青天白日   作:お馬さんぱかぱか

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今回はいつにもまして文章が纏まりませんでした。読みづらいと思います…すみません…!!!


#3こんにちは!

やあ!俺は名有りの競走馬!

名有りっていうのは、厩舎に着いてから、馬主さんに名付けされたことを知ったんだ。

 

俺の名前はルスシエロアスール!!

 

どこの国の言語なんだかさっぱりわからん!でもなんかかっこいい名前だね!馬主さんせんきゅー!

 

あ、そういえば、厩舎に入ってからわかったけどみんなあんまり寝ないんだね。厩舎にいる先輩とか同期とか見てるけど、寝てはすぐ起きてまた寝てをずっと繰り返してる。俺もそうだけど、そんなに一回で寝る時間短いの?俺がちょっと長いだけ?

俺は大体30分くらい寝て、起きる。そしてまた30分くらい寝るって感じ。

みんなは大体15分くらい寝て起きて、また寝るって感じ。

まあ15分くらいならそんなに変わらないやろ!おやすみ!

 

 

 

 

 

 

 

 

おはよう。良い朝だね!快晴!空気が澄んでるぅ~!!

そして時は過ぎ今は暖かい!春だぁ!トレセンの中の桜綺麗~!!!

 

最近はずっと調教、調教、調教。疲れるねぇ。

調教し始めの頃は、コントレイル君に会うため、牧場のみんなに恩返しするため!っていって張り切りすぎたせいで筋肉痛。あれは痛い目にあった…。

それ以来ちゃんと練習をセーブするようになった。もちろん調教内容はこなす。今までは、厩舎に戻っても横になって足バタバタさせてなんかのトレーニングにならないかな~とか考えてたからね。そりゃ筋肉痛になるわ。

 

「おはよう、ルスシエロ。今日も良い天気だなぁ」

おはよう小池さん!良い天気だねぇ!

そう鼻を鳴らして答える。

この人は厩務員の小池さん。よく俺に話しかけてくれるんだ。おかげで俺は朝から超ハッピー!やっぱり話すのって楽しい!言葉で伝えられないのがちょっと寂しいけど!

「今日も調教頑張ろうな、帰ってきたらいっぱい飼い葉あげるからなぁ」

え!ホント!?それは嬉しいなぁ!こう言われちゃ頑張るしかないよな!そこ!チョロいとか言うんじゃないよ!小池さんは毎日俺の飼い葉を調節してどれが反応良かったとか記録してるからどんどん俺の好みに近付いてるから本当にうまいんだぞ!

 

 

 

いやー!今日の調教は楽しかったなぁ!昨日雨降ってたから芝もダートもウッドチップもびちょびちょ!どこ行っても泥が飛び散る!くぅ~最高!!

小池さんはちゃんと帰ってきたら飼い葉たっぷり用意してくれてた。これだから小池さんは最高だぜ!

調教が終わったあと、小池さんにシャンプーしてもらったんだけど、超気持ちいい。美容室の人かと思った。

あと、体が泥まみれだったから洗ってもらって、マッサージもしてもらったんだ。いやね、小池さんマッサージ店開いても暮らしていけるよ。ハルトにもたまにマッサージしてもらったけど、全然違う。力抜けさせられる。自然と強張ってた筋肉がほぐれていって、まるで飛んでるかのような感覚だった。あれをやられたら飛べるよ。羽生えそう。おかげで毎日筋肉痛もなく!楽しく調教できてるから本当にありがたい。感謝ァ!

 

 

 

 

 

 

今日は併せ馬をするらしい。初めてやるから少し緊張するなぁ!相手誰なんだろ?

「今日はよろしくお願いします。いやぁ、ルスシエロは初めての併せなのでちゃんとできるか心配です。しかも、初めてが年上の馬なのでちゃんとやってくれるといいんですが...」

「こちらこそよろしくお願いします!いやぁ、聞いていましたが少し大きいんですね。うちのシュヴァルグランが小さく見えますよ。」

「測ったら480もあって驚きましたよ。そんなに大きいのが生まれる血統ではないんですがね…」

 

ぬ?今相手の厩務員さんが名前言ったな?シュヴァルグランさんかぁ。かっこいい名前だなぁ。

 

『今日はよろしくお願いします!』

『こちらこそよろしくね。僕より一歳年下って聞いてたけど、君大きいんだねぇ。』

『ありがとうございます!早生まれだからですかね?』

『かもしれないねぇ。あ、そろそろ始まるみたいだね。一緒に頑張ろう!』

『はい!先輩!』

『あはは、先輩は照れ臭いなぁ。適当にグランとでも呼んでよ~』

『えぇ!?いやでも先輩だし...うぅん、じゃあ、グラン兄さんって呼んでいいですか?』

『うん、いいよ。よろしくね。そういえば、君の名前を聞いていなかったね。なんて名前なのかな?』

『ルスシエロアスールです!気軽にルスでもシエロでも呼んでもらえると嬉しいです!』

『ルスシエロアスール君ね。かっこいい名前だ。じゃあ、ルス君って呼んでもいいかな?』

『はい!ありがとうございます!』

 

