短いです!裏話だからね!
俺は最近馬主になった青木 暁です。あきらって読みます。
高校生の時に適当に作ったアプリが爆発的に売れて、いつの間にか社長になってます。何故????
話は変わって、今年ようやく馬主の資格が取れたので、自分の馬を持つことにしました。その馬の名前はルスシエロアスール。青毛の馬です。綺麗な流星が流れるイケメン。父馬ヴィクトリー、母馬がローブデコルテという血統らしい。
実は俺が馬主になりたくなった理由の馬が青毛なんです。だから、一目見た瞬間に買いました。
俺の夢になった馬の名前はシーザリオ。怪我で早く引退してしまったが、6戦で残した光はあまりにも眩しかった。
これ以上話すと長くなってしまうかもしれないからやめておきます。
ともかく今日はルスシエロアスール、長いのでルスシエロの新馬戦です。仕事がずっと忙しくて、買うとき以外に面と向かって会うことはありませんでした。会おうと思って予定を合わせていたら緊急の仕事が入ってくる。
その時ばかりはハンカチを噛んでキィー!!!ってしてました。
いやぁ、初めての観戦席にいます。今までテレビとかでしか見れなかったので嬉しいです。というか今はこんなに堅苦しい話し方ですが普段は超フレンドリーなので!本当に!!
あれ?ルスシエロなんか白くないか?どうしたんだろう。ちょっと調べてみるか。
…ふむ、イレ込んでるってやつなんだ。緊張してるのかな?そうだよねぇ。だって二歳になって急に人前に出されるんだからそりゃ緊張しちゃうよね。俺だったら失神してる。
あ、日向さんに宥められてる。良かったぁ、日向さんと合いそうで。矢萩さんにお願いして乗って貰ったから、俺としては一回も会えてないんだよぉ。今日初対面。
日向さんは俺が一方的に知ってた。中央でちょこちょこ勝ってるけど、世間的に言えば、そこまで有名ではない人。じゃあなんで頼んだのかって言われると、乗り方が好きだからかな。馬を楽しませて走らせてるみたい。どちらかというと俺は勝ち負けを気にしてない。そりゃもちろん勝ってほしいとは思うけど、馬が楽しんで走れればそれが一番。そういうモットーだったから、日向さんを選んだんだ。
あ、出遅れた!大丈夫かなぁ…?
あ、でも上手いこと手綱握ってくれてる。日向さんナイス!
逃げ馬がいる感じなのか。大丈夫かなぁ?体力残るかなぁ…?
まだ後方にいる…でも日向さんなら何か考えがあるはず。信じて待つしかないな。
あっ!エンジンかかったみたいだ!頑張れ!!!
4コーナー回ったみたいだけど真ん中くらいだ…。いや、まだ巻き返せるはず。
うおいうおいうおい!!キタキタキタキタ!!!!頑張れ!!!行け!!!頑張れぇ!!!!!!
っしゃぁぁぁぁい!!!!!!!勝った!勝ったぞ!俺の愛馬が勝った!!!!あっ!早く行かないと!
「青木さん!勝ちましたね!!」
その言葉を聞いて本当に勝ったんだなと実感した。そうしたら自然と涙が滝のように流れた。
「っっはい!!!勝ってくれました…!!!ありがとうぅぅルスシエロ…!!!」
ルスシエロはきょとんと俺を誰?みたいな顔で見つめてきた。そうだよな、今日が初対面だからな。俺が君の馬主だよ。そう言いたかったけど、溢れ出る涙が邪魔をして声が出なかった。
なんとか言葉にしたくて、ポツポツと単語を組み合わせるようになりながら、一つ一つ話始めた。
「俺、初めての自分の馬がルスシエロで良かっだず!!!小池さん!矢萩さん!本当にありがとうございま゛す゛!!」
一目を憚らずずっとボロボロ泣いているとルスシエロがこっちにすり寄ってきてくれた。うおぉん!優しさで余計に涙が止まらん!!本当にありがとねぇ…!!!
「青木さん、検量室行きましょう」
小池さんにそう言われて、ルスシエロが歩きだす。俺の袖を噛んで。
まるでついてこいって言われてるみたいだ。
「はい…わかりました…!!!」
競馬場を出たあと、友人に電話して飲み屋に行った。
「聞いてくれ!俺の愛馬が勝ったんだ!!!こんなに嬉しいことは初めてだ!!今日は俺のおごりだぁ!もっと飲もうぜ!!!」
そういってゲラゲラ笑いながら酒を飲んでいった。ハイボール飲んだあとから記憶がないけど…。
友人に、「過去最高にやばいやつだった。ひたすらに自分の馬について語ってたぞ。」と言われた。うぅん記憶がないから否定もできない…!!
あ!てか明日仕事じゃん!マイルチャンピオンシップ見たかったのに!くっそぉぉぉ!!!!!!
そろそろ一回ウマ娘編挟みたいけど、まだ同年代を全然登場させてないせいで書けねぇ…!もっと時間進めないと…