やはり俺が仮面ライダー龍騎なのはまちがっている。   作:伊勢村誠三

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主な登場人物
・比企谷八幡
・雪ノ下雪乃
・由比ヶ浜結衣
・比企谷小町
・川崎沙希

・仲田真澄
・満坂栄喜

・仮面ライダーガイ
・???


#08 HATE AND HAZARDOUS

〇アバン

 

黒い画面、映し出される12枚の裏向きのアドベントカード。

 

N*1「すべてが左右に反転した世界、ミラーワールド。

そこは現実のルールをあまりにもわかりやすく反映した世界。」

 

上段、下段にそれぞれ6枚づつ並ぶカード。

うち7枚、龍騎、ナイト、シザース、ゾルダ、ライア、タイガ、ベルデのカードが表側にひっくり返る。

 

N「その世界で戦う者たちは、仮面ライダーと呼ばれる。」

 

色を失い崩れるように消失するシザースのカード。

その分が詰められ、11枚のカードが残る。

 

N「戦わなければ、生き残れない。」

 

〇オープニング*2

 

〇サブタイトル「HIGH AND HAZARDOUS」

 

〇喫茶花鶏 四人席

 

雪乃「作戦会議を始めるわ。」

 

真澄「一応、私達は競争相手同士ってことになってるがいいのか?」

 

雪乃「依頼を果たせなければ競争も何もないわ。

勿論競い合うけど蹴落とし合うのは無しよ。いいわね?」

 

八幡「作戦って言ってもどうするんだ?

こいつの事何にも知らないだろ?」

 

雪乃「何のためにあなたが居ると思ってるの?

同じクラスなんでしょう?」

 

真澄「雪ノ下、こいつがもし一人でもクラスにまともな友人がいるなら平塚に睨まれてないはずだろ?」

 

雪乃「ああ、そうだったわね…。」

 

八幡「悪いように言うなよ仲田。そして憐れむような目を向けるなよ雪ノ下。

俺は他人を見たら他人と思い、無抵抗以前に無接触なだけだ。

平和主義過ぎて超ガンジーだろ?」

 

真澄「良いように言うな。それ周囲の誰の眼中にも無いだけだろ?」

 

雪乃「そのレベルまで行くと最早人間不信や対人恐怖症を疑うわね。

あとガンジーは修行と称して裸の少女を添い寝させたりしてたり、

若い女の子に夢中になってたせいで親の死に目に会えなかったような色欲魔人よ?

何勝手に自分の下半身事情をさらけ出してドヤってるのかしら?

ま、仮にあなたもそうだとしても女の子を口説けるような度胸はないでしょうけど。」

 

「違いないな。」

 

胸を押さえてうずくまる八幡。

 

八幡の妹「(off)あれ?お兄ちゃん?」

 

八幡「小町(こまち)…。」

 

八幡の妹→小町「お兄ちゃん何して…!?う、そ…。

お兄ちゃんが女子とお茶してる!?」

 

思わずカバンを落して固まる小町。

泣きながら兄の元まで行き

 

小町「うぅ…いつの間にかそこまで出来るようになってたなんて小町感激だよ!

成長したねお兄ちゃん!」

 

八幡「ヘイヘイ、マイリトルシスター。

これのどこが楽しくお茶してるように見えるんだ?

どう見ても口撃んじよる集団リンチの現場だろ?」

 

小町「え?違うの?

あ、愚兄がお世話になってます。比企谷小町です。

こんなごみいちゃんですが一つ良くしてやってください。」

 

雪乃「その勘違いだけは酷く不快だけれど、

それ以外は比企谷君と同じ血を引いてるとは思えないよくできた妹さんね。

奉仕部部長の雪ノ下雪乃です。よろしくね」

 

真澄「…仲田真澄だ。その男の面倒を見てるつもりはないが、まあ座れ。」

 

真澄、開いていた自分の対面側、八幡の隣の席を指す。

 

小町「おじゃましまーす。それで、なんの話してたんですか?」

 

雪乃「言うっていいのかしら?」

 

真澄「兄貴の方より酷い案は出ないだろうし、いいんじゃないか?」

 

八幡「まだ何の案も出てないだろ。」

 

雪乃、小町におおよその事情を説明する。

 

小町「んー…もしかしたらですけど、その人弟いません?

私の予備校の友達にも同じ名字で、お姉ちゃんいるって子がいて。」

 

八幡*3「何!?小町に男友達だと!?まさかその小僧小町を狙って…いや、まさかじゃないそうとしか考えられない!次会った時に適切な処置をしなければ…」

 

雪乃「シスコン谷君、処置っていったい何をするつもりなのかしら?」

 

八幡「え?」

 

真澄「お前、一人で良すぎて心の声と独り言の区別できなくなってるのか?」

 

八幡「まさか…」

 

小町「ごみいちゃん小町的にポイント低すぎ。

別に大志(たいし)君とはそんなんじゃないし。」

 

八幡「マジかよ…」

 

雪乃「それで、その川崎大志君がなんて?」

 

小町「なんでもそのお姉ちゃん朝帰りするようになったって言ってるんですよ。

その上エンジェルなんとかって店からそのお姉ちゃんに電話が来たって。」

 

真澄「その川崎大志が比企谷妹と同じ予備校ってことは…」

 

雪乃「通学路に関しては比企谷君が自転車を使わない場合と半分ぐらい被ってるとみていいわね。」

 

真澄「じゃあバイトの範囲も大体絞れるか。」

 

雪乃「ではまずバイトの裏付けをとることね。

比企谷君、仲田さん、お願いできるかしら?」

 

八幡「え?なんで?」

 

真澄「私ら以上の適任が居るか?」

 

真澄、ポケットからナイトのデッキを取り出す。

 

小町「あ、それ…」

 

八幡「!? 小町、しってるのか?」

 

小町「うん。例の大志君も持ってた。それはやってるの?」

 

〇中CM

 

〇総武高校 テニスコート

 

栄喜、結衣、コートで部活仲間と練習する戸塚を見ている。

 

栄喜「まあまあフォーム良くなってきてんじゃないの?」

 

結衣「だねー。あたしなんかすぐばてちゃうもん。」

 

栄喜「由比ヶ浜さんは体力なさ過ぎだからね?

