強めのモブウマ娘になったのに、相手は全世代だった。   作:エビフライ定食980円

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第67話 U≠ma2

 アグネスタキオンによる誘拐の翌日、全く想定だにしなかったことが発生した。

 

 私が居城にしている資料室のドアが力なくノックされる。

 

「……はい? 空いていますよー」

 

 友達ならノック無しで入ってくるところを、わざわざノックをしたということは誰だろうか。そう思いドアから入ってくる人物に注目する。

 そこまで重たくないドアにも関わらず、ゆっくりと開いたその景色の先に居たのは――憔悴したアグネスタキオンであった。

 確かに『親睦を深める』という言葉はあったが、昨日の今日というのは流石にちょっと異常である。

 

「……1日でなにがあったのですか、アグネスタキオンさん……」

 

 それに意気揚々と誘拐して私から聞きたいことを聞いたあととは思えないくらいにやつれている。……徹夜、だけでは説明がつかないだろう。三徹くらいなら普通にこなせそうな彼女が1日でここまでの状態になるということは絶対に何かあった。

 しかも、私の下にやってくるとなると確実に昨日の出来事が影響している。

 

「……今朝。君に関する紙媒体の資料が……全部、突然燃えたのだよ……。昨日聞いたことをまとめようとしてあの後からずっと書き続けていたものも、ずっと前から集めていた君のメイクデビューからのデータであったり雑誌や新聞の記事などの切り抜きも全部含めて……さっぱり、さ……」

 

 ……うわあ。

 同情とか、驚きとか、そういう感情以前にまず真っ先に来たのはドン引きだった。絶対、推定サンデーサイレンスの仕業だろうがそこまでやったのか。

 

「原因は……まあ、『アレ』ですよね……」

 

「……十中八九私がサンデーライフ君に客観的に見れば不適切な発言をした、という点だね」

 

 

 思えば、タキオンの資料の突然発火についてはアプリでも先例があって、マンハッタンカフェの個室スペースを勝手にいじろうとした際に同様の資料発火現象が発生している。

 つまり『お友だち』の庇護下にある存在に対して『不快である』と感じた行動について制裁を下すプロセスが怪異として現出する。そしてその『不快』についての判断が問題だ。

 

「……このことって、マンハッタンカフェさんには伝えています?」

 

 『サンデーサイレンス』自身が不快に思うのか、それとも『マンハッタンカフェ』が不快に思うことかで問題をまず切り分ける必要がある。ぶっちゃけ後者であれば私にとってはほとんどどうでも良いことになる。

 というか『カフェの機嫌を損ねる言動をしたから制裁!』って思考回路を『お友だち』が行っているのであれば、私がどうこう言ってももう無駄で最終的な解決策はマンハッタンカフェが許してくれるか否かに依拠してしまうからだ。確かに、マンハッタンカフェはタキオンの話を一度止めようとしていたので、その可能性もあり得ると言えばそうなのだが……

 

「ああ、最初はその場に居たカフェにも泣きついたよ……! だがカフェは『私の意志はどうでも良いのでは……』って反応でねえ……」

 

 ――となると。マンハッタンカフェ自身の感情に依らず『お友だち』自身の感性をトリガーにして自動発動するということだろう。

 となると、厄介なのはこのサンデーサイレンスだろう相手が意外と常識的な感性を持ち合わせているという点である。マンハッタンカフェが自身のスペースを勝手にいじられたら嫌、というのはまあ本人の意思と合致しているだろうから、こっちはまあ完全にタキオンが悪いで片付く話、なんだけど。

 

 問題は今発生した私の資料焼失の方。

 こちらは私がアグネスタキオンの言葉についてどうも思っていないのにも関わらず発生した。私の意志とサンデーサイレンスの判断が乖離している。

 どういうことかと言えば、私が嫌だと思って居なくても『第三者判断』で不快っぽい言動について制裁が下されるということになる。

 また『脚が速くない』ことに言及されたのは実は初めてでは無く、前にアイネスフウジンの夏合宿にお邪魔したときも近いニュアンスの言葉は伝えられている。しかしアイネスフウジンに制裁が下された形跡は無い。

 

 この2現象の違いを、どう捉えるか。

 アイネスフウジンがサンデーサイレンス産駒ではないから手を下せないと考えても良いが、絶対サンデーサイレンス産駒じゃないマンハッタンカフェトレーナーに対して怪異が発現している以上は、産駒と関わりの強い人物相手なら行使範囲にありそうなのでこの可能性は低い。

 アイネスフウジンが口に出した直後に、私は彼女の頬をつねって『第三者目線』から見たときに明らかにじゃれ合いになるように落とし込んだから? 発言の内容ではなくシチュエーションにも重きが置かれるのだろうか。

 あるいは、アグネスタキオンの方が言葉のニュアンスは強めでより直接的であった。

 

