ソードアート・オンライン Silver Soul   作:翔ST

9 / 12
新年、明けましておめでとうございます!!
こんな駄文しか書けない奴ですが、これからもよろしくお願いします!!

あと、出来れば感想、意見などを書いてくれると今後の励みになるのでお願いします!!


九話 鬼が生まれた日

ー一層 ホルンカの森ー

 

ヤシャ「ふっ!!」

 

ズパァァァァン!

 

ネペント「キシャアアアア!!!」パリーン

 

ヤシャはホルンカの街の《森の秘薬》のクエストを受けていた。

目的は報酬の《アニールブレード》。

もちろん使うためではない。売って資金にするためである。

 

ヤシャ「・・・なかなか落ちねえな・・・胚珠・・・・」

 

ヤシャは次の獲物を求めて、移動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間

 

プシュウウウウウウウウウッ!!

 

周囲に赤い霧の様なものが立ち込めた。

 

ヤシャ「!?なんだ・・・これ・・・!」

 

その瞬間、周囲にモンスターのアイコンが大量に発生した。

 

ネペント's「キシャアアアア!!!」

 

大量に発生したモンスター、ネペント達はヤシャ目掛けて襲ってきた。

 

ヤシャ「ちいっ!!」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ザシュ

 

細剣を突き立てる音が、森に響いた。

 

ネペント「キシャアアアア!!!」パリーン

 

ヤシャ「ハァ、ハァ・・・・こいつで最後か・・・」

 

ヤシャは、なんとかネペントを狩り尽くした。

しかし、HPバーの色はレッド、量的には残り三割を切っていた。

しかも、ポーションは先程使い切ってしまった。

 

ヤシャ「さっさと街に・・・っ!!」

 

ヤシャは咄嗟にその場から飛び退いた

 

ドスッ

 

さっきまでヤシャがいたところに投げナイフが刺さった。

 

モブ1「よお、白髪野郎・・・」

 

モブ2「さっきは良くもやってくれたなぁ・・・えぇ?」

 

ヤシャ「てめぇ等・・・」

 

モブ1「へへへへ・・・驚いたか?・・・まさか復讐されるとは思わなかったか?ええ?」

 

ヤシャ「・・・ガキの頃、100円借りた中山くんと古山くんだっけ?」

 

モブ1「いや違うんだけどぉ!?」

 

モブ2「誰だよ中山と古山って!?」

 

ヤシャ「えっ、じゃあ誰?」

 

モブ1「さっきてめえに腕切られたやつだよ!!!忘れんな!!」

 

ヤシャ「あ、お前等ね・・・・印象薄かったから忘れてたわ・・・さっきのモンスターもお前等の仕業か・・・」

 

モブ1「ああ、そうだよ・・・おい。」

 

モブ2「おうよ。」

 

何かを合図したかと思ったら、モブ2はその場を去っていった。

 

ヤシャ(なんだ?なんで去って行った?まさか・・・)

 

モブ1「さてとぉ・・・楽しもうぜぇ!!

 

モブ1はそのままヤシャに斬り掛かってきた。

 

ヤシャ「ちぃ!!」

 

ヤシャは細剣を構えた。

 

キィン!!

 

剣同士がぶつかり合い、金属音が響いた。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

キィン!キンキン!キィン!

 

金属音が繰り返し鳴り響く。

 

ヤシャとモブ1の戦いは長期戦に持ち込みかけていた。

モブ1は力強い剣戟でヤシャを攻め続けていた。

傍目からみたら押されているのはヤシャの方に見えるだろう(・・・・・・)

しかし、事実は異なった。

優勢なのはヤシャの方だった。

ヤシャは相手の動きを観察し、攻撃を避けながら少しずつ、だが確実にダメージを与えていた。

 

モブ1「なんで!一撃も!当たらねえんだよぉ!!」ブン!ブン!

 

ヤシャ「・・・ふっ!!」ヒュン!

 

ザシュ!

 

モブ1「ぐああ!!」

 

細剣がモブ1の右太腿を刺し穿った。

モブ1は苦悶の悲鳴を上げた。

 

ヤシャ「わりいな・・・これで最後だ!!」ヒュン

 

バシュゥッ!!

 

モブ1「ぐあぁあぁぁぁあ!?!?」

 

ヤシャが放った一閃がモブ1の体を捉えた。

その一閃はモブ1のHPバーを全て削りきった。

 

モブ1「・・・へへへへ・・・終わりだぜ、テメェ・・・・」パリーン

 

モブ1は意味ありげなことを呟いて体を四散させた。

それと同時にヤシャのカーソルがオレンジに変色した。

 

ヤシャ「!?・・・どういう・・・っ!?」ガバッ!

