こちら龍門近衛局!   作:ユイノ

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第二話

 

 旅行当日。

 龍門は移動都市ではあるが、当然シエスタに向かって舵を切っては居ない。幸い距離は想定していた程無いらしいので半日もヘリで飛べば問題無い様だ。

 ヘリボーンに用いるヘリでは無く、少々大型の輸送用ヘリなのだが、どうにも行き来用の燃料と交代のパイロットが搭乗するらしい。計四人とのこと。まあ半日を二人

のパイロットで回すのは酷だろうし、そんなもんなのかな。これをチャーターした隊長には頭が上がらない。

『ルブルム、二日酔いは大丈夫か?』

 機内チャンネルでは無く、僕達専用のチャンネルで隊長が声を掛けてくる。僕は気にしていなかったが、隊長がわざわざ用意した。隊長自体は真横に居るが、ヘリが爆音過ぎる故に無線で会話している。

『えぇ、問題ありませんよ。隊長こそどうなんです? 結構羽目を外してましたよね?』

『私が二日酔いで苦しんでるのを見た事あるか?』

『……無いですね』

『そう言う事だ。君が無ければ見た事がある者など存在しないだろう?』

 まあそうですね。散々連れ回されてる僕が見た事無いんだからそりゃそうだ。普通に二日酔いより酷い寝ゲロは何度かぶっかけられてるが、女性に言うモンじゃ無いだろう。不思議な事に、僕にしがみついてる時に吐くもんだから僕の服ばかり汚れて行く。隊長の服が汚れた事はあんまり無いと思う。

『それと、暫くはオフなのだから"隊長"は無しだ』

『了解です、チェンさん』

『お二人共、調子は大丈夫ですか?』

 次は機内用のチャンネルにパイロットからの声が掛かる。胸元の無線機を操作してチャンネルを変更し、応答する。

『僕は問題ありません』

『私もだ。……いや、謝罪をすべきなのは私だ。済まないな、私の都合で君達を巻き込んでしまって』

『気にせんでください。現地で自由行動の許可降りてますからね、会社の金で旅行に行くようなモンですんで』

『流石の私にもそこまで縛る権利は持ち合わせて居ないさ。それぐらいの考えで居てくれるなら私の気も幾分か楽になるよ』

『ただ、万が一の事があります。酒を飲むなとは言いませんが、緊急で戻る可能性も頭に入れて置いて下さい』

『了解しました』

 彼らもこの道で生きてきたプロだ。改めて僕が言う必要もなかったかな。

 

 

 乗り物酔いに苦しんで横になっていたら、思いのほか時間が経っていたらしく、パイロットから通信が入る。

『うん?……移動都市の反応を確認。ロドスです。シエスタで停車してるみたいです』

『なるほど……このチャンネルをロドスのチャンネルと繋げる事って出来ますか?』

『出来ますよ。今繋げます……オーケー、どうぞ』

『オープンチャンネルに突然失礼します。こちらは龍門近衛局督察隊隊長補佐、アル・ルブルムです。ロドスの方、応答願えますでしょうか』

『こちらロドスよりケルシー。どうぞ』

『ケルシー先生、お久しぶりです。いつもお世話になっております。間も無く一台の輸送ヘリが貴艦の上空を通過致します。当方に攻撃の意図がない事をお伝えしたく、連絡させて頂きました』

『了解した』

『貴艦もシエスタに停車しているものとお見受けします。不躾なお願いですが、お時間が合うようでしたら直接挨拶にお伺いしてよろしいでしょうか?』

『ロドス自体はもう暫く停車しているが、私の方が時間を確保出来るか怪しいので確約は出来ない。だが、君が来たらこちらのオペレーター達が喜ぶだろう。乗船手続きはこちらで済ませておく。私の名前を出せば問題無く乗船出来るはずだ』

