世界最強の闇は異世界を蹂躙する   作:リア・ユグドラシル

21 / 39
投稿!さぁさぁ竜人の姫襲来!


18話 竜人とクレイジー女子

前回、愛子先生と愛ちゃん護衛隊のメンバーを連れて行方不明者の捜索に向かった黑霧…自分の正体をあっさり話、色々戦慄させつつ捜索を続ける…

 

黑霧「ん〜なかなか見つからんな〜…痕跡でもあれば…」

 

赤城「…あら?」

 

加賀「どうしました?赤城姉様」

 

赤城「指揮官。恐らく行方不明者の痕跡と思しき物を見つけました」

 

黑霧「お!ナーイス赤城!ノイント!赤城が指示する方向に向かってくれ」

 

ノイント「了解しました」

 

赤城「ではこちらです」

 

そうして案内された先は川の畔…だがその周辺は巨大な足跡によって異常な変形をしており、更に周辺にはひしゃげた盾や剣、更にマグマが固まった跡があった…

 

黑霧「…この痕跡は…アイツか…」

 

愛子「な、なんですかこれは!」

 

ハジメ「とんでもない地形変化だな…しかもこれは…足跡か…?しかも溶岩が固まった跡…」

 

相川「古龍ってのはこんな事が出来るのかよ…!」

 

黑霧「アイツからしてみたらただ歩いていただけなんだろ。アイツみたいに山みたいにデカいやつは大体移動する途中で村も街も踏み潰してしまう」

 

宮崎「うっそぉ…」

 

黑霧「一応言っとくがこれでも古龍の中じゃ弱い部類だぞ」

 

玉井「こ、これだけの事やって弱い部類なのかよ!?」

 

黑霧「本当にヤバいやつなら街を踏み潰すのでは無く攻撃1発で根こそぎ消滅させるし火山噴火みたいな自然災害も簡単に起こす。まぁコイツは火山を背負っている古龍だが…」

 

園部「火山を背負うって…」

 

愛子「…その古龍の名前は…?」

 

黑霧「その名はゾラ・マグダラオス。火山を背負い、世界中を徘徊する生ける災禍だ」

 

その言葉を聞いて生唾を飲む愛子達…

 

黑霧「とりあえずゾラ・マグダラオスは討伐するが…ん?滝の方に生命体反応?」

 

ノイント「あ、本当ですね」

 

ハジメ「俺の気配感知にも反応があるな」

 

黑霧「ほんじゃあ「私がやる」お?そうか」

 

アレーティア「破城、風壁!」

 

アレーティアの魔法が発動し、滝が真っ二つに割れる

 

愛子「えっ!?」

 

園部「うわっ!」

 

黑霧「…ビーンゴ」

 

滝の裏に小さな洞窟があり、そこで1人の男が倒れていた

 

黑霧「おーい起きろ〜」ペチペチ

 

ほっぽ「ホポ?ぺちぺち!」((꜆꜄•௰•)꜆꜄꜆»ペチペチペチ

 

男「…」

 

黑霧「起きねえな…しゃあない、精神干渉…そいっ」

 

男「っ!…うう…?」

 

黑霧「起きたな。お前がウィル・クデタか?」

 

ウィル「あ、ああ…僕がそうだけど…」

 

そう答えたウィルは即座に顔を青ざめる

 

ウィル「そ、そうだ!奴は?あの巨大な龍は!?もう居ないのか!?」

 

黑霧「デカい反応は近くにはない。まぁ別の反応は近くにあるが…」

 

ウィル「べ、別の反応?」

 

黑霧「まぁ速く外に出るぞ」

 

そう言ってウィルを連れて外にでる黑霧達…だがそこで突如笑い声が響く

 

?「あっははははははははは!!!!」

 

黑霧「ん?」

 

オブザーバー「あら?この笑い声は…」

 

?「あれ〜?オブザーバーじゃん!」

 

オブザーバー「あ〜やっぱ貴方なのね…ピュリファイアー」

 

そう、セイレーン上位個体ピュリファイアーであった。別名セイレーンの自爆屋

 

ピュリファイアー「あっはははは!なーんでオブザーバーがここに居るの?!」

 

