やはり俺達の絆は間違えない   作:むぅち

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外チーム結成?1

「はあ、朝っぱらから怪獣が出るって何なんだよ・・・」

 

 そう俺は今絶賛遅刻中だ、それもこれも全部怪獣が悪い朝の4時位から出現してその対応に追われたせいでマジで眠い。でもGUYSだから一応公欠扱いになるから楽でいい。

 

「すみません遅れました」

 

 授業終わりのタイミングて教室に入る、何人かは俺に視線を集めたが直ぐに外した。俺は平塚先生に近づき朝の事を説明する。

 

「そうか、朝から大変だったな。出席に関しては私の方でどうにかしておこう」

「ありがとうございます」

 

 すると平塚先生は俺の後ろの方を見てため息を着いた。俺も振り返ると1人のポニーテールの女子生徒がこちらにやってきた。

 

「全く君も遅刻かね?川崎沙希」

「・・・すみません」

 

 女子生徒、川崎だっけ?は自分の席につき窓の外を見つめ始めた。

 

 

放課後

 

 今朝の件で朝食も昼食も取れていなかった俺は流石に腹が減り近くのファミレスで勉強(という名の夕食)をすることに。ファミレスに入ると何やら聞き覚えのある声がする。

 

「じゃあ次の問題よ、国語から出題。次の慣用句の続きを述べよ『風が吹けば『???』』」

「んー京葉線が止まる?」

 

 それが通じるのは千葉県民だけだ、ちなみに由比ヶ浜よ最近は止まらずに徐行運転になるが答えだ。

 

「・・・正解は『桶屋が儲かる』よ、次は地理から出題『千葉の名産を2つ答えよ』」

「えーっと、味噌ピーと茹でピー?」

「落花生しかないのかよ千葉には・・・」

「うわ!なんだヒッキーか、いきなり変な人に話しかけられたかと思ったよ」

「比企谷くんも勉強しに来たの?」

「いや、朝昼なんも食べてないからここでなにか食おうかと思ってな」

「そりゃあれだけ遅刻すれば食べる暇なんて無かったでしょ?」

「比企谷くん今日も遅刻したのかしら、出席大丈夫なの?」

「その辺は問題ない。そう言えば戸塚、部活はどうしたんだ?」

「「あっ・・・」」

「え、えっとね・・・・・廃部になっちゃったんだ・・・」

「何だって・・・」

 

 完全に地雷踏み抜いた!!話を聞くとこの間事件の時佐藤先生(男子テニス部の顧問)も巻きまれてしまったのだがその際佐藤先生は怪我をしてしまったらしく暫くは入院が必要らしい、だがそれだけではなく学校側の配慮?で違う学校に行くことになり男子テニス部は顧問がいなるのと部員数が一人しかおらずさらに成績も振るわないためそのまま廃部になってしまったらしい。

 

「す、すまないそんなこと聞いて・・・」

「ううん、大丈夫だよ。それに完全にテニスができないってわけじゃないから」

 

落ち込んでいるけどこのくらいならすぐに立ち直れそうだな。そう考えていたら入口から

 

「あ、お兄ちゃん」

「ん?小町、ここで何やってんだ?」

「いやー友達から相談受けててさー」

「ど、どうも」

 

 なんだと、お兄ちゃん男友達は許しませんよ?!

 

「ごみぃちゃんまた変なこと考えてるでしょ?」

「そんなことは無いどうやったらこの男を消すことが出来るか考えてただけだ」

「思いっきり変なことじゃん・・・およ?そっちの方々は?」

「あれだ、クラスメイトと同じ部活の部長だ。ほら俺部活入っただろ?」

「あーそんなこと言ってたね、初めまして愚兄の妹の比企谷小町です!」

 

 と小町とその他はお互いに自己紹介をし小町が本題に入った。

 

「大志くんののお姉さんが不良化したみたいなの」

「は?不良化した?」

「はい、皆さんと同じ学校の生徒で名前は川崎沙希って言うっす」

 

 川崎、なんか最近どこかで聞いたなその名前

 

「あ、川崎さんでしょ?ちょっと怖い系って言うか・・・」

「お前友達じゃねぇの?」

「まあ話したこと位はあるけど」

「確かに川崎さんって誰かと話しているところ見たことないな」

「それでね大志くんのお姉さん最近帰りが遅くなってて、どうしたら元のお姉さんに戻ってくれるかって言う相談を受けててね」

「そうなったのはいつ頃からかしら?」

「最近になってからっす、総武高行くぐらいだから中学のことはすっげぇ真面目で優しかったっす」

「そう、つまり比企谷くんと同じクラスになってから不良化してしまったという事ね」

「いやいや待て待てちょっと待て、何故そうなる?!」

「冗談よ、雪乃ジョーク」

 

 久しぶりだな雪乃ジョーク、ジョークの切れ味がアイスラッガー並だからこっちにダメージが入るんだけど

 

「でも帰りが遅くなるって何時くらいなの?あたしも割と遅い方だけど」

「それが5時過ぎとかなんすよ」

「朝じゃん」

「ご両親は何も言わないの?」

「両親は共働きだし、下に弟と妹がいるからあんま姉ちゃんにうるさく言わないんす・・・」

「そんな・・・」

 

 まあ確かにある程度自分で何とかできるやつより年齢的に幼い子の方を見てないといけないからな。

 