俺らほど、はやり過ぎだけど、もうちょっとあったほうがいいよ?」

 

結衣「あ、あははー」

 

栄喜、結衣、そのまま帰路に就く。

 

結衣「ヒッキーたちの方手伝いに言った方がいいのかな?」

 

栄喜「一応勝負になってるし、どうなんだろう?

ま、由比ヶ浜さんは言ってもいかなくてもいいんじゃない?

俺はこの前の奴逃がしちゃったからそろそろ餌やりを…」

 

耳鳴りのような音が響く。

栄喜、にやりと笑う。

 

栄喜「早速おいでなさった。」

 

栄喜、デッキを取り出しながらカーブミラーに向かう。

 

結衣「ッ!満坂君待って!」

 

突如鏡から仮面ライダーガイが出現。

栄喜の手からデッキを蹴り落し、足先で踏む。

 

栄喜「チッ!マジかよ…」

 

栄喜、ファイティングスタイルを取る。

 

仮面ライダーガイ「……。」

 

ガイ、デッキを蹴って栄喜の足元に滑らす。

 

栄喜「?」

 

ガイ「取るんだ。フェアな勝負がしたい。」

 

栄喜、ガイに視線を向けたままデッキを拾い上げ、その奥の鏡に掲げる。

 

栄喜「変身!」

 

仮面ライダーゾルダに変身。

ミラーワールドに突入するライダーたち。

 

結衣「あ!……なんであたしさっき来るってわかったんだろう?」

 

いぶかしげに考え込む結衣。

その後ろから誰かが走ってくる。

 

??「ねえアンタ!」

 

結衣「!…えっと、川崎さん?」

 

???→川崎沙希「今、鏡に入ってったのって…」

 

結衣「え!?えっとぉ…これは、その…」

 

沙希「お願い!あの銀のライダーを倒さないで!

アイツ、私の弟なの!」

 

〇ミラーワールド 廃車置き場

 

ゾルダ、ガイ、まずお互い近接戦を挑む。

足払いの応酬、からの拳や肘でのインファイト。

 

ガイ「やるな…けど優勝するのはこの俺だ!」

 

ゾルダ「ほざくだけならだれでもほざける!」

 

ゾルダ、バイザーにカードをセット。

 

バイザー『STRIKE VENT』

 

ガイ「ふん!」

 

ガイ、それを見てから肩アーマーにはめ込まれたバイザーを開き、カードを投が入れる。

 

バイザー『CONFINE VENT』

 

ゾルダに装備されたギガホーン、砕けて消える。

 

ゾルダ「なに!?」

 

ガイ「こーゆーカードも有るんだよ!」

 

ガイ、新たにカードをベントイン

 

バイザー『STRIKE VENT』

 

メタルホーンを装備。

ゾルダ、バイザーで応戦。

 

ゾルダM『くそ!俺と同じタイプかと思えばけっこう機敏じゃねえか!

ナイトや龍騎ほどじゃないが、まずい!』

 

ゾルダ、顔面を狙って銃撃し、

目くらましをすると車の間に隠れる。

 

ガイ「!? どこだ!?逃げやがったか!?」

 

ゾルダM『なにか…なにか逆転できる材料は…』

 

何かに気付いたゾルダ。

ガイの頭よりやや上を狙って走りながら銃撃する。

 

ガイ「な、何が…うげぇ!?」

 

ボンネットがゆがみ、ガイの背後の二台積みあがった車の上の方が落ちる。

 

ガイM『しまった!デッキに手が届かない!』

 

ゾルダ「こいつで、ラストナンバーだ!」

 

バイザー『SHOOT VENT』

 

ギガランチャーを装備、藻掻くガイの頭に標準を合わせる。

 

ゾルダ「シュートォ!」

 

結衣「だめぇえええ!」

 

砲が発射されると同時に外の前に結衣が走り込んでくる。

 

ガイ「え?」

 

ゾルダ「はぁ!?」

 

爆音と火柱。

煙が充満し、視界が奪われる。

 

ゾルダ「あれは…」

 

煙の奥、結衣ではないシルエットと赤い輝る何かが見える。

しかしすぐに消えた。

 

ゾルダ「今のは一体…」

 

???「(off)次はない。」

 

ゾルダ「!!」

 

ふり返り、バイザーを向けるだが誰もいない。

その後ろの気絶した無傷の結衣と何とか車から抜け出したガイ。

 

〇エンディング*4

 

*1
ナレーション、以下N表記

*2
Alive A life(松本梨香)

*3
この時、八幡の口元を映さない

*4
Go!Now!~Alive A life neo~(松本梨香)




あけましておめでとうございます!
本年もやはり俺が仮面ライダー龍騎なのはまちがっている。をよろしくお願いします!
今回はガイとサキサキさんの初登場でしたがいかがだったでしょうか?
また次回もお楽しみに!
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