その結果、私たちはある結論に辿り着いた。
「どうやら、僕達は別々の日本から来たようですね。」
「そのようだ。間違っても同じ日本から来たとは思えない。」
「異世界の日本も存在する訳か。」
「パラレルワールドと言われる多元宇宙がいくつも存在するという話は聞いた事もあったけど・・・・・・・・・ まさか本当に実際するなんてね。」
「マジかよ・・・・・・・・・・すげえな。」
「時代が違うだけだと思ったが、幾らなんでもここまで符合しないとなるとそうなるな。」
「このパターンだとみんな色々な理由で来てしまった気がするのだが」
「例えばどんな感じで、ですか?」
「あんまり無駄話をするのは趣味じゃないが、情報の共有は必要か。」
「俺は学校の下校途中に、巷を騒がす殺人事件に運悪く遭遇してな、」
錬さんが話し始めました。
「ふむふむ」
「一緒に居た幼馴染を助け、犯人を取り押さえた所までは覚えているのだが・・・・・」
脇腹をさすりながら話していますが・・・・・・おそらく刺されてしまったのでしょう。 かわいそうに・・・・・・・・・
「そんな感じで気が付いたらこの世界に居た。」
「そうかそうか、幼馴染を助けるなんてカッコいいシュチエーションだな。」
尚文さん、嫌みっぽく言わないで上げてください。
「じゃあ次は俺だな。」
軽い感じで元康さんが自分を指差して話し始めます。
「俺はさ、ガールフレンドが多いんだよね。」
「ああ、そうだろうよ。」
ですから、苦虫を嚙み潰したような顔しないでくださいよ!尚文さん!!!
「それでちょーっとね、」
「二股三股でもして刺されたか?」
錬さんが小ばかにするように尋ねる。
すると元康は目をパチクリさせて頷きました。
「いやぁ……女の子って怖いね。」
「ちっ、くっだらねー!」
由美さんが呆れたように天井をあおいでいますが、私と美咲さんも同じ気持ちのようです。
あ、尚文さんが中指を・・・・・・・・
いくらイラつくからって立てないでください!
「次は僕ですね。僕は塾帰りに横断歩道を渡っていた所……突然ダンプカーが全力でカーブを曲がってきまして、その後は・・・・・・」
あ、察し。
それにしても、ダンプカーに引かれて転生だなんて・・・・・・・・・異世界転生の王道パターンじゃないですか。
「次は私ですね。私は学校からの帰り道、道を歩いているときに頭上から鉄骨が降りかかってきたところまでは覚えているのですが・・・・・・・・・・・・」
「いやそれ、ぜってー潰されてペチャンコにされてんじゃねーか。」
そのようですね。
「んじゃあアタシだな。まぁアタシはこれでも地元じゃ有名な走り屋でなー。」
「あら、思いっ切り違法行為の犯罪者じゃないの。」
「うっせーな!!!・・・・・まぁ、そんなアタシが他の地域の暴走族のヘッドとタイマン張ることになってよー」
「その際に事故を起こしてお亡くなりになられた・・・・・・・・といったところかしら。」
「・・・・・・・・・・おお、よく分かったな。ま、うっかりガードレール突き破って崖から真っ逆さま、ってとこよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・怖すぎます。」
なんだか自然と体が震えてくるみたいです。
「で、お前は?」
「言いたくない。」
「はぁ?!」
「はぁ・・・・・・・・・・・別に知ったからってどうなることないでしょう?ただ私は話したくないだけ。」
「そうだな。それじゃあ俺も言わないでおく。」
「んだよ、ズリーじゃねーか。」
美咲さんがそっぽを向いて、尚文さんが黙り込んでしまったので、由美さんはつまらなさそうです。まぁ、私も知りたかったのですが、あまり無理に問い詰めるのもあれですしね・・・・・・・・・
「じゃあ皆さん、この世界のルールといいますか、システムは割と熟知していたのですか?」
「ああ。」
「やりこんでたぜ。」
「それなりにですが。」
「そういうお前らはどうなんだよ。」
「私ですか?一応その小説はアニメ化されたほどの有名作ですし、私自身が大ファンだったので。」
「私の世界でも何度も映画化されていますし、全巻揃えるほどには。」
「大ファンってほどでもねぇけど、人並みには知ってるぜ。」
「でも、杖とか書とか聞いたことないですけど。」
「ええ、そうね・・・・・・・・・・・」
尚文の強姦冤罪事件はどうする?
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発生する方向で
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せっかくなら別の事件で