ほぼダイジェストですがヒイヒイ言いながら戦闘描写書いてみました。
ワートリ有識者の突っ込みはいくらでも受け付けます。
東隊と太刀川隊によるランク戦最終ROUND。その様子を一目見ようと会場には何人かのボーダー隊員が見物に来ていた。
「嵐山、お前たちも来ていたか」
「よお嵐山、久しぶりだな」
「風間さん!諏訪さん!お二人も観に来たんですね!」
嵐山に声をかけたのは風間と諏訪の二人だった。後ろには堤と小佐野、宇佐美もついてきている
「おめえらも全員で見に来たんだな」
「はい、なんといっても東隊と太刀川隊のランク戦ですから!風間さんたちも試合を見にに来たんですよね」
そういう嵐山も隊のメンバーである時枝、佐鳥、柿崎、綾辻と全員で試合の見物にきていた
「東隊の試合が見られるのもこれが最後の試合になるかもしれないからな。見に来ないわけにはいかない」
「え?最後の試合ってどういうことですか?」
「ああ、東隊はA級1位を取ると解散するそうだ。だからこの試合で東隊が勝利すれば解散することになる」
「ええええ!!??聞いてないですよ!?」
風間の返答に佐鳥は思わず椅子から転げ落ちてしまう
「東隊は忍田本部長に二宮、加古、三輪の3人を鍛えるために作られた部隊だからな。目標のA級1位を取ったら解散して各々で部隊を作るそうだ」
「そうなんですか…驚いたな」
風間の答えに柿崎をはじめとする嵐山隊の面々も驚きを隠せない
「ただそれは今日の試合に勝てばの話だからな。東隊解散の話は太刀川も知ってるだろうし、今日の太刀川隊はやる気満々だろうぜ」
「だね。俺の予知でもどちらが勝つか、まだはっきりとした未来は見えないな」
諏訪の言葉に返答したのは迅だった
「なんだ迅、お前も来てたのか」
「そりゃ来るでしょ。こんな面白そうな試合見に来ないわけにはいかないよ。あ、風間さんもぼんち揚げ食べる?」
迅は風間をはじめとした面々にぼんち揚げを勧めながらそう答えた
「でも確かに諏訪さんの言う通り、東隊の解散がかかった試合と考えれば結果はまだわかりませんね。戦うのが大好きな太刀川さんがそれを受け入れるのは考えずらいですし」ボリボリ
「でも東隊が負けるのも考えずらいよなあ。なんてったってあの東さんが率いてる部隊なんだし」ボリボリ
時枝と佐鳥はぼんち揚げを食べながら各々の意見を述べる。東隊が負けるのは考えづらいが、東隊の解散を嫌う太刀川のことを考えれば五分五分といったところだろうか
「んじゃ、どっちが勝つか賭けでもしてみるか?」
「いつもの賭けですか諏訪さん」
「おうよ、堤お前はどう思う?」
「私はもちろん東隊ね」
「へえ自信満々だな…って月見ぃ!?」
諏訪達の会話に突如割り込んだ月見はそう答えた
「あれ、月見さんなんでここにいるんですか?」
「そうですよ!もうすぐ試合が始まりますよ!?」
小佐野はマイペースに、綾辻は慌てた様子で尋ねた
「今日の東隊のオペレーターは私じゃないわ。桐山君よ」
「え!桐山先輩がですか!?」
綾辻が驚いた表情でそう返した
「おー桐山先輩すごーい」
「まさか東隊のオペレーターを務めるとはね…!」
「二人とも落ち着きすぎじゃない!?」
いつも通りの小佐野と宇佐美にただ一人綾辻だけは慌てた様子だ
「桐山が…!そうか、この勝負はあいつの力を試す場でもあるというわけか」
「ご名答よ嵐山君」
「最終戦でオペを任せるとは月見も大胆なことをするな」
「彼の力を試すためですから、これくらいはやらないと」
「相変わらずスパルタだな月見…」
柿崎は少し引いた表情で答える
「お、そろそろ始まるようだぜ」
そんな話をしているといよいよ転送が開始された
「さあ、見せてくれよ昴…お前がどれだけ成長したかを」
迅は期待に満ちた表情でそうつぶやいた
「…!太刀川が緊急脱出した!」
「てことは…!」
「東隊の勝利か!!」