 パっと思いつく感じではそんなところ。だからこのサンデーサイレンス判断はかなり抽象的な部分で恣意的に選別されている可能性が高いのである。私がどう思ったかが無関係で、しかもその実力行使の判断基準があまりに曖昧。

 

「……あとは。アグネスタキオンさんがマンハッタンカフェさんの『お友だち』のことを『お茶目』だと『認識』してしまったところも、あの時は想定すらしておりませんでしたが影響が増幅したのでしょうね」

 

「……あっ。自認識も現象増幅のスパイスになる、というのがサンデーライフ君の仮説だったねえ……。

 ――ともかく、こうけじめは付けておこう。改めてちゃんと――」

 

「あ、待って下さい! アグネスタキオンさん!!

 この現象を『謝罪』というプロセスで解決してしまっては、根本的には何の問題も解決されない可能性が高いです!」

 

 その私の焦った言葉にアグネスタキオンは首を傾げる。

 

 ……確かに、今発生している現象の解決方法は『不適切な発言をした』ことに対する謝罪、というのは合っている。合ってはいるんだけどさ。

 問題は『サンデーサイレンス』側の知覚方法である。少なくとも私とアグネスタキオンの間では、一種の合意がなされた会話だった。

 

 しかし、それが怪異の現出側には共有されていなかったことで発生した問題――言い方を変えれば、私の考え方にまでは寄り添っていないからこそ起きたことなのである。

 だからこそ、この問題を謝罪によって解決してしまうと今後全く同じことが起きかねない。そしてあの会話の際に私は黒い靄を全く知覚していなかった以上は、推定サンデーサイレンス側の知覚の影響範囲は謎だ。

 

 そして謎だからこそ、この資料焼失だけ見ればアグネスタキオンだけの問題であって、一見私には無関係に思えるものに対して、積極的に解決に尽力に協力する必要性が生まれてくる。

 

「ここで私の認識が『お友だち』さんとは違うということを示しておかないと、私が不快に思っていないことに対して片っ端から殴っていく暴力装置を私は内包する可能性があります。

 ……ある意味ではアグネスタキオンさんが人身御供になっている今のうちに、少なくとも『私が嫌がっていないかどうか』を制裁の判断基準に入れて貰わないと……私自身が『不幸を振り撒く』存在として周囲から誤認される恐れがあるので」

 

 だからこそ、ある意味ではオカルトに対してはマンハッタンカフェのことで一定の理解がある上に、絶対に私のせいにはしてこないアグネスタキオンの下で、こういった怪異を『観測』出来たのは不幸中の幸いであった。まあタキオンにとっては不幸でしかないが。

 

 そしてマンハッタンカフェにも話を通して彼女にも協力をしてもらう。

 もしかすると『お友だち』の認知能力がマンハッタンカフェの五感に現世世界では依存している可能性、というのも否定が出来ないからである。私の因子継承が仕掛けられたトラップだったかもしれないとすれば、アプリにおけるタキオン資料焼失の方もトラップという可能性もあり得、意外と知覚範囲が狭い恐れがあるためだ。

 

 更に『私がイヤって思っていない』ことに対してタキオンに制裁が下されたという点について『お友だちとサンデーライフの間で認識の齟齬がある』という部分を説明したらマンハッタンカフェも、事の重大さを改めたようである。

 そう。これから行おうとしているのはただのアグネスタキオンの解呪ではなく、『お友だち』が私の意志に反して行動を起こさないための説明会なのだから。そしてマンハッタンカフェと『お友だち』の両名が考えていることが完全に一致しているかどうかは確定できない以上は、これはマンハッタンカフェにとっても下手すれば死活問題となる話である。

 

 

 

 *

 

 翌日、今度はアグネスタキオンが私のレース映像を保管していたブルーレイディスクが発火したらしい。……とはいえこれはダミーでクラウド上に情報は退避させているという話であったが、それに気付かれてデータセンター火災という洒落にならない事態の発生を防ぐために今日中に問題を解決しよう。

 

 1日開けたのは、準備が必要だったからというか私が昨日まで完全休養のクールダウン期間であったためだ。今日からトレーニングを再開して少しずつ負荷を高めていく予定だったので、トレーニング代わりに実演を行おうということである。

 別に昨日やっても良かったと言えば良かったけれども、完全クールダウン期間に走るのはちょっとイヤだなあと私が難色を示した瞬間に、タキオンとマンハッタンカフェが全力で明日にしようと決めたからこうなった。

 イヤだと思っていないことに対してでこれだけ大騒ぎになっているのに、私がマジで不本意だと思っていることをやらせたら『お友だち』がどういう行動を取るのかまるで未知数だったからなのだろうね。

 

 

