魔法少女リリカルなのは 時空を超えた鋼の騎士軍と探偵 作:水岸薫
次の日、勇樹は霊華と連華、百合子と文、そして幹子と一緒にグランツ研究所に行くことになった。
始めて行くところなんで百合子が「地図アプリで探しましょう!」と調べながら歩いたため時間はかかったが、研究所に着いた。
「な、何とか付いたっす…」
「時間はかかったが、ここまで結構長かったな」
「あははははははは…ごめんなさい」
霊華と連華の言葉に百合子は青ざめながら謝るが、勇樹は「百合子さんが原因じゃないよ」と彼女の頭をなでながら励ます。
「しかし、研究所は少し厳重な建物をイメージしていたかと思ったが」
「思った以上に個性的で面白そうじゃないか」
それとは裏腹に幹子と文は研究所を見て感心していた、それを聞いていた霊華も「そう言えばそうっすね」と同意するように答えた。
その建物はまるで会社のような建物で、左右線対称型になっているため正真正銘のシンメトリーと言うほど規則正しい形をしている。
勇樹も「確かに、これは個性的だな」と感心するように言っていた…すると。
「あれ、勇樹さん。みなさんもどうしてここに?」
後ろから声がしたため誰かと振り向くと、なのはとアリサ、そしてすずかがなぜかやって来てた。
「ありゃ、なのはさんにアリサさん。それにすずかさん、どうしたんすか?」
「どうしたんすかって、アタシたちはここに来るようにと呼ばれてきたのよ」
霊華の質問にアリサは答えると、幹子は「来るように?」と言うとすずかが「うん」と答える。
「アミタさんとキリエさんに『面白いのが発見した』と言われたの出来ましたが…勇樹さんもですか?」
「いや、その人たちからではないけど…どうしてきたのか正直分からない」
「正直分からないって」
勇樹の言葉にアリサはジト目で言うと、百合子が「まぁまぁ」とアリサをなだめる。
すると文はなのはを見て何かに気づいたのか「なのは」と彼女を呼ぶ。
「え、文さんどうしたんですか?」
「なのは、質問だがあのフェレットはどこにいるんだ?」
「あー…ユーノ君は家にいます。私が飼っているといっても、研究所に連れて行くのはちょっと」
なのはは戸惑いながら答えると、彼女は「なるほどな、確かにそうだ」と理解するように答える。
「いくら身のこなしが得意な小型性物のフェレットでも、このような研究所に連れて行ったらパチュンとなるな」
「あははははは…」
文の冷静な言葉になのはは苦笑いで答えるが、少し違った感覚を持っている。
そうしていると入り口から「お待たせしました!」「お待たせ―」と赤紙の三つ編みとピンクのロングヘアをした女性がやってきた。
「ようこそ、グランツ・フローリアン研究所へ!」
「なのはちゃんから話は聞いていたけど、本当に個性豊かのHKYね~」
赤髪の毛の女性はしっかりとしておりピンク色の女性は少しゆったりとした口調で言ったため百合子たちは「個性豊かなのはそちらの方では?」と心の中でそう思った。
勇樹は2人の姿を見た結果体は固まり石のように動けなくなった。それを見た赤髪の女性は「あれ?」と目を丸くして彼を見つめる。
「あの、この人固まっていますけど?」
「え!? あ、失礼しました!!」
彼女の言葉に勇樹は我に返るとそのまま百合子の後ろへと隠れていく、それを見た百合子は「ありゃりゃ」と苦笑いで答える。
「あの…勇樹君。研究所に」
「え! わ、わかりました。あみちゃさん、あんにゃいを!!」
百合子の言葉に勇樹は反応するが、顔を赤くし体から汗が噴き出しており頭から蒸気が出ていたため赤髪の女性は「少し、中に入って休みますか?」と言うとみんなは「そ、そうします」と苦笑いで答えた。
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「それじゃあアミタさんとキリエさんは、このグランツ研究所の主任であるグランツ・フローリアンの千と矢ですか?」
「言葉は少しわかりませんが、百合子さんの言う通りです」
赤髪の女性、アミタの言葉を聞いた百合子は「ほへぇー」と目を丸くしながら驚く。
現在勇樹たちとなのはたちは、この研究所内にある休憩室に来ており、ここに来た理由は勇樹が緊張をしていたためである。
とは言ったものの、今の季節は5月。まだ暑さが残っており、なのはたちも研究所内に入った途端「涼しい」と穂減んだため百合子たちも「確かに」と納得する。
「それにしてもだけど…勇樹さんって一体なの者ですか?」