 

ヤシャは後ろの気配に気がついて、振り向いた。

 

???「おやおやぁ?やっと気がついたんですぅ?」

 

ヤシャ「テメェは・・・さっき助けた・・・テメェの差し金か・・・!」

 

モルテ「大正解〜!その通り!全てはこの自分、モルテの企みですともぉ!」

 

モルテは楽しそうに話し出す。

 

ヤシャ「で?次はテメェが相手するってか?」

 

モルテ「いやいやぁ〜!それだと自分、すぐやられちゃうじゃないですかぁ!そんな激サック(つまらない)ことしませんよぉ。貴方の相手は・・・あ・ち・ら♪」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

モブ2「おいこっちだ!!こっちにPK野郎がいるぞ!!」

 

モブ3「あ、本当だ!!いたぞ!!」

 

モブ4「ふてえ野郎だ!!たたっ斬ってやる!!」

 

モブ2が戻ってきた。

そのモブ2に連れられて数十人ほどのプレイヤーがヤシャに敵意丸出しで向かってくるのが見える。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ヤシャ「!!ちぃ!!やっぱりか!!」

 

モルテ「あっはっはっはっはっは!!人間てのは単純ですよねぇ!!正義が自分にあると思ったら、どんな非道なこともできちゃうんですからぁ!!じゃ、自分はこれで。ご健闘をぉ〜。

 

そう言うと、モルテは素早く逃げていった。

 

ヤシャ「・・・やるしかねぇか・・・!!」

 

モブ4「喰らえやぁ!!」ブンッ!!

 

男の一人が上から真向切りを仕掛けてきた。

 

ヤシャ「よっと。」タッ!

 

モブ「んなっ・・・・」

 

ヤシャはその斬撃をバックステップで避けた。そして、

 

ヤシャ「ふっ!!」ブンッ!!!

 

ザシュ!!

 

モブ4「がっっっっ・・・・!?」

 

一瞬でその男の首をはねた。

 

モブ5「テメェ!!」ヒュン!!

 

その隙をついて、他の男が槍で直突きを仕掛けた。

しかし、

 

ヤシャ「ぬんっ!!」ガシッ!!

 

モブ5「なっ・・・・!?」

 

ヤシャはその刺突を避け、さらにその柄を脇で挟んで攻撃を封じた。そして、

 

ヤシャ「おらぁ!!」ブンッ!!!

 

ザシュ!!

 

モブ4「ぐぎ!?」

 

またも一瞬でその男の首をはねた。

その瞬間、

 

モブ5「ギャハハハ!!これならもう何もできんだろ!!」ガシッ

 

他の男がヤシャの細剣を持っている方の手を抑えた。

 

ヤシャ「・・・・」

 

モブ5「ギャッハッハッハッ!ギャッハッハッハッ・・・」

 

ドスッ!

 

モブ5「ギャヴァ!?」

 

ヤシャは脇で挟んでいた槍を手に持ち替えてその男の胸を貫いた。そして、自由になった細剣で、

 

モブ6「こ、このっ!!」

 

ヤシャ「ふっ!!」ヒュッ!

 

ザシュ!

 

モブ6「かひゅっ!?」

 

斬りかかろうとした男の喉を刺し穿った。そしてそのまま、突き進んで行き、

 

モブ7「く、来るな!!来るなぁ!!」

 

ザシュ!!

 

モブ7「ぎひゅ!!」

 

後ろにいた男を貫いた。

 

ヤシャ「はぁ、はぁ・・・・」

 

モブ8「ひ、怯むなぁ!!数で押しつぶせぇ!!」

 

その言葉とともに、大勢のプレイヤーがヤシャに襲いかかってきた。ヤシャは細剣を引き抜くと、

 

ヤシャ「・・・ゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!!

