遊戯王ZEXAL 運命力で回したい   作:ニサシ

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今回はこれがやりたかっただけ。だから短い。
尚、私はサイバー流ワンターンキルを何度も経験しました。未来オーバーで。


No.4 「五連打です」

(うぅー、No.が全然集まりません。不乱健以降、手に入れたNo.はゼロ。誰かNo.を持っていませんかね。それに加えて今の私はデュエルに飢えています。)

 

 

野犬のような目でデュエリストを探す柩だったがデュエルできそうな人間は周りにはいない。もう猿にでもデュエルを仕掛けそうな勢いだ。そもそも猿はデュエルできるのか?昔、やっていたような気がする・・・

 

 

(なら今日は高火力デッキにしましょう。)

 

 

彼女のセットしたデッキはとにかく火力にものを言わせたデッキだった。リミッター解除の恩恵を受けれる機械族中心のデッキだ。知る者がいれば彼女のデッキはこう呼ばれる。サイバー流と。

 

 

サイバー流とは何故か山奥に道場があったり積み込みは当たり前、裏デッキの隠し方が雑と色々おかしい流派である。ってか流派って何だよとは思っていけない。ドロー特訓と同じく触れてはいけないのだ。因みに柩はこのサイバー流デッキが結構気に入っている。サクリファイスやD-HEROよりも使う頻度が多い。幼少の頃に彼女はサイバーデッキを使うデュエリストと出会いリスペクトデュエルというものを学んだ記憶があった。酷く曖昧な記憶だがそれでも彼女は満足していた。

 

 

「それにWDCも近いですし私としてもNo.を集めたいところです。WDCでは恐らく他のNo.を集めている人達も来るはずです」

 

 

WDCが開催されるらしく柩はワクワクしていた。WDCには面倒なルールがあるが柩にとっては嬉しいものだった。なんせデュエルする相手に困らないのだから。

 

 

(そして、神代君とまたデュエルがしたいです。神代君、デュエルに復帰したみたいなので楽しみです。WDCで当たることも考えおきましょう)

 

 

柩は知らないがシャークこと神代凌牙は九十九遊馬とのデュエルを通じて再びデュエリストとして歩み始めた。柩が遊馬のことを詳しく知ればデュエルを申し込むだろう。

 

 

(対水属性デッキとかどうでしょう?いやいや、露骨にメタり過ぎると嫌われますね。延々と波動キャノンを守り続けるデュエルぐらい嫌われます。うーん、デュエルしたいです)

 

 

サイバー流デッキから漂う怪しい雰囲気が余計に柩をデュエルに駆り立てる。裏サイバーデッキは残念ながら今、柩の手元にはない。裏サイバーデッキは色々と問題があって柩は封印している。他にも柩が封印しているデッキは複数ある。レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン、ユベル、ダークネス・ネオスフィア、三幻魔、Sin、どういう経緯で手に入ったかは柩すら覚えていないがこのカード達から闇の波動を感じて柩は封印した。もし柩がこれらのカードを解放するとなれば余程のことだろう。

 

 

「デュエル・・・デュエル、デュエル、デュエル」

 

 

薬が切れた中毒者のように柩は街を徘徊していた。そんな柩に運悪く目をつけられた人物がいた。その人物とは・・・

 

 

「ひひひっ、これがNo.か」

 

 

No.を手にした男だった。柩のぼーとしていた表情が変わり獰猛なナンバーズハンターへと変貌する。そして、デュエリストとしての本能が活性化し普段からは考えられない瞬発力を発揮して男の元へと走って行った。

 

 

「デュエルしましょう!」

 

 

「あ、えぇ!?お、お前誰だ!」

 

 

シャークさんの時と同じように目の前に突然、現れたゴスロリ少女に男は驚く。村雨柩、本当に迷惑な奴だ。

 

 

「それNo.ですよね?私もNo.を持っています。この意味わかりますよね?」

 

 

つまりNo.を賭けてデュエルだ、ということだ。言葉足らずとも男は理解した。

 

 

「へっ、丁度いいところにカモが来やがったわけだ。いいぜ、てめぇのNo.もいただいてやる!」

 

 

「望むところです。デュエルに飢えた私は誰にも止められません!」

 

 

デュエルに飢えた柩とNo.を手に入れてウキウキの男とのデュエルが始まる。なんだか男の方がかわいそうに思えてきた。

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

 

村雨柩

LP:4000

VS

LP:4000

 

 

「先行は俺が貰う!ドロー!モンスターをセット、カードを一枚伏せてターンエンドだ」

 

 

フィールド:セット

手札:3

伏せ:1

 

 

「私のターン、ドロー。私は相手フィールド上にモンスターが存在し自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、サイバー・ドラゴンを特殊召喚出来ます。さらに機甲部隊の最前線を発動」