太刀川がベイルアウトしたことにより決着はついた。ステージに残ったのは東と二宮の二人となり、東隊の勝利が確定したのだった
「おお!やっぱり東隊はすげえ!!」
「はあ…!みてるこっちも疲れるすごい試合だったな」
「ですね。最後までどうなるかわからない、いい試合でした」
「流石は東さんたちだな。」
嵐山隊は三者三様の反応を見せ
「かーっ!やっぱどっちもすげえなぁ。マジで最後までどうなるかわからなかったぜ」
「ああ太刀川隊も見事なものだったが、それを打ち破った東隊は流石だな」
「だな。にしてもこりゃ試合見るだけじゃ足りねえな。それぞれのチームの話も聞きてえぜ」
風間と諏訪も東隊への称賛を述べる
「はー、すごい試合だったね」
「うんうん!こんな試合もう見れないかもだよ!!」
「月見さん、桐山先輩はどうでしたか?」
「そうね…まずみんなの話も聞きたいし、ここに呼んじゃいましょうか」
そういうと月見は太刀川と東、二人を呼び出すのだった
数分後、太刀川隊と東隊が姿を現すのだった
「東さん!太刀川さん!それにみなさん!お疲れ様です!!すごい試合でした!!!」
まず二部隊を称賛したのは嵐山だ
「ああ、ありがとな嵐山」
「東さん!やっぱ東さんの狙撃はすごいですね!!東さんもツインスナイプ一緒に練習しましょうよ!!」
「はは、それは遠慮するよ佐鳥」
「よお二宮、おめえ今回は危なかったな。危うく何もできずに落ちるところだったじゃねえか」
「…出水の新技に対応できなかった俺のミスです。桐山に助けられました」
諏訪の問いに二宮は苦い表情で答えた
「あ、やっぱり俺の合成弾を迎撃せずにシールド張って逃げたのは桐山さんの判断だった?うちの部隊以外には見せてない初見の技だったのになぁ」
「ていうかオペするのが桐山君だなんて聞いてないんだけど!なんで教えてくれなかったの!!」
「いやぁ…直前まで隠しておいたほうが動揺を誘えるかと思って…ごめんね?国近さん」
「となると出水先輩の合成弾を初見で防げたのはやっぱり昴さんのサイドエフェクトすか?」
「ああ、そうだよ」
試合序盤、最初に対峙したのは出水と二宮だった。二宮はいつも通りの撃ち合いを始めようとしたのだが、その瞬間嫌な予感を感じた昴はシールドを張りながら退避するよう二宮に進言したのだ。昴の予感は的中。出水の放った弾は通常の弾ではなくメイントリガーとサブトリガー、2つにセットした弾トリガーを合成した合成弾であった。撃ち合いを始めていればおそらく二宮は火力負けして早々にベイルアウトしていただろう。ただしフルガードでも防ぎきれず開始早々二宮は痛手を負うことになってしまった
(ただ二宮さんが俺の言うことに素直に応じてくれたのは意外だったなぁ)
退避を進言した際、昴は根拠を尋ねられたが昴はサイドエフェクトが働いたからと曖昧な理由でしか説明できず二宮には通じないかと思ったが、二宮は意外にも昴の指示におとなしく従い退避を選択した
「あのとき出水はかなり派手にやったな。おかげで東隊と太刀川隊のメンバー双方が早めの合流となった。」
「どちらかといえば幸運だったのは東隊のほうでしたね。加古先輩と二宮先輩が先に合流できたおかげで出水先輩と撃ち合いに成功した」
風間と時枝はそう述べる
その後加古と合流した二宮は加古の張るシールドの下、出水との撃ち合いを始めた。二対一となれば出水に合成弾を生成する暇もできず逆に出水が追いつめられることとなった
「合成弾はすぐに撃てるもんでもないからなー。二宮さんを俺が先に見つけたときはほんとに幸運だったんだけどな」
「でも驚いたわ、合流したら二宮君がいきなり被弾してるんだもの。そのうえ合流早々いきなりシールド張れって言いだすんだから」
「あの時は出水の合成弾の仕組みもわからなかったからな。加古のフルシールドと俺のシールドがあれば防ぎきれると思ったからだ」
「強引すぎるのよ二宮君は。というか二宮君がフルシールド張って私が撃ってもよかったじゃない」
