魔法少女リリカルなのは 時空を超えた鋼の騎士軍と探偵   作:水岸薫

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第5話『依頼とお茶会…そして敵?!』

 ギンギンギンッ!! ガンガンガンッ!!

 

 メカ倉庫内から金属音が叩く音が響いていた、その音の正体は勇樹が映像を見ながら何かを作っていた。

 その何かとは、先ほどアリサとすずかが「なのはの手伝いをしたい」といった理由で、デバイスを作るように言われたからだ。

 しかし彼は機械系では天才だが魔法の知識はまだ覚えておらず、正直うまくできるかどうかは不明だ。とは言った物の、彼女たちの真剣な表情に彼は期待を外さないように精いっぱい頑張って作っている。

 

「アリサは…元気がいいから電気より炎が似合うな。すずかは冷静だから…水か氷かな?」

 

 勇樹は2人の印象や能力に特性などを考えてながら、専用のキーボードに情報などを入れていた。

 

 そのキーボードについているコードの先には、グローブ型と引き金が付いた鞘がつながっていた。

 

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 そして数日後…勇樹たちとなのは、そして恭介は月村のところへと行っていた。その理由は…。

 

「月に一度のお茶会…ですか」

「はい、すずかちゃんのところで私とアリサちゃんと一緒にお茶会をするのです」

 

 伊江の言葉になのはは答えると、奈々は「まぁ、それはいいですね」とほほ笑みながら答える。

 

「お茶会は人と話すことが出来る有意義な時間ですからね、わたくしうれしいですわ」

「そうですね…ところで、恭介さんは?」

「お兄ちゃんは、忍さんに用事があって」

 

 なのはの言葉に天女は「忍…ああ、なるほど」と何かに気づいたのかジト目で彼を見つめる。

 視線に気づいた恭介は、「な、なんだ?」と身震いをしてあたりを見渡すのであった。

 

「勇樹さんは…どうですか?」

「な、何とか完成した…出来るだけ何とか調べて制作した結果…2人が満足するのが出来た」

 

 奈々が心配する一方、勇樹は目の下に隈が出来た状態でやってきたため。それを見た伊江は「大丈夫か」と心配するのであった。

 あまりの疲労に勇樹は「大丈夫」と言うが、黒から何かが出かけていたため天女が「少し横になってください」と言われ横になることになった。

 

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「これが…私たちの」

「専用デバイスなの?」

 

 すずかとアリサは勇樹が作ったデバイスを見て答える。そのデバイスは、紫色のダイヤが付いた指輪とオレンジ色の真珠が付いたブレスレット。

 

「勇樹さん、短時間でこれを作ったんですね」

「だがその分疲労がたまってすぐに寝ているな…まぁ、それがあいつらしいがな」

 

 褒める奈々に対して伊江は呆れるが、どこか憎めないところがあるのに彼女は微笑む。

 

「あ、そうだ。あとなのはこれを」

 

 伊江は何か思い出したのかカバンから『T・N』と書かれたバッチを渡す。

 

「これは…バッチですか?」

「ああ、しかし勇樹曰『このバッチは何かに反応することが出来る特殊場バッチなんだ』と言っていたが…何だ、そのなにかって?」

 

 伊江の言葉になのはたちも「うーん」と悩むように考え込んだ…その時。

 

 

ビビビビビビビッ!

 

 

「わわっ!」

 

 突然バッチが何かに反応したのか、警報機が鳴り始めたことになのはは驚きバッチを落としてしまう。

 

「こ、これってまさか!」

「ジェルシード…そうかこのバッチはそれに反応したのか!」

 

 伊江の言葉に奈々は「それならなっとくします」と答える。

 

「まだ未完成ですがこれはすごいですね、なのはさんのレイジング・ハートに異常が出たときに使用すると思いますよ」

「そ、それはないよ…でもこれが反応するってことは」

 

 なのはの言葉に百合子は「あ」と思い出したかのように気付くと、天女が「それでは行きますか」と言いながら卵型の大きなリュックを背負う。そして。

 

 

「お仕事、開始でございますね」

 

 

 天女の言葉になのはは「は、はい」と慌てて立ち上がると、すずかとアリサに向けて「ごめんね、少し外す」と言って席から離れる。

 2人は「それじゃあ」「わたしも」と立ち上がるが天女が「お待ちください」と彼女たちの肩に手を添える。

 