 

 

《サイバー・ドラゴン》

効果モンスター

星5/光属性/機械族/攻2100/守1600

相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

 

 

機械の竜がフィールドに出現する。サイバー・ドラゴン、ドラゴンなのに機械族という矛盾を抱えたモンスターだ。かつて準制限などを行き来したモンスターでありある意味で時代の流れを表したモンスターだ。

 

 

機甲部隊の最前線(マシンナーズ・フロントライン)

永続魔法

機械族モンスターが戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、そのモンスターより攻撃力の低い、同じ属性の機械族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「バトル。サイバー・ドラゴンで裏守備モンスターを攻撃、エヴォリューション・バースト」

 

 

サイバー・ドラゴンの口から光線が吐き出され裏守備モンスターへと降りかかる。

 

 

「俺が伏せたのはビック・シールド・ガードナーだ!」

 

 

《ビッグ・シールド・ガードナー》

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻 100/守2600

フィールド上に裏側表示で存在するこのモンスター1体を対象にする魔法カードの発動を無効にする。その時、このカードは表側守備表示になる。このカードは攻撃された場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。

 

 

自分の身の丈ほどある盾を持ったモンスターがサイバー・ドラゴンの光線を弾く。柩に500ポイントの反射ダメージが入る。

 

 

(ビック・シールド・ガードナー、下級モンスターながら上級モンスターの攻撃を防げる守備力。レベルも4、どのようなデッキでしょう)

 

 

村雨柩

LP:4000→3500

 

 

「私はターンエンドです」

 

 

フィールド:サイバー・ドラゴン

手札:3

伏せ:0

永続魔法:機甲部隊の最前線

 

 

「俺のターン!ゴブリンドバーグを召喚!ゴブリンドバーグの効果でグリーン・ガジェットを召喚。グリーン・ガジェットの効果でレッドガジェットを手札に加える」

 

 

《グリーン・ガジェット》

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1400/守 600

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

 

「レベル4のモンスターが二体・・・」

 

 

「行くぜ!俺はレベル4のゴブリンドバーグとビック・シールド・ガードナーでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろNo.52!」

 

 

(No.52・・・)

 

 

「鉄壁の守護者、ダイヤモンド・クラブ・キング!」

 

 

男の額に52という数字が浮かび上がる。

 

 

《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/地属性/岩石族/攻 0/守3000

レベル4モンスター×2

このカードは『No.』と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。ターン終了時まで、このカードの守備力を0にし、攻撃力を3000にする。

 

このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。

また、エクシーズ素材の無いこのカードは、攻撃された場合ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。「No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

 

「俺のNo.の力を見せてやる」

 

 

ダイヤモンドを背負った蟹が現れた。おい、デュエルしろよとは言わない。

 

 

「攻撃力0なのに攻撃表示?」

 

 

「ひひひ、ダイヤモンド・クラブ・キングの効果発動!ダイヤモンド・クラブ・キングの攻撃力は3000となる!」

 

 

(守備力3000が攻撃力3000となるわけですか。グリーン・ガジェットの攻撃とNo.の攻撃を全て受けたら大ピンチですね)

 

 

「ダイヤモンド・クラブ・キングでサイバー・ドラゴンを攻撃ッ!」

 

 

サイバー・ドラゴンがダイヤモンド・クラブ・キングのハサミに切り刻まれる。

 

 

LP:3500→2600

 

 

「機甲部隊の最前線の効果でサイバー・ドラゴン・ツヴァイを特殊召喚します」

 

 

《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》

効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1500/守1000

このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップの間、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。

このカードのカード名はエンドフェイズ時まで「サイバー・ドラゴン」として扱う。また、このカードのカード名は、墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。

 

 

「ダイヤモンド・クラブ・キングは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり守備力も元に戻る。カードを一枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

フィールド:No.52ダイヤモンド・クラブ・キング(ORU:1)、グリーン・ガジェット

手札:2

伏せ:1

 

 

「私のターン、ドロー。手札から融合を相手に見せることでサイバー・ドラゴン・ツヴァイはサイバー・ドラゴンとして扱います。そして、サイバー・ドラゴン・ドライを攻撃表示で召喚」

 

 

《サイバー・ドラゴン・ドライ》

効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1800/守 800

このカードが召喚に成功した時、

自分フィールド上の全ての「サイバー・ドラゴン」のレベルを5にできる。

この効果を発動するターン、自分は機械族以外のモンスターを特殊召喚できない。また、このカードが除外された場合、自分フィールド上の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して発動できる。選択したモンスターはこのターン、戦闘及びカードの効果では破壊されない。このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。

 

「魔法カード、融合発動。フィールドのサイバー・ドラゴン・ツヴァイとドライを融合。サイバー・ツイン・ドラゴンを融合召喚」

 

