やはり俺達の絆は間違えない   作:むぅち

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チェーンメールと職場見学2

「ようこそ、フェニックスネストへ。私がCREWGUYSJAPANの隊長を任されているサコミズ シンゴです」

「そして私がGUYS総本部総監代行のミサキ ユキです」

 

 来てしまいました。本当は休みにしようかと思ったけどリュウさんに見つかり来てしまった。てかこの見学終わったあとも行くんですけどね。

 

「ねぇヒッキー総監代行って?」

「GUYSのナンバー2って意味だ、要するにめちゃくちゃ偉い人」

「そ、そんな人がここにいるの?」

「ああ、すげぇよな」

 

 思うんだけどミサキさんって結構な頻度でここにいるよな、総監代行って言うくらいだから色んなところを飛び回ってるのかと思ってた。

 

「では皆さん、今日はGUYSの誇るこのフェニックスネストを沢山見学して言ってください」

 

 とミサキさんは挨拶を済ませ離れていった。

 

「じゃあまずはドッグの方を見学しましょう」

 

 俺たちは隊長に案内されガンフェニックスを整備しているドッグへと向かう。

 

 

作戦室

 

「そう言えばそろそろ八幡来てるんじゃない?」

「ああさっき来てたな、ミサキさんが挨拶してたのを見たぜ」

「つーが八幡よくサボらなかったな」

「朝に俺が叩き起してやったからな」

 

 とリュウさんたちは喋っているとジョージさんのメモリーディスプレイに通信が入った。

 

「こちらジョージ」

『ジョージ殿!材木座です!』

「おお材木座か、どうしたんだ?」

『それが、昨日依頼された件を調べていたんですが・・・』

「依頼・・・ああまた変な電波が出てるってやつか、それがどうした?」

『そ、それが、その電波の出処を調査していたら何やら怪獣の足跡らしきものを見つけました』

「なんだって?!」

「「「「?!」」」」

『それだけではありません先程から怪獣の鳴き声らしきものも聞こえてきます』

 

 材木座がマイクを空高くあげるとジョージ達の方に怪獣の鳴き声のようなものが聞こえてきた。

 

「確かに聞こえるな」

『はい、ですが姿がどこにも無いのです!』

「姿が見えない?地面に潜ってるのか?」

『いえ、そのような振動は検知されませんむしろこれは・・・地上を歩いていると思われます、このようなことが出来る怪獣は一体だけかと』

「透明、電気、あっ!」

 

 テッペイさんは何か思い出しアーカイブで検索をかける、するとメインモニターにある怪獣のデータが出てきた。

 

「透明怪獣 ネロンガ?」

「はい、こいつは名前の通り自身の体を透明化できるんです。しかもこいつは角から電気を吸収することができてその影響のせいかネロンガの周辺に特殊な電波を発してしまうんです」

「ってことは今材木座のいるところに変な電波がでてるのって・・・」

「恐らくこのネロンガのせいですね、ですがその電波のせいで現在ネロンガの位置を特定することができません」

「姿が見えない上に場所の特定もできないなんて・・・」

「一度隊長に連絡しないとな」

 

 

食堂

 

「分かった、すぐに行く」

「どうかしましたか?」

「ミサキさん、実は・・・」

 

 サコミズ隊長はミサキさんと何やら話しているのを横目で見ながら食事を取っている。何かあったのか?すると俺のメモリーディスプレイ鳴った。やばい、ここじゃ見られないな。

 

「どうしたの八幡?」

「ああ、ちょっとトイレに行ってくる」

「・・・うん分かった」

 

 戸塚も察してくれたのか見送ってくれた。俺は急いで食堂から離れメモリーディスプレイに出る。

 

「こちら比企谷」

『八幡我だ!』

「切るぞ?」

『待て待て待って!今回は真面目な話だ!』

 

