あ
朝雑談【歌ってみたどうだった?】
コメント タイトルで質問投げかけていくスタイル
コメント 今日はタイトルがあるな! よし!
「タイトルはいつもあるだろ」
『よっ』とか『ちっす』とか。
え? ダメ? だって、毎回考えるのめんどいんだもん。
「まあ、それはいいとして。こんジル! レインボー所属のジル・ホワイトだ。よろしくな」
コメント こんジル〜
コメント こんジル
コメント 今汁
「俺の挨拶漢字にすると変な意味にとられそうだな」
コメント wwww
コメント 今更かい!
コメント どう言う意味なんですかね〜?
「ちなみにどう言う意味かについては言及しない」
別に精力剤みたいだなぁなんて思っていませんよ? 僕16歳、ヨクイミワカラナイ。
ちなみにコメント欄は草で溢れていた。
君ら草生やすの好きね。そろそろ砂漠地帯にでも派遣すれば、地球救えるんじゃない?
話が脱線しそうなので口には出さんが。
「そんなことよりどうよ?』
コメント どう……とは?
コメント うざい上司かよ
コメント しかも粘着質そう
「君たち俺のリスナーだよね? 実はリスナーの皮被ったアンチ集団とかじゃないよね?」
コメント リスナーだぞ
コメント アンチには悪意がある。俺たちにはジルを揶揄いたいと言う悪意がある
コメント つまりアンチで草
コメント さてはアンチだな、おれー
【悲報】俺の配信アンチしかいなかった。
「まあアンチのみなさんにも楽しんでもろて。歌ってみただよ。感想聞きたいなって」
コメント よかったぞ!
コメント 格好良かった!
コメント 逝った
コメント たぶん死んだ
「とりあえず死んだみなさんは地獄に行ってもろて」
コメント さらっと地獄送りにされてて草
コメント アンチに容赦する必要ないからね(棒)
コメント お前も道連れじゃい!
「残念。俺は清廉潔白に生きてるので落ちませーん」
コメント欄はダウトと嘘つけい!で埋まった。
知らんなぁ~。
「そういえばこんなマシュマロも来てたな」
『歌みたの裏話聞きたいです!』
コメント たしかに聞きたい
コメント 話してほしい
「裏話か~。とりあえず、俺の歌がひどすぎて収録が延期した話する?」
コメント くさ
コメント そんなにひどかったのwww
コメント 聞いてるときはそんなの感じなかったけど
「まあ、練習したしな」
一応芝鶴との練習の後も当日まで最低二時間は自主練していたからな。
「ただ、最初の収録の時はもうそりゃひどかった。ベテランの監督っぽい人がお手上げって感じだったからな」
コメント どんだけだよww
コメント よく持ち直せたな
コメント 頑張ったんだな
「まあ、そこそこな。でも俺一人じゃどうにもならなかった。今回うまくいったのは三笠のおかげだ」
コメント みかみか?
コメント 唐突やな
コメント 何があったん?
「三笠はな俺が生き詰まってるのを察して、今回の曲の歌い方を細かく解説した解説書を作ってくれたんだ」
コメント まじか
コメント 三笠すげええええ!
コメント 専門家レベルじゃね?
さすがにオフでカラオケに行ったまでは言わない。向こうのファンが怒るからな。
「それに加志駒とまるめろも力になろうとしてくれてたし。すごい心強かったよ」
コメント 四期生てえてえ
コメント みんな仲間思いやな
コメント やさしいせかい
「まあ、ただ今回の件ではさすがにスキル不足を痛感したよ。これからもVtuberとしてやってくんだし、歌の練習はしっかりしないとな」
コメント 反省できてえらい
コメント ということはまた歌ってくれるのか?
