〜ハウリア族集落〜
カム「戦闘訓練…ですか?」
黑霧「今は俺達が居るから良いが、俺達が居なくなったら熊公なり虎公なり攻撃してくるだろうからな…」
カム「な、なるほど…」
黑霧「つーわけで訓練を始める!という訳でハジメ頼んだ!」
ハジメ「はぁ!?」
黑霧「俺はシアの方を見てやらねばならんのでな!」
ハジメ「ったく…わかったよ…」
黑霧「んじゃあ訓練開始だ!」
そうして始まる訓練…3日後
シア「おりゃぁぁぁ!!!」
黑霧「ふむ…パワーはそれなりだが当たらなければ意味が無いぞ?」
シアが振り下ろす木槌を軽く回避する黑霧…直ぐに回し蹴りが飛んでくるがこれもあっさり躱す
シア「ううう!黑霧さん速すぎます!」
黑霧「この位出来ねぇと話にならんぞ〜。“影爆“」
黒い弾丸が放たれシアの目の前で爆発する
シア「わひゃぁ!!うう、まだまだ〜!」
木槌を振るい、叩きつけ、更に身体強化された拳と蹴りで黑霧に攻撃を当てようと奮闘するシア、だが…
黑霧「昨日今日とで身につくわけじゃねぇか…やっぱ技術が足りんな」
黑霧は木槌をあっさりと避け、更にその間際で木槌を奪いシアに投擲する
シア「ちょヘブッ」
流石に予想外だったらしく直撃して悶絶するシア。どうやら鳩尾に入ったらしくかなり辛そう
黑霧「あ〜大丈夫か?」
シア「だ、だいじょばない…です…辛い…」
黑霧「ほれ“ヒール“」
黑霧がシアに回復魔法をかけると多少楽になったのかシアが立ち上がる
シア「うう…中々当てられません…」
黑霧「いや割と俺鈍ってるんだが…」
シア「これで鈍ってるんですか!?」
黑霧「絶が見たら説教6時間コースだな…」
シア「その絶さんって?」
黑霧「双子…いや弟も居るし3つ子だな、俺の兄で長男だ。俺は次男、最後に三男がいる」
シア「そうなんですか…離れ離れになって寂しくないんですか?」
黑霧「いやあの俺達兄弟既に普通に時空支配デフォで持ってるから会おうと思えば会えるぞ?」
シア「あれ?じゃあなんで帰ろうとしないんですか?」
黑霧「せっかく異世界に来たなら観光したい」
シア「ええ…」
レ級「おーい飯持ってきたぞ〜」
因みにだがレ級は普通に料理上手である。魔物肉すら美味しく調理するその腕には黑霧以外のメンバーも脱帽であった
黑霧「サンキューレ級。シアも食べようぜ」
シア「はい!頂きますぅ!」
そんな感じで平和に訓練をしているシアと黑霧…ではカム達はと言うと…
ハジメ「おらァァァァァァ!!!走らんか○○○○○○○○○○共がァァァァァァァァァァ!!!」
ハウリア族『ヒィィィィィィィィィィイ!!!!』
ハジメの鬼畜訓練(ハート○ン式)による肉体及び精神改造を受けていた…
シア「うーんこのムニエルも美味しいですぅ」
レ級「そう言ってくれると料理人冥利に尽きるねぇ」
黑霧「実際真オルクスに居たメンバーで俺を除けばまともに飯作れたのお前くらいだったし、あの魔物肉を1回試しに食べただけで美味しくできるのはすげぇと思うぞ?俺でも二、三回は試しに食べないとどうすればいいかわからなかったし」
レ級「それもそれで凄いと思うがね?」
そんな事は露知らず、美味しそうにご飯を頬張るシア達なのでした…
そして大樹に向かう日…
シア「ゼリャァァァァァァァァァァァ!!!」
黑霧「ふぅ…シッ!」
木槌を逸らされるが体制を整え即座に反撃に拳を放つシア、拳を受け止めそのまま巴投げをする黑霧。シアはこの10日でかなり戦闘能力を上げていた。オブザーバーや天城達の協力で対空や遠距離への攻撃手段も編み出した程である
雫「黑霧、こっちは準備出来たわよ」
ノイント「マスターのお荷物はこちらです」
黑霧「すまんな。さーてそろそろ…」
シア「あの…」
黑霧「んあ?どうしたよ」
シア「…わ、私も旅に連れていってください!」
黑霧「え?連れていくつもりだったが?」
シア「…ふぇ?」
間抜けな顔を晒すシアに黑霧は説明する
なんでも訓練を始めた日にカムからシアを旅に連れて行って欲しいと頼まれたのだという。カム曰く「黑霧様達の所ほど安全な場所は無いから」とのこと。最初、黑霧はカム達と離れ離れにしてしまうことから渋ったが、カムの「あの子は孤独でした。私達はシアの事を除け者にする事はしてませんでしたが、あの子は他とは違う事を理解していました。故に孤独感を感じていたのでしょう。黑霧様達が来てからあの子は孤独感を感じている様子も無く笑うようになった。黑霧様達の所ならあの子は幸せに笑えるだろう。それにあの子は元々旅について行きたがっていますしね?」という言葉に仕方ないと判断し連れていくことを決めたのだ
シア「お父様…」
カムの父親としての思いを聞いたシアは涙を流した。そして流石は私の自慢の父だ、と思ったのだった
黑霧「さーて…ハジメ達と合流するか…」
天城(速く外に出たいですわ…)
黑霧「我慢してくれ天城…」
脳内に響く天城の声…現在、天城達三姉妹と北方棲姫、オブザーバーは黑霧の付けている腕輪の中に居た。異界の輪と呼ばれる“魔界“におけるアーティファクトである。その効果は腕輪の中に巨大な異空間を創り出し、その中に道具類や食料は勿論、生物も収納出来る優れものである。収納された生物は装着者の五感を共有し外の様子を知ることが出来る
