勇者(笑)side
〜オルクス大迷宮10層〜
光輝「結構来たな…」
メルド「油断はするなよ?大迷宮ではなにが起こるかわからないのだから…」
龍太郎「余裕…と言いたいが…」(なんだ?嫌な胸騒ぎが…)
永山「…なんか龍太郎、八重樫さんに似てきたな…」
龍太郎「…正直…雫に帰ってきて欲しいと切に思うぜ…」
優花「…あの坂上くんがこうなるとはね…」
龍太郎「こうならざるを得なかった…ってのが実情だがな…戦力も光輝が勇者だから良かったが…檜山は天職無しだし…清水は戦いには不参加、遠藤、香織、雫、谷口、南雲、灰崎兄妹は離反して独自に動いている…特に灰崎兄が離脱したのが痛てぇ…アイツの戦闘力なら単独でオルクスを踏破できるだろうし…」
優花「…ほんと、変わったね…」
永山「正直、離反しただけならいいんだが…」
優花「…南雲を虐めてた件だね…」
永山「俺や園部のグループはイジメに加担してなかったが…黙認してたのは事実だ…下手したらアイツらが復讐しに来る可能性もある…」
龍太郎「…灰崎兄だけでも王国軍壊滅させれるだろうな…勝ち目ねぇぞ…」
黑霧達が王国を蹂躙する様を想像し青ざめる3人…
優花「…土下座しかないかなぁ…?」
永山「…許してもらえるか?それ」
優花「…無理かな?」
そこで登場空気を読まない勇者(笑)…
光輝「大丈夫だ!仮に来たとしても俺が皆を守る!そして香織や恵里、雫の洗脳を解いて灰崎達から解放する!」
龍・優・永『あーはいはいそうですか〜』(あてになるかっ!!!)
正直勇者(笑)があてになるとは思ってないし、龍太郎達は知らないが黑霧は人間では無い上、神を超えた超越存在に近い神なため、どう頑張っても人間が黑霧に勝てる可能性は0である。しかも黑霧は表人格にあたる絶が存在する限り死ぬ事が無いので、倒すには別の世界に居る絶も同時に倒さないといけない。
メルド「話をするのはいいが警戒しろよ〜」
龍太郎「あ、すんません」
優花「ん?なにかしらあれ…」
メルド「ん?あれは…グランツ鉱石だな。とても希少価値が高い」
檜山「なら俺たちで回収しようぜ!」
メルド「おい大介!まだ安全確認も終わってないんだぞ!」
クゼリー「…っ!団長!トラップです!」
しかしクゼリー副団長の言葉は遅かった…
メルド「!全員部屋の外に!」
メルド団長がそういった途端勇者(笑)組の視界を光が覆い尽くした…
黑霧side
〜オルクス大迷宮64層〜
黑霧「早めに来れたな〜」
ノイント「そうですね、マッピングをしておいて良かったです」
雫「食料品は買い込んであるし、最悪の場合魔物を食べればいいしね」
ハジメ「ドンナーとシュラークの調子も良いし、今度はシュラーゲンの試運転といくか!」
香織「私もかなり強くなったよ〜!」
鈴「カオリンは強くなり過ぎだよ…なんで治癒師なのに近接格闘と杖術で敵を殴り倒してるのさ…」
恵里「鈴も桜花で魔物フルスイングしてたよね?」
鈴「それは言わない約束だよ!?」
黑霧「…ん?なんか騒がしいな…」
ハジメ「65層に誰か居る…?」
ノイント「…おかしいですね…オルクスの65層はそれこそ伝説級の冒険者でも生きて帰るのが難しいことから基本命知らずか腕に自信のある者以外居ないはずですが…」
雫「…この気配…光輝?」
恵里「てことは勇者組?」
鈴「何でここに…私たちみたいに道を知ってた訳でもないだろうし…」
黑霧「とりあえず行ってみるか…」
勇者(笑)side
飛ばされた先は65層…一般的な冒険者からしてみたら完全な死地でもある領域で勇者(笑)達は挟撃を受けていた…
光輝「くっ!なんて硬さだ!」
龍太郎「まともに攻撃も通らねぇ…!」
永山「おい急げ!こっちもこっちで統率が取れてないんだ!」
優花「キリがない…キャッ!」
綾子「優花っち!」
トラウムソルジャーが優花を頭から真っ二つにしようとして…粉々になった
優花「っ!?な、なに!?」
奈々「優花っち大丈夫!?」
優花「う、うん…」
そしてその傍に本来この世界に存在しないはずの物が転がってくる
優花「これは…薬莢?」
?「おいおい…これはどういう状況だ?」
優花「っ!あ、あんたは…灰崎!?」
黑霧「あ?って園部か…やっぱ勇者(笑)組だったか…つーかなんでここに?」
優花「そ、それはこっちのセリフだよ!なんでアンタらが…」
黑霧「…まぁ話は後か…恵里!雫!」
恵・雫『了解!』