 こいつたまに変なこと言いに俺のメモリーディスプレイに掛けてくるから迷惑してるんだけどな。だがさっきの隊長やミサキさんの反応を見て今回はちゃんとした話なのだと分かった。

 

「それで、要件は?」

『怪獣が現れた!』

「なんだと?」

『うむ、先にジョージ殿に連絡しておいたのだが、お主には伝わっていないかもしれんと思ってな』

 

 恐らくジョージさん達の配慮だろう、だが怪獣が現れているならい訳には・・・するとそのジョージさんから連絡が入った。

 

『八幡、こっちは気にするな』

「ですが!」

『こっちは俺たちだけで十分だ、お前はそこでじっとしてろ』

「・・・分かりました」

 

 不服な返事をし通信切り食堂に戻った。

 

 

 場所は変わってガンローダー

 

「ジョージ、怪獣は?」

「今丁度姿を表したらしい、材木座が映像を送ってくれてる」

「さっさと片付けて八幡をからかいに行かねぇとな!」

「そうだな!」

 

 ガンローダーにはリュウとジョージが、地上はミライとマリナがネロンガを追っていた。先に怪獣を捉えたのはガンローダーの方だった。

 

「見えた!」

「先手必勝だ、喰らえバリアブルパルサー!」

 

 ガンローダーから放たれるレーザーがネロンガを直撃、だがネロンガは怯まず進行を続ける、するとジョージが何かに気がついた。

 

「なあ、このまま真っ直ぐ進んだら、あの怪獣フェニックスネストに行かないか?」

「なんだと?テッペイどうなんだ?」

『ジョージさんの言ってることは本当です、このままネロンガが進み続ければフェニックスネストにたどり着いてしまいます!しかも今は・・・』

「はっ!八幡の所の学生が来てる!」

 

 そう今は総武高校の生徒がフェニックスネストに見学に来ていたのだ。サコミズ隊長は直ぐに現場にいるミサキに連絡を取ろうとするが・・・

 

「ミサキ総監代行!ミサキさん!・・・何故だ、通信できない!」

「隊長大変です!基地の周辺に協力な磁場が発生しています!」

 

 どういう訳か基地内にいるはずのミサキさんと連絡が取れず更にはリュウさんとの通信まで出来なくなっていた。

 すると基地からそう遠くない場所に大きく土煙が立つ。

 

「ん?隊長!」

「どうした?」

「基地から離れた所で別の怪獣が!」

「なんだって?!」

 

 

八幡side

 

 ドッグの見学が終わり最後の総監代行の言葉を聞いていると

 

ウーッ!ウーッ!ウーッ!

 

「えっなに?」

「どうしたの?」

 

 どうしたんだ?まさかネロンガが基地までやってきたのか?!すると大きく鳴っていた警報が突然止まり更にはドッグの電子機器全てが落ちてしまった。すると1人の整備士が総監代行の元へやって来た。

 

「大変です、基地から離れた場所に怪獣が!」

「何ですって?!」

 

 なんだと、まさか別の怪獣が現れたのか?!

 

「サコミズ隊長には?」

「それが、謎の電場障害のせいか、作戦室と連絡が取れないんです。メモリーディスプレイも通信できなくて・・・」

 

「怪獣が出たの?!」

「だ、大丈夫なの?!」

「怖いよー!」

 

 いきなり怪獣が近くに現れたことにクラスのほとんどが動揺していた。どうする?リュウさん達は既に遠くの方へ行ってるはずだ、だったら・・・・

 

「総監代行、俺が行きます」

「比企谷隊員、ですが・・・」

 

 ミサキさんは俺が自分の方に近づいていることを不思議に思う生徒たちの視線を気にしていた。

 

「このままではここにいる生徒たちの命に関わります!」

「ハチの言う通りですよ」

 

 後ろから声をかけられた、振り返るとそこにはガンフェニックス、及びGUYS基地の整備全般を任せられているアライソ整備長がやってきていた。

 

