世界最強の闇は異世界を蹂躙する   作:リア・ユグドラシル

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投稿!バカ勇者達サイドです!


幕間 馬鹿はやっぱり馬鹿のまま

〜ハインリヒ王国 王城訓練場〜

 

光輝「…はぁ…」

 

光輝は思い出していた。黑霧を筆頭に離脱して行ったメンバー…その中には幼なじみの2人が混ざっていた。あの時光輝はどうにか2人を留めたかったが黑霧が教皇イシュタル達を惨殺したのを見てしまい声が出せなかったのだ。

 

光輝「灰崎…やっぱりアイツが香織達を洗脳したんだ…!」

 

こんなアホな事言ってるがそんなわけも無い。確かに黑霧はノイントに薬を無理矢理飲ませたが、あれはあくまで感情を与えるのと精神干渉系のデバフを解除するだけの物である。そして黑霧に他人を洗脳して楽しむ趣味は無い。寧ろ洗脳なんかは特に嫌いでそんな事やろうとするやつが居たら即抹殺しに行く位大っ嫌いである。

 

光輝「早く強くなって灰崎から香織と雫、恵里に鈴を助け出さないと…」

 

ここでハジメと浩介の名前が出てこないのが馬鹿勇者(笑)クオリティである。

 

龍太郎「光輝…」

 

光輝「…龍太郎か」

 

龍太郎「少し落ち着いたらどうだ?」

 

光輝「落ち着けるか!香織達が灰崎に連れていかれたんだぞ!早く助けに行かないと…!」

 

龍太郎「だから落ち着けって!そもそも灰崎が連れていったんじゃなくて香織達が自分からついて行ったんだぞ!」

 

光輝「そんな訳あるか!そうだとしてもどうせ灰崎が洗脳してるに決まってる!」

 

龍太郎「はぁ…光輝」

 

光輝「なんだよ!」

 

龍太郎「俺さ。灰崎の言葉を聞いて色々考えたんだよ。本当に教会は信用出来るのか。戦争がどういう物なのか。人を殺す覚悟を俺は持てるのかってな」

 

光輝「っ…」

 

龍太郎「元々考えるのが苦手だから苦労したが…正直俺は教会の人間が信用できない。メルド団長達ハインリヒ王国騎士団の人達は信用できるが…教会の人間は光輝が言う洗脳を受けてるようにしか見えなかったんだ」

 

光輝「おい龍太郎!それは教会の人達に失礼じゃ…」

 

龍太郎「だったらお前の灰崎が香織達を洗脳したってのも失礼だと思うぞ?」

 

光輝「それは事実「事実だと言う証拠は?」香織達があんな奴について行くはずがないからだ!」

 

龍太郎「はぁ…」(こりゃ処置不能だな…)

 

光輝「…なんだよその呆れたようなため息」

 

龍太郎「いや呆れてんだよ…雫はよく光輝の手綱を握れたな…いや俺とかのせいで握らざるを得なかったのか…今度会ったら謝ろう…って、んな事はいいんだ…つーか光輝。仮に洗脳が本当として一体どうやって灰崎を倒すつもりだ?」

 

光輝「そんなものステータスを上げて強くなればいい!俺は勇者だ。誰よりも基礎ステータスが高いし強くなれる!」

 

龍太郎「はぁ…俺さ、あの騒ぎの時灰崎のステータス見たんだよ…そしたらなんて書いてあったか分かるか?」

 

光輝「分かるわけないだろ?」

 

龍太郎「全ステがERRORになってた上、技能はどれもこれも神様が持つような物ばかり。おまけに文字化けして分からない技能もあるし、天職に至っては全世界の悪性を超えた闇って書かれてたんだよ。正直光輝が勇者でも勝てるとは思えないぜ」

光輝「なっ…」

 

龍太郎「それにさ…俺、雫や香織がアイツについて行った理由がわかるんだ…」

 

