やはり俺が仮面ライダー龍騎なのはまちがっている。 作:伊勢村誠三
・比企谷八幡
・雪ノ下雪乃
・由比ヶ浜結衣
・仲田真澄
・満坂栄喜
〇アバン
黒い画面、映し出される12枚の裏向きのアドベントカード。
N*1「すべてが左右に反転した世界、ミラーワールド。
そこは現実のルールをあまりにもわかりやすく反映した世界。」
上段、下段にそれぞれ6枚づつ並ぶカード。
うち6枚、龍騎、ナイト、シザース、ゾルダ、ライア、ベルデのカードが表側にひっくり返る。
N「その世界で戦う者たちは、仮面ライダーと呼ばれる。」
色を失い崩れるように消失するシザースのカード。
その分が詰められ、11枚のカードが残る。
N「戦わなければ、生き残れない。」
〇オープニング*2
〇サブタイトル「EVIL ELIMINATE」
〇ミラーワールド 総武高校中庭
戦い続ける龍騎、ナイト、ゾルダ。
ゾルダ、銃撃で距離を作りながらカードを装填。
バイザー『STRIKE VENT』
ギガホーンを装備。近接戦にも加わって行く。
激しい戦い。三者、全く譲らぬ攻防。
結衣「ゆきのんどうしよう!?
なんか…なんかやばいよ!止めないと!」
雪乃「と、止めるっていったってどうやって!?」
結衣「どうって…わ、私!鏡に入ってみる!うりゃあああああ!」
結衣、助走をつけて頭から鏡にダイブ。
ミラーワールドに突入。
雪乃「ええぇ!?ちょ!ちょっと!由比ヶ浜さん!?」
ミラーワールドの家庭科室。
窓を開け、外に向けて叫ぶ結衣。
結衣「こらー!何やってるの!」
龍騎「はぁ!?」
ナイト「あいつ!どうやって!?」
結衣「なんだかよく分かんないけどなんで戦ってるの!ちょっと待っててそっち行くから!」
ゾルダ「こっちの台詞だ!そこを動くな大馬鹿!戻るぞ!」
龍騎「なんで?」
ゾルダ「モンスターと契約してない奴は入るのに使った鏡でしか戻れない!
その上一度入れば出るときにはデッキが必要だ!」
龍騎「そうなのか!?」
ナイト「お前そんなことも知らなかったってことは新参者か?」
慌てて戻る三人。
途中結衣と合流し、家庭科室に戻る。
龍騎「…せーのだからな。
残って背後とるとかなしだからな?」
ナイト「見くびるな。殺るんだったら正面からやる。」
ゾルダ「おー怖い怖い。そんじゃ行きますか、あせーの!」
龍騎、ナイト、ゾルダ。現実世界に帰還。
即座に変身解除すると三人同時にデッキを鏡に投げ込む。
結衣、デッキをキャッチして来た時と同じように鏡から出る。
結衣「出れた!」
真澄「危なかったな。変身しててもあの世界は10分しか体がもたない。
生身だったら5分と持たないぞ。」
結衣「え?それって…」
八幡「あれってスーツの限界とかじゃなかったんだな。」
栄喜「ああ。多分だけど、酸性の液が並々入ったバケツにアルカリ性の欠片をいれたら中和されるみたいなことなんじゃない?」
八幡「
真澄「多分だけどな。」
真澄、結衣からデッキを受け取ろうとするが、雪乃、それより早くデッキを奪い取る。
八幡「あ、おい。」
雪乃「説明してもらいましょうか?」
〇中CM
〇総武高校特別棟 家庭科室
真澄、黒板の前に移動してチョークをとる?
真澄「何から聞きたい?」
雪乃「あの鏡のむこうの世界は何?
このカードケースは何なの?
変身…と言うより装着してたあの奇妙なスーツは?
なんで戦っていたの?」
真澄、鏡の世界、カードデッキ、変身、戦い、と書く。
真澄「あの世界はミラーワールド。現実をどこまでも左右真逆に反映した世界だ。
人を喰らうミラーモンスターが住まうのと、
おおよそが人が住めるような環境でない以外は何なのかイマイチわからん。
お前らはどうだ?」
栄喜「俺も凡そそんな認識。比企谷君は?」
八幡「俺も良く知らん。案外、出入りできないだけで昔からあったんじゃねえかな?って思ったことはあるかな。知らんけど。」
栄喜「そうかい。」
雪乃「それで、このカードケースは?」
真澄「それはカードデッキ、アドベントデッキとも言うな。
仮面ライダーへの変身を可能にする物で、
それを渡してきた仮面の男が言うには全部で12個。
つまり仮面ライダーは全部で12人。」
栄喜「俺のゾルダ、仲田さんのナイトに比企谷君の龍騎。あとシザースと、他には?」
八幡「ベルデって奴知らないか?」
真澄「戦ったのか?」
八幡「いや、デッキ持ってる人と話しただけだ。大学生ぐらいの男だった。」
真澄「そうか。あと私が戦った事あるのはライアって腰抜けだけだ。
つまりあと6人はまだどんなので誰が変身してるか分からん。」
真澄、りだーたちの名前を書いていく。
真澄「入ってるアドベントカード内容はデッキによってまちまちだな。
私のにはストライクベント何て入ってないし。」
雪乃、ナイト以外ののデッキをしまってからナイトのカードをすべて引っ張り出す。
確かにストライクベントのカードは無い。
真澄「その中に一枚なんちゃらベントって名前じゃないカードがあるだろ?
