【カシジルコラボ!】呪いの家やってくよ〜
コメント 急やな
コメント まさかお嬢がコラボするなんて……
コメント 四期生コラボから一回もなかったからな
コメントにもある通り今日のコラボは急に決まった。どのくらい急かと言えば、当日の朝に打診されて昼頃に告知したのだ。
どうしてそんなことになったのかと言うと……。
「こんれい〜。童(わらべ)のみなさんこんばんは〜。加志駒令子です」
コメント そして安定の物音と
コメント もはや日常
コメント みーちゃんもいてこそお嬢
コメントはもはや達観の域に達しているようだ。
「こんジル! レインボー所属ジル=ホワイトだ。今日は突発コラボとなったが、実は俺も何でこのコラボになったのか分からん」
コメント 草
コメント 何で知らんねんw
「いやー、今日の朝いきなりホラゲコラボしようと言われ、了承したら準備とか告知全部終わってたからな〜」
「私から誘ったし、ジル君色々忙しいだろうからね。セッティングと告知ぐらい当然だよ」
「……加志駒って意外と常識人だよな」
「そう?」
コメント お嬢は常識人だぞ
コメント 優しさもある
コメント レインボー唯一の清楚枠
その時加志駒の方からガシャリガシャリと音が聞こえてくる。
「あ、ごめんね。久々のコラボでみーちゃんもはしゃいでるみたいで」
「……そうか」
せっかく持ち上げていたコメント欄が一気に沈黙した。まあ、無理もない。
それにしても今日はいつもより音の頻度が多いな。
「前より音が増えてないか?」
「実はね前のコラボ以来みーちゃん、ジルくんが気に入っちゃったみたいなんだ。今日のコラボもみーちゃんがやりたいって駄々捏ねたから急遽誘ったの〜」
「……な、なるほど」
コメント ジル君明らかに声震えて草
コメント お前座敷童子がファンになったって言われて嬉しいか?
コメント ご愁傷様やでギル君
さすがに座敷童子に気に入られるは衝撃だな。嬉しくないわけではないのだが。
「OPトークはこのくらいにしてゲームを始めないか?」
「うん、そうだね〜。今日やるのは呪いの家だけど、ギル君はホラーはどのくらい見るの?」
「ゲームはほぼやったことない。ゲーセンのゾンビを撃つやつくらいかな。映画なら有名どころはある程度見てるぞ」
呪○、着○あり、リ○グ、シャイニ○グ……etc。
見る度に妹には怒られるがな。
「へぇー、好きなの?」
「嫌いじゃないくらいだな。家事ついでに映画を流すのが日課なんだが、その時たまに流してる」
「死霊の盆踊りは?」
「見たことないな? 面白いのか?」
「うん。世界一面白いよ!」
「ほう。今度調べてみるか」
ホラー好きな加志駒が勧める作品なのだ。ハズレはないだろう。
コメント や め る ん だ
コメント はい、犠牲者増えました〜
コメント 懲役刑を勧める清楚がいると聞いて……
「じゃあ、ジル君ホラー耐性ある人なんだ。このゲームじゃちょっと緩いかな?」
「初コラボだし、少し緩いくらいでいいんじゃないか?」
「うーん、そうだねー。今日は親睦を深める方向でいこう!」
コメント 呪いの家って、怖いランキング上位なんですが……
コメント これが緩かったら、大半のホラゲーは冷水だぞ
コメント 所詮はレインボーか……
ゲームが始まった。
タイトルの通り、呪われたと噂の家に主人公が仲間と共に肝試しをするために入るところから始まった。探索しながら何もでないと不満そうにする主人公たち。そんな時、別行動していた仲間の悲鳴がこだまする。
悲鳴の方に行くと変わり果てた仲間が倒れていた。そしてその側には目がない子供の化物がニヤリと笑っている。主人公たちは脱兎のように逃げ出すが、外に出るドアは何故か開かない。
化物の足跡が聞こえてくる中、主人公たちは絶望の淵に立たされていた。
というのが、大まかな最初のストーリーだ。
悲鳴からの化物が現れたシーンはなかなか作り込まれていて迫力がある。
「んで、ここはこの化物から逃げればいいのか?」
「そうだね。それで逃げながら部屋を探索して脱出の手がかりを探すの」
「了解」
コメント 何でそんな冷静でいられんの?
