魔法少女リリカルなのは 時空を超えた鋼の騎士軍と探偵   作:水岸薫

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第10話『謎の組織との戦い、そして雷の魔法使い…』

 アリサとすずかがテント内に入っている間、勇樹は外で買い物をしていた。

 買い物をする理由は簡単、書店に行って地図を購入しに行っていたからだ。

 

「確かこの先に書店が…」

 

 勇樹はそう言いながら書店を探していると「勇樹」と声がしたため振り向くと、フェイトとオレンジ色の紙をした女性がやってきていた。

 

「フェイト! それと…あなたはこの前の」

「お、久しぶりだね。アタシのこと覚えているのかい?」

「温泉であった時から覚えていますよ…フェイトところで彼女は?」

 

 勇樹はフェイトに質問すると、彼女は「アルフだよ」と答える。

 

「アルフは私の使い魔で、初めてのパートナーなんだ」

「そうそう! まぁ簡単に言うと、フェイトはあたしにとってご主人ってことかな?」

「ふーん、パートナーとご主人関係か…あれ」

 

 フェイトとアルフの行動に勇樹はある事を思い出すと、フェイトは「どうしたの?」と反応する。

 

「考えてみると、アリシアは一体?」

「あ、アリシアならお母さんと一緒にいるよ」

「そうそう! まぁ明日は学校に行く準備をしているからね」

「あ、なるほど…って姉妹関係あるのか」

 

 勇樹の言葉にフェイトは「あう」と反応すると、勇樹は「ごめん」と謝る。それに対してアルフは「あー、気にしないほうが良いよ」とジト目で答える。

 

「フェイトとアリシアって、意外と性格があべこべだから間違える人がいるんだ。姉妹も少しね」

「なるほど姉妹もか…姉妹?」

 

 アルフの言葉に勇樹は疑問を抱いた…その時。

 

 

 

 ドガアアアアアアアッ!!!

 

 

「「「!?」」」

 

 突然向こうから何かが爆発する音がし、3人は驚くと、彼が腕にしている腕時計から『緊急事態発生!』と表示される。

 

「これって…あ、フェイト。オレ少し用事が出来たから。またな」

 

 勇樹はそう言いながら離れていくと、フェイトは「あ、ええ?」と目を丸くして茫然と立ち尽くしていた。

 

 

 

 ある建物の裏路地、勇樹はそこに入っていくとカバンから大量の家電製品を出してスイッチを押すと。家電製品は空中に浮かび始めると同時に合体し始める。

 それを見た勇樹は、カバンから携帯電話を出すとある人物に連絡をする。

 

「もしもしオレだ…あ、ごめん。石川勇樹だ綺羅」

『わかっていますよ』

 

 電話越しから綺羅があきれる声が聞こえると、彼は「ごめんごめん」と謝る。

 

『まったく…それよりも少し事件発生です。今海鳴市に例の敵が』

「あいつらが現れたか、万が一のことを考えて巨大メカを用意して正解だ。なのはは?」

『アレンと一緒に行きました、もうすぐ来ると思いますが』

 

 綺羅との連絡を聞いた勇樹は「わかった、急いで用意したらすぐに行く」と答えると、電話越しから『ええ、わかりました』と答えると同時に電話を切る。

 

「さて、こっちも急いでいきますか」

 

 勇樹はそう言いながらあるものを見て言う、そのある物とは。

 

 

 胴体はドラム式洗濯機でしっぽは電球、電球の付け根にはプロペラが付いておりドラム式洗濯機の又関節は卓上スタンドで足は冷蔵庫。

 顔はテレビ画面その下は掃除機が付いており、ドラム式洗濯機の左右にはドライヤーが1つづつ付いている。

 

「さて、急いでいくぞ『家電バードメカ』!」

『バード!!』

 

 勇樹の声にメカは答えると、頭からマジックハンドが出てきて彼はそれに捕まると、一気にコックピットまで移動し椅子に座り込む。

 

