ストライク・ウィッチーズ~鬼神の闘い   作:武御雷参型

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書き上げれたので、投稿いたします。


第六話~支援艦隊

赤城艦内と他駆逐艦に、ネウロイ接近を知らせるサイレンが喧しく鳴り響いていた。

501戦闘航空団、通称“ストライク・ウィッチーズ”は赤城格納庫へと来ていた。

整備兵が忙しなくストライカーの整備をしていたのだが、突如としてストライカーの魔導エンジンが動かなくなってしまった。

 

「大変です‼ ストライカー全機が動きません‼」

 

「なんだと⁉ もう一度、確認をしてみろ」

 

「了解‼」

 

整備兵がストライカーの不備を確認するが、どれも不備などなかったのである。

 

「どういう事だ………こんな事、初めてだぞ…………」

 

「どうした‼」

 

すると、美緒が整備兵に詰め寄った。

 

「さ、坂本少佐……ストライカーが動かなくなって………」

 

「なに⁉ 不備……ではなく、他の要因はないのか‼」

 

美緒は整備兵の不備を咎めたが、ストライカーと航空機を運用する航空母艦の整備兵に至って、そう言う不備など起こす筈もなく、他に要因があると睨んだ美緒は整備兵に指示を出す。だが、すべての工程を行っている整備兵は、何度、同じことをしてもストライカーが動かない事を美緒に伝える。

 

「美緒、どうしたの?」

 

すると、ミーナたちが格納庫へと到着した。

 

「ミーナ、ストライカーが動かないらしいんだ」

 

「何ですって⁉」

 

「整備兵の不備じゃないのか?」

 

ミーナは驚き、トゥルーデは整備兵の所為にしていた。

 

「とんでもない‼ 我々整備兵は、ウィッチの皆さんが安全に飛行できる様、ネジ一つから頭の中に入っています。それを、我々の所為にしてもらっては困る」

 

「なんだと⁉」

 

整備長の言葉にトゥルーデは掴み掛ろうとしたが、ミーナが手で制した。

 

「全機ですか?」

 

「はい」

 

「………」

 

整備長の返事にミーナは黙ってしまう。このままでは、ネウロイに蹂躙されて、自分たちも扶桑からの艦隊も全滅してしまう恐れがった。すると、龍聖が口を開く。

 

「では、自分が出撃してネウロイを撃墜してきます」

 

「……いいだろう。黒崎、任せても良いか?」

 

「はい」

 

「美緒‼」

 

龍聖の言葉に美緒は任せることにしたが、ミーナはそんな美緒を咎めようとしていた。

 

「ミーナ。大丈夫だ。黒崎は三体のネウロイを一瞬で消滅させていたからな」

 

「嘘だろ………三体同時って、どういう動きをしたら出来るもんだよ…………」

 

「シャーリー、私達でも連携してネウロイを倒すのに、同時って出来ないよね?」

 

「少佐、お言葉だが得体の知れないこいつに任せても本当に大丈夫なのか?」

 

501のメンバーは、龍聖が三体同時に消滅させたことに疑問を持っていた。だが、美緒の証言で信じる他なかった。

 

「では、坂本少佐の言葉を信じて黒崎さん、お願いしても良いですか?」

 

「判りました」

 

龍聖はミーナの言葉に委員会方式の敬礼をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、扶桑艦隊の約5km後方で、海面の時空が歪み、二隻の艦が現れる。

銀鳳級IS専用航空母艦と紫炎型工作艦であった。突如現れた重力波の影響で、龍聖と同じ世界へと飛ばされてしまったのである。

 

「……クッ……ここは、何処だ? おい、起きろ。智花、起きろ」

 

そんな中、銀鳳の艦橋で艦長の山本俊輔が先に目を覚ました。そして、辺りを見渡すと、智花を含めた全員が倒れていたのである。俊輔は先に智花を起こした。すると、俊輔の声に他の乗員も目を覚ましだす。

 

「艦長、ご無事でしたか………それで、ここは………」

 

「判らん………だが、天国ではない事は確かだ」

 

「んん………俊……輔………?」

 

漸く智花も目を覚ました。そして、俊輔はすぐに指示を出し始める。

 

「総員、被害情報を確認しろ。それと、GPSを確認し、場所を特定しろ」

 

『了解‼』

 

俊輔の言葉に乗員はすぐに行動に移る。

 

「智花、起きて早々、申し訳ないのだが………」

 

「判ったわ」

 

「何も言っていないんだが……?」

 

俊輔の言葉を最後まで聞かないまま、智花は了承した。

 

「あら? 夫婦だからこそ意思疎通は出来て当然でしょ?」

 

「………そうだな。頼めるか?」

 

「了解」

 

俊輔が智花に頼もうとしたのは、カルディトーレを使って周囲の確認を頼もうとしていたのである。

 

「では、出撃しますね」

 

「気を付けて」

 

智花の背中を俊輔は見送ると、すぐに表情を引き締めた。

すると、主計係が俊輔に近づいてきた。

 

「艦長、被害報告が纏まりましたので報告しても宜しいでしょうか?」

 

「ああ、頼む」

 

「では、銀鳳の被害報告ですが現状、目立った被害はありません。また、紫炎も同様との事です」

 

「なに?」

 

俊輔は重力波に巻き込まれ、海中に沈められたのにも関わらず、被害が一切ない事に訝しんだ。

 

「本当に被害はないんだな?」

 

「ええ、我々も驚きを隠せませんが………」

 

「艦長‼ 大変です‼」

 

すると、GPSを使って現在地を探っていたオペレーターが声を上げた。

 

「どうした‼」

 

「GPSの反応が…………ありません…………」

 

「なんだと⁉」

 

まさかのGPSが存在していない事に俊輔は驚きを隠せなかった。すると、出撃していた智花が通信を開いた。

 

〈こちら、智花。5km先でIFFに反応がありました。マガツ・イカルガです‼〉

 

「なに⁉ 黒崎隊長が生きているのか‼」

 

〈まだ、確証はありませんがIFFには反応していますが、どうしますか?〉

 

「………智花、すまないが先行して詳細を調べてくれないか?」

 

〈判りました〉

 

智花はカルディトーレを、マガツ・イカルガの詳細な情報を得るために先行する。

 

「総員、智花隊長を追うぞ」

 

〈了解‼〉

 

銀鳳と紫炎の二隻は、先行した智花を追って機関を最大にするのであった。




誤字脱字、感想、指摘、質問とうございましたらどしどし送って下さい。
作者の燃料となります。
また、活動報告にて要望書を作成いたしましたので、要望などあればそちらに記入をお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=282763&uid=28414

次回予告

突如現れたネウロイに501戦闘航空団は出撃しようとした。だが、ストライカーが動かなくなり、龍聖が出撃する事となった。
そして、同時刻に重力波に巻き込まれた銀鳳と紫炎が赤城の近くに現れた。
運命が交錯する瞬間が、起きる。

次回、第七話~支援艦隊、到着
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