恵里が降霊術で大量の死者を呼び出し、雫がベヒモスの角を断ち切り蹴り飛ばす
光輝「雫!?恵里!?無事だったか…」
勇者(笑)の声を完全に無視し、怪我した騎士団員を回収し後方に下がる
雫「香織!仕事よ!」
香織「オッケー!」
そして無詠唱で回復魔法を行使する香織にクラスメイト達は驚愕の目を向ける…それは騎士団員達も同じであった
龍太郎「か、香織が無詠唱?」
更に響く銃撃音と共に突進しようとしたベヒモスの脚に穴が開けられ崩れ落ちる
ハジメ「全く何をぼさっとしてやがる?」
永山「え、誰?」
ハジメ「…まぁ大分変わったし分からねぇか…南雲だよ」
光輝「え?南雲?」
ハジメ「ああそうだ。元の世界で散々お前らにこき下ろされてた南雲ハジメだ」
龍太郎「うっ…それは…」
淳史「ていうか南雲それって…銃だよな…?」
ハジメ「そうだが?」
淳史「…どうしたんだ?それ」
ハジメ「作った」
淳史「作った!?」
ハジメ「つーかはよどけ邪魔だ」
淳史「そ、そんな言い方しなくても…」
黑霧「実際邪魔なんだが?」
光輝「灰崎っ…」
勇者(笑)が黑霧を睨みつけるがどうでもいいとばかりに黑霧は無視する
黑霧「それともベヒモスごと粉々になりたいならそこに居ればいい」
龍太郎「おい光輝!下がるぞ!」
光輝「俺は勇者だ!絶対に引かない!」
龍太郎「おいっ!」
黑霧「…はぁ…もういいわ…香織やっちまえ」
香織「はいはーい…光砲」
香織がそう唱えた途端極光が杖から放たれてベヒモスを消し飛ばした。尚勇者にも若干かすりかけてたがそこは無視した
メルド「なっ…べ、ベヒモスを一撃っ…」
龍太郎「しかも治癒師のはずの香織が!?」
光輝「…」
メルドは信じられんと目を見開き、龍太郎は唖然とし、勇者(笑)は茫然自失していた。因みにトラウムソルジャーは黑霧の一撃で一体も残らず殲滅済みである
黑霧「…んで?なにがあったんだ?」
一応話は聞いとこうと言うことで優花に問いかける黑霧
優花「う、うん。説明するね…」
少女説明中…
黑霧「なるほどな…つまり檜山の阿呆がトラップかどうかも調べずに不用意に触れたせいでこうなったと…」
檜山「うっ…」
黑霧「は〜…馬鹿だ馬鹿だと思ってたがここまでとは…」
黑霧からしてみたら不用心にも程があると言える。こういったダンジョンとかでの美味しい話は高確率でトラップである。勿論トラップじゃない場合もあるが不用意に触れたり近付いたりするのは馬鹿がやる事だと黑霧は思っているため檜山の行動は余りに浅慮だと思った
黑霧「つーかグランツ鉱石は香織に贈るつもりだったんだろうが…既に香織とハジメは恋人だからもう遅いと思うがねぇ…」
檜山「は!?白崎さんと恋人ってどういう事だ!?」
光輝「灰崎!今のはどういう事だ!?」
黑霧「そのままの意味だよ…なんなら2人とも既に致してるし婚約指輪も着けてる。ほら2人の薬指見てみ?」
そう言われて目を向けると確かに2人の左手の薬指にグランツ鉱石を使った指輪が嵌っていた
檜山「な…な…」
光輝「そ、そんな…南雲!お前香織に何をし!?」
勇者(笑)が香織を呼び捨てにした途端ハジメが勇者(笑)の頭にドンナーを突きつけていた
ハジメ「テメェ…誰の許可取って俺の女を呼び捨てにしてやがる?」
そう、ハジメは静かにキレていた…最初のうちは我慢してたが我慢の限界がきたのだ。更に檜山が香織に向ける視線も相まって沸点が下がっていたのだ
香織「お、俺の女なんて…も、もう!恥ずかしいよ!ハジメくん!」
香織の方は嬉しさと恥ずかしさにより悶えていたが…
檜山「…ざけんな…」
ハジメ「あ?」
檜山「ふざんけんな!なんでお前と白崎さんが付き合えるんだよ!?なんで俺じゃねぇんだ!」
香織「いや私元々ハジメくんが好きだったし…」
檜山「なんでだよ!?なんでそんなオタクが良いんだ!?そんなオタクよりも俺の方が…」
香織「…ブチッ」
黑霧「あっ…」
香織「堕天!」
檜山「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?!!?」
香織が放った魔法、堕天はオリジナル魔法である。その効果は細胞をがん細胞に変えると言う単純なもの。ただしその効果は絶大であり、この魔法による影響は絶対に治せない。例え神水を使っても治せないのだ。さらに圧倒的な魔力効率の良さ。仮にベヒモス一体丸ごとがん細胞化させても消費は全体の魔力の1割にもならない。そして相手の戦意を折ることにも使える。仲間が、そして己の肉体がグズグズになっていくのを見て正気や戦意を保てる者がそうそういるわけも無いためである。