「姉ちゃん、GUYSに入りたいって言ってのに・・・」

「え?」

「「・・・」」

 

 大志の発言に驚いた雪ノ下と俺たち

 

「そうなの?」

「はい、高校に入ったらGUYSの入隊試験を受けたいって言ってて・・・」

「へぇ~じゃあその試験を受けてGUYSに入ればいいじゃん!」

「いやいやそんな単純な話じゃないですよ」

 

 ここまであまり口を出さなかった小町が発言するとみんなが小町の方を見た。

 

「え、なんで?試験受けるだけでしょ?」

「言葉だけ聞くとそうですけど試験では筆記試験の他に適性試験もあります、シュミレーションで飛行テストや宇宙空間や海底での活動を目的とした体力テストなんかもあるんです、それをすべて合格してはじめてGUYSライセンスを取得できるんです。ちなみにライセンスと取得してる人って意外といるんですよ、それでも実践に出たいって人は本当にいませんから・・・」

「そ、そうなんだね」

「いや絶対理解してないだろ」

「は、はぁ!してるし!そのらいせんす?っていうのを取るのがすっごい難しいってことくらい!」

「でもなんでライセンスを持っているのに戦おうとしないのかしら?」

 

 雪ノ下の疑問もごもっともだ、ライセンスがあるのならその人たちを招集してチームを編成すればいいじゃんってなるだろうけども現実はそうもいかない

 

「それはライセンス保持者に対しての命令ができないからだ、ライセンスの剝奪とかなら命令できたりするが今のGUYSの主な任務は怪獣の殲滅、それはつまり命の危険も伴うってことだ、流石にそんな命令はGUYS総本部もできない。だから今のGUYSJAPANの人間も少ないんだ」

「へぇーでもヒッキーと小町ちゃんよくそんなこと知ってるね」

「あっ」

「あーいや、その、あれだ、従兄が試験受けに行ってその話を聞いたからだ、な、小町?」

「う、うんそうなんですよー」

「「あははは」」

 

 なんとかごまかしつつ戸塚が話を元に戻す。

 

「そ、それで大志君はお姉さんがどうしてそうなったのか何か心当たりはないの?」

「え、えっと・・・多分なんですけど、バイトやり始めたから、ですかね?」

「バイト?」

「はい、そのバイトの事なんですけど・・・なんか怪しそうなバイトやってるみたいなんですよね。この前もエンジェル何とかっていう店から電話がかかってきたんすよ・・・」

 

 エンジェル・・・ネットで調べてみるか。俺は自分の携帯で調べてみることに。この近くでエンジェルの名前の付く店は・・・

 

「今調べたけどこの近くでエンジェルって名前のある店は二つあるみたいだな」

「どんなお店なのかしら?」

「一つが『メイドカフェエンジェル』って店だけど・・・」

「川崎さんの感じからしてその店じゃないかもね」

「営業時間的にもな。そしてもう一つが『エンジェルラダー』っていう店だが、ここは所謂バーだな。ここは営業時間が朝までみたいだ」

「でもなんでバー?」

「この店の給料結構いいみたいだな、なあ大志。お前の姉ちゃんの帰りが遅くなったのって最近なんだよな?」

「はい」

「なら最近なにかそれなり金を使うことってなかったか?」

「うーん、俺が塾に通いだしたくらいっすね。俺来年総武高受けようっておもってて・・・」

 

 兄弟が多く、両親も共働き、さらには大志の塾。これから考えられる答えは・・・

 

「なるほどな」

「何がなるほどなの?」

「予想だけどなんで川崎がバイトを始めたのか分かったんだ」

「わ、わかったんですか?!」

「あくまでも予想だがな。多分だけど川崎は自分の学費を稼いでいるんじゃないか?」

「学費を、でも何で?」

「それはさっき大志が言ってた塾の事もあるんだろう塾代って意外とかかるからな、それに兄弟が多いってなるとそれなりに学費もかかるだろ?だから自分の学費は自分で稼いでその分を大志の塾代に充ててもらおうとしてる」

「ッ!!」

「だけど総武高(うち)は進学校だ、そこいらのバイトじゃ学費の足しにしかならないだから給料のいいこの店にしたんだろう」

「そんな、じゃあ姉ちゃんがこんなふうになったのって、俺の・・・」

「別にそうじゃないだろ、お前の姉ちゃんはお前や両親の事を思ってやってるんだろう」

 

 ただやり方は良くは無いがな・・・すると由比ヶ浜が

 

「ねぇゆきのん、この話ウチらでとうにかならないかな?」

「・・・正直に言うとあまり賛成は出来ないわ」

「ど、どうしてよ!」

「確かに川崎さんは総武校の生徒だから依頼の範疇なのかもしれないけれど、その内容が相手の家の経済問題だから簡単には踏み込めないの」

「そんな・・・」

 

 雪ノ下の言う通りだ、今回の相談は俺達の活動範囲外だろうし仮にその経済問題を俺たちで何とかしようとしても相手の親はそれを受け取らないだろうし本人に渡そうとしても返されるだろう。

 

「姉ちゃん・・・」

 

 大志は心配そうに俯く、その姿がかつての小町の姿と重なった。はあ、しょうがない。

 

「なあ雪ノ下今回の件俺に任せてくれないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すみません今回の話、怪獣は出しません
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