メガトン級ムサシィィィ!   作:テムテムLvMAX

3 / 6
欲望全開夢いっぱい


荒ぶる技術者ぁぁぁぁっ!

 ローグ開発主任のデューク藤咲は先日仲間になった早乙女竜馬に理解が追い付かないししたくないと思った、だって技術者達を図面を見て阿鼻叫喚していたから。ちょっとなにいってるか分からないよ

 

「デュークさん……あの摩訶不思議な図面が! 図面が迫ってくぶふぉあっ!」「うひひひひ……あひひははあっ!」「理解出来ないはず未知の科学が何故か理解できて次から次へと知識が……うっ」

 

 ことの発端は早乙女竜馬が言い出した事にあった。

 

「ローグを一機割り当ててほしい、プロトタイプでもなんでもいいんです!」

 

 プロトタイプと言えどローグをパイロットでもないエンジニアに割り当てるのは如何なものか? そもそも新人にしては図々しいとも思わなくもなかった、デューク藤咲は真剣な眼差しの早乙女竜馬に単純な質問をしてみることにした

 

「何に使うの?」

 

 普通の人なら誰でも言うフレーズだろう、子供でも予想できる問いに早乙女竜馬は少したじろいだ。少し考えた竜馬はひねった事を言わずシンプルに返した。

 

「実機を使い技術を高めたいのです、なるべく早く」

 

 マトモな答えだろう、普通ならば。この早乙女竜馬の眼はキラキラしている、遊ぶオモチャが欲しい子供の目だ。デューク藤咲に子育ての経験は無いが一発で見抜けた程に分かりやすい……最もこれがこの提案を否定する要素になるとは思ってはいない、デューク藤咲も技術者として未知の技術と言うのはワクワクするものだ。

 

 それに若者には活躍して欲しいデューク藤咲の思いと経験ある技術者が足りないローグ開発主任の思いとが一致し早乙女竜馬の提案は許可された。

 

 それから数日間は早乙女竜馬はデューク藤咲のアシスタントをしつつ(『神の叡智』の副次効果で記憶力と演算能力が量子コンピュータ並みになっている早乙女竜馬には苦になら無い)仕事を覚え暇があればローグを弄る生活が続いた。

 

 そして今日、デューク藤咲は早乙女竜馬から新しいローグの設計図が出来たと言われ面白そうだからと技術スタッフと共に見た、見てしまった。そして冒頭の地獄絵図になっている

 

「早乙女くん? 何したの?」

 

「……さぁ? 皆様に分かりやすくするために脳に直接刷り込むような書き方をしたからですかね」

 

 絶対それだとデューク藤咲は早乙女竜馬の非常識な行動に胃がなんかチクチクした。脳に刷り込む書き方ってなんだよと言うツッコミは他所へ置き、普通に書かれた方の図面を見せてもらうと革新的な技術、新素材、現行兵器の改良案等々と何年掛けて仕上げたと言いたくなるようなモノの数々、それ一つで今の戦場を一変させるモノばかりの設計図たちにデューク藤咲は真の天才とは早乙女竜馬の事を言うのだと今日心に刻んだ。

 

 

 ☆☆★★

 

 

 早乙女です、知識だけのド素人である俺は設計図のデュークさんに思い付くまま適当に仕上げたラフ絵ならぬラフ設計図を見てもらって批評をしてもらうつもりだった。デュークさんがダイバー級プロトタイプローグを貸してくれたから構造と基礎技術を神の叡智によって短時間で覚えられた、いちいち検索しなくてもあるモノを見て知識が生えてくる神の叡智様々! チート万歳! 

 話がずれたがようは先生に宿題を提出する感覚だったんだけと凄まじい反応が返ってきてびびった。

 

「早乙女くん! 今から貴方の独自判断で動いて良いわよ! 費用は開発部で落とす! そして責任は私が持つ! その才能存分に活かしなさい!」

 

 なんてありがたいお言葉をいただいた。この期待に応えるためにも一からダイバー級ローグを作ってみよう。

 今更ながらダイバー級ローグってマジンガーZより大きいよね……ちょっと不安

 

 

 ★★☆☆

 

 

「あ、あれだ。物質変成装置つくろ、名前はマテリアルチェンジャーとでもするか」

 

 赤城町含めた全ては一つの超大型ドーム型シェルターの中にある、シェルターの外は日々戦闘が繰り返される荒野が広がり異星人たちの強引なテラフォーミングで地球環境は激変し死の星となってしまった、アクシズ落としの方がまだ優しいと思えるくらいには地球さんぼろぼろなのだ。

 動植物はさておき鉱物資源の方はまだ余裕があるとはいえ異星人も地球の資源を使わない訳ではない、そこで現状を知った早乙女竜馬は錬金術的発想のもと物質変成装置マテリアルチェンジャーの開発に着手した。片手間にヒューマノイドも開発し始めてみた。

 

 開発部の部屋の一角に早乙女専用の空間がある、そこは引き出しのあるテーブル一つとイス一つ、電子レンジ程の大きさの謎の装置がある。そこで黙々と作業に没頭している早乙女にデューク藤咲は暇を見つけて遊びに来ていた

 

「何を製作してるの早乙女くん?」

 

「あ、デュークさん……これは物質変成装置です」

 

「これが? スマホよこれ」

 

「嘘じゃ無いですよ、ここをこうしてほい。あとは変成先を入力すればオッケーです、使い方は画面を変成するモノに向けて乗せるとあら不思議」

 

「消しゴムがシュークリームに!」

 

「さぁどうぞ」

 

「ん! 美味しい」

 

「でしょうでしょう、設定を細かくいじれば一流パティシエの味も作れます」

 

「なんか変な所にこだわってるわね」

 

「凝り性ですからね、ネジがカシューナッツに、ドーナツがオシャレなリングに変わるのは見ていて面白いでしょ?」

 

「で、これはなに目的?」

 

「究極のリサイクルを目的に造ったのでまぁリサイクルショップにでも置けば良いですかね」

 

 デューク藤咲は早乙女竜馬の才能は認め独自で動く事を許可したがもう別に部署を作る方が効率良いかも知れないとまで考えてしまった、天才と書いて天災、変態とフリガナを付けられるタイプの早乙女に権限を持たせてはいけない。古事記にもそうある。

 

 

 




チートを存分に使うスタイル
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。