オブザーバー「いやそれはこっちのセリフなんだけど…」

 

ピュリファイアー「私?私は最上位が居なくなってからもやりたい放題暴れてたら追い出されちゃった!」

 

黑霧「何してんだコイツ…」

 

オブザーバー「かんっぜんに自業自得じゃない…」

 

零「流石に擁護出来ない…」

 

ピュリファイアー「あれ〜?最上位も居たの?でもなんでここに?まさか好きな人でもできたの?」

 

零「…」(*ノωノ)ポッ

 

オブザーバー「…」(*ノωノ)ポッ

 

ピュリファイアー「…え、マジで?」

 

流石に驚いたらしいピュリファイアー…

 

ピュリファイアー「…その好きな人って?」

 

そう聞かれ、黑霧に顔を向ける2人…

 

ピュリファイアー「あ、そこの人…間…」

 

黑霧「ん?どした?」

 

ピュリファイアー「…」

 

黑霧「…おーい?」

 

ピュリファイアー「…カッコイイ…」ポソッ

 

黑霧「んあ?」

 

ピュリファイアー「ひゃっ!?な、なんでもない!」

 

ハジメ(堕ちたな)

 

香織(堕ちたね)

 

雫(いや堕ちるの速っ!)

 

恵里(堕ちちゃったか〜)

 

鈴(堕ちた!?)

 

遠藤(堕ちる速度速ない?)

 

即座にピュリファイアーが落ちたことを理解する離反組

 

黑霧「そうか?ならいいが…お前今後どうするんだ?」

 

ピュリファイアー「ど、どうするって?」

 

黑霧「お前行く宛てあるのかなって」

ピュリファイアー「…無いね…」

 

黑霧「…一緒に来るか?」

 

ピュリファイアー「!行く!行かせてもらいます!」

 

黑霧「ならOK。とりあえず渡す力選別しないとな…」

 

雫「…?ねぇ、何かそこに埋まってない?」

 

雫がそう言うとその視線の先には土砂崩れの跡があった

 

黑霧「ん?本当だな。掘り出すか…ハジメ」

 

ハジメ「わかった、錬成」

 

ハジメが錬成を土砂を掘り出していく…すると…

 

ハジメ「!コイツは…」

 

香織「うわっ!」

 

黑霧「ほほぉ…」

 

アレーティア「…黒竜?」

 

そう、そこには黒い竜の頭が見えていた…

 

黑霧「…呼吸はあるな…しかもこの魔力反応…龍の力を得たハジメ達に近い…?」

 

ハジメ「なに?という事はコイツまさか…」

 

愛子「はわわわわわわ!!」

 

園部「な、なんでそんな落ち着いてるのよ!?」

 

宮崎「ま、魔物じゃん!速く討伐しないと…」

 

雫「落ち着いて、多分魔物じゃないわ」

 

園部「え?」

 

雫が愛子達を抑えていると…

 

黑霧「おーい起きろ〜」

 

黑霧が揺するが起きない

 

黑霧「…爆音で起こすか…すぅー」

 

ハジメ「っ!?全員!耳を塞げぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

そうハジメが叫ぶと…

 

黑霧「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

 

黒竜「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」

 

黑霧が咆哮をあげ、周辺の地形と山3つ纏めて吹き飛ばす…そして天を舞う黒竜…

 

雫「一体何処の覇龍よアイツは!!」

 

ハジメ「いや覇龍でもここまでいかねぇだろ…」

 

愛子「な、なんですかあれ!?」

 

清水「とんでもない爆音…すげぇな…」

 

黒竜「うう…な、なにが…?」

 

愛子「うぇっ!?」

 

園部「シャベッタァァァァァァァ!!?」

 

黒竜「あっ…」

 

そう、黒竜が喋ったのだ…

 

黑霧「あ〜やっぱ竜人族か」

 

黒竜「…もうここまでバレてしまっては仕方ないのぉ…いかにも妾は竜人族の生き残り、クラルス族のティオ・クラルスじゃ」

 

黑霧「俺は黑霧、灰崎黑霧だ。んで?なーんで絶滅したとされる竜人族がここに居るんだ?」

 