黑霧「さて、合流するぞ」
そう言って集合場所に向かうと…
ハジメ「…」正座中
香織「…」( ◜ᴗ◝)و
アレーティア「…」:( ; ´꒳` ;):
鈴・恵『あははは…』(;´∀`)
正座させられているハジメと明らかに怒っている香織、それにビビるアレーティア、苦笑いをする鈴と恵里が居た
黑霧「いやどうしてそうなった?」
香織「あ、灰崎くん、いやハジメくんが、ちょっと…ね?」
黑霧「…お前何をしたんだ…」
どうやらハジメがなにかやらかしたらしい、と判断した黑霧が問い詰めていると
カム?「ボス。指示された魔物を討伐してきました…おや?元帥もお久しぶりです」
黑霧「お?…え?お前カムか?」
そこには元の面影が無いくらい筋肉モリモリマッチョメンになったカムと思しき人物と恐らくハウリア族と思われる兎人族が居た…
カム「はい。カムでございます」
黑霧「…わかった、とりあえずハジメ、後でOHANASIな?」
ハジメ「…はい」
ハジメが後であの世に片足突っ込むのが確定したところで何をされたのかカムに問うと
カム「ボスから私達の甘さを徹底的に壊されたんですよ。お陰で今までどれだけ甘かったか理解しました」
シア「と、父様?」
シアは完全に困惑していたが、黑霧はハジメが何をやったのか理解しアチャーと頭を抱える
カム「シアか?なーに私達はこの世界の真理を理解しただけだ」
シア「し、真理?」
カム「弱肉強食」
シア「それは理解していいものなんですか!?」
黑霧「いやまぁこの世界みたいに戦争が蔓延ってる世界なら理解した方がいいのは事実だが…」
シア「それはそうですけど!うわぁぁぁん!優しい父様達は死んでしまいましたぁぁぁ!!」
黑霧「ほれほれよしよし…」(。´・ω・)ノ゙ナデナデ
シア「うう…」
黑霧「…まぁ俺もカム達に用意しておいた物が有るし、全員いるか?」
カム「はい。既にハウリア族全員集結しております」
黑霧「そうか、なら始めるか…」
そう言うと黑霧の体から幾つもの光が飛び、カム達に宿る
カム「!?げ、元帥!これは一体…」
黑霧「お前さんらに力を渡しただけだ。上手く使えよ」
黑霧が渡したのは“ドス“とその配下モンスターの力であった。カムに渡ったのはドスランポスで、他にもイーオスやガレオスなど多種に渡る
カム「…感謝申し上げます。元帥」
黑霧「気にすんな、ただし忠告だ“絶対に殺しを楽しむな。己が何のために力を欲したのかしっかり心に刻み、矜恃を、誇りを持って力を振るえ“わかったな?」
ハウリア族『Yes sir!』
黑霧「ならばよし!さぁ大樹に向かうぞ!」
そうして大樹に向かって数分後…斥候をしていたパル小隊から報告が上がった
パル「元帥、ボス。熊人族が大樹付近に部隊を展開しています」
黑霧「よーしならとっとと叩き潰して「お待ちください元帥」どうした?」
カム「恐れながらその役目、我々が行ってもよろしいでしょうか?」
黑霧「ふむ…わかったやって見せろ」
カム「御意」
そうして始まる蹂躙劇…しかしカム達は黑霧の忠告通り戦いを、殺しを楽しむことなく熊人族達全員を捕縛した
鈴「鈴の知るウサギじゃない…」
恵里「鈴。あれは兎人族であってウサギじゃないわよ…」
レギン「ぐうう…」
黑霧「お前らアルフレリックの忠告を聞かなかったのか?ま、いいけどさ…お前らアルフレリック達に伝えろ」
レギン「な、なんだ?」
黑霧「貸1つ」
レギン「!それは!」
黑霧「次きた時にすっとぼけようもんならフェアベルゲンを滅亡させるからな?」
レギン「…わ、わかった…」
黑霧「なら行ってよし!」
そうして帰っていく熊人族を尻目に大樹に到着する…が
黑霧「うーん…想像してたのと違うな…」
ハジメ「枯れてるしな…」
遠藤「デカいっちゃデカいが…」
そう、見事なまでに枯れているのだそして大樹の前にはオルクスの紋章と他にも紋章が書かれていた
黑霧「これは…」
香織「…あ、灰崎くん、オルクスの指輪を出して」
黑霧から受け取った指輪を石版の後ろに嵌め込む香織すると…
黑霧「これは…文字だな」
アレーティア「…4つの証…再生の力…紡がれし絆?」
ハジメ「これらがこの大迷宮に挑む為に必要って事か…」
ハジメ「てことは今は挑戦出来ないか…」
雫「こればっかりは仕方ないわ。他の大迷宮を当たりましょう」
黑霧「だな、よし。ありがとうな、お前ら」
カム「お気になさらず。元帥。また樹海に御用でしたら私達を頼って下さい。それと…シアの事を頼みます」
黑霧「ああ、責任もって世話するさ。じゃあな」
カム「元帥閣下、及び皆様の旅に幸あらんことを!」
そうしてハウリア族に見送られながら樹海を後にした黑霧達、行先はブルック、久々の人族の街である
次回に続く…
後書き!ハウリア族魔改造!そして次回は変態が蔓延る街ブルック&ライセン大迷宮に入ります!それでは次回もゆっくりしていってね!
セイレーンから誰を追加したい?③
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