「エンジン・システム・コントロールは異常なしか、それじゃあ!」

 

 勇樹はそう言いながら赤色のレバーを動かすと、ドラム式洗濯機から羽が出てくると同時にドライヤーから火が噴き出すとメカは飛び始め、ある場所へ突進していった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 勇樹が巨大鳥メカ『家電バード』で飛んでいると、空からなのはとアレンがやってきてメカの翼に着地する。

 

「勇樹! 情報は聞いたか?!」

『音がしたからまさかだと思って綺羅に連絡した! そしたらビンゴ!』

「なるほど、それで飛行可能の家電バードメカか」

 

 アレンはそう言うと勇樹は『その通り!』と答える。

 

「そう言えばなのは、結界は」

「それがユーノ君が『ボクがはる前に起動していた』と」

「先客? だとしたら一体…」

 

 なのはとアレンの言葉を聞いた勇樹は『魔法使いか誰かの仕業か?』とつぶやくと、レーダーに何か反応したのか警報音がなる。

 

「勇樹、この警報音は!」

『近いな、なのはは』

「私も同じです。ですが音ではなく何かに反応が…あ!」

 

 なのははある方向に向くと、2人んも急いでなのはが向いている方向へと向く。

 するとそこにあったのは、水色に輝く1筋の光が空へと続いていた。

 

「あの光は!」

「ジェルシードか! 勇樹!」

『囮に任せとけ! アレンはなのはと一緒に!』

 

 勇樹の言葉に彼女は「わかっている!」と答えると、背中から4本のアームが出てきて、アームの間から膜が発生し飛び降りるとモモンガのように空を飛ぶ。

 なのはも急いで魔法で空を飛びアレンと一緒に光の方へと飛んでいく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「それにしても妙だな…」

 

 勇樹は何か違和感があったのか、操縦機を掴みながらあたりを見渡す。町の人たちはいつも通り動いているのに、彼は何か違和感があるのか画面をじっと見つめている。

 彼がそう言ってみていた…その時。

 

 

 ドガアアアアアアアッ!!

 

 

『おわわわ!?』

 

 

 突然強力な何かに当たったのか、操縦席が激しく揺れ勇樹は慌てて体制を整える。

 

「な、なんだ?!」

 

 彼は急いで画面を見ると、巨大なシャチ型のメカが映っていた!

 

「シャチ!? どうしてここに…じゃなくて攻撃を!」

 

 勇樹は急いで操縦機を動かして、攻撃を使用としたが。

 

 

 

 ガゴッ!! ウィイイイン…ガシャンッ!!

 

 

 シャチ型のメカが突然口を開くと砲台が出てきて、胴体から装甲が動きミサイルが出現する。

 それを見た勇樹は「え…まじ」と青ざめて操縦機を握っていた。そして。

 

 

 

 ドガアアアアッ!! バシュシュシュシュッ!!

 

 

 

「ちょっとタンマタンマタンマあああっ!!?」

 

 砲台から放たれる光線と無数のミサイルに勇樹は家電バードメカを方向転換し逃げていく。光線はよけることには行けたがミサイルは追跡機能が付いているためよけても後を追っている。

 

「いくら何でも限度があるだろうがああっ!!」

 

 

 勇樹はそう言いながら逃げていた。その時。

 

 

 

「はあああっ!!」

 

 

 

 

 スパッ!! ドガアアアアアアアッ!!!