光輝「え…」

 

龍太郎「お前さ、雫が昔イジメられてたの覚えてるか?」

 

光輝「ああ…だがそれは…」

 

龍太郎「俺が解決した…か?」

 

光輝「ああ。実際あれ以降イジメは無かったじゃないか」

 

龍太郎「はぁ…実はな、光輝が干渉したせいで余計に拗れたんだよ…」

 

光輝「えっ…」

 

龍太郎「お前にバレないようより陰湿になったらしい…俺も聞いた時はビックリしたぞ…光輝がちゃんと解決したもんだと思ってたからな…正直雫本人から言われなかったら信じてなかったぜ…」

 

光輝「雫が…?そんな…」

 

龍太郎「そのイジメを解決したのが灰崎らしい。当時は既に知り合いで、たまに稽古をする仲だったそうだ」

 

光輝「…」

 

龍太郎「んで、イジメの相談を受けた灰崎は学校の監視カメラをハッキングして証拠映像を手に入れた後、雫の顔にだけモザイクを入れて隠してネットに映像をばら蒔いたそうだ。谷口の両親の手も借りて社会的に抹殺したんだとよ」

 

光輝「そんな事が…」

 

龍太郎「結果、イジメをやってた連中は軒並み転校。だがネットにばらまかれた影響で転校先でもイジメられてるらしい…」

 

光輝「嘘だろ…」

 

龍太郎「思えばその時期からだったな…雫が俺たちでは無く灰崎と話すことが多くなったのは…」

 

光輝「だ、だけど香織がついて行く理由には…」

 

龍太郎「それに関しては南雲が関係してるらしい」

 

光輝「南雲が?」

 

龍太郎「なんでも昔香織が親に買い物を頼まれた時に遭遇したらしい。当時は香織が目撃しただけで南雲は知らなかったそうだが…」

 

光輝「だがそれだけじゃ…」

 

龍太郎「そんときは大分衝撃的なシーンだったらしいが…そこは詳しくはしらん。だがそれ以降香織は南雲の事が気になり始めて色々調べたそうだ…灰崎にも雫を通して情報提供を求められたらしい」

 

光輝「そうだったのか…」

 

龍太郎「灰崎曰く「多分香織は自分のその感情が完全に理解できる訳じゃない。だがいずれ理解すると思う」と言ってた。多分香織がついて行ったのはその感情がなんなのか理解したからじゃないか?」(推測するに恋心だろうが…)

 

光輝「その感情を理解しただけで…?」

 

龍太郎「まぁそれだけ大きい感情なんだろ」(今の光輝に言ったらどうなるかわからんしやめとこ…)

 

光輝「つまり…南雲が香織を洗脳した…?」

 

龍太郎「…いや流石にねぇだろ…」(どうしてそうなるんだよっ!?)

 

光輝「いやそうとしか考えられない!おのれ南雲め…!」

 

龍太郎「あーもういいや…」(コイツにつける薬ねぇな…何言っても意味がねぇ…今まで肯定され続けたせいで自分の正義を疑わなくなってやがる…)

 

メルド「お?こんな所に居たか」

 

うんざりした様子の龍太郎と南雲に対する逆恨みを募らせる光輝の元にメルド団長が現れた

 

龍太郎「あ、メルド団長。どうしたんすか」

 

メルド「いやなに、3日後にホルアドに向かい、オルクス大迷宮で本格的に訓練を始めることを伝えようと思ってきたんだ」

 

運命の交差点はすぐそこに…次回に続く…




はい!勇者(笑)はやっぱり馬鹿です!そして龍太郎が結構真面目に頭を使い始めました!次回はオルクス大迷宮編です!次回もゆっくりして行ってね!

セイレーンから誰を追加したい?③

  • テスター
  • ピュリファイアー
  • オミッター
  • コンパイラー
  • エディター
  • アビータEmpressIII
  • オブザーバー・零
  • コードG
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