ストライク・ウィッチーズ~鬼神の闘い   作:武御雷参型

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皆様、お久しぶりです。漸く書き上げれましたので投稿いたします。


第九話~支援艦隊、到着

赤城甲板では、501戦闘航空団や赤城乗員が、龍聖が帰って来るのを待っていた。

 

「黒崎さん、本当に大丈夫かしら………」

 

501戦闘航空団の隊長であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケが呟く。

 

「あいつのことだ。大丈夫だろう」

 

ミーナの言葉に反応したのは坂本美緒であった。美緒は501戦闘航空団の戦闘隊長を務めている。

 

「だが、少佐。本当に信用しても大丈夫なのか?」

 

美緒に対して疑いの言葉を掛けたのは、ゲルトルート・バルクホルンだ。彼女はミーナの副官的存在で、事務仕事ではミーナの右腕として、仕事を手伝っていた。

 

「でもさ、トゥルーデ。私は彼の事を信用してもいいと思っているけどね」

 

「簡単に人を信用するな、ハルトマン」

 

ゲルトルートに対して言葉を発したのは、エーリカ・ハルトマン。彼女は撃墜数で勲章を授与されている世界最高峰のウィッチなのだが………私生活が、ね………。因みにトゥルーデと言うのは、ゲルトルートの愛称である。

 

「シャーリー、私たちのストライカーでもあんなに早くスピードは出せないよね?」

 

「ああ、そうだな………一度、乗せてもらいたいな………」

 

龍聖がいる先を見つめて会話をしているのは、フランチェスカ・ルッキーニとシャーロット・E・イェーガーである。この二人は特に仲が良く、一緒に行動している事が多い。

 

「なぁ、サーニャ」

 

「なに? エイラ」

 

「ネウロイの反応はないんだよナ?」

 

「うん、特に反応していない」

 

若干、一人は眠たそうにしているがいつもの事で、サーニャ・V・リトヴャクとエイラ・イルマタル・ユーティライネンである。サーニャは夜間哨戒が主な任務で、日中は寝ている事が多いが、ネウロイが出現したときには皆と一緒に出撃をしているが、極度の人見知りで、エイラとエーリカが仲が良い。

 

「キィィッ‼ 坂本少佐に信用されるなんて、信じられませんわ⁉」

 

そう地団駄を踏んでいるのは、ペリーヌ・クロステルマン。彼女は、美緒に対して信仰に近い感情を持っており、美緒に近付く新人に対してきつく当たってしまう節がある。

 

「(とっても、怖そうな人だな………)」

 

内心で龍聖に対して恐怖心を持っているのは、リネット・ピショップ。彼女は芳佳が入る数日前に501戦闘航空団に入隊している。

 

「大丈夫かな………でも、優しそうな人だったな…………」

 

そう呟いたのは、亡き父から手紙をもらい、美緒に無理を言ってブリタニアについてきた宮藤芳佳である。

 

「ミーナ中佐、ネウロイとは違った何かを感知しました………」

 

すると、索敵魔法を得意とするサーニャが、ミーナに報告をする。

 

「どういう事なの、サーニャさん」

 

「えっと、どう言ったらいいのか………」

 

「はっきりものを言わないか‼」

 

サーニャの物言いに語尾を荒くするトゥルーデ。それに体を震わせて、もう一度、確認をすると龍聖と同じ反応を検知したのである。

 

「先ほどの男性と同じものを纏った人がこちらに近付いてきます」

 

「敵か⁉」

 

「まだ、敵と確定していないわ。ストライカーの整備の方はどうなっていますか?」

 

トゥルーデは早とちりで敵と断定したが、ミーナが窘める。そして、動かないストライカーの整備状況を整備士に確認をする。だが、結果は悲惨であった。

 

「ダメです。全て確認をしましたが、どこも異常は見られません」

 

「本国に送り返して整備してもらう他無いのかしら?」

 

「そんなことをしている猶予はないんだぞ、ミーナ‼」

 

ガリアを占拠しているネウロイを一刻も早く、消滅させてガリア開放を望んでいるトゥルーデ。そこには、何か焦っている様子があった。

 

「現状は維持。と言う事に「後方に二隻の艦影を視認‼ 大和よりも大型です‼」なんですって⁉」

 

