ストライク・ウィッチーズ~鬼神の闘い   作:武御雷参型

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本日は時間に余裕がありましたので、書き上げられました。


第十二話〜天照隊、参戦ス

その後、ネウロイからの攻撃も無く、艦隊は無事にブリタニア軍港へと到着した。ここで、赤城と随伴艦である駆逐艦が修理されることになっていたのである。そして、タグボートで曳かれる赤城を見送る銀凰の甲板には、赤城艦長杉田の姿があった。

 

「皆様には感謝の念しかありません。この度は、曳航して頂き誠にありがとうございました」

 

杉田の前には紫炎級IS工作艦一番艦紫炎の艦長を務める桜井雄介と、銀凰級IS輸送艦一番艦銀凰の艦長を務める山本俊輔、そして、天照隊隊長の黒崎龍聖の姿があった。

杉田は三人に対して、深くお辞儀をする。

 

「頭を上げてください。我々は出来る事をやっただけですから」

 

「そうです。俊輔艦長の言う通りです。我々が出来る事をやったまでですから」

 

「それに、攻撃をされている艦を見過ごせる訳にもいきませんから」

 

俊輔、雄介、龍聖の順番に杉田に声を掛ける。

 

「そう言って頂けると幸いです。では、私はこれで」

 

杉田はそう言うと、乗ってきたボートに乗り込みブリタニアの軍港へと消えていった。

 

「さて、黒崎隊長。今後の事を話さなければいけませんね」

 

「ああ、その通りだな。雄介艦長、501の方々は?」

 

「既に基地の方へと戻られています」

 

俊輔は今後の行動の事について、雄介を交えて話をつもりでいた。

 

「では、会議室の方へと行きましょうか」

 

龍聖の言葉に二人は頷くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだと‼ 小王が生きていただと‼」

 

「ああ、はっきりと確認をしている。エル、映像もしくは音声を出せるか?」

 

〈可能です。出しますか?〉

 

「頼む」

 

銀凰級の会議室で、今後の事を話し合っていた三人は、飛ばされる前の世界で死亡確認をしている小王が生きている事に雄介と俊輔は驚きを隠せずにいた。

龍聖はエルに頼み、自身と小王が話している映像を流した。

 

「た、確かに小王だな………だが、奴は今度は何を企んでいるのだ?」

 

「さぁな、こればっかしは奴でないと解らんよ……だが、奴はまた我々の敵になった。という事で間違いないな………だが、ネウロイを従えているとなると、厄介だな」

 

「ああ、それともう一つ。エル、頼む」

 

〈判りました〉

 

龍聖は紫炎と銀凰が到着する前に現れたネウロイを、別のネウロイが倒し、龍聖を手助けした映像を流した。

 

「ネウロイがネウロイを倒した………」

 

「まさかとは思うが………」

 

俊輔と雄介は、身内を何の躊躇いも無く倒したネウロイの姿に驚いていた。

 

「このネウロイを倒したネウロイだが………もしかしたら別の勢力が存在している可能性がある」

 

「ネウロイ同士で戦っている。と言う事ですか?」

 

「ああ、可能性だがな」

 

「………ですが、なぜネウロイ同士で戦う必要があるのでしょうか?」

 

雄介は理解し難いと言った感じであった。だが、これは俊輔も龍聖も同じであった。

 

「判らん。だが、これも可能性の話になるのだが、ネウロイ同士で覇権争いをしているのかも知れん」

 

「覇権争い、ですか?」

 

雄介のオウム返しに龍聖は頷く。

 

「奴らも一筋縄ではない。と言う事だ………だが、これで厄介ごとが増えたな」

 

「ええ、その通りですね」

 

「全くだ」

 

まさか、異世界に飛ばされたと思いきや、戦闘に介入し、倒したと思っていた小王が生きており、それが敵のトップに君臨しており、別のネウロイの勢力が存在する。厄介以外の何者でもなかった。

 

「だが、俺たちは何もしないまま、指を咥えて元の世界に戻るつもりは無い」

 

龍聖の言葉に雄介と俊輔は頷く。

 

「そこで、俺なりの考えを言わせてほしい」

 

龍聖は二人に、ある考えを説明した。

 

「………確かにこのまま指を咥えて傍観者になるつもりはありません。私は黒崎隊長の考えに賛同いたします」

 

「自分も同じくです」

 

龍聖の考えに二人は賛同した。

 

「ありがとう。では、先方には俺から伝える」

 

龍聖はそう言うと会議室を後にする。

 

「しかしまぁ、隊長も難儀な人だな」

 

「だな。一隊長として若い時から担って来たのにも拘らず、驕る事も無く部下や他の人間の意見に耳を傾ける。だから、皆、あの人についていくんだろうな。年下とか関係なく」

 

残された雄介と俊輔は、隊長である龍聖で話が盛り上がった。

 

「入ってもいい?」

 

「ああ、いいぞ」

 

すると、会議室の外で智花が入室の許可を求めてきたので、俊輔は許可を出すと智花は会議室へと入って来る。

 

「話は纏まった様ね」

 

「ああ、流石に小王が関わっているとなると、見過ごせないからな。まぁ、関わっていなくても見過ごせないけどな。特に隊長が」

 

「確かにその通りね」

 

その後、三人は龍聖からの通信が入るまで思い出に浸るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

数日後、ブリタニアの501戦闘航空団の港に紫炎と銀凰の姿があった。

 

「それでは、皆さんも知っている通り黒崎さんたちを含む皆さんが、我々に協力をして頂けることになりました」

 

501戦闘航空団のブリーフィングルームに龍聖たちの姿があった。

 

「改めて自己紹介をさせて頂きます。国際IS委員会日本支部所属、対IS用特殊武装隊“天照隊”隊長の黒崎龍聖です」

 

「同じく天照隊専属艦、銀凰級IS専用輸送艦一番艦“銀凰”艦長の山本俊輔です」

 

「同じく天照隊専属艦、紫炎級IS工作艦一番艦“紫炎”艦長を務める桜井雄介です」

 

「国際IS委員会日本支部所属、対IS用特殊武装隊“武御雷隊”隊長の山本智花です」

 

「「「「よろしくお願いします」」」」

 

龍聖たちはお辞儀をする。すると、全員から歓迎の拍手が送られるのであった。

 

 

こうして、龍聖たちは501戦闘航空団に協力をすることになったのである。




誤字脱字、感想、指摘、質問等ありましたら、ドシドシ送って下さい。
感想は作者の燃料と化します。

次回予告

一時の休息に入る銀凰と紫炎だったが、内部では整備士達がイカルガとカルディトーレの整備に勤しんでいた。
そして、龍聖はミーナに呼ばれ、ブリタニアの首相と将軍に話が聞きたいと提案される。

次回、第十三話〜休息
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