 

《サイバー・ツイン・ドラゴン》

融合・効果モンスター

星8/光属性/機械族/攻2800/守2100

「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」

このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

 

 

「サイバー・ツイン・ドラゴンは一度のバトルフェイズ中に二回攻撃出来ます。さぁ、バトルです。グリーン・ガジェットを攻撃。エヴォリューション・ツイン・バースト」

 

 

「罠発動!ガード・ブロック!」

 

 

《ガード・ブロック》

通常罠

相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

(焦り過ぎた。せめてサイバー・エンドが出せるまで待っておくべきだった)

 

 

「ひひひっ、守備を舐めるな。守りさえ固めれば勝てんだよ」

 

 

「メインフェイズ2、一時休戦を発動。お互いにカードを一枚ドロー、貴方のターン終了までお互いが受けるダメージはゼロとなります」

 

 

少ない手札を増やすにしても相手にガード・ブロックと合わせて二枚もドローさせてしまう。

 

 

「私はターンエンドです・・・」

 

 

村雨柩

フィールド:サイバー・ツイン・ドラゴン

手札:2

伏せ:0

永続魔法:機甲部隊の最前線

 

 

「俺のターン、ドローだ。レッド・ガジェットを召喚!イエロー・ガジェットを手札に。グリーン・ガジェットとレッド・ガジェットでオーバーレイ!ギアギガントXをエクシーズ召喚!効果でブリキンギョを手札に加える。ダイヤモンド・クラブ・キングを攻撃表示にして効果発動だ!攻撃力が3000となる!バトル、サイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃ッ!」

 

 

《レッド・ガジェット》

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1300/守1500

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

 

《ギアギガント Xクロス》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/地属性/機械族/攻2300/守1500

機械族レベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキ・墓地からレベル4以下の機械族モンスター1体を選んで手札に加える。また、このカードがフィールド上から離れた時、自分の墓地からレベル3以下の「ギアギア」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。

 

 

サイバー・ツイン・ドラゴンがダイヤモンド・クラブ・キングに粉砕された。しかし、一時休戦によってダメージは発生しない。

 

 

「機甲部隊の最前線の効果でデッキからプロト・サイバー・ドラゴンを特殊召喚します」

 

 

サイバー・ドラゴンの外装を引き剥がし骨組みだけにしたようなモンスターが特殊召喚される。

 

 

「そいつも破壊だ!」

 

 

プロト・サイバー・ドラゴンは破壊されるがダメージは発生しない。

 

 

(墓地にはサイバー・ドラゴン、ツヴァイ、ドライ、ツインの四体・・・そして、今破壊されたプロト・サイバー・ドラゴンで五体目。)

 

 

手札にあるカードを見ながら柩は墓地を確認した。柩のデッキは融合モンスターによる大火力の攻撃を主体としている。素材さえいれば火力は他のデッキの追随を許さないぐらい跳ね上がる。サイバー流のモンスター達は光属性、機械族で大抵統一されているのでリミッター解除とオネストの恩恵が受けられる。

 

 

「はっ、雑魚モンスターばっかのクズデッキかよ」

 

 

(どうぞご自由に。今のこのデッキでは墓地を肥やしての一撃が一番楽なんです。初手でサイバー・ドラゴン三体とパワー・ボンドでも来たら私は涙して喜びます)

 

 

「ダイヤモンド・クラブ・キングは守備表示になり、カードを二枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

フィールド:ダイヤモンド・クラブ・キング(ORU:0)、ギアギガントX(ORU:1)

手札:2

伏せ:2

 

 

「私のターンドローします。サイバー・ドラゴンを特殊召喚します」

 

 

「またそいつか。そいつの攻撃力は2100、ダイヤモンド・クラブ・キングどころかギアギガントXすら倒せないぜ」

 

 

リミッター解除でもあれば話は別だっただろう。あれさえあれば機械族は大抵のモンスターを殴り殺せる。

 

 

「大嵐を発動。」

 

 

「おっとチェーンして重力解除と反転世界を発動!」

 

 

《重力解除》

通常罠

自分と相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。

 

 

(これでサイバー・ドラゴンは守備表示になり攻撃が出来ない、ということですか。しかし、もう一枚のカードは魔法の筒・・・こっちの方が厄介でしたね)

 

 

「私はオーバーロード・フュージョンを発動。フィールド上のサイバー・ドラゴンと墓地のサイバー・ドラゴン、サイバー・ツイン・ドラゴン、サイバー・ドラゴン・ツヴァイ、ドライ、プロト・サイバー・ドラゴンを除外しキメラテック・オーバー・ドラゴンを特殊召喚」

 

 

墓地とフィールドのモンスター達が次々と除外されていく。

 

 

《オーバーロード・フュージョン》

通常魔法

自分フィールド上・墓地から、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを

ゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を

融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

 

 

「キメラテック・オーバー・ドラゴンの効果で自分フィールド上のこのカード以外のカードを全て墓地に送ります。そして、キメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃力は融合素材としたモンスターの数×800ポイントになります」

 

 

六つの首を持つ機械の竜がNo.の前に現れる。竜は全ての首を出し相手を睨みつける。

 

 

《キメラテック・オーバー・ドラゴン》

融合・効果モンスター

星9/闇属性/機械族/攻?/守?

