ストライク・ウィッチーズ~鬼神の闘い   作:武御雷参型

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ようやく完成したので、投稿いたします。

コロナに関してですが、明日で自宅療養が終了します。なので、明日までにもう一話ぐらい投稿できるようにしたいと思います。


第二話~戦闘開始前

前回のあらすじ~

 

龍聖は一人、武装組織殲滅の為に出撃した。だが、行った先では敵の反応も人の反応が無い状態であった。マガツ・イカルガのコアであるエルとアディは撤退を進言し龍聖は撤退しようとした時、重力子に引っ張られ、異世界へと飛ばされてしまう。

そして、龍聖は前方で行われている戦闘に介入するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

第二話~戦闘開始前

 

 

 

 

 

 

 

 

龍聖は戦闘が行われている所に急いで向かっていた。

 

「敵の反応は解るか?」

 

〈未確認飛行物体です。データに情報がありません〉

 

〈何……あれ…………〉

 

龍聖とエル、アディは前方で飛んでいる飛行物体に驚いていた。

 

「何であれ、通信を行わなければ話にならない………そうだ」

 

〈何か良い方法でもありましたか?〉

 

「もしかしたらいけるかもしれない。 エル、回線の電波をキャッチして解析できるか?」

 

〈やろうと思えば出来ますけど……まさか⁉〉

 

「そのまさかだよ」

 

龍聖は空母の通信電波を解析して、通信を試みようと考えていたのである。

 

〈少し時間をください〉

 

「どの位で出来る?」

 

〈………1分は欲しいです〉

 

「了解。なら、こっちはこっちで勝手に始めますか‼ アディ、エルの分も頼めるか?」

 

〈了解‼〉

 

「よし、行くぞ‼」

 

龍聖はマガツ・イカルガを未確認機体の方へと飛翔する。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、扶桑海軍旗艦、航空母艦“赤城”ではネウロイからの攻撃に耐えていた。

 

「全艦隊に通達。進路を維持しつつ、全力で回避運動を取れ。繰り返す。進路を維持しつつ、全力で回避運動を取れ」

 

赤城の指示で、艦隊が赤城と同じ方向へ逃げていく中、ネウロイは駆逐艦を中心に狙い、また、撃沈させるような真似をしなかった。

 

「奴め、何故一思いに攻撃をしてこない」

 

「我々を弄んでいるつもりでしょうか……」

 

「全航空機部隊を発艦させろ………窮鼠猫を噛むをネウロイに思い知らしめてやる」

 

「はっ‼」

 

艦長の指示で赤城に搭載されている航空機部隊がネウロイ撃墜の為に出撃していった。

 

 

 

 

赤城救護室には、一人の少女がベッドに座って震えていた。少女は扶桑から父の手紙を頼りに、海軍少佐である坂本美緒に連れられて欧州へと向かっている最中に、戦闘に巻き込まれてしまったのである。

戦争とは無縁で育ってきた彼女にとって、ネウロイからの攻撃は恐怖でしかなかった。

すると、救護室の扉が開き、一人の士官が入室した。

 

「宮藤」

 

「ッ⁉」

 

士官に名前を呼ばれた少女、宮藤芳香はいきなり自分の名前を呼ばれたことに驚き、顔を上げる。その表情は恐怖から強張っていた。

 

「なんだ、その顔は。情けないぞ。それでも扶桑の撫子か?」

 

士官は芳香の傍へと寄る。

 

「でも……どうしても、震えが止まらないんです………」

 

「はぁ~。仕方ないな」

 

士官はそう言うと、芳香の目線と同じ様になる為にひざを折った。

 

「さぁ、顔を上げてこっちを向け」

 

士官に言われた通り、芳香は顔を上げて士官を見つめた。

すると、士官は芳香の右頬に手を当てた。

 

「さ、坂本さん⁉」

 

「動くな」

 

芳香に坂本と呼ばれた士官は、芳香の顔をじっと見つめ、後数センチほどで唇が当たるかと思ったとき、右耳の中に何かが入って来る感覚に芳香は驚いた。

 

「はうっ」

 

「インカムだ。それさえあれば、離れていても私と通話ができる」

 

「はぁ」

 

芳香は坂本にキスをされると、少し、ほんの少しだけ期待をしていたのだが、現実は違い坂本は芳香を安心させる為に、インカムを芳香につけたのである。

 

「ただし、使うのは本当に困った時だけだぞ? いいな」

 

「は、はい」

 

すると、赤城船体がネウロイの至近攻撃を受け揺れた。

 

「さ、私は本当にいかないと」

 

坂本はそう言うと立ち上がった。

 

「さ。坂本さん……本当にた、闘うんですか?あれと……」

 

「そりゃそうだ。それが私の使命だからな」

 

芳香は自問自答する。今ここで自分が何が出来るのかを………だが、答えは見つかることはなかった。だが、一歩進める為に立ち上がった。

 

「私……私は………」

 

「お前はここにいろ。決して外に出るんじゃないぞ」

 

「でも………」

 

芳香は坂本の事が心配であった。

 

「私の事を心配してくれているのか? 大丈夫だ。安心して見て居ろ」

 

そう言うと坂本は救護室を後にした。

 

「坂本さん…………」

 

芳香はそんな坂本の背中を見つめる事しかできなかった。

 

 

 

 

 

 

赤城甲板には17機の九六艦戦と先頭に坂本の姿があった。

 

『対空砲火やめ、繰り返す。対空砲火やめ。各自、戦闘機部隊発艦に備えよ』

 

坂本はストライカー零式艦上戦闘脚二二型甲を着脚して出撃のタイミングを見計らっていた。

そして、ストライカーの魔導エンジンが温まったのを体感で感じ、出撃をする。

 

「坂本美緒、発進する」

 

坂本はそう言うと、甲板を滑る様に出撃していき、艦戦隊もついていくように出撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈マスター、空母から艦載機が出撃した模様。また、先頭にはISとは違った何かを使っている女性を確認しました〉

 

「どういう事だ?」

 

龍聖はハイパーセンサーの感度を最大にして、航空機の方を注視する。すると、戦闘機群の中に何かを履いて飛んでいる女性の姿を確認した。

 

「あれは……?」

 

〈さぁ、解りませんが………ですが、一つ言えることは敵ではないという事です〉

 

「そりゃそうだろ。まぁ、何でもいいか。行くぞ」

 

〈〈了解‼〉〉

 

龍聖は戦闘に加勢するべく、スピードを上げる。

 

〈それと、マスター。一つ報告が〉

 

「なんだ?」

 

エルが龍聖に一つ、報告を上げた。

 

〈通信電波の解析が完了しました。また、彼女たちの通信電波も確認しました。どちらも同じ回線を使っているので通信が可能となりました〉

 

「了解した。さて、戦闘開始だ‼」




誤字脱字、感想、指摘、質問等ございましたら、どしどし送って下さい。
作者のやる気と直結します………多分。

次回予告

龍聖は空母から発艦した戦闘機群と坂本を援護するべく、先頭に加勢した。
だが、ネウロイはコアを破壊しなければ撃墜することが不可能であった。
龍聖とマガツ・イカルガはどのように戦うのか………

次回、第三話~エンゲージ
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