 そして体裁的には一応合同練習ということでタキカフェのトレーナー2人と葵ちゃんも同席している。事情説明は一番理解が早いであろうマンハッタンカフェのトレーナーだけにしていて他2人への説明は任せてある。で、ウマ娘サイドは全員ジャージでターフの上で軽くストレッチを行う。

 

 とはいえ、まず走るのは私だけ。

 

「とりあえず600m程度走りますね。アグネスタキオンさんは最後1ハロンのタイムを計測してみてください」

 

「うむ、任されたよ」

 

 

 で、まずは400m地点まで加速し続けてラスト1ハロンの直線は全力疾走で駆け抜ける。

 

 かつて……と言うほど昔の話でも無いが、小学校で『人間がウマ娘を超える』ためにハードル走を行ったが、その時私は自己のペースについて『後先考えなければ1ハロン10秒台でも走れる』と言った。

 

「……はあ、どうでしたタイムは?」

 

 レースでもやらないような全力疾走で走った直後なので若干息切れはするが疲労感は全く無い。

 

「10秒7だね。しかしこれが最高速というわけでもあるまい?」

 

「まあ、そうですね――」

 

 如何にコンディションに左右されないとはいっても、クールダウン期間開けでの最初の疾走だし、バ場状態などの外的条件も別に最高の状態でもない。だから自己ベストはもうコンマ何秒かは速い。とはいえ10秒台の半ばくらいだけどね。

 

「タキオンさんに、それにサンデーライフさんあなたもです……。

 ……別に、遅くもなんともないじゃないですか。これだけの速度が出せるなら――」

 

 そして、聞きたいことをしっかりとマンハッタンカフェが言ってくれた。

 そう。別に私の最高速度は遅くない。というかトップスピードに関して言うのであれば、その上限はネームドウマ娘を相手取ることが充分に出来るものを持っている。

 

「うむ、その通りだよカフェ! サンデーライフ君のトップスピードは中々良いものを持っている……」

 

「つまり、私とアグネスタキオンさんの共通理解で『速くない』と称しているもの(・・)は、最高速度のこと――ではありません。

 ですので……次はマンハッタンカフェさんにもお手伝いをお願いします」

 

 

 5分程度休憩を挟んでから、今度はマンハッタンカフェとともに走る。距離は2000mに設定。短い距離だとマンハッタンカフェの適性外だし。

 併走トレーニング等ではなく、実戦形式に近い形で、先行するなら着差を付けられるだけ付けても構わない。思えばこうしてマンハッタンカフェと走るのは阿寒湖特別以来である。

 

 そしてスタート。

 で、結果は先行していた私を最終直線であっさり抜かしてマンハッタンカフェが4、5バ身差で勝利。

 ……うん。再三自分でも言ってきたことではあるが私はこの手の完全に1対1の対決になると『速くない』。

 

 終わってみれば、マンハッタンカフェが無表情でありながら、確かに困惑していた。

 

「……ああ、私に気を遣ってくれてありがとうございますマンハッタンカフェさん。ですが、きっと同じようなトレーニングをすれば似たような感想を抱くと思いますよ? 現に私はアイネスさんにも阿寒湖のときよりも前ですが『速くない』って言われていますし」

 

 この2人で走るトレーニングで私が『速くない』理由はいくつかある。

 1つは普通のウマ娘なら闘争心によって引き出されるパフォーマンスの向上が私には一切無いということ。

 そして、レース場という生涯で同じコースは数回使えば良い方の場所ではない――慣れたトレーニング用のグラウンド、他のウマ娘という不確定要素の不在、観客の有無であったりレースの格式とかそういった重責感など諸々含めたプレッシャーなど、そういった多岐に渡る要素が存在しない。つまり私がレースのときに運用している主武装の殆どが使えない状態なので、どうしても着差が生まれてしまう。

 私が実力を発揮できていないのではなく、他のウマ娘のパフォーマンス向上に私が着いて行っていないという形で『速くない』のである。逆に言えばアイネスフウジンを小学校の校庭で戦わせたときのように、相手のパフォーマンスを急激に落とす工夫が出来れば勝てる。

 

「私は単走でのデータ上ではそれなりに悪くないですし、レースとしての結果で見ても重賞戦線でなら何とかなる程度の実力があると自負しています。

 ……ですが、それはそれとして。単にウマ娘を相手取るとなるとそこまで『速くない』のですよ。

 

 ――というか面識の無い状態で、よくここまで私のことを理解していましたね? アグネスタキオンさん」

 

「……え? それくらい走りとデータを見れば分かることだろう?

 それに宝塚記念の舞台で一緒に走りもしたのだから当然じゃないか」

 

「……タキオンさん。それ……普通は分からないですから……」

 

「ふぅン……。って! となるとアレかい?