コメント 歌枠してくれるのか
コメント ライブでもええで
「どんどん話が飛躍していく。俺は震えが止まらないよ」
またもやコメント欄には草が生い茂った。
草じゃないが。
「まあ、歌みたの話はこのくらいで、あとはいつもの雑談すっか」
そう言って俺は適当に選んだマシュマロを画面に映す。
『そういえば、もうすぐ10万人ですね。記念枠とかしますか?』
「10万人……ああ、チャンネル登録者か」
一瞬、まじでなんのこと言ってるか気が付かんかった。
ちなみに他の三人はとっくに10万人を突破してて、まるめろなんて15万人を超えている。マネージャー曰くこの業界は女性の方が伸びやすいから仕方ないとのことだった。
別に俺の下らん雑談聞きに来てくれてるだけで俺は満足なんだかな。
コメント こいつ本当に気が付いてなかったやろ
コメント 興味なさすぎぃ
「そうでもないがなぁ。まあ、記念枠か。記念枠……」
コメント やれ
コメント やれ。そしてスパチャ投げさせろ
コメント 結局収益化記念以来一回もスパチャonにしてないし
「だって君たち簡単に一万円とか投げてくるじゃん。あれけっこう怖いのよ?」
一万円あれば10日は食いつなげるよ? 中には五万円とか平気で投げる人いるし。
五万円とか、うちの父親の月給の何分の一よ。そんなもの受け取って平静でいられんて。
コメント わかった投げないからスパチャonにして、本当に投げないから
コメント 主の嫌がることはできんからな~(棒)
コメント 一回やってみよう
「うそつけ」
コメント ちっ
コメント うるせぇ! 貢がせろ!
冬城 菜月 そうだそうだ~
コメント 菜月ちゃん!?
コメント え? 本物?
コメント 公式マークついてるから本物やん!
なにやらコメント欄がざわめきだす。どうやら有名人が登場したらしい。
さすがに知らないはまずいから、調べるか。
『冬城 菜月』ヴァーチャルボックス所属のVtuberで、チャンネル登録者100万人越え!? 思っていたよりも大物の登場に俺は驚きを隠せなかった。
冬城 菜月 sssません! あくうんtまちがえました!?
コメント 菜月ちゃん落ち着いて
コメント めちゃくちゃ動揺して草
どうやらプライベート用のアカウントと間違えてコメントしてきたようだ。そりゃ焦るわ。予期せぬ行動というのはたいてい碌なことがない。
俺が身に染みて知ってる(フライング前科)。
「冬城さんおちついてください。別に気にしてませんので。アカウントを間違えたってことはいつも見てくださってるんですよね。光栄です、ありがとうございます」
俺は精一杯動揺を隠して、できるだけ爽やかに聞こえる声色でいう。
ここで少しでも平静を崩すと、悪意のある切り抜きをされかねんからな。ひと月もやってればさすがに俺も学ぶ。
冬城 菜月 あ……
コメント 死んだな(確信)
コメント 【悲報】ジル・ホワイト 他社のVtuberを死なせてしまう
とかうまぶってたら更に悪意のあるタイトルつけられていたでござる。
どうすりゃいいねん!
「まあ、墓はヴァーチャルボックスさんに用意してもらうとして、そろそろ時間かな? それじゃ、みなさんよき一日を! おつジル」
コメント おつジル~
冬城 菜月 乙ジル!
コメント 菜月ちゃん生きててよかったww
その後しっかり切り抜きが作られたのは言うまでもない。
□
マネージャー『白川さん。冬城 菜月さんからコラボの依頼が来てるっす!』
ジル『は?』
まあ、気まぐれに書いていきます
冬城 菜月(ふゆしろ なつき)
ヴァーチャルボックスの二期生。ちょっと内気なオタクのJD。好きなアニメや漫画の話になると1時間は平気で喋る。ゲームも得意。コラボはあまりしない。
最近推しているのはジル・ホワイト
ヴァーチャルボックス
レインボーに並ぶ大手Vtuber事務所。レインボーがVtuber界の吉本なら、ヴァーチャルボックスはVtuber界のホリプロと言われる。