コメント 怖すぎてコメント欄に逃げてきた人ノ
コメント ノ
コメント の
コメント ノ
適当に化物をあしらいながら、部屋を探索していく。
するととある日記を見つけた。そこにはあの化物の親らしいものの記録が綴られていた。何でもあの化物は親に虐待されて死んだ結果産まれてしまった悪霊らしい。この書き手も化物に殺されたようで、日記には血の痕が生々しく残っていた。
そこで小ムービーが差し込まれた。
日記を読んでいるのに夢中になっていたせいで化物の接近に気がつかなかった。そのせいで仲間の1人が捕まってしまい助けるか、見捨てるかの選択肢が出てきた。
「見捨てるか」
「可哀想だけど助けようとしたらこっちが死んじゃうもんね〜」
見捨てるを選択する。
ムービーが再開すると主人公は残った1人の手を引っ張り部屋から逃げる。部屋からは絶望した声色で引き止める仲間の声と悲鳴が響いてきた。
「いい奴だったよ……名前なんだっけ?」
「さあ?」
コメント モブー!
コメント モブ君名前も覚えていてもらえないなんて可哀想に……
コメント いうて、俺たちも知らんけど
コメント ワロタ
正解の選択肢だったのか、ストーリーが再開した。
「そろそろ加志駒もやるか?」
「そうだね〜。けっこう進んだし、やろうかな」
そこで加志駒がプレイヤーに代わった。
加志駒はやり慣れているのか、さくさくと探索をしていきヒントを拾い集める。
「さすが慣れてるな」
「ありがとう。ホラゲはたくさんやったからね、これくらい当然だよ」
「他のジャンルはやるのか?」
「うーん、やらないわけじゃないんだけど……。みんなでやった桃○みたいなゲームも楽しいし。でも、結局何やってもホラゲーに戻ってきちゃうんだよね〜」
「根っからのホラー好きなんだな」
「そうだね〜」
コメント のほほんとした会話してるけど、画面エグいんですが……
コメント 後ろに後ろに……ひぃぃぃ!?
コメント トイレ行きたいのにいけない……
「だから、なかなかコラボ組むのも難しくてね〜。ホラーNGの人も多いし」
「そうなのか」
まあ、苦手な人は本当に駄目だからな。
「だからジル君には断られなくてよかった」
「暇だったからな。断る理由もない」
「そう? 私霊感ある女だよ?」
あー、霊障がNGってパターンもあるのか。
「……まあ、まったく気にならないのは無理だな。だが、コラボNGだすほどじゃない。探せば俺と同じようなやついるんじゃないか? この箱頭おかしい人多いらしいし。まるめろや三笠もな」
コメント 先輩を頭おかしいと言いやがったこの後輩
コメント まあ、否定はしない
「それで断られたら、また俺誘えばいい。とりまチャレンジはしてみればいいんじゃないか?」
ちょっとキザっぽいセリフになってしまった。恥ずかしい。
「……ふふ、そうだね」
コメント お? てぇてぇか?
コメント てぇてぇって打ちたいけど画面がー! 画面がー!
コメント あ、漏れた
「そろそろクライマックスか?」
「うん。あとはこのお札で化物を封印すれば終わりだよ〜」
そういうと加志駒は慣れたように札を貼ってゲームは終了した。
案外早い気もしたが、すでに2時間経ってたのか。
「お疲れー。初のホラゲーはどうだった?」
「怖さはまあまあだったと思うが、ホラー要素以外にも謎解き要素もあって楽しかったな。これくらいならコラボしても大丈夫なんじゃないか?」
コメント おいおい
コメント コメント欄の惨状をご存知でない?
コメント ホラーつよつよを基準にしちゃあかん
「そっかー。じゃあ、今度は同期の2人も誘ってみようかな〜」
「いいな。まるめろなんかボッチだから喜ぶだろ」
何か泣きそうな声が聞こえてきた気がするが無視する。
「それじゃあ今日はここまで〜。ジル君のチャンネルは概要欄に載せてあるからチャンネル登録よろしくね〜。それじゃあ、おつれい〜」
「乙ジル」
『お疲れ〜』
コメント ちょっと待て最後!?
コメント え?え? 誰の声?
コメント みーちゃんなのかな……?
コメント ガクガクブルブル
その後、しっかりと切り抜かれたのは言うまでもない。
□
後日加志駒からこんなDMがきた。
加志駒『コラボお願いしたんだけど、ちょっと考えさせてって言われちゃった〜』
ジル 『まあ、あんなガチの心霊現象起こしたらな……』
加志駒 『ギル君はまたコラボしてくれる?』
ジル 『配信でも言ったが、時間が合えばするよ』
加志駒 『次はオフコラボで企画考えたんだけど』
ジル 『……ちょっと考えさせて』