パコーン、パコーン
「はぁはぁ」
あーめんどい、体育ってなんで疲れるんだ?いつも訓練してるのに・・・、あぁそうか集団行動をしているからか、やはりボッチには集団行動は無理みたいだ。などと考えていたら。
トントン
「ん?うおっ」
「はは、引っかかった、ふふ」
肩を叩かれ後ろを振り向くと人差し指で頬をつつかれた、やった犯人は戸塚だったのだが八幡は。えぇ、何この気持ち、こいつが男じゃなかったら速攻告白して振られるところだった、振られちゃうのかよ。
「どうした?」
「うん、今日はいつも組んでる子が休んじゃってて、だからさ・・・僕と、ヤらない?」
だからその上目使いやめろって超かわいいから、頬を染めるな頬を。
「あー、いいぞ、俺も独りだしな」
「ありがとう、じゃあやろ?」
そして八幡たちはラリーを一頻り終えベンチで休憩をする。
「はぁ、放課後パトロールがあんのに無駄に張り切っちゃったよ・・・」
「どうしたの?」
「あぁ、いや何でもない」
「そっか、でも比企谷くんテニス上手だね」
「そうか?人並みだと思うが・・・」
なんか初めてだな、GUYS以外で誰かに褒められるなんて。
「あのね、実は比企谷くんに相談があるんだけど・・・」
「相談、なんだ相談ってのは?」
「うん、それがうちのテニス部の事なんだけど、比企谷は知ってるかな、うちって凄く弱いんだ、そのせいか今年の入部希望者は0人だったんだ、もし先輩達がいなくなったら僕1人になっちゃうんだ」
「なるほどな」
「それで、比企谷くんさえ良ければテニス部に入ってくれないかな?」
「・・・は?」
戸塚からの相談というのはテニス部に入部して欲しいとのこと。出来ないわけじゃないが、正直キツい、それにいつ怪獣が現れるか分からないしここは申し訳ないが。
「あー、すまん戸塚、放課後はバイトをしていてな、休みの日もあるがまた別の部活の方に行かないといけないんだ、すまん」
「ううん、こっちこそごめんね?」
キーンコーンカーンコーン
ここで午前の授業が終わり俺たちはそれぞれ授業のあと片付けを終わらせた。
次の日のホームルーム
「今日はこれまで、それとみんなに聞いてほしいことがある、実は最近うちの学校の生徒が行方不明になっている、だから帰宅するときは二人以上でけるんだぞ」
なんか物騒な話だな。そう思いながら俺は部室にいった。
「〜というわけなんだが、どうだ?」
今日は非番だった為俺は奉仕部の方へ顔を出し昨日のことを雪ノ下に相談した。
「そうね、でも私男子でそういう知り合い居ないのよ」
「だよな」
俺が雪ノ下に相談したのは雪ノ下の知り合いもしくは過去にこの奉仕部に依頼をした奴で誰か入ってくれそうな男は居ないかというものだ。
「そもそも奉仕部は去年作った部活なのよ、だから認知度はかなり低いし依頼人の斡旋は基本平塚先生が行っていたから・・・」
「あぁ、だから聞いたこと無かったのか」
「どうしましょか?」ガラガラ
「やっはろー!」
え、なにこのアホ丸出しの挨拶。すると由比ヶ浜の後ろから顔を出してきたやつがいた。
「あれ、比企谷君だ、そう言えば部活入ってるって言ってたね」
「あ、あぁ、戸塚はどうしてここに?」
「あーそれね、私も奉仕部の一員だし少しは働こうと思って、それで彩ちゃんが困ってる風だったからここに連れてきたの」
そういえばそうだったな、あんまり顔を出さないから忘れてた。
「ありがとう由比ヶ浜さん、さて戸塚彩加君ね?」
「うん、それで・・・」
戸塚は奉仕部に依頼をしに来たみたいだ、依頼内容は自身の技術の向上させテニス部の知名度を上げたい、というものだった。
「わかったわ、その依頼受けましょう」
「いつから始めるんだ?」
「そうね、明日の放課後が一番いいのだけれど・・・」チラッ
「悪いが明日はバイトだ」
「えぇ!ヒッキーバイトなんてしてるの?!どこでやってるの?」
やばい予想以上に食いついてきた、だが雪ノ下が助け船を出してくれた。
「警備のバイトをしているらしいわよ」
「自宅の?」
「お前喧嘩売ってんのか、買うぞ?」
「え、喧嘩って売り物なの?」
「「「・・・」」」
「可哀そうな目で見ないで!!」