「アリサさんにすずかさん、そのデバイスは完成しておりますが現在情報をアップデート中、つまりあなたたちのものである声紋と情報である顔の輪郭を読み込んでいます」

「え、それってどれくらい?!」

「ざっとですけど…1時間ほどですね」

「1時間…思った以上に長いね」

 

 天女の言葉にすずかは驚くと、彼女は「それでです」と言いながらなのはを姫様抱っこしフェレットモドキを背中のリュックに入れる。

 

「私が飛んでいきますのでなのはさんは」

「あ、はい」

 

 なのはは何か理解したのか応答すると天女は「では」と言った、その時。

 

 

 シュッ!!

 

 

 一瞬、何が通ったか彼女たちは分からなかったが。なのはを抱っこした天女が森に向けて走ったことに気づいた。

 

「天女さんったら、わたくしの次にしていますわね」

「そうなの…ってまさかあのようなのを?!」

「はい、今度やってみますか?」

 

 ほほ笑む奈々に2人は「いえいえ!!」と急いで顔を左右に動かして否定する。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 なのはと天女が飛び出して数分後、ユーノが閉鎖空間を作り出して出来る限り周りの人に迷惑かけないようにしていた。

 

「さすがユーノさん、得意ですか?」

「広い範囲は無理だけど、屋敷を核むくらいなら何とか」

 

 天女の言葉にユーノは答えるが、それを聞いていたなのはは「そ、それもすごいと思うよ」と驚くように答える。

 すると、森の方から光が発したため天女は「あれは」と向くと、ある生物が現れた。その生物とは…。

 

 

『にゃああお…』

 

 

「え…」

「う…」

「あら、大きな猫さんですね」

 

 

 5mほどある大きな猫であった、猫が苦手なユーノは石のように固まって動くことが出来ず、なのはは大きな猫を見て目を丸くしていた。

 

「なのはさんユーノさん、あの猫はまさか」

「あ、多分…あの猫の大きくなりたいという思いがジェルシードに反応したんじゃ…ないかな?」

 

 ぎこちない動きでユーノは答えると、天女は「ああ、そう言えばあの猫さん」と彼女は思い出すように反応する。

 

「ですが、このままでスト危険ですね…なのはさん」

「そ、そうですね…流石にあのサイズだとすずかちゃんも困っちゃうね」

 

 なのははそう言っていると、猫はのんきにあたりを見渡しながら「にゃああお」と鳴く。

 

「襲ってこないから…ささっと封印を」

「ええ、ではどうぞ」

 

 天女はそう言ってカバンからサングラスを出して装着すると、なのはは「それじゃあ!」とレイジングハートを出した…その時。

 

 

 

 

 ドガアアアアッ!

 

 

 

「っ!? 何!?」

「落ちてきた…でも隕石じゃない!」

 

 突然巨大な猫の近くに何かが落ちてきて、2人は驚くと天女が「機械です!」と答えながら武器を手にする。

 

「姿は分かりませんが、巨大な猫型のメカなのはわかります! 気を付けてください!」

 

 天女の言葉になのはは「は、はい!」と答えると同時に変身し、武器を構える。

 すると煙は徐々に晴れていき、そのなにかが露になっていく。その機会とは…。

 

 

『ロボーッ!!』

 

 

 巨大な鉄の玉形の胴体と顔にトゲ付き鉄球とC型のペンチをした手、頭と胴体には無数の煙突が付いた巨大なメカが現れた。

 メカは猫を見つめると胴体の砲台が動き、無数の光線を放つと、猫はそれに苦しんでいるのかゆがんだ表情をする。

 

「あの機械も、どうやら猫を狙っているかジェルシードを狙っているようですね」

「え!? どうしてなんですか?!」

「理由は分かりません…ですが、胴体のドクロを見れば敵の可能性があります」

 

 なのはの質問に天女は答えながらリュックから無数の銃を取り出す。そして「では行きますか」と武器を構えると同時に走り出す。なのはも「わかりました!」と答えると、彼女の後を追うように走っていく。

 

『ロボ?』

 

 すると、2人の気配を察知したのかメカは後ろを向くと、2人は武器を構えて走ってきた。

 メカは右手についているトゲ付き鉄球を放つと、天女が「させません!」と銃と放ち攻撃をそらす。

 

「なのはさん、今のうちに!」

「は、はい!」

 

 天女の言葉になのはは答えると同時に空を飛び、攻撃をかわして猫に向かっていく…が。

 

 

 ドガアアアアッ!