すると、駆逐艦からの情報が赤城に入り、緊急放送で二隻の艦が近づいてきている事を伝えた。

 

「発光信号を確認………ですが、我々が知っている発光信号ではありません‼」

 

「今度こそ、ネウロイじゃないのか?」

 

「でも、ネウロイって水を嫌うんじゃなかったか?」

 

「確かに………だが、この状況をどう説明する」

 

「でもよ‼」

 

トゥルーデとシャーロットが言い合いになりそうな時であった。龍聖が帰還したのである。

 

〈こちら、黒崎。間も無く帰還します。着艦許可を〉

 

ミーナがしているインカムに龍聖が着艦許可を求めてきたが、今はそれどころではなかった。

 

「こちら、ミーナ。黒崎さん。申し訳ないのだけど、今は着艦許可を出せないわ」

 

〈それは、どう言う事ですか?〉

 

ミーナは龍聖の質問に答えようとした。すると、通信に介入する第三者の声がインカムに響く。

 

〈こちら、国際IS委員会日本支部所属、対IS用特殊武装隊“武御雷隊”隊長の山本智花です。黒崎隊長、聞こえますか‼〉

 

〈山本隊長⁉ どうして、貴女がここに‼〉

 

〈話は後です。現在、銀鳳と紫炎がこちらに向かっています〉

 

〈二隻とも来ているのですか⁉〉

 

〈ええ、なので、情報共有をしたいのですが………〉

 

ミーナを差し置いて、智花と龍聖は通信を続けた。

 

〈情報共有と言ってもな……俺も数時間前に戦闘に巻き込まれたというか、首を突っ込んだというか………〉

 

〈ですが、アマツ・イカルガの弾薬も消費しているはず。まずは、補給を受けられては如何でしょうか?〉

 

〈それもそうだな〉

 

話が纏まりそうになったのを見計らって、ミーナが口を開く。

 

「こちら、501戦闘航空団“ストライク・ウィッチーズ”隊長、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です。近くに私たちの基地がありますので、そちらでお話を伺う事は出来ますか?」

 

〈山本隊長、山本艦長はどの様に仰っておられますか?〉

 

〈私に指示を出されたのは、待機との事です〉

 

〈判りました。指揮権はいつも通りで宜しいですか?〉

 

〈ええ、大丈夫です〉

 

〈判りました。まず、ミーナ中佐。一度、赤城に着艦許可を頂けませんか? 自分から軽く説明をしたいので〉

 

「判りました。艦長、宜しいですか?」

 

「あ、ああ。大丈夫です」

 

赤城艦長の言葉を聞いた、赤城乗員は素早く甲板にあるモノをどかし始める。

 

 

 

暫くすると、マガツ・イカルガの姿を全員が視認する事ができ、マガツ・イカルガはゆっくりと機体を赤城甲板に着艦させ、龍聖は機体を量子変換して姿を現す。

 

「ミーナ中佐。黒崎、ただいま戻りました」

 

「ご苦労様です。ですが、あなたは501に入隊していないのに、なぜ私に報告をするのかしら?」

 

龍聖は真っ先にミーナに戻ってきたを伝えると、ミーナは労いの言葉を龍聖に掛ける。そして、なぜ自分にその報告をするのかを尋ねた。

 

「今の指揮系統の中で言えば、貴女が最高権を所有していると判断したからですが、なにか間違っていましたか?」

 

「いえ、問題はありません。それで、あなたの支援艦隊はあとどのくらいで到着しますか?」

 

「すでに近くまで来ているとの事ですが………エル。状況は?」

 

〈現在、銀鳳並びに紫炎の二隻はこちらにまっすぐ向かってきています。数分もすれば視認距離です〉

 

「との事です」

 

龍聖はエルに二隻の状況を確認し、ミーナに報告をする。

 

「それにしても、あなたのそれは、不思議ですね」

 

「なぁ、自分専用機ですから……と言っていたら、到着したようですよ」

 

龍聖が指を刺した先には、銀鳳と紫炎の二隻が視認する事が出来たのであった。




誤字脱字、感想、指摘、質問等ございましたら、どしどし送ってください。

次回予告

紫炎と銀凰が龍聖と同じ様に異世界に飛ばされてきた。そして、損傷の激しい赤城の両舷に接舷する。
異世界組とIS組が交わる。

次回、第十話~説明会1
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