光輝「か、かお「バキュン!」し、白崎!檜山になんて事を!直ぐに治すんだ!」
香織「お断りだね」
光輝「そ、そんな!雫!なにか言ってやってくれ!」
雫「嫌よ。どう見たって非があるのは檜山じゃない。恋人に暴言吐かれて怒らない訳ないでしょ。自業自得よ」
光輝「雫まで…え、恵里!」
恵里「うるさい。あと私は下の名前で呼ぶことも呼び捨てにするのも許可してないよ!!」
光輝「鈴!」
鈴「こればっかりは擁護できないかな〜」
光輝「ギリッ…は、灰崎…」
黑霧「断る。つーかなんでお前の言う事聞かなければならん」
香織「アソコも再起不能にしたしどちらにせよ二度と戦えない様にはなっちゃったね〜…ハジメクンヲバカニシタツミハコノテイドジャツグナエナイケド…」
遠藤「うわ〜病んでんな〜白崎さん…」
永山「うおっ!居たのか遠藤!?」
遠藤「一応いたよ…出番無かったけど…」
光輝「何故だ…」
ハ・黑『あ?』
光輝「何故その力を世界を救う事に使わない!?」
黑霧「どうでもいいから」
ハジメ「自分の周りを守る為の力なら有るが世界を救うための力は持ってないから」
雫・香・恵・鈴・遠『同じく』
光輝「なんでだよ…!なんでそんなあっさり切り捨てられるんだよ…!」
黑霧「お前と違って現実が見えてるからだよ」
ハジメ「自分ができる限界を理解してるし、理想を見続けてる訳でもない。まぁお前とは一生相容れないとは思うが…つーか早く行こうぜ?時間の無駄だし」
黑霧「そうだな…じゃ、さいなら」
光輝「…決闘しろ!灰崎黑霧!」
黑霧「…あ?」
光輝「俺が勝ったら雫達を解放してもらう!」
黑霧「ほう?じゃあお前は何を賭ける?」
光輝「えっ…」
黑霧「えっじゃねぇよ。俺だけリスクを背負うってのはフェアじゃねぇ。そうだな…ならお前が負けたら今後俺たちの行動や関係に首を突っ込んでくるな。あと聖剣を頂く。変わりに俺が負けたらハジメの造るアーティファクトを渡すのと雫達にお前達の所に戻るよう説得しよう」
そう言いつつ黑霧は契約書を取り出す
黑霧「魂縛りの契約書…契約の内容を魂レベルで遵守させる契約書だ。契約を違えれば死よりも辛い苦痛が襲いかかる」
光輝「…いいだろう!契約してやる!」
そうして2人は契約書にサインする
ハジメ「いい性格してんなぁ…黑霧のやつ…」
優花「どういう事?」
ハジメ「黑霧は説得はすると言ったがその後どうするかは言ってない。つまり説得を受けた上でアイツらが戻ることを拒めばそれまで。俺の造るアーティファクトも俺達以外に使えないようにされてるからどちらにせよ使えないって事だ」
優花「うわぁ…」
黑霧「さて、これで準備は整ったな。決闘を始めよう」
光輝「行くぞ…!万象…」
光輝が詠唱を始める…が
黑霧「おせぇ」
次の瞬間黑霧に聖剣を奪われ聖鎧ごと腹を拳で貫かれて居た
光輝「がはっ…」
龍太郎「光輝っ!」
永山「今何が…!?」
優花「一体何が起こったの…!?」
雫「単純に高速で光輝の前に移動して鎧ごと貫いただけよ」
優花「…ここまで力の差があるのね…」
黑霧「さて、決闘は終了。つーわけで聖剣は貰ってくぞ〜」
光輝「ま、まっ…ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?!??」
龍太郎「光輝っ!?」
黑霧「契約書の効果を忘れたか?」
光輝「お、俺はまだ負けてない…!」
黑霧「契約書が発動してるってことはお前の負けだよ。言い訳が通じると思うな」
ノイント「早く行きましょう日が暮れちゃいます」
黑霧「そうだな。じゃあな、精々頑張れ」
遠藤「えーと…永山、死ぬなよ?」
永山「分かってる」
そうして黑霧達は更に奥に向かい、勇者(笑)達は迷宮を脱出した…グズグズになった檜山とボロボロの光輝を連れて…
次回に続く。
後書き!うん知ってた!勇者(笑)達弱スギィ!そして現実を突きつけられても勇者(笑)の性格は変わらないんだろうなぁ…次回は真オルクス大迷宮編に入ります!それでは次回も…ゆっくりしていってね!!
セイレーンから誰を追加したい?③
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