ティオ「ぬ?お主らは竜人族では無いのか?」

 

黑霧「あ〜俺達は龍の力を持ってはいるが竜人族ではないな…あ、でも半竜人の知り合いは居るな」

 

ティオ「そうか…そう言えば妾が何故ここに居るか、であったな…それはこの世界ならざる者を神が呼び出したからじゃ。妾はその者達の調査を行う為に隠れ里から出てきたのじゃ…じゃが、途中で休憩しようと思い、山で休んでおったのじゃ…周りには魔物もおるし、竜の姿での…その時に山の様に巨大な龍が起こした土砂崩れに巻き込まれ、埋まってしまったのじゃ…」

 

黑霧「なるほどねぇ…まぁその召喚されたのは俺らだな」

 

ティオ「なんと!だからこの様な事が…」

 

園部「いやコイツは基準にならないから。規格外どころかもはや別物」

 

ティオ「あ、そうなのか…」

 

黑霧「つーか竜人族は恐らくエヒトの策略で神敵にされたんだろ?恨んでるんじゃねぇか?」

 

ティオ「そうじゃな…確かに、妾の心には神をそして楽園だった国を妾の両親を奪った神を憎む黒い炎が宿っておる。実際、お主の力を神を殺す為に利用しようとも考えた…じゃがそれは竜人族の…クラルス族の姫としての誇りにかけてそれは絶対に認められん」

 

黑霧「…なるほどね。まさにアレーティアに聞いた通り、誇り高き竜人族だ」

 

ティオ「ぬ?アレーティア…まさか吸血鬼族の姫か?」

 

アレーティア「ん。私がそう」

 

ティオ「なんと!未だに生きておられたのか…」

 

アレーティア「私は神の依代として狙われた…でもそれに気付いた叔父様によってオルクス大迷宮に封印された…そして300年たった今、ハジメ達に助けられて、今ここに居る」

 

ティオ「そうか…お主も苦労したのじゃな…」

 

黑霧「まぁ件の偽神はとっくに殺したから今更な話だが…」

 

ティオ「ん!?ちょっと待て!?」

 

愛子「灰崎くん!?神を殺したってどういう事ですか!?」

 

黑霧「あ、言ってなかったな」

 

そして黑霧は偽神エヒトがどういう存在で、どういう事をしていたのかを説明する…

 

ティオ「なんと…既に神殺しは成されたのか…!」

 

愛子「そんな…」

 

園部「私達は…元々帰れなかったっていうの…?」

 

ティオは竜人族の悲願が果たされた事に感極まり、愛子達は絶望した

 

ティオ「…この場を借りて礼を言わせて頂きたい。竜人族を代表として…妾達の悲願を叶えてくれたこと…感謝する…」

 

黑霧「気にすんな。俺は気に入らなかったからぶちのめしただけだ。そもそもアレが神と呼ばれること自体、俺達神からしてみたら不愉快以外の何物でもなかったからな」

 

ティオ「それでもじゃ…これで母上も父上も…散っていった同胞達も浮かばれる…」

 

黑霧「…そうかい…それで、ティオはどうするんだ?」

 

ティオ「妾は1度、里に戻りこの事を報告し、改めて異世界人達の監視を続けるつもりじゃ」

 

黑霧「ふむ…ティオ、ちょっと失礼するぞ。あと人型になってくれ」

 

ティオ「ぬ?わかった」

 

そう言ってティオは竜化を解く…そして黑霧はティオの額に人差し指を当て…

 

黑霧「えーと…絶海の孤島…この気候だと…この辺か?」

 

そう呟き、ゲートを開く黑霧…その先には竜人族の隠れ里があった

 

ティオ「なんと!これは…」

 

黑霧「ティオの記憶にあった隠れ里の気候とこの世界の何処が合うか計算して位置を割り出した。これなら直ぐに報告できるだろ?」

 

ティオ「うむ!あ、そうじゃ、できればお主にも来て欲しいのじゃが…」

 

黑霧「あ〜実行した奴が居た方がいいか…まぁいいぞ?つーわけでハジメ達はここで待っててくれ」

 

ハジメ「おう」

 