『すみません、お手数をお掛けします』

『気にしなくていい。良い休日を』

 ケルシー先生は冷たい印象を受けやすい人だが、こう言う時は話が早くていい。

『ロドスよりチャンネルの切断を確認。機内チャンネルのみになりました』

『了解。ありがとうございます』

 ロドスか……前回もロドスの人達が居たが、何かと通ずる物があるのかも知れない。……無線機を操作し、チャンネルを変える。

『チェンさん、どう思います?』

『……彼らも休暇だと思う。ケルシー女史からはあまり緊迫した雰囲気は感じられなかった』

『ですよね、すみません。考え過ぎてしまうのは僕の悪い癖です』

『まあ、彼らも彼らでよくトラブルに巻き込まれているイメージがあるからな……今の私達はただの観光客だ、余程のことが無い限りは私達の時間を大事にしよう』

『折角ここまで来た訳ですしね。……ETA通りなら後十分ぐらいですね。深夜ですし、現地に着いたらさっさと寝ます?』

『そうだな。休日を最大限に楽しむコツは早寝早起きだ。睡眠時間を削り過ぎたり取り過ぎてもいけない。ひとまずは予約したホテルへ向かおう。ヘリポートに近いホテルを選んだからすぐに着く』

『分かりました。チェンさんが選んだなら期待出来そうだ』

 

 

「で、なんでこうなったんですか?」

 期待していた通り、ホテルの部屋は綺麗で装飾も派手すぎない。カーテンを開ければ見事なオーシャンビューを楽しめる。知識は無いが、上等なのは分かる。では何が問題なのかと言うと、部屋を一つしか予約していなかったのだ。

 窓辺に備え付けられたテーブルの席で、水を飲んでいた。チェンさんは僕の前の席に座り、紅茶を飲んでいる。

「何か問題あるか?」

「問題しかなく無いですか? 若い男女が同室と言うのは……」

「君が女性に粗相を働く人間ではないのは誰よりも理解しているが?」

 いやまあそうですけどね。そんな度胸がまずないし。

「……まあソファー有りますし、そっちで寝ます」

「駄目だ」

「……なんでです?」

「睡眠時間ももちろんだが、質も大事だからだ」

「あの、確認するのが怖いんですけど、同じベッドで寝ろなんて言いませんよね?」

「そのつもりだったが」

 澄ました顔で何言ってんだろう、この人。チェンさんの僕に対する信頼がデカ過ぎて怖いよ。言うて寝込み襲っても負ける自信しかないし、度胸もない。折角よくして貰ってるのに裏切る訳にも行かないし。

「いや、真面目な話をするとですね、僕も男な訳でして。貴女みたいな美人な女性が横で寝るとなったら落ち着かないですし、手を出さないって結構タフな事なんですよ」

 繰り返し言うが実際には何かする度胸は微塵も無い。だが、何かするかも知れないと思わせないとこの人は退かない。ただ、美女が横に居てグッスリ寝れる程図太く無いのは事実だ。

「……私は煮え切らない今を変える為に君とここに来た」

「話が見えません」

「ならば行動で示そう」

 手にしていたカップを置き、立ち上がる。何をするんだろう、と見ているとそのまま頭を掴まれた。

「目を閉じてくれ」

 素直に目を閉じて、ほんの数秒後には唇に柔らかい感触。驚いて目を開けると眼前には僕と同じく、目を閉じているチェンさんの顔があった。唇を奪われたまま硬直しているとやがて目を開いた彼女は不満そうに僕の唇から離れていった。

「目を閉じてくれ、と言ったはずなんだがな」

「いや、驚くでしょ普通に考えて……」

「どうやらまだ足りないようだ」

 頭を掴まれたままの僕は身動きが出来ない。今度を目を閉じる事なく、唇を奪われる。だが次は口内に舌が侵入して来てそれを止めようとした所為で舌と舌が絡み合うが、それに満足出来なかったのか、次々と彼女は口内を凌辱して行く。歯と言う歯を犯され、歯茎と言う歯茎さえも、全ては彼女に犯されて行った。