「…そんな暇はなかったしトリオンでいえば俺のほうが上だからだ」
「相変わらずのトリオンバカねえ」
「…ちっ」
「しかし三輪のほうはかなり危なかったよな。太刀川さんと烏丸二人の相手をするところだったんだからな」
「ほんとだよな~三輪。あれは流石に落とせると思ったんだがな」
「俺も正直終わりかと思ったが…昴の指示に助けられた」
柿崎と太刀川の問いに三輪が答える
出水と二宮が撃ち合う一方、合流した太刀川と烏丸は三輪と遭遇。太刀川と烏丸二人相手に生き残れる隊員はそうそういない。そんな三輪に出された指示は東のもとへの退避だった。実は東は三輪とそう遠くない位置にいたのだ。三輪はシールドと銃で応戦しつつ東の下へ退避したのだ
「ただの銃なら俺も防ぎきれたんだけどなぁ」
「まさか鉛弾とはな。あれは驚かされた」
三輪があと一歩まで追い詰められたときにはじめて鉛弾を撃った。通常のシールドでガードした烏丸は鉛弾をうけダウン、その隙を逃さず東に狙撃されベイルアウトとなった。
「でもあれ最初から鉛弾撃ってれば三輪くんも逃げきれたんじゃないの?」
小佐野はそう尋ねる
実際そのあと三輪は太刀川との一対一に敗れベイルアウトとなった
「それは厳しいだろうな。鉛弾で動きを止めれるのはおそらくどちらか一人だろうから秀次が二人と対峙した時点で秀次の敗北はほぼ確実だった」
「言い方は悪いがあの時点で秀次を捨て駒にするのは俺も東さんも意見は一致した」
東と昴はそう答える
一度見た技をもう一度受けるほど太刀川隊は甘くない。鉛弾で止められるのが一人だけな以上、早々に鉛弾を撃っていれば二人は鉛弾を受けた部分を切断してすぐに三輪を追っていただろう。ギリギリまで被弾しながらも東の下へ二人を誘導できた三輪の作戦勝ちである
「あの後太刀川さんは東さんを追いかけるかと思ったけど、出水くんの方に援護に向かったのは意外だったなあ」
「そうでもない。確かに東さんを放置しておくのは非常に厄介だがあの時点で出水は押し負け始めていた。おそらく合成弾とやらがすぐに撃てるものではないと気付いたんだろう。そのうえ逃げに徹する東さんを追うのは中々難しいことだ。仮に東さんを倒せてもその時に出水が倒れていてはどのみち負けだ」
宇佐美の言葉に返答したのは風間だ
「京介が残ってれば分かれていけたんだけどなあ。三輪にあそこまで粘られたのが想定外だったぜ」
「最終戦で負けるわけにもいかないので」
「太刀川が出水の下に到着したら今度は加古ちゃんと太刀川、二宮と出水で戦闘が始まったわけだけど…」
「いくら加古でもサシのやりあいなら太刀川相手はきついわな。加古もそれがわかってるから勝つってよりはできるだけ粘る方にシフトしたんだろうけどよ」
「そうね、諏訪さんの言うとおりだわ」
「そうなると二宮さんと出水くんどちらが勝つかで勝敗が分かれたわけですね」
そう言ったのは綾辻だ
「だなぁ、二宮さんのトリオンもある程度漏出してたし勝てるかと思ったんだが…」
「ま、こいつの反則トリオンじゃシンプルな撃ち合いは厳しいわな」
「当然だ」
加古がスコーピオンで太刀川と交戦をはじめると、出水の合成弾が自由に撃てるものではないことに気づき始めていた二宮はフルアタックに移行。圧倒的なトリオン量で出水をベイルアウトさせたのだった
「でもよく気づきましたね二宮さん、俺の合成弾がすぐ撃てないこと」
「あれだけ撃ち合っていれば大体気づく。それに」
「それに?」
「…昴のサイドエフェクトも発動しなかった。サイドエフェクト抜きにしても合成弾がすぐ撃てるものではないことには気づいたみたいだがな」
「…ん?昴?」
あれ?二宮さん俺のこと名前で呼んだ?
「あの…二宮さん?俺の名前…?」
「なんだ、秀次のことも名前で呼んでるんだ。おかしいことでもないだろう」
「あ、はい」
二宮さんがデレた?