それが契約のカードだ。」
雪乃、ダークウイング以外のカードをデッキに戻す。
真澄「そのカードを使う事でライダーはモンスターに餌やりをする代わりに力を借りれる契約を結べる。
つまりそれを破く、燃やすなどして消失した場合、契約を一方的に破棄されたと判断したミラーモンスターに殺されることを意味する。」
結衣「こ、殺されるって…」
栄喜「文字通りさ。奴らの主食は同じミラーモンスターと人間だからな。」
結衣、思わず窓から飛びのき、雪乃の裾を掴む。
八幡「人喰った後のやつとかなぜか他のより強いのそうゆうことなのね?」
栄喜「普通消化とかで動き悪くなりそうなもんなのにな。」
真澄「話を戻すぞ。そのカードがどれくらい重要かと言うとデッキの中で一番重要だ。
モンスターと契約する前はコントラクトっていう絵柄のないカードの状態なんだが、
それはデッキに一枚しか入ってない。少なくとも私のはそうだった。
つまりカードの破損は死と同義だ。モンスターからの助力を失ったライダーは大幅に弱体化する。」
八幡「剣とか呼べるは呼べるけど当たっただけで折れるからな…」
結衣「ヒッキーそれ大丈夫だったの?」
八幡「全く大丈夫じゃねえよ。
やけくそでコントラクト使って契約しなきゃ喰われてた。」
真澄「そしてお待ちかねの仮面ライダーだが…そのカードデッキで変身して戦う戦士のことだ。
鏡の世界で殺し合い最後に残った最強の仮面ライダーのみが、どんな願いもかなえれる。」
雪乃「散々非科学的かつ超常的過ぎる物を見せられては来たけど…怪しい話ね。
あなたたちはこれを渡してきた胡散臭い仮面の男の言われるままに戦ってるわけ?」
真澄「あいつは確かに神か悪魔か、
それともそのどっちかの使いか何者か知らんが、
私達一個人にこんな力を授けれる存在だぞ?
それにライダーは願いの為に他者を殺すことを選んだ連中の集まりだ。
そいつらを消して願いをかなえられるなんて最高だろ?」
黒板を消しながら振り返り不敵に言う真澄。
雪乃「それを言うならあなたもそのクズじゃないの。
それにそんな血濡れた願いじゃ誰も救われないわ。」
真澄「別にいいよ、慈善事業じゃなくて自己満足でやってんだ。
そんな私の願い、分かるか?」
雪乃「?」
真澄「私はお前ほどじゃないが大体の物を持ってる。
見ての通りの容姿端麗。頭脳明晰。肌は弱いが運動も得意。
そんな私が何を願うと思う?」
雪乃「そんなの自分のためでしょう?」
真澄「はっ!お前、ライダーじゃなくてよかったな。
お前みたいなタイプは生き残れないぜ。」
雪乃「あなた、自分の生殺与奪の権が握られていることを分かっているのかしら?」
真澄「お前こそ、まだ契約は続いてることが分かってないのか?」
鏡を見るとダークウイング、ドラグレッダー、マグナギガが雪乃を狙っている。
八幡「マジかよ…」
栄喜「そりゃ、向こうも死活問題だからな。なあ!
せっかくライダーが3人もこの奉仕部の部員なんだ。
平塚センセ―が勝手に始めてくれちゃった勝負、
俺らルールで副賞のいう事聞かせられるってやつ、
ライダー関連なら何でもありにしないか?」
真澄、驚く三人をとは違い乗り気で
真澄「そりゃあいい!私が勝ったら雪ノ下の土下座と、
満坂と比企谷のカードをすべて貰おうか。」
八幡「え?」
栄喜「じゃあ俺は部長殿のおごりで高級フレンチと、
二人が契約のカードを破くことなんてどうよ?」
八幡「は!?」
結衣「ちょ!ちょっと二人とも!それ残りの二人が死んじゃうじゃん!?」
真澄「当たり前だろ?殺さないでどうするんだ?」
本気で不思議そうなトーンで言う真澄。
思わず気圧される結衣。
雪乃「…いいでしょう。」
八幡「な!?お前まで何言って…」
雪乃「ただし、奉仕部での勝負がつくまで三人は共闘を守る事。
これだけが条件です。」
4人「!?」
真澄「そりゃいい。敵の手の内見ながら邪魔者消してけるってことだろ?」
栄喜「なるほど。て、訳だ。よろしくな。ヒ・キ・ガ・ヤ・君。」
栄喜、八幡の肩を叩く。
八幡。こめかみを押さえて深いため息を吐いた。
〇エンディング*3
いかがだったでしょうか?
バイトやらなんやらでちょっと間が空いてしまいましたが、第五話です。
正直共闘なしでも良かったのですが、真澄も栄喜も全く戦いに躊躇してないので原作に近いなんやかんや仲いいライダーたちを書こうと思った結果こうなりました。
次回もお楽しみに。