「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードが融合召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。このカードの元々の攻撃力・守備力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。このカードは融合素材としたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃できる。

 

 

「攻撃力4800・・・」

 

 

男は攻撃力に驚くが自分のフィールドにいるNo.を見て冷静になる。

 

 

「ふん、無理無理。No.はNo.でしか破壊出来ない!ダイヤモンド・クラブ・キングを攻撃しようが大したダメージにもならない!お前の負けだ!」

 

 

自慢げに言う男に対して柩は淡々とした口調で答える。

 

 

「いいえ、これで終わりです。キメラテック・オーバー・ドラゴンでダイヤモンド・クラブ・キングを攻撃ッ!エヴォリューション・レザルト・バースト!」

 

 

竜の口から光線が吐き出されダイヤモンド・クラブ・キングへ直撃する。しかし、ダイヤモンド・クラブ・キングは傷つきながらもフィールドに残る。

 

 

「むっ、が!たかが1800のダメージでやられるか!」

 

 

LP:4000→2200

 

 

男は自分の手札のカードを見る。地砕きが握られており次のターンでキメラテック・オーバー・ドラゴンは破壊されるだろう。

 

 

「いいえ、これで終わりです。No.はNo.でしか破壊出来ない、これが敗因です」

 

 

「敗因、だと?寝言は寝て言え」

 

 

「キメラテック・オーバー・ドラゴンは融合素材としたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃出来ます。つまり、キメラテック・オーバー・ドラゴンは後五回の攻撃を残しています」

 

 

「まさか・・・」

 

 

No.はNo.でしか破壊出来ない。一見、強力な効果のようにも見えるが攻撃力が低いNo.にとっては足枷でしかない。どれほど強力な攻撃を受けようとも墓地に送られずフィールドに残る。つまりサンドバックになってしまうのだ。ダイヤモンド・クラブ・キングの攻撃力は3000、だがキメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃力は4800。1800のダメージが男に通ることになる。

 

 

「はい、キメラテック・オーバー・ドラゴンの五回攻撃を受けてもらいます。つまりは五連打です。では、行きます」

 

 

オーバーキル宣言だった。

 

 

「そ、そんなバカなッ!?五回の連続攻撃だと!?」

 

 

フィールドにはまだモンスターがいる。それもNo.だっている。なのにたった一体のモンスターによって全てが終わる。しかも、五回の連続攻撃が来る。

 

 

では、皆さんご唱和下さい。

 

 

「エヴォリューション・レザルト・バーストッ!五連打(グォレンダァ)ッ!」

 

 

柩が指差すとダイヤモンド・クラブ・キングに向かって五つの光線が降り注ぎ爆発が起こる。これぞサイバー流オーバーキルである。サイバー流積み込み術は残念ながら柩はまだマスターしていないようだ。まぁ、されても困るんだが。

 

 

「ぅぁ、ァァアアアアァァアア!?」

 

 

LP:2200→0

 

 

「・・・ふぅ、ちょっと手札が危なかったので助かりました。貴方がダイヤモンド・クラブ・キングを攻撃表示にしてくれなければ勝てませんでした」

 

 

気絶した男からダイヤモンド・クラブ・キングを回収すると今回のデュエルでの運命力の低さを軽く恨みながらその場から立ち去った。過去に柩が起こした奇跡のような手札はパワー・ボンド、リミッター解除、サイバー・ドラゴン二体、プロト・サイバー、融合解除だ。勿論、後攻ワンターンキルを成功させてしまった。

 

 

(にしても、サイバー流というのはどうしてワンターンキルやオーバーキルに特化しているのでしょうか・・・)

 

 

サイバー流、奥が深い流派だ。

 

 

村雨柩

所有No.

No.22不乱健

No.50ブラック・コーン号

No.52ダイヤモンド・クラブ・キング

使用デッキ:ヴァルハラアルカナ天使、強制終了サクリファイス、D-HERO、表サイバー流




Q.封印してるデッキって?
A.僕だ!
Q.なんでカード持ってる?
A.未来の貴方自身なのです・・・
Q.デュエル酷くない?
A.我が書き換えのだ\ガンバラナイトになってる!/
Q.遊馬先生、全然出て来ないんだけど
A.出ると主人公がデュエルを挑んで大変になるのでまだ出ません
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