「あら、みて三輪君。二宮君が桐山君にデレてるわ」
「…そうですね」
加古だけでなく三輪も驚きを隠せないようだ
「でも二宮がシールド捨ててフルアタックに移行したのはちょっと驚いたな。加古も太刀川にいつやられてもおかしくねえのに」
「加古もすぐやられたりはしないと思っていたので」
「あら、私にもデレたの?名前で呼んでくれてもいいのよ?」
「うるさい黙れ」
その後加古と太刀川の交戦は加古が防戦一方だったが
「まさか加古さんがハウンドの置き弾をしていたとは…」
「ああ、しかも二宮さんと合流する前だろ…」
嵐山と柿崎は驚きの表情でそうつぶやく
「あのハウンドは最初から作戦だったんですか?」
「いいえ、桐山君の案よ」
「桐山、どうしてハウンドの置き弾を提案したんだ?」
「んー…半分は勘です。もう半分は太刀川さんとの交戦に役立つと思って」
嵐山の問いに昴は答えた
加古は太刀川をハウンドが当たる位置に誘導する形で粘っていたのだ。二宮と出水の撃ち合いで瓦礫も多くなっていたため太刀川もギリギリまで気づかなかったのだ。ハウンドが放たれる直前で気づいた太刀川はガード、しかし反応が少し遅れたために一部に被弾してしまった。あわよくばそのまま太刀川を仕留めたかったがそこまではできず太刀川に敗れた加古はベイルアウト。その後お互いトリオンの漏出が増してきた中、太刀川と二宮最後の交戦となったが
「ま、それだけ時間があれば東さんが到着するにゃ充分だわな」
「だよな~はあ、勝ちたかったぜ…」
最後には狙撃位置にたどり着いた東の狙撃と二宮の最後のフルアタックにより太刀川はベイルアウト。東隊の勝利となったのだ。
「これで東隊はA級1位入り決定!目標達成ってわけですね!」
「ああ、そうだな。お疲れさん」
昴の言葉に東が答えた
「おめでとうございます東さん。二宮、加古、三輪、それに桐山もよくやったな」
「みんなすごいですよ!おめでとうございます!」
「みんなおめでとさん。よくやったな」
「みなさんおめでとうございます!!」
「おめでとうございます!桐山さんもすごいねー」
風間、宇佐美、諏訪、堤、小佐野が祝福の言葉を並べる
「東隊の皆さんおめでとうございます!!俺達も皆さんのように精進していきます!!!」
「本当に皆さんすごいです。心から祝福します」
「みんなおめでとうございます!!俺もうすごく感動しましたよ!!!」
「俺も感動しました!本当におめでとうございます!」
「皆さんおめでとうございます!桐山先輩もお疲れさまでした」
嵐山、時枝、佐鳥、柿崎、綾辻と嵐山隊の面々も祝福の言葉を並べる
「はあ、これで終わりかあ…やっぱり俺たちが勝ち越すまで隊続けてくれません?」
「いい加減あきらめてくださいよ太刀川さん…でもやっぱ俺も悔しいなあ」
「俺もです。でも解散後も皆さん新しい部隊作るらしいですしその時はもう負けません」
「はっ!そうじゃねえか!!はは、次はもう負けねえぞ!!」
「私ももうみんなが負けるのは見たくないし、それに桐山君!次に桐山君の部隊と戦うときは私も負けないからね!!」
太刀川隊の面々ももう負けないことを誓いつつ、東隊の面々を祝うのだった
「桐山君」
「あ、月見さん」
月見が昴へ声をかけた
「あの…どうでした?月見さん」
「そうねぇ・・・」
月見の次の言葉を昴はドキドキしながら待つ。そんな昴に月見は笑顔でこう言った
「よくやったわ桐山君。もう文句なしの立派なオペレーターよ。卒業試験合格ね」
「…!!ありがとうございます!!!」
月見の言葉に昴はとびっきりの笑顔で感謝を述べた
「ああ、いいオペだった。もう俺が教えることは何もないな。これからは自分で学んで高めていけ」
「はい!!東さん!!」
「これからも腐らずに精進していけよ。それから…今日のオペは助かった。礼を言う昴」
「…!はい!もちろんです!」
「ほんと立派になったわねえ。やっぱり私の作る部隊に来ない?」
「加古さん…お気持ちは嬉しいですがごめんなさい。でも、お世話になりました!!」
「ふふ、残念。いつでも待ってるわよ?」