アミタはばてている勇樹を見て言うと、百合子は「そうですね…」と考え込んでいると、それを聞いていた幹子が入ってくると同時に「天才、かな」と答える。
「勇樹君はちょっとした器用な人でね。修理に改造や政策をするのが得意なんだ」
「そうですか、小さいと思っていましたが少し意外な一面がありますね」
アミタはそう言いながら彼を見ると、勇樹はいつの間にか睡眠していた。
見た目は少年のような姿をしているが、中身はもしかして立派な大人になっているのではと彼女は確信していた。
そうしていると勇樹は目を覚まし起き上がると、百合子が「勇樹君、大丈夫ですか?」と心配すると、彼は「ああ、少しは落ち着きました」と答える。
「大丈夫ですか? 少し赤かったですが熱とかは」
「あ、大丈夫です。少し混乱していまして…それよりも話って?」
勇樹の言葉にアミタは「それなら博士が」と言っていると扉が開くと同時に、男性が入ってきた。
「博士! どうしてここに」
「いやぁ、なのは君にすずか君とアリサ君に少し聞きたいことがあってね、それで呼んだんだ。そして…君が勇樹君かい?」
博士と呼ばれた男性は、勇樹に向けて言うと彼は「はい…そうですが?」と目を丸くしていると彼は何か思い出したのか「おっと失礼」と訂正するように言う。
「ボクの名前はグランツ・フローリアン、グランツ研究所の総責任者であり兼所長だ」
「あ、アミタさんから聞きました! 確かロボットに関する研究を」
「おお、それは嬉しいね。君はロボットに興味あるのかい?」
「はい。特に巨大なメカや機械系には興味あります」
「それは嬉しいよ! 機械系に興味がある男子は少ないからね」
勇樹とグランツのhじゃなしにみんなは茫然としていると、ピンク色のロングヘアをした女性が「ちょっとパパ」とむすっとした表情で話し出す。
「あの話をしなくていいの? 偶然撮れたといっても疑問があったから」
「おっと失礼、それよりもキリエ。呼ぶのは構わないけど人前の時には博士だよ」
グランツはそう言うとキリエと呼ばれた女性は「あ」と反応する。それを見た百合子は「あらら」と苦笑いする。
「あの博士、その偶然撮れたのって?」
「ああ、実は実験中のドローンを飛行していたところ、少し不思議なのを撮ってね」
勇樹の質問にグランツ博士はそう言いながらリモコンを出しスイッチを押すと、壁についているテレビ画面が起動し映像が映りだされる。その映像には。
白い服を着た少女が巨大な大木に向かって桃色の光線を放った光景。
「ぶっ!?」
それを見たなのはは顔を真っ赤にして驚くと、アリサとすずかは「これって?!」と目を丸くして驚いている。
「は、博士…もしかして」
「なのはちゃんと同じ、ううん。なのはちゃんがどうしているの!?」
アリサとすずかはそう言っていると、勇樹は「あー、ばれたか」と難しい表情をする。
「勇樹君…ばれたようですね」
「うん、こっちはまだだけどなのはさんがね」
百合子と勇樹はそう言っているが、博士は「それだけじゃないんだ」と言うと今度はある映像が映し出される。
それは巨大なブリキ型のメカと鳥型のメカが空中で戦っていた映像。
それを見た勇樹たちは「わひょ!?」と目を丸くすると同時に奇妙な声を出して顔を青ざめる。
「初めて見るメカニックだけど、動きからすると結構スマートでね。初めて見るタイプだね…これ勇樹君知っている―」
博士はそう言って振り向くと、勇樹たちはいつの間にかおらず。逆に『ごめんなさい、急用が出来ました。すぐに終わらせますのでごめんなさい』と書かれた紙が置いていた。
それを見たキリエとアミタは「もしかして…」と言いながら画面を見て数秒後、ある事に気づいた。
これを作ったのは、勇樹ではないのかと
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「で、ばれかけたぁ!? どうしてなの勇樹君?!」
「お、オレも知りたい!ドローンを飛ばしていたのは初めてだ!」
「それよりもなのはちゃんの正体が知られましたよ?! 家族に知られたらどうするんですか?!」
「家族はまだ知られていないっすよ! 問題は友達っす!」
「グランツ博士の権力で知られたらアアアア大変だ、毒薬を」
「そして記憶を消そう」
勇樹たちの混乱した光景に伊江が「落ち着け落ち着け!」と押さえつける。
「正体は多少知られたが、まだ少人数だろ。まだ少し落ち着かせるようにしたらいいじゃないか?」