 こちらも仕返しだと言わんばかりに舌を突き出し、彼女の口内に侵入させ、同じ事をする。まるで味見の様に歯と歯茎に舌を這わせて行く。一通りそれが終わらせても満足出来ず、もう一度してやろうと少し舌を動かすと彼女の舌に阻まれる。そこからは駆け引きなんて上等な物は無く、互いが互いの欲望を満たす為にずっと舌を絡ませ合った。

 流石に息苦しくなったのか、チェンさんが離れて行った。そのまま着席し、改めて僕へ向き直り、僕の目を真っ直ぐに見てきてこう言った。

「私は君が好きだ。君が欲しい」

「痛い程伝わりましたよ。……男の趣味が悪いとか言われた事ありませんか?」

 予想外の反応だったのかして、驚いて目を見開いた後、可笑しそうに笑っていた。

「君で趣味が悪くなるなら世界中の他の男と付き合っても九割以上は趣味が悪い事になってしまうな? 心配しなくていい、君は君が思っているよりもずっといい男さ」

「なんかむず痒いですね……分かりました。この場ですぐ返事させて頂きます」

「……ありがとう。だが、その前に重要な事を話す必要がある」

「重要な事、ですか」

「ああ、君がどう返事するかはそれを聞いてからで構わない。いや、君にはそうする権利がある」

 随分と大袈裟な話になって来たな。実は男性でした、とか言われたらおったまげるけど、流石にそんな事は無いだろうし。

「分かりました。誰にも言わない事を誓います」

「助かる」

 チェンさんが数回深呼吸する。珍しく緊張しているのか、落ち着かない様子が簡単に見て取れた。

「これは私とウェイ・イェンウー氏しか知り得ない情報だ」

「え?」

 何それ、怖すぎない? 知ったら最後、気づいたら死んでた……みたいな話は流石に無いと信じたいな。国家機密レベルの話では?

「私は……私は感染者だ。政治的な都合で隠しているが、感染者なんだ……」

 見た事無い程の痛ましい表情だった。彼女は僕と違い重要なポジションを担っている。その重責と、仲間に事実を隠し続ける苦しさは僕には理解出来そうもなかった。

 何より、ウルサス程では無いが龍門も感染者に対して風当たりは悪く、近衛局のみならず、龍門と言う移動都市で重要な役割を担っていた人間が実は感染者でしたとなれば暴動が起きるだろう。それこそ国家転覆の危機になり得る。

「なるほど……びっくりしました、が素直な感想です。それでも、僕の貴女への気持ちは一切変わりませんよ」

「……だが、しかしな……」

 チェンさんは勇気を持って自分の気持ちを伝え、僕が目を逸らそうとしていた気持ちを暴いてくれたんだ。僕は、僕に無い強さと真っ直ぐさを持つチェンさんにどうしようも無く惹かれていた事を改めて自覚させてくれたんだ。――ここで行動しなければ男じゃない。

「僕は恋人や友人が感染者でも気にしません。気にした事もありません。ああ、そうだ。僕は誰かに対しては素直で居れたけど、自分の気持ちには蓋をして素直になれなかった。貴女が好きだ。どうしようも無いぐらいに。僕に無い、人としての強さを持っている貴女が好きなんだ――」

 今まで封じていた気持ちがとめどなく溢れ、彼女への気持ちを表した言葉がどんどん出てくる。だが顔を真っ赤にしたチェンさんに手で制される。

「分かった、分かったから落ち着いてくれ。……悩んでいた私が馬鹿じゃないか。はは、やっぱり君にはこう言う事では叶わないみたいだ」

 僕も一度深呼吸し、息を整えて気を落ち着かせる。

「そう言う事です。付き合ってください」

「ああ……いや、でも……」

 感染者。この世界でこの言葉の意味は想像以上に重い。

「まさか、気持ちを伝える為にキスして終わりじゃないでしょう。あそこまで火をつけて終わりだと?」

 それでも躊躇いがあるのだろう。煮え切らないと言った関係を変えたいと言った割には歯切れが悪い。きっと、荒療治が必要だ。

 席を立ってチェンさんの席へより、驚いた表情をしている彼女をそのまま正面から抱え上げる。僅かに抵抗されるが、それを気に留めず、ベッドまで運んでベッドに優しく投げる。起き上がろうとした所に間髪いれず、彼女に覆いかぶさり、押し倒したのと同じ体勢になった。