そうして黑霧はティオに連れられ竜人族の隠れ里に入る…

 

竜人族1「ひ、姫様!?そちらの人間は…」

 

ティオ「それも含めて説明しよう。先ずは爺様と里の有権者達を集会所に集めて欲しい」

 

竜人族1「はっ!」

 

そうして集会所で茶と茶請けを楽しみながら待つ黑霧とティオ…そうしていると何人も竜人族が入ってくる…

 

アドゥル「儂はティオの祖父のアドゥル・クラルスだ。お主は?」

 

黑霧「黑霧、灰崎黑霧。始祖の神より生み出されし4種の神、四大原神、魔神族の王にあたる者だ」

 

そう黑霧が自己紹介すると竜人族がざわめき、黑霧に殺気を向ける

 

アドゥル「…まさか神とはな…儂ら竜人族が神を憎んでおるのは知っておるのだろう?」

 

黑霧「その前に1つ訂正しろ」

 

アドゥル「?なにかね?」

 

黑霧「アレを神と呼ぶな…!不愉快だ…!」

 

アドゥル「っ!…失礼した、先程の発言を撤回しよう」

 

アドゥルは黑霧の逆鱗に触れたと理解した…そして黑霧が怒り狂えば自分達は為す術なく殺されるだろうと…

 

黑霧「…先ずお前らの神への認識の誤りを正すぞ。神という存在は基本人間に干渉することは無い。そして世界を管理する神はその世界に限ってあらゆる情報を得られる。つまり、お前らが逃げ延びることは本当にエヒトが神ならありえないんだよ」

 

アドゥル「なんと…では奴は一体?」

 

黑霧「アイツは人の限界は超えた…だが神としての格…神格を持った訳じゃない。言ってしまえば神モドキ…或いは偽神だな」

 

アドゥル「なるほど…」

 

黑霧「そして神でも無いにも関わらず自身を神と語ることは俺達神からしてみたら極刑に処すべき大罪だ。だから俺が偽神を殺すために来た」

 

アドゥル「なんと…そういう事でしたか…」

 

黑霧「んでもって既に偽神とその眷属神を語る奴を消滅させた」

 

アドゥル「!では…偽神は…我らを苦しめた者はとうの昔に…」

 

黑霧「ああ、消滅した」

 

アドゥル「そうですか…」

 

そしてすすり泣く声が聞こえる…竜人族が感極まり、泣いている者が多くいた…

 

黑霧「つってもエヒトの影響が完全に消えた訳じゃねぇ。未だに魔人族と人族は殺し合いを続けてるし、お前らは神敵のままだ」

 

アドゥル「…いやそれでも…これ以上偽神に好き放題されないだけでも…ありがとう…!」

 

そうアドゥルが言うと周囲の竜人族も礼を言った…

 

黑霧「あ〜気にすんな…つーか小っ恥ずかしいな…そういやティオは監視を続けるんだろ?誰につくんだ?」

 

ティオ「それについては決まっておる。お主達について行かせておくれ」

 

黑霧「ふーむ…まぁ構わないか…良いぜ」

 

ティオ「感謝する!」

 

黑霧「とりあえずそろそろ戻るぞ。ハジメ達を待たせてるしな」

 

アドゥル「そうか…改めてありがとう。ティオよ」

 

ティオ「なんじゃ?」

 

アドゥル「性的に食うなら早めにの?」

 

ティオ「ぶっ!なな、何を言っておるんじゃ!?」

 

アドゥル「いやなーに…老いぼれからのお節介じゃよ」

 

ホッホッホと笑うアドゥルに顔を真っ赤にするティオを不思議そうに見る黑霧

 

黑霧「なにしてるんだ?速く行くぞ」

 

ティオ「う、うむ!速く行こうぞ!」

 

急かしてくるティオを不思議そうに見ながら、竜人族に見送られ、ティオと黑霧はゲートを潜り、元の場所に戻るのであった…次回に続く…




後書き!ティオさんは変態化を回避しピュリファイアーも参戦!さぁ次はウルの町防衛戦です!それでは次回もゆっくりしていってね!

五航戦姉妹を入れるべきか?

  • 入れろ
  • 入れなくてよし
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。