだそうです。
ちなみにここが異世界なのに相手の言葉が分かるのは私達が持っている伝説の武器にそんな能力があるからなんです。
それにしても・・・・・・・・・・・・
ここまでの話を聞いた限りでは、何だか私の大好きだった小説、
ただ、あの小説は実質
「話はわかった。で、召喚されてまさか無報酬ってわけじゃないよな。」
「都合のいい話ですね。」
「・・・・・・そうだな、自分勝手としか言いようが無い。滅ぶのなら勝手に滅べばいい。俺達にとってどうでもいい話だ。」
「確かに、助ける義理も無いよな。タダ働きした挙句、平和になったら『さようなら』とかされたらたまったもんじゃないし。というか、帰れる手段があるのか聞きたいし、その辺りどうなの?」
「ちょ、ちょっと、さすがにそれはないんじゃ・・・・・・・・・・」
男性陣全員が図々しいことを言い始めてしまいました。どうしましょうか。
とすると、女王様は玉座から立ち上がって、
「確かにあなた達にとって突然呼び出された挙句、こちらの都合でこのような目に合わせてしまっているのは確かなこと。ですが、これは我が国、メルロマルク、いや、この世界の命運がかかった大切なこと。どうかお願いします、この世界をお救いください!」
そう言うと、女王様は深々と頭を下げてきた。
「もちろん波を見事退けた暁には充分な報酬を差し上げます。他に援助金も用意できております。ぜひ、勇者様たちには世界を守っていただきたく、そのための場所を整える所存です。」
そして、お二人のそばにいた、大臣みたいな人がそう告げました。
王様の方はさっきから私たちを静かににらんでいるような・・・・・・っていうか主に尚文さんの方を睨んでいるように見えますね・・・・・・・・・・
「へぇ、約束してくれるんならいいけどさ。」
「敵にならない限りは協力してやる。だが飼いならせるとは思うなよ。」
「ですね、甘く見てもらっては困ります。」
「何か俺に対して睨んできたような気もするけど、まぁいい。協力してやる。」
「はぁ、あなた達何を言っているのよ。国が敵に回って一番困るのは私たちなのよ。」
「そ、そうですね。」
「分かってるよ、それでもこうしないと舐められるだろ?」
「へっ、言われなくても戦ってやるよ!」
尚文の強姦冤罪事件はどうする?
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発生する方向で
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せっかくなら別の事件で