ある日のGUYS
「何、GUYSスペーシーが?」
「はい、大気圏内に停泊している宇宙船を観測したようなんです」
「あの化け物が、仲間を呼びやがったのか?」
あの化け物とは先日のサドラの事件で発見した謎の女の事だろう。それに俺が学校に行っている間に海底でも出てきたらしいからな。
「いや、あの青い巨人かもしれないぜ?」
先程のサドラや海底の事件の時、さらには先日のアントラーの時にも出現した謎の巨人だ。感じはメビウスに近いけど、奴からは戦うこと以外何も感じなかったな。
「どちらにせよ、とっとと先制攻撃を掛ければ良いだけなのだ」
「その宇宙船が、敵だという確証はあるんですか?」
「昔から宇宙人は敵と相場が決まっておろうが、はははは!」
「怪獣頻出期は同時に多くの宇宙人に襲われた時期でもありますね」
「確かに、その時のトラウマで反宇宙人感情があるのは事実だし・・・」
「そうなんですか・・・」
「まあ、全部が全部そうだった訳じゃないですけどね」
俺がこんなタイミングで色々言うのは嫌だったけど、ミライさんが少し残念な感じになってしまっているので少しフォローを入れておくことにした。
「どういう事だ?」
「当時でも稀に人間と友好的な関係になっていた怪獣や宇宙人がいるってことです、それに、宇宙人が敵という事なら今俺達と戦ってくれているメビウスだって敵になりますよ?」
「・・・ま、まぁ、時には例外というものもある」
あっさり手のひらを返しやがったこのおっさん。
「それで、搭乗者は、確認できているんですか?」
「ええ、宇宙語による通信が遅れているだけです、現在総本部でファンスペースインタープリンターを使った翻訳が進められているようですが、何分にもCPUに癖があり、取り回しが容易ではないらしく・・・」
「その通信、聞かせて貰えますか?」
「俺も聞いてみたいです」
そしてテッペイさんのデスクにその通信音声が送信され俺達はその声を聞いてみることに
『&:(#♡♡♡*:#@@→:&!→--→♡:_())』
「なんだこれ?」
「わっかりにくい宇宙語だな、これじゃあファンスペースインタープリンターが悲鳴をあげるのも無理ないや」
「俺も一応宇宙語は分かりますけど、なんなんですかこれ?聞いた事ない喋り方してますけど」
「宇宙訛りが酷いですね」
「「うん、え?」」
「ミライ君宇宙語分かるの?」
「あーっと、は、八幡君に少し教わって・・・」
「そ、そうなんですよ、ははは・・・ミライさん、ちょっと」
(あんまり変に突っ込まないでくださいよ、こっちもフォローできなかったらどうするんですか)
(ご、ごめん)
俺達が話している傍でリュウさんが痺れを切らしたらしく早く訳せと迫る。
通信の内容はこうだった。
『今から6時間後に地球に降りる』
「それだけか?」
「はい、場所なんかは特に指定されていませんでしたね」
「まるさん、これが送られてきたのは何時ですか?」
「5時間前です」
あと30分じゃん、ヤバくない?
「まさか、いきなり人の集まる所に出たりしないわよね?」
「流石にそれは無いと思いますよ?そうじゃないとこんな通信してくる意味が無い」
テッペイさんの意見が今のところ1番合ってると思う。探し物をしたいなら1人で勝手に降りてきて姿隠しながら探すはずだし。
まあいくら考えてもしょうがない今は人のいない所に来ないことを祈るしかない。そう考えていたらあと30分程になった、すると。
プルルルル!
「すみません俺です」
「な、なんだ、驚かさないでくれ」
「で、電話くらい、切っておかんか!」
「いや、この前のことがあるんで切るに切れなくて・・・ちょっと出ますね」
「うん、ん?この反応・・・」
「なんだよ雪ノ下、今はしご『比企谷君助けて!』どうしたんだよ雪ノ下!?」
『そ、それが、め、目の前に宇宙人が現れて・・・』
「なんだって?」
「八幡君大変です!例の宇宙人の反応が現れて、その場所が・・・」
「くっ!雪ノ下、その宇宙人何か言ってないか?」
『え、ええ、先程から何か言っているけれど・・・』
「今戸塚達をそっちに行かせるからなるべく刺激しないように」
『わ、分かったわ』ピッ
さて、今度は
『どうしたの八幡?』
「戸塚、今どこにいる?」
『今材木座君と川崎さんと一緒に学校にいるけど、どうしたの?』
「すぐ奉仕部の部室に行ってくれ、今部室に宇宙人が来ている!」
『えぇ!!だ、大丈夫なの?!』
「今回は対話が目的らしいからとりあえず材木座と喋らせてくれればいい」
『う、うん、分かった』
よし、これで暫くは大丈夫だろう。今はリュウさん達に報告しよう。
「・・・で、とりあえず宇宙語の分かる材木座を先に行かせました」
「分かった。とりあえず俺達も向かおう」