 

咆哮とともに、敵に向かって突き進んでいった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

モブ9「う、嘘だろ・・・・あれから三十分・・・こっちの人数だって数十人はいたはずだ・・・・それなのに、なのに・・・!!」

 

ヤシャ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

モブ9「なんでこっちが全滅してんだよぉ!?」

 

そう、ヤシャは生き抜いた。

数十人の猛攻を耐え抜き、すべての敵を倒しぬいたのだ。

 

モブ9「なんなんだよ・・・こいつぅ・・・!!強すぎるだろ・・・・!?まるで・・・まるで・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モブ9「白い(夜叉)みたいじゃあねえか!!!」

 

男の言い分も最もだろう。

ヤシャの白髪に赤いポリゴンを浴び、暴れ戦う姿はまさしく鬼と呼ぶにふさわしい姿であった。

 

モブ9「こ、こんなのにかなうわけ・・・」

 

ザシュ

 

モブ9「・・・・へっ?」パリーン

 

モブ2「へっ、使えねえ雑魚はいらねえんだよぉ・・・さてと、そろそろとどめを刺してやるか・・・」ニタァ

 

ヤシャ(やべぇ・・・体が動かねぇ・・・・)

 

モブ2「これでテメェも終わりだぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「いや?それはどうかな?」

 

ザンッ!!

 

モブ2「・・・・?????」(あれ?なんで視界が逆さまに?・・・あれ?あの首のないやつ・・・だれだ?・・・あの装備は・・・あれ?あの体、俺?)

 

パリーン

 

味方を手に掛け、ヤシャにとどめを刺そうとした男は突如現れた男の大鎌によって首を跳ねられ、その体をポリゴンに変えた。

 

??「ふう・・・君、無事かね?」

 

ヤシャ「・・・なんで助けた?俺ぁオレンジプレイヤーだぞ?」

 

??「ふむ・・・理由としては、一方的過ぎたから、かな。大勢でたった一人を責めてるのは見てられなかった。それに、先程斬った男の言動を見たら、君が嵌められたことなんて予想できるからね。」

 

ヤシャ「・・・そうかよ。」

 

??「ほら、立てるか?カルマ回復クエスト、受けるんだろ?付き合うよ。」

 

ヤシャ「どこまでお人好しだよ・・・いいのか?」

 

??「構わないよ、これもなにかの縁と言うやつさ。それにこういうのは付き合うのが醍醐味というやつだろ?」

 

ヤシャ「・・・足引っ張んなよ?・・・俺はヤシャ。お前、名前は?」

 

ミト「ミトだ。よろしく頼むよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

???「やれやれ、世話の焼ける奴だなぁ。」

 

????「仕方ないよ、キリト。今回、銀治は嵌められちゃったんだから。」

 

キリト「嫌そっちじゃなくて、ミト・・・深澄の方だよ。銀治が面倒に巻き込まれるのはいつものことだろう?ユージオ。」

 

街の方に向かう二人を、桐ヶ谷和人ことキリト、そしてユージオはーーーーーと言っても今の二人のアバターはキリトはキザそうな男性アバター、ユージオは白いひげを携えた老人アバターだった。ーーーーー遠くから見ていた。

 

キリト「だって、ここではあんなにも話せているのに、リアルだと昔がどうだーこうだーとかで合うことすらままならないんだぜ?」

 

ユージオ「まあ、ここだと姿も違うからねぇ・・・ていうか、キリト。あれがよく深澄だってわかったね?」

 

キリト「え?雰囲気とか似てないか?」

 

ユージオ「・・・普通わからないよ・・・」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数日後、ベータテスト版SAOにおける第一層のボス、《IllFang The Kobold Lord(インファング・ザ・コボルトロード)》は討伐された。

そこで特出した強さを見せたのは数えて四人。

一人は、絶対的なる強さの剣戟を繰り出す黒ずくめの青年剣士

一人は、最強の防御力で攻撃を全て防ぐ青い鎧を着た老騎士

一人は、小技で追い詰め、確実に相手を仕留める大鎌使いの男

一人は、細剣を携え、その圧倒的な強靭さで戦場を駆る白髪の青年

 

彼らは後々、こう呼ばれるようになった。

『黒の剣士』キリト

『青騎士』ユージオ

『死神』ミト

『白夜叉』ヤシャ

 

彼ら四人はその強さから、《ベータテスト四天王》と呼ばれた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

予想していなかった。

まさかこんなところで貴方に会えるなんて思っていなかった。

最初、オレンジプレイヤーになってたのはすこし驚いたけど、直ぐにそんな感情は吹き飛んだ。

だって、貴方のことだもの。

誰かを助けようとして、騙されてしまったんだなんてすぐに予想がついた。

貴方は口では否定しても、度を越したお人好しだから。

誰かが困っていたら、助けに行ってしまうものね。

 

・・・・ごめんね、銀。

こんな形でしか、あなたの隣に立てない・・・

弱虫の私をどうか許してね・・・

 




ちなみに、ユージオのアバターのCVは大塚明夫さんイメージです。

次回は番外編!!
次回、「少女は今日もペルソナる」

お楽しみに!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。