「そろそろ行こうか、ルスシエロ。」

小池さんに手綱を引かれたので、スッと歩き出す。いやぁ~緊張してきた!でもそれ以上に楽しみだなぁ!初めての併せがグラン兄さんで良かった~!グラン兄さんはすっごい優しそうな方だから、喧嘩とかにもならなそうだ。

もし気性が荒い馬とやることになったら大変だったんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

結果。普通に二馬身くらいつけられて負けました。悔しいぃ~!先輩だったとしても悔しいもんは悔しい~!!

一本目は俺が内側で、グラン兄さんが外側を並んで走ってたんだけど、段々グラン兄さんの足が早くなっていって、俺を抜いていった。そのまま差が広げられそうになったから、全速力で追いかけたんだけど、追い付けなかった。

 

二本目は、一本目が内側で走って負けたから外側で走ってみた。一本目が二馬身くらいつけられて負けたから今度は並べるくらいには!と意気込んでたけど、追い付けなくて、また二馬身くらいつけられて負けた。そのあと何本かやり方を変えてやったけど全敗。改めて一年の差を感じた。けど、それは負けた言い訳にはならないから、次に併せするときには勝てるようにもっと強くなりたいなと思った。

 

あれからグラン兄さんと別れて今は自分の厩舎に戻っている最中だ。

「今日は悔しかったなぁ。でも、初めての併せであんなにできるなんて凄いぞ。偉いなぁ。」

小池さぁん…褒めてくれるのは嬉しいけど、それは勝てたときにいってほしいなぁ。

うぅぅぅ!!!今日はもうふて寝じゃあ!!!!!行くぞ小池さん!はよ帰るんじゃー!!!

「そんなに悔しかったのか。じゃあ次は勝とうな。だから、あんまり引っ張らんでくれ…!腰が…!!」

おぉうすまんすまん小池さん!腰にダメージ与えるためにやったわけじゃないんだ!

「ふぅ…落ち着いてくれてありがとう。それじゃ帰る前に洗い場で体流そうね~」

はーい!

 

 

 

 

 

 

馬房に戻ったあと、いつも通り飼い葉を食べてうめ~!って食べたらすぐに寝た。疲れてたっていうのもあるけど、やっぱり悔しさが抜けないからふて寝。

次の日の朝、小池さんに起こされるまで何回も寝てた。

うぅ~んスッキリ~!!

 

 

 

 

 

初夏の兆しを感じたと思ったらもう夏の終わり。時の流れ早すぎっ!!!

で、今俺が何をしているかっていうのは、馬房で熱中症にならないために必死に塩を舐めてます。暦では秋でも暑いもんは暑いんだよぉ!俺一回熱中症になりかけたんだよね…。夏だったから、暑くなる前に調教は切り上げられるんだけど、馬房に戻ってからずっと頭がボーッとしちゃって危なかった。元々馬が暑さに弱いことは知ってたけど、ここまでとは…

それ以来、熱中症になりたくねぇ!っていう一心で塩を舐めてます。もちろんほどほどに。

あ、そうそう!俺にやっと同年代の友達ができたんだ!調教で一緒になって、そこから仲良くなったんだけど、別の厩舎だからなかなか会えないのが寂しい。てか俺いつも同じ厩舎の馬たちと全然調教できないんだけど???なんで???そんな都合合わないことあるぅ???

まぁいいとして、その友達の名前はレインボーライン君!素直な性格のめっちゃ良い子!もう好き!愛してる!初めて同年代の友達ができたからもうテンションマックスよ。

レインボーライン君は鹿毛なんだけど、俺と一緒にいると大分明るい色に見えるらしい。まぁ俺が黒いからなぁ。白毛とかと横に並んだらもう色正反対だなぁ。でも逆に綺麗かもしれないな。いつか並んでみたいわ。

 

 

 

 

 

 

 

「ルスシエロのデビュー戦が決まった。11月21日の東京5Rだ。距離は1800mだ。」

「了解です、テキ。やっとレースで走らせることができますね。」

「あぁ。すごく楽しみにしてる。」




やっと名前が判明しました!
同年代にシエロアスールというおうまさんがいるのですが、偶然名前が似てしまいました…。すみません。
一応二文字違うので大丈夫かな…?
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