怒りを通り越して憐みの目を向けてしまった、一体何をしたらこんな風に育ってしまうのか、またあの人に会ったら聞いてみよう。
「ううんっ!、とりあえず明日の昼休みに練習をしましょう、戸塚君もそれでいいわね?」
「う、うん」
そして今日の部活動は終わり俺は帰路に就いたがポケットに入れていたメモリーディスプレイが鳴った。連絡してきたのはサコミズ隊長だった。
『非番の時に連絡して済まない』
「いえ、それでどうしたんですか?」
『それがここ数日その街で怪電波が発信されていたのは知っているだろ?』
そういえば前にクゼさんがそんな話をしていたな、ただ電波が微弱で正確な位置が特定できていない。クゼさんはもしかしたらどこかのアンテナか通信機器が宇宙からの電波を拾ってしまっているのかもしれないって言ってた。
「はい、知ってますが」
『その怪電波の出所が分かったんだ』
「え?」
『その出所なんだが、どうやら総武高校からなんだ』
「なんですって」
まさか俺の通っている高校から怪電波が出ていたらしいがするときになることが出てくる。
「もう少し詳しい場所とかわからないんですか?うちの学校って、まあまあ広いんですけど」
『すまない、何分電波が微弱すぎてこちらからじゃわからないんだ、だから明日登校したら調べてくれないか?』
「G・I・G」
明日は早めに登校するか、せめて昼休みは空けられるようにしないとな。
次の日
俺は朝4時に起きて学校へと向かった。
「ん?比企谷、どうしたんだこんな朝早く」
「平塚先生、今大丈夫ですか?」
「ああ、と言うか今来たばかりだしな」
「ちょっと校長先生も交えて話したいことが」
「・・・GUYS絡みか?」
「はい」
「わかった、行こう」
俺は平塚先生と共に校長室へと向かい今起こっいることを校長先生に伝えた。
「・・・という事があって、それを調べたいのですが」
「なるほど、分かりました。とりあえず今いる先生方にもこの事を伝えましょう」
「ありがとうございます、それとこの事は生徒には・・・」
「はい、なるべく伝わらないようにします。それと授業のことは気にしないでください一応公欠扱いにしておきますので」
「あーっと、それなんですけど午前だけとかに出来ますか?、今回の件は緊急性のあることでは無いので」
「そうですか、分かりました。では平塚先生、彼について行って下さい。彼だけでは開けられない場所もありますから」
「分かりました」
そして俺たちは校長室を後にし、職員室にいらっしゃった先生方に話をし持って行けるだけの教室の鍵を持って調査を始めた。
「にしてもなんでうちの高校なんだろうな」
「それは俺達もよく分かりません、たまたま使ってた電子機器が変な電波を捉えることってありますから」
「そうなのか?」
「俺は実際に見たことないですけど、割とあるみたいですよ。大体の原因はGUYSスペーシーの観測衛星が出す電波に引っかかってしまった感じらしいですけど」
「なるほどな」
平塚先生に説明をしながら調査を続けるが一向に見つからない、と言ってもまだ半分も見れてはいないが。
「ん?どうしました平塚先生、と比企谷君」
「あぁ、佐藤先生。朝練ですか?」
「えぇ、それより2人はどうして・・・」
「そう言えば朝職員室にいませんでしたね、それが・・・」
今は平塚先生と話しているのは物理と化学を担当していらっしゃる佐藤先生だ、そして男子テニス部の顧問もしている。
「なるほど、それは大変ですね」
「はい、お陰で朝4時ですよ」
「そう言えば、昼休み戸塚と練習すると聞いているけど大丈夫なのかい?」
「まぁ、終わらなくても時間になったら練習に行きますよ、今回のだって緊急性のあるものでは無いので」
「そうですか、すみませんねうちの部活の為に・・・」
「いえいえ、それじゃ俺たちは違う教室に向かいます」
「私も使われてない電子機器とかないから見てみますね」
「ありがとございます、では」
俺たちは佐藤先生と分かれ午前中見れるところは全部見た。だが見つからなかった。なぜだ、ほんとにたまたま衛星の電波に引っかかっただけなのか?
GUYSの動きと学生の動きを混ぜるのって大変ですわ。それでも書くんやけどな!