 

 

「きゃっ!」

 

 胴体の砲台の一部が起動しなのはに攻撃したが、彼女は防御を張る。だが攻撃が強うのか砲台から放たれた砲弾にはじかれて彼女は落ちていく。

 天女は急いでなのはを助けようとするが、メカの光線で行動を防いだため彼女を助けることはできない。すると。

 

 

 ゴゴゴゴ……ドガアアッ!

 

 

 地面が膨れ上がると同時に巨大な芋虫型のメカが出てきてなのはのところまで行くと、口から網が出てきて彼女を救う。芋虫型のメカを操縦している相手の正体は。

 

 

「間に合ったー! 何とか間に合ったぞ!」

「天女さん、わたくしたちも助太刀しに来ましたわ」

 

「奈々様、勇樹さん!」

 

  奈々と勇樹の声を聴いて彼女は反応すると、口が開き2人の姿が露になる。

 

「なのは、オレたちも助けに来た!」

「協力していきましょう」

「は、はい!」

 

 勇樹と奈々の言葉になのはは答えると、メカは地面に着きなのはは網から外に出る。そして巨大なメカに向けるとメカは『ロボォ』と言いながら勇樹たちに向ける。

 勇樹は「奈々とオレはメカの相手をする、その間になのは急いであの猫を!」と言うと彼女は「わかりました!」と答える。

 そしてメカの口が閉じると目が点滅し、例のメカに向ける。

 

「それじゃあ、巨大芋虫メカ『ホー・ワーム』で行くぞ!」

『ワーム!』

 

 勇樹の言葉にホー・ワームは答えると、口から砲台が出てきて砲弾を放つと、砲弾はトゲ付き鉄球の鎖に当たると天女が「今です!」と攻撃をはじくと、そのまま地面に着陸する。

 

「なのはさん、急いでいってください!」

「わかりました!」

 

 天女の言葉に彼女は答えると、急いで猫の方に向けて発進していく。メカはなのはを捕まえようとするが勇樹が「させるか!」とホー・ワームの口から巨大なハンドが出てきて動きを封じ込める。

 そしてなのははそのまま猫に向かっていく。

 

『ロボッ!』

 

 メカはハンドでホー・ワームに攻撃するが勇樹は「させるか!」と急いで攻撃をかわすと胴体に体当たりし胴体の一部から巨大な蝶の羽が出てくると風を起こし、動きを封じ込める。

 

「風を起こして動きを封じ込んでいる間に。あのメカの情報を調べる装置で!」

「わかりました、調べてみます!」

 

 勇樹の言葉に奈々は答えると、彼女は天井に付いているつり革を引くとメカの目から赤い光を放つ例のメカをスキャンする。

 

「勇樹さんが用意した装置は、現2066年から約1000年以内にメカの情報は乗っています、機械系であれば何とか」

 

 奈々はそう言って調べていると、画面に『詳細不明!』と表示されるそれを見た奈々は「ええ?!」と驚く。

 

「勇樹さん! このメカは情報詳細が不明です! もしかしたら黒薔薇のではないかと!」

「そうじゃなくても、目的はジェルシードだというのは分かるっと!」

 

 勇樹はそう言っていると、メカのトゲ付き鉄球はドリルへと変わりホー・ワームに攻撃する。それを見た奈々は「よけます!」とレバーを動かすとホー・ワームの羽は中に姉妹攻撃をかわす。

 

「メカも調べてみました、あの巨大メカは『ジャイアントメタルメカ』です。強大な硬さが特徴の機械です!」

「天女さんの攻撃を跳ね返そうだな…もう少し行くか!」

 

 勇樹の言葉に奈々は「はい!」と答えレバーを動かすと、メカの背中からのこぎりの歯が出てきて巨大メカ『ジャイアントメタルメカ』に向けて攻撃していく。

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