 乱暴に唇を重ねる。数秒後、名残惜しいが唇を離し彼女が着ているシャツのボタンを一つずつ外して行くと黒い下着に覆われた胸が露わになった。

「僕のしようとしてる事、分かりますよね? もちろん、貴女には拒否する権利がありますよ」

「珍しく強引じゃないか。君はどうしたいんだ?」

「貴女を抱きたい。貴女を滅茶苦茶に犯して僕の物だと刻み付けて分からせたい」

「全く、君は開き直るタイプだったんだな。いいさ、身を君に委ねよう。それが私の答えだ」

 

 

「君には恥ずかしい所を見られてしまったな」

「今更じゃないですか。僕はチェンさんのだらしないや恥ずかしい所、結構知ってますよ

「おい、今はそう言う正論で返す場面じゃないだろう、全く……しかし、私はあまり見せているつもりは無いんだがな」

「散々酔い潰れて僕に運ばれてるんだから結構なモンでしょう。それに『隊長』のデスクは酷いモンですし、チェンさんの部屋も中々ですよ」

「……整理整頓が苦手なのはだらしないのか?」

「しっかりしてるとはならないので、だらしないって事でしょうね」

「く……いや、今後は堂々と君に甘える理由が出来たんだ。甘えさせてもらう事にしよう」

「部屋はそれで構いませんけど、デスクは自分の力でやってくださいね。機密書類とか見たくないんで」

「別に周りに気を使う必要はないだろう。その為に君をあの部屋に連れ込んだんだ」

「え?」

「君の事が気になるようになってからは接するきっかけが欲しくてな。幸い君は何をやらせても問題無いのでな、補佐としてあの部屋に連れ込むのは大した理由は必要なかったよ」

「あ、そんな理由だったんですね。てっきりチェンさんの激務について行けないからやりたくない人ばっかなのかと……」

「それもある。後信頼して任せられそうなのがホシグマぐらいだが、彼女はあまりデスクワークが好きでは無いからな」

「確かに、デスクワークしてるイメージは全くありませんね」

「だが、君の言葉には驚かされたよ。てっきり女性に対する感情はホシグマに向いているのだと思っていた」

「まあ付き合っても無いのに一緒に泊まりで遊んでりゃそう思われても仕方ないでしょうね。多分、ホシグマさんも僕に異性としての感情は無いと思いますよ」

「……他ならない君が言うんなら大丈夫だろう。ふん、ホシグマやスワイヤーお嬢様に女としての幸せを先に入手した事を自慢してやろう」

「あ、やっぱり言うんですね……」

「スワイヤーお嬢様はともかく、ホシグマにはすぐにバレる。ならば、先手を打つに限る」

「気が重いな……ま、あの二人なら多分大丈夫でしょう。素直に祝福してくれると思います」

「……だといいが」

「二人共優しい方ですから。さて、流石にそろそろ寝ましょう。いくらでも話せそうですが、まだ時間はありますから」

「わかった。……手を繋ぎながらでもいいか?」

「ええ、喜んで」

「ありがとう。……おやすみ」

「おやすみなさい。良い夢を」

 

 

人物紹介②

→ケルシー

 ご存知ロドスの重鎮。ルブルムがチェンと一緒にロドスに派遣されていた時、彼のメディカルチェックも担当した。秘密主義を貫いたチェンに対し、自身の事は聞いたら何でも素直に話した彼には驚かされた。

 チェンに比べてロドスへ凄まじい速度で順応し、感染者か否かで態度を一切変えなかった彼を見て、幾分彼には気を許している。その為、チェンの部下だがチェンよりロドスで出入りできる場所が多い。

