戦騎絶唱シンフォギアAZ 作:atpd
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みなさんシンシンシンフォギアー!!
初めましての方は初めまして。なんかコイツみたことあるぞってかたはお久しぶりです。そう、私です。今回はシンフォギアの二次創作書きてぇなぁって思ったんで、書いてみました。オリ主、オリキャラ、オリ展開まじで多数なので、苦手な方はバック推奨です。《特に男キャラがメチャクチャ増える予定です。》それでもよろしいかたはよろしくお願いしまーす!!
プロローグ:とある獣の唄
もう気が遠くなるほどの昔、神と人は心を通わせていた。神は人信仰を糧として人を愛し、人に恩恵を与え人は神を敬い神から恩恵を求めた。神もその循環に満足し、人もそれに満足していた。それはいにしえの人々にとっては当然、当たり前中の当たり前の生活。だがそんな平穏は長くは続かなかった。きっかけは"愛"だった。この世のありとあらゆる霊長全てが抱く美しく儚い感情。だがその美しい感情が神と人の時代を終わらせたのだ。昔々のその昔、一人の乙女が一柱の神へと恋をした。神も乙女のことを一人の女として愛した。だがその尊い恋はいつまでも続かなかった。乙女は神への愛ゆえに神の領域へと至ろうと幾千幾万の高さを誇る塔を建てた。だがその行為が、たったそれだけの行為が他の神々の逆鱗に触れた。神々は人の統一言語を奪い人は言葉を交わすことが出来なくなった。そうして人々の争いは絶えなくなった。
ここまでは、貴方たちが知る史実、だが神話はそれだけではない。神々は獣を放った。終末へ至る666の獣。邪悪なる淫婦に従う魔獣。純粋なる人類の敵。獣は全てを喰らい尽くす。人も、人の造り上げた文明も、人が愛した生命も、全て残虐に無惨に喰らい尽くす。だが、その獣の企みもとある"一人の神"によって阻まれた。神の駆る舟による一矢に撃墜され、獣は瞬く間に地に墜ち、瞬く間に数多の都市を滅び去った怪物は抵抗できないほどに倒れ付した。だが悲しきかな。恋というモノは人をどこまでも歪めてしまう。そして覚悟を決めた恋する乙女は恐ろしいモノだ。喩え神でさえ災厄でさえ利用しつくすと覚悟を決めた乙女は人を滅ぼすために存在するソレを逆に利用しようと企んだ。もう一度統一言語を自分達のもとへ取り戻すため、再びあの人へと至るため。乙女はソレはまだ人の手に余ると判断し獣を異界へと封じ込めた。いつか自分がそれを使えるような領域へと至ると信じて。異界へと封じられた獣は眠り続ける。いずれ目覚め自分の宿命へと至り、主の悲願を成し遂げるため、いずれ人間を鏖殺にし、自らも天へと帰るために、獣は力を蓄える。いずれ自分も神へと至るため、乙女はなんども生まれ直す。いずれ再びまた彼と言葉を交わすため。
いずれ666の獣を君臨する。この世の全てを地獄へと変えるために全ての生命を殺すために、そして月の呪いを壊すために。
『ああ、ああ、我が神よ。我が愛よ。そうしてヒトの仔よ。私はその安寧が気に入らない、その繁栄が気に食わない。今すぐにでもその腸を千切って細切れにして食べてやりたいくらいだ。だがまだ足りない。私が完全に目覚めるにはまだ足りない、時間も、食料もまだ足りない。もっと人の形作りし文明を喰らわなければ、もっと人の造り出した聖遺物を喰らわなければ、もっと人にもたらされる繁栄を喰らわなければ。だが意志だけではなにもできない。身体が起きなければ喰らえない。せいぜい不完全なケモノとして無粋に、不格好に食らいつくすだけだ。それは何より腹が立つ。なにより消費者気取りの人の仔のようで気色が悪い。なのでやらない。ヒトと同じく無駄に消費する側に立つのはなにより美しくない。だが食べなければ生きられないのも事実だ。あの巫女のように無様なカイブツには成り果てたくは無いが、どうするか。ああ、だが、アレがあったか。我の元へと効率的に、そしてド派手に食料を集める為にはアレらを使えばいい。ただのケモノ達であるアレ等にも多少の使いようがある、ということだ。さぁこのつまらない平穏を壊すため、見るも無惨な一方的な狩りを始めよう。』