「昴…迅の予知とは言えあの時お前をオペレーターに誘ってよかった。お前はやっぱりすごいな」
「何言ってるんだよ、秀次がいなかったら今の俺はここにいないんだろうし秀次にはほんと感謝してるよ。ありがとな」
「…ああ、俺の方こそ礼を言う。今日のオペはよかった。ありがとう」
「よし!それじゃあこの後は打ち上げだ!みんなで焼肉に行こうか。もちろん俺のおごりだ。」
東さんがそう言った。久しぶりのみんなで焼肉だ。楽しみだなぁ
「昴、お疲れさん」
「あ、迅さん」
そんな昴に迅が声をかけた
「今日の試合見てたぞ。お前も成長したなぁ」
「迅さんの予知のおかげですよ。こうして俺がオペレーターになれたのは」
「そんなことないさ。お前の努力の成果だよ。本当によく頑張った」
「ありがとうございます迅さん」
迅の問いに笑顔でお礼を言った昴は顔を引き締めて迅に尋ねた
「…あの迅さん、一つ聞いていいですか?」
「なんだい?」
「俺一つ不思議に思ってることがあって…1年前の俺はなんの疑問も持ってなかったけど、やっぱり俺のトリオンで戦闘って無理ですよね。それなのに俺は戦闘員として一度は戦闘員として合格できた」
戦闘員として合格した時には運がいいなぁと軽く考えていたが、オペレーターに転向した今では自分程度の実力で合格できたおかしさがよくわかる。というか自分程度で合格できるならボーダーの隊員数はもっと多いだろう
「・・・」
「それにその後オペレーターになったのも迅さんの予知からだ。半年前は不思議に思わなかったけど…もしかして迅さん何か知ってますか?俺が戦闘員になれた理由とか…」
「それを知ってどうするんだ?」
「別にどうもしませんよ。そもそもこうしてオペレーターになれたのも迅さんの予知があったおかげですし」
実際迅の力で合格してたとしても昴は迅を責めるつもりはなかった。むしろ仮に本当はボーダーに入れなかったところを迅のおかげで入れたのだとしたら感謝するつもりだった
「…そうか。悪いけどまだ話せないかな」
「…やっぱり何か知ってるんですね」
「ああ、ただ一つ言えるとしたら…お前が戦闘員として経験を積んだことは無駄にはならない。全ては最善の未来につながってるんだ」
「…わかりました。そこまで言うならもうこれ以上は聞きません。」
迅のいう最善の未来。それがどんなものなのかはわからないが今までずっと未来を見てきた迅が最善というものだ。きっと悪い未来にはならないだろう。ましてや自分の力が最善の未来に繋がっていると考えると昴は嬉しさを感じる
「それじゃあ失礼しますね。」
「ああ、お疲れ様昴」
迅との会話を終え、去っていく昴の背中を見て迅は呟いた。
「…大丈夫、未来はいい方に向かってるんだ」
「やはり、昴が戦闘員になれたのはお前が関わってるのか…!迅…!」
昴と迅の話を三輪が影から聞いてることに昴は気づかなかった。
その後東たちは焼肉屋で打ち上げを行いその日の勝利を祝い、今後のそれぞれのボーダーとしての門出を祝しながら解散。その帰り道のこと
「おい昴」
「どうしたんですか?二宮さん?」
帰り道がたまたま一緒になった昴に二宮が話しかけた。東、月見、加古、三輪の四人は既に別の道で帰っている
「お前、これからはどうするんだ?」
「う~ん、とりあえずしばらくはフリーですね」
「部隊には所属しないのか?」
「まあ少なくとも半年以上はフリーですね。妹が入隊してからはわかりませんが」
昴の妹、綾香が入隊するのは少なくとも半年は先、家事の忙しさなどを考えればさらに先になるかもしれない。
おれもそろそろバイト始めようかな?オペの修行も終わって余裕もできてきたし…昴はそんなことも考え始めていた
「そうか」
昴の答えに二宮は一言返しその話は終わったのだが…
1週間後、昴の下に1通のメールが届いた
『桐山昴、君に新たに設立された部隊、二宮隊の入隊を命じる
忍田 雅史』
「・・・・・・・・・・・・はい?」
氷見さんはちゃんと出るのでご安心を
やっぱ俺に戦闘描写はうまく描けねえ…
とりあえずしばらく戦闘は書きません。