 カフェの『イマジナリーフレンド』は、もしかしてこれを分かっていなかったのかい!? ああ……だとしたら、事情が変わるねえ……。

 そうしたら、私がただ失礼な言葉をぶつけているだけに見えているじゃないか!?」

 

 

 まあ元を辿れば、アグネスタキオンのウマ娘に対する把握能力が常人の域を遥かに凌駕していてトレーナーに比肩するものだということ、そしてそれを彼女自身が半ば他のウマ娘も同様の視点を有しているという前提が根底にあったことが原因ではある。

 だからこそ彼女はマンハッタンカフェに一度言い方に対して苦言を呈されても大きく問題視はしなかった。だってアグネスタキオンの中では今見せたことくらいは常識の範疇だったのだから。

 

 他者の走りを見てデータなどを利用して時には自身の脚でも実証実験をすることが当たり前となっている彼女にとって、他のウマ娘も自分ほどではなくても多少なりともそういうことをやっていると思ってしまうことは仕方のないことである。誰しも自分が出来ることというのは軽く見積もってしまう。

 ましてや今回アグネスタキオンが見誤ったのは他者のウマ娘の走行の把握能力という感覚的なものだ。自己の感覚的な要素を相対評価するのは中々に難しい。それに基本的に走行には無関係な部分なのでアグネスタキオンの興味の対象外でもある。

 

 ……こういう形の人の傷付け方については、他ならぬ私自身も見えていないだけで幾度となくやっているだろうからね。

 私が出来ること、やっていることで他のウマ娘が出来ないこと、やらないことというのは結構多いから、どうしてもそこの認識の齟齬というのは発生しやすい。

 

 

 閑話休題。

 私が単走タイムとレースでの走りは悪くないのに、併走ではパフォーマンスが上がらない。だからそこでは相対的に『速くない』。

 そしてそれらの前提に立つならば、『弱い』という言葉も、タキオンにとっては『過去における能力上昇の切り分けのしやすさ』の指標という観点を私が無意識的に定義付けしてしまっていたので、そこで一般的な用語としての意味から切り離されている。

 そして『能力上昇の切り分けがしやすい』ウマ娘のことを『弱い』というのであれば、『単走と並走でパフォーマンスの変化が低く、1対1のトレーニングを行った際に相対的に見て速くない』現象のことも『弱い』ということになる。だってパフォーマンスの変化がしていないので切り分けがしやすいし。

 

 

 ――だから、あの時奇妙な会話のすれ違いが起きたのだ。

 アグネスタキオンは『弱い』『速くない』をそうした一般的な意味合いから離れた会話中にて私が定義付けした新たな概念の言葉として運用しており。

 

 マンハッタンカフェはそれらの言葉を、一般的な意味のまま素直に受け取っていて。

 

 私自身は、『速くない』と思われることに対して、一般的な意味合いで全く忌避感が無くそれが正当な判断であると認識している。そして『速くない』ことや『弱い』という事実に対して、それは大前提としてその足りない実力でもってどう戦っていけば良いのか、勝ち筋を見つければいいのかということを常に考えていて、実際にそれで結果を出している。だからこそ必ずしも『速くない』ことが私にとってはネガティブな要素にはならないし、そこに既にポジティブな要素を見出している。

 

 その『ポジティブな要素』こそアグネスタキオンが話していた言葉に内包される要素なのだ。そこには三者三様の解釈が入り混じっていた。

 

 

 で、全体を俯瞰していたサンデーサイレンス的な『お友だち』は極めて常識的な規範意識と不必要な正義感から、言葉を字義通りに認識しアグネスタキオンに制裁を下すに至った。

 

 

「……うーん。言葉じゃ伝わらないことって多いですね……」

 

「言葉には魂が宿るとは言うけれど……まさかそれをこんな形で実感するとはねえ……」

 

「――というかタキオンさんもサンデーライフさんも。……もっと分かりやすく話してください。そうすれば『お友だち』だって誤解しなくなるはずですから……」

 

 

「……それはちょっと無理な相談ですかね」

 

「おや? サンデーライフ君もそう思うかい? 気が合うねえ。……ということだよ、カフェ?」

 

 

 言葉の意味を曖昧にして、取れる意味を増やすやり口は私の『策略家』としての初歩の手段であるし。

 言葉の意味を厳密に運用して、それが時に一般的なイメージやニュアンスとは乖離するのは『研究者』として往々にして起こり得ることである。

 

 ……それは、言葉を『魂』と捉えるオカルトにとっては絶望的に相性が悪いのである。

 

 

 ――この翌日。朝に起きたときに枕の下にでっかいプラカードが差し込まれていて、そこに荒々しい文字で『気性難』と書かれていたという怪奇現象に遭ったのち、この騒動は終焉を迎えたのであった。

 ……ついでに言うとタキオンにも同じようなプラカードが枕元に差し込まれていたらしいが、何が書いてあったか彼女は頑なに教えてくれなかった。


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