 

 

 

 突然何かの声がすると同時にミサイルは2つに割れ、空中で大爆発を起こした。

 その音と爆発に勇樹は「へ!?」と驚いていると、上から『もしもーし』と声が聞こえた。

 

「え、はい…?」

 

 勇樹は一体誰だろうと思い後ろにある梯子へと行き、上へ上りハッチを開けた。

 そこにいたのは、キリエ=フローリアンとアミティエ=フローリアンであった。

 

「大丈夫でしたか!? 結構すごい量でしたけど!」

「安全だったら教えてね、ADOよ?」

 

 2人の姿に勇樹は「……え、なんでその姿をしているのですか!?」と驚く。

 

「そ、その前に魔法どか話していませんけどどうして?!」

「え…あ、これ実は博士に頼んで作った物で」

「魔法の力を再現するのは難しいけど、科学の力を使ってみたらそれに近いのが出来てね」

「博士ってすごい万能ですね」

 

 2人の言葉に勇樹はジト目て見て言うと、アミタは「そうですよ!」と目を光らせながら答える。

 

「博士は初めて魔法に近い科学を再現したのです!」

「ああ、そう言えば魔法使いのステッキに付いている水晶は確か科学で証明されたって聞いたことあります…すごいですね博士は

 

 勇樹は戸惑うように答えていると、シャチ型のメカが家電バードメカの前にやってきて3人を睨む。

 

「話はあとでいいかな、今はこれを倒すよ!」

「わかりました!」

「りょうか~い」

 

 2人はそう言うと同時に勇樹は操縦席へと戻り、コントロールレバーを掴む。それと同時にアミタとキリエは(科学の力を利用して)空を飛ぶ。

 

「さて、あなた田の相手は私たちですよ!」

「妨害するかもしれないよ~、BSS」

『こっちもいるのを忘れんなよ!』

 

 3名はそう言うと同時に、シャチメカに向けて攻撃していく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 その頃アレンとなのはは、柱があると思う場所へと行っていた。

 

「それにしても妙だ…」

「アレンさん、妙って?」

「人だ、ここは都会とは言え時間はまだ夜あたり。いくら何でもいないのは妙だ」

「そう言えば」

 

 アレンの言葉になのははあたりを見渡すと、人がいないことに気づく。

 

「それに…この霧は何だ?」

「霧…もしかして私たちを妨害するために?」

 

 なのはの言葉にアレンは「さあな」と言いながら地面に着陸し、背中のアームを閉じる。

 アレンの言う通り、柱の近くに行くと霧が出てきて前が見えにくくなり始めた。それ以外に柱に近づけば近づくほど霧は濃くなっていき視界がくらみ始めた。

 

「しかし、幸い柱は私たちが向いている方にある。封印するとしたらまだ安心するレベルだ」

「はい、それじゃあ急いで」

 

 なのははそう言いながらレイジングハートを変形させ、封印しようとした…その時。

 

 

「はあああっ!!」

 

 

 ドガアアアアアアアッ!!

 

 

 突然仁志がアレンたちに攻撃してきたが、アレンが刀で防いでなのはを守るように防いだ。

 

「なのは、私が防ぐから今のうちに!!」

「は、はい!!」

 

 アレンの言葉になのはは急いでレイジングハートをジェルシードに向けて封印し始める。

 

 

 シュッ!!

 

 

 レイジングハートから放たれた桃色の光線はジェルシードに当たり封印する…だが。

 

 

「封印光線、オンッ!」

 

 

 赤紙の少女が掃除機型の光線機を使いジェルシードに向けて茜色の光線を放つと、ジェルシードに当たりお互い封印していく。

 

「耐えれるか!?」

「た、耐えれます…リリカルマジカル!! シリアル19!」

 

 苦しむなのはにアレンは心配しているが、仁志は「ぬうううっ!」と剣で彼女の刀に攻撃していく。

 その影響か、刀から火花が散っていき刃が少しずつかけていく。

 

「た、耐えてくれ…!!」

 

 アレンはそう言って刀を掴んでいた…その時。

 

 

「封印!!」

 

 

 ドガアアアアッ!!

 

 

 なのはに合わせるようにレイジングハートから桃色の光線が放たれ、ジェルシードを封印する…だが相手も相手だ。

 

 

「封印、吸引!!」

 

 

 ガアアアアアッ!!