 彼がロドスのオペレーターと接する事で当事者間に起こる変化や刺激を好ましく捉えている。何故ならば、外部の人間と接する事でしか得られない物があると彼女は考えているだ。

 但し、ケルシーが保護しているレッドや幼い子供達に対しての接し方はあまり快く思っていない。勿論、ルブルムの接し方や態度に問題があったり、レッドと子供達が何かしてしまったと言う訳ではない。レッド達に限らず、ルブルムは歳下のオペレーターには甘く、過剰にお菓子を与えているからだ。子供達の笑顔が見れる事は素晴らしいが、医者であるケルシーが黙って見逃す訳にも行かない。結局、子供達に譲歩しているが。

 

→アル・ルブルム②

 チェンに対する感情は、恐怖や畏怖としてで、女性に対するそれでは無いと思い込む事で自分の気持ちをないがしろにしていた。チェンに煽られる形で暴走し、普段の彼からは想像出来ない言動を連発し、チェンをびっくりさせた。

 彼がチェンに抱いて居た感情は純粋な尊敬。内向的で臆病な彼は人と接する時、過剰なまでに良い人として接する。つまり、自分を出さない。

 誰にも媚びず、誰にも弱みを見せない。自分に自信があり、常に堂々としているチェンの姿は、ルブルムには何よりも眩しい物だった。

 だが同時にその強さは、諸刃である事も理解している。彼は何かと気の張った生活を送る彼女が少しでも羽休め出来ればと思い、なるべく寄り添っている。

 そうやって接する内に、チェンが自身と変わらない普通の人間だと理解し、そのギャップに愛おしさを感じるが自分みたいな人間が……とその感情を別の物へと変換する事で、関係性を壊さないようにしていた。

 

→チェン・フェイゼ

 勇気を出して自らの気持ちを伝え、そして他ならない彼に、彼だけには隠し事はしたくないと感染者である事を教えるが割とあっさり流される。

 彼女が彼に対して抱いた感情は憧れ。何かと尖りがちな自分と違い、誰に対しても優しく、笑顔で接する事が出来る彼の姿はやはり眩しかった。自身に対して怯えた雰囲気を持って接してくる人間が多い中、笑顔で接してくる彼は特別な存在になってしまった。

 ルブルムは自分を卑下するが、チェンは彼には誰も持ち合わせて居ない強さを持っている事を知っている。この非情溢れる世界で、狂気に染まらず笑って居られる強さ、何より徹底した利他的な考えは誰もが簡単に持ち得る物ではない。チェンは、自分の持つ強さは誰でも持てる物だと認識していて、ルブルムが持つ優しさと言う強さはごく僅かな人間が持つのみの物で、不器用な面が目立ってしまうチェンには憧れの存在として映った。

 やがてその憧れは、彼と共に過ごす内に愛おしさへと変化する。彼の強さを彼女で強さで守りたいと願う気持ちは、愛以外の何者でもないだろう。

 

 

おまけ:結局二人の感情ってどう言うコト? 長くてややこしくない?

 

ルブルム「チェン隊長怖いンゴ……でもワイと違って自信があって堂々としてる姿は正直カッコいいンゴね……せやけど、なんか危なっかしいねんな……せや! ならワイみたいな臆病なぐらいの人間が側におったらちょっとは楽になるんちゃうか! この気持ち、まさしく愛や!」

 

チェン「ルブルムとか言う奴、ワイみたいな尖った奴にも優しくて気になるンゴ……こんなイカれた世界であたおかにならんと笑ってられるのは半端ないで……あの強さは大切にせなあかんな! ワイが守ったる! この気持ち、愛そのものや!」

 

 要するに、チェンとルブルムはお互いに無いお互いの『強さ』に惹かれていると言う事。臆病なルブルムはチェンの真っ直ぐさに、堂々としているが不器用故に敵を内外に敵を作りやすいチェンはルブルムの優しさに。人と人が惹かれ合うのに難しい理由は要らない。

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