魔法少女リリカルなのは 時空を超えた鋼の騎士軍と探偵 作:水岸薫
魔法に関してはまだ新人レベルなので悪しからず…(汗)。
キンッ、キンッ、キンッ!! ギュィイイイイッ カンカンカンッ
日本のある山の深くにある屋敷の中から、何かが組み立てる音が響く。そこには何かを作っているのか、一人の少年が巨大な乗り物を作っている。
その証拠に、彼の周りには大型のクレーンに変わった機械、コードなどが出ている。
「どうですか勇樹君。あと少しで完成するっていうのですが」
背の高い少女は、勇樹と名乗った少年に向けて言うと彼は「大丈夫だよ」とこう答える。
「あと少しって言っても、あとはこのパーツを付けたら……出来たッ!!」
ガチャッと何かを閉じる音がすると同時に、彼は「出来上がったぞ!」と答える。
「最新の移動メカ『ホワイトナイター・スペースタイプ』の完成だ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「てなわけで、明日はこの『ホワイトナイター』を宇宙用に改造したのを行こうかと思います」
勇樹の言葉に伊江は「突然だな」と言うと霊華も「そうっすね」と同意するように答える。
「なぜ明日なんだ? 宇宙船で行くとしたら明後日からい腫でもいいのに?」
「わたくしもです、宇宙観測としても明日じゃなくてもいいのでは?」
連華と奈々はそう言っていると、百合子が「いえ宇宙に行くのはそれが理由ではありません」と答える。
「明日に願いが叶うと言われている『願いの流星群』がこの地球に近づいてくるのです!」
「あ、そう言えばそうっすね」
「ニュースでもやっていたからボクも覚えているよ」
「私もだ、しかしそれと宇宙船との関係は…」
百合子の話に霊華と太田と蓮華は答えていると、伊江は何か思い出したのか「あ、それでか」と答えると、勇樹は気づいていたかのように「その通り」と答える。
「せっかく宇宙船型に作ったから、みんなで願い事をかなえてやるのはどうかなと」
勇樹の発想にみんなは「それいいね!」と声を合わせるように答える。それを聞いた百合子は「うまくいきましたね」と言うと彼は「そうだな」と答えた。
「それじゃあ少し遠足にしていくのはどうっすか? せっかく宇宙に行くんで!」
「それはいいな、真莉愛さんお料理を」
「はい、お弁当にするとしたら少し豪華にしませんとね」
「わーい、お菓子も用意しよー!」
「カメラも用意しますか、良い記念になりますし」
「キラ、それはいいアイデアだな」
「わたくしも面白いのを持っていきましょう」
「はい奈々様」
「メカも入れておくか、仲間として願いがあるからな」
みんなはそう言って明日の準備に取り掛かり始めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして当日、屋敷の近くには補助ロケットが付いたホワイトナイターが用意されていた。ホワイトナイターには勇樹と蓮華、天女が点検をしていた。
「勇樹、そっちはどうだ?」
「エンジンにロケット、燃料に予備の食料に異常はない。すぐに行けるよ」
「そうか、こっちもちょうどみんな入ったところだ。すぐに行けるぞ」
「コントールも以上ありませんでしたので安心を」
連華と天女の報告に勇樹は「わかった」と言いながらホワイトナイターに乗り込むと、2人も乗り込むと同時にハッチを閉める。
操縦席であるコントロール室では、勇樹と百合子、天女が座っていた。
「システムオールグリーン、電子機器に標準装置以上ありません」
「水平性装置に重力発生装置、予備エンジンにも以上ありませんよ」
「わかりました。それでは」
天女と百合子の報告に彼は答えると同時にレバーを掴む…そして。
「宇宙に向けて…発進!」
勇樹はそう言ってレバーを動かすと、画面に『START!』と表示されると同時に補助ロケットが起動し、宇宙に向けて発進した。
宇宙に向けて発進して数十分後、勇樹は「メインモードに切り替える、補助ロケットの分離をお願いします」と天女に指示を出した。
すると天女は「わかりました」と赤色のレバーを動かすと補助ロケットは外れて、今度はメインであるロケットが起動して宇宙へと飛んでいく。
「ここでなら重力発生装置は起動しますか…シートベルトを外しても変化はないっと」
勇樹はそう言いながらベルトを外し立ち上がると、浮かぶことなく安定した状態で歩くことが出来た。
そして操縦を『手動』から『自動』へと切り替えたため、操縦は機械がやってくれるようになっている。
「百合子さん、その例の流星群は?」
「あ、実は…ありました。これです」
勇樹の質問に百合子はカバンから『宇宙の秘密』と書かれた本を出して探したところ、『時の星』と書かれた青色の星が描かれていた。
「この『願いの流星群』基『時の星』は、数十年に1度だけ地球にやってくる貴重な願い星で。この星に願いをした人は幸福を得れたという情報があったのです!」
「なるほど、確かに貴重ですね」
「そうです! そこで今回は一番近くなると友達から聞きまして」
百合子の話を聞いて勇樹は「それでこのホワイトナイターを宇宙に向けて改造した」と答える。
「はい! そろそろ例の位置に来るはずですが…」
百合子はそう言いながらキャノピーから外を見ていると、突然「あれ?」と何かを発見する」
「百合子さん、何か発見しましたか?」
「発見というか…何か裂け目が見つかりました」
『裂け目』という言葉に2人は何かと思い急いでキャノピーから外を見ると、宇宙が広がる中、黒色の裂け目が現れた。
勇樹は「危ない確率がするから少しよけるか」と言いながらレバーを動かし、ホワイトナイターの方向を変えて発進する…だが。
ゴゴゴゴゴゴゴ……
突然裂け目から強力な『風』が発生し、ホワイトナイターはそれに吸い込まれるように動きが封じ込まれる。
「あ、あれ? あれれ?」
レバーを動かしても変化がないことに勇樹は気づき、スイッチやつり革などを動かすが変化はない。それどころか徐々に裂け目に吸い込まれている。
それを見た百合子は「あの、勇樹君…」と青ざめた表情で行ってくると、彼は「うん、これはやばいね」と冷静に答える。そして。
「あれに吸い込まれてしまったな」
その瞬間、ホワイトナイターは裂け目に吸い込まれてどこかへと行ってしまった。
そして、彼らが出た先はある魔法が使える世界だとは知らずに……。