「今、戦えるのはこいつだけです。それにガンウィンガーの整備は先程終わりました。いつでも飛ばせられます」

「・・・・わかりました、これより私が怪獣殲滅の指揮を取ります。比企谷隊員、貴方は基地近くに出現した怪獣を、他の皆さんは直ちに基地の設備の復旧を、お願いします。GUYS sari GO!!」

「「「「「「G・I・G!!」」」」」」

「え?どういうこと?」

「あいつが隊員?」

「目の腐ったやつが?」

「ヒッキー・・・」

 

 生徒たちは困惑していた、同じクラスの、それもあまり目立たないやつが戦おうとしている事が

 八幡はガンウィンガーに乗り込み出撃、怪獣の元へ飛ぶ。そこに居たのは『磁力怪獣 アントラー』だった。

 そう言えば前に言ってたな、奴は強力な磁力を発生させて周囲の金属や電子機器に異常を発生させてしまうって。

 

「とにかく今は奴の磁力の発生を止めないと!」

 

 キキァァァァ!

 

 アントラーに向けて攻撃を開始、体に当たるがアントラーはこちらに狙いを定め謎の光線を放ってきた。

 

「ううう・・・何だこれ?!」

 

 ガンスピーダーに搭載されている計測器に目をやると磁力計の針が異常に動いていた。ってことは基地の電子機器に異常が出たのはこいつの放つ磁力のせいだったのか。

 

「どうにかしないとな、これじゃあ基地と連絡が取れねぇ、ッ?!!」

 

 不用意に近づくことができず遠目から攻撃をしていると突然後方から青い光が発生した。振り返るとそこには青い体の巨人がいた。巨人はアントラーに近づきパンチを喰らわせる、攻撃を受けて後ろに下がるアントラーに巨人はさらに追撃する。

 するとアントラーは磁力光線を発生させられなくなったのか機体の機器が正常に動くようになり通信も出来るようになった。

 

「総監代行!聞こえていますか?!」

『はい、聞こえています。こちらの機器も正常に機能し始めました、そちらの状況は?』

「現在、あの青い巨人がアントラーの相手をしています」

『あの青い巨人が・・・』

「総監代行、リュウさんたちの方は?」

『そちらの方もメビウスが現れ、ネロンガと交戦中です。サコミズ隊長達ももうすぐそちらに着きます』

 

 向こうは問題なさそうだな。と思っていると青い巨人が右手を空に掲げブレスレットにエネルギーを貯めて十字を組んで光線を放った。その光線はアントラーに直撃し爆発する。

 

「やったか?」

 

 爆発で発生した煙が晴れてくる。だがそこには無傷なアントラーの姿があった。

 

 キキァァァァ!

 

「嘘だろ、無傷かよ」

 

 すると巨人は右手を左の腰に当て右手を振り払うように動かすとブレスレットから光の剣が伸びた。

 巨人はアントラーに近づき胴体を右上から切り裂いた。アントラーは悲鳴を上げながら再び爆発、今度こそアントラーの終わりだ。

 

 

 帰還後

 

「お疲れ様です、比企谷隊員」

「お疲れ様です、総監代行」

 

 ガンウィンガーから降り総監代行の元へ近づく、だがその後ろには総武高校の生徒たちがいた。すると総監代行は生徒たちの方を向き

 

「皆さんにお願いがあります。比企谷隊員の事についてです。皆さんも察していると思いますが比企谷隊員はCREWGUYSJAPANのメンバーの1人です、ですがGUYSの規定で未成年の隊員には守秘義務、つまり自分がGUYSの人間だと言ってはいけないという規定があります。皆さんにお願いしたいことは1つ、比企谷隊員がGUYSのCREWだと言うことはここだけの話にして欲しいんです」

 

 総監代行の言葉で少しざわつきがあったが直ぐに静かになった。こうして微妙な空気の中職場見学は終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 




新年明けましておめでとうございます。今年も『やはり俺達の絆は間違えない』をよろしくお願いします。
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