「そうです、映像と言っても勇樹君の機械でどうにかできますか?」
「そうだね、映像の一部を変換すれば行けるかもしれないし…CGとか」
伊江と一緒に真莉愛と幹子はそう言っていると、勇樹は「あー、なるほど」と言いながら冷静を取り戻す。
「それでしたら急いでメカを作ってから行けば」
「それは無理っすね、研究所なので厳重だと思うっすよ」
「そうです、少しは冷静に考えれば侵入不可能です!」
「そうそう、冷静に考えればそうだよ~?」
「ほら、キリエさんとアミタさんがそう言って…どわああっ!?」
キリエとアミタが現れたことに霊華は驚き、みんなは「いつの間に!?」と驚く。
「ど、どうしてここにいるんすか!?」
「どうしてって、後から付けてきたんだから簡単よ?」
「ストーカーですか!? 憲法に触れていますよ!!」
「いえ、敷地に入るときにちゃんとご両親に『勇樹さんに話があります』と言ったらすんなり入りましたのでご安心を」
「そこじゃないが?!」
霊華と京子、小森は驚いているが。キリエとアミタは冷静に解説したため勇樹は「おいおい」とジト目で見て言う。
「それよりも、この奥にあるのが例の機械が」
「そうそう…って入らないで!?」
アミタが入ろうとしたため勇樹は急いで止めるが、キリエが「だーめ」と彼の服を掴んで妨害を制止させる。
そうしているうちに扉は開き、例のメカがあらわになる。
「これが…先ほどの映像に映っていたロボットですね」
「うわぁ、それにしてもこれって結構古そうじゃない?」
メカを見てアミタとキリエは驚くように言っていると勇樹は「み、見ないで…見ないでほしいです」と言いながら顔を赤くして壁に頭突きしていた。
「もしかして…これ以外に何かあるのですか?!」
「ありますありま……え?」
アミタの言葉に勇樹は戸惑うように反応すると、伊江が「まじか?」と意外な反応をする。
「まじが付くほど本気です! どうやってここまで作ったのか気になります!」
「え、えっと…これは持ってきたのを組み立てたんでそこまでは」
「組み立てただけでもすごいですよ! どこかのプラモデルのようになっていたとしても、動くのはすごいです!」
目を光らせるアミタに勇樹は戸惑っていると、百合子が「キリエさん、止めたほうが良いですか?」と彼女は「そうだね~」と答える。
「お姉ちゃんはマジメなところがあるけど、何かに感動すると興奮する等に暴走みたいな行動するからね。興奮要注意、KYTなの」
「興奮…あ、そうですね」
キリエの言葉に百合子は何か理解すると、そのまま「それじゃあ」とカバンからロープを出してアミタを捕まえる。
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「それじゃあ、これ以外に6体ほどの巨大な機械が?」
「はい、その機会をオレたちは巨大メカと呼んでいます」
勇樹の言葉にアミタとキリエは「うんうん」と答えながら真剣に聞いていた。
「ここに来た話は言えませんが、ここに来たのは何かの試練があったからだと思われます」
「しれん?」
勇樹の言葉を聞いた麻子は疑問を抱くように反応すると、百合子が「簡単に言いますと」と解説する。
「話は少しわかりませんが、聞いてみたところ異世界から来たってことですか?」
「嘘のような話になると思いますが、それに近い状態です」
アミタの質問に彼は答えると、伊江も「まぁ、そうだよなぁ」と同意するように答える。
「んでだけど……この話を博士以外に話を」
勇樹のお願いに2人は目を丸くして数秒後『もちろん!』と答える。
「父さんには話しておきますが、あまりみなさんに話さないようにします!」
「だけど~、パパは少し研究熱心だから狙われるかもしないわよぉ? 油断大敵中よ?」
2人の言葉に勇樹は「あはははは」と苦笑いすると、伊江たちは「確かに」と思いながらジト目で研究所がある方向へと向く。
「それでは、本日は突然ですみませんでした!」
「また来るかもしれないからね~」
アミタとキリエはそう言ってテントから出ると勇樹は「今度はちゃんとノックしてから入れよー」と答えるのであった。
2人が高町家から出るとテントを閉めて、勇樹は「やっと帰ったかぁ」とため息をした…が。
トントントン
「ん、何か忘れ物したのか?」
外から叩く音がしたため勇樹は扉を開けると、そこで目にしたのはアミタとキリエではなく。
「アリサさんと…すずかさん?」
なのはの同級生であり幼馴染のアリサ・バニングスと月村すずかが、やってきたからだ。