 

 

 赤毛の少女がしている掃除機から、茜色の光線が放たれてジェルシードを封印していく。

 2人の力によりジェルシードは無事封印し、空中で浮かんでいる。

 

「なっ! 封印しただと?!」

「あの少女の装置…そしてなのはの力で封印したのか」

 

 その光景を見た仁志は驚くが、アレンは冷静に答えると同時に、彼のおなかを蹴りなのはから遠ざける。

 

「ぐうっ! 貴様!」

「邪魔はさせない!!」

 

 アレンはそう言いながら彼に攻撃していく、それを見たなのはは「ありがとう、アレンさん!」と言いながらジェルシードを手に入れようと走った…その時。

 

 

「させるかっての!!」

 

 

 ガションガションッ! バシュウウッ!!

 

 

 

 赤毛の少女は掃除機の先に付いているアンテナを巨大な手形のアームに変え、ジェルシードに向けて放った。

 思った以上に速いのか気づいたときにはジェルシードを掴もうとした、その時。

 

 

 

 バジッ…バジジジジッ!!

 

 

 突然ジェルシードから青色の雷が出てきて、雷は掃除機型の装置に当たると本体と思われるところから煙を噴き出す。

 

「な、なんだ?!」

 

 それを見た少女は驚くと、なのはも「これって…封印したのに!?」と驚いていた。

 

「あれは、いったいなんだ!?」

「私に聞いて知るか! だが、何かに反応しているようだ!」

 

 仁志とアレンもそれを見て驚いていた。そしてジェルシードはそのまま空中に浮かび、再び青色の雷を辺りに散らしながらどこかへと飛んでいく…が。

 

 

「させてたまるかあああ!!」

 

 

 少女は叫ぶと同時に再びハンドをジェルシードに向けて放つ。ジェルシードは青色の雷をハンドに向けて放つが、少女は「2度も当ててたまるか!」と言いながらハンドをよけながらつかもうとした。

 それを見たなのはは「させない!」と言いながら空を飛び、ジェルシードを捕獲しようとした。そして。

 

 

 ガギイイッ!!

 

 

 ハンドとレイジングハートは交差するようにし、その間にジェルシードは囲むように固定された。

 

 

「あっ!!」

「なっ!!」

「む!?」

 

 

 それを見たユーノとアレン、そして仁志は驚いた…その瞬間。

 

 

 ピシピシピシピシッ!

 

 

 突然レイジングハードと掃除機型の機械に亀裂が入る、まるで氷のように亀裂が広がっていき。そして。

 

 

 

 ビガアアアアアッ!! ドガアアアアアアアッ!!!

 

 

 

「きゃあああっ!!」

「うううっ!!?」

 

 突然強力な光が放たれて2人はそれに巻き込まれてしまった。

 まるで、地面に突然穴が出てきたかのように。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「フェイト、この音と光って!」

「うん、私も感じた」

 

 空中で飛んでいたフェイトとアルフは、その気配を感じたのか2人は例の方向へと飛んでいた。

 

「途中少し煙幕があったから戸惑っていたけど、アルフのおかげだよ」

「ちょっとよしてくれよ、アタシだけじゃなくてアリシアやリニスのおかげだよ!」

「うん、そうだね。お姉ちゃんとリニスのおかげでここまでこれたかもしれない」

 

 アルフの言葉にフェイトは照れながら答えていると、アルフは「あれって…なんだ?」とあるものを見つける。

 

 それは巨大な家電製品型の鳥メカとシャチ型のメカが戦っていた。途中赤色の女性と桃色の女性が協力するように戦っていた。

 

「仲間…かな? あの特徴すぎるロボットは前に見たことある」

「あー、そう言えば聞いていたね…どうする?」

「私はジェルシードの方へと行く。アルフはあの人たちに」

「了解!」

 

 フェイトの言葉にアルフは答えると、彼女はそのままメカの方へと飛んでいく。

 それを見たフェイトは「ありがとう」と答えると同時に、例の場所へと飛んでいく。

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