神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

1 / 11
もしも、デク君がグラブルのバハムートに力を憑依されたら……という妄想で描いた作品になります。※アルバハとしての力も含む。

グラブル最高難易度と呼ばれたアルバハの力をまんま使ったら強そうですが……え?アルバハ?倒せない倒せない!ヨワヨワキクウシナンデ……。(꒪꒳꒪ )

って事で本編どぞ(⊃ ´ ꒳ ` )⊃




第一章:黒銀の翼 ORIGIN
第1話〜黒銀の翼:ORIGIN〜


世界の約8割が何らかの特異体質を持った《個性》を持つ超常社会……そんな中、脚光を浴びる職業がある。

 

《ヒーロー》:己の個性を使用し、敵(ヴィラン)を退治する職業である。ここ日本にはヒーローとして最も人気のある《平和の象徴》オールマイトによって秩序が保たれていた。

 

しかし、世の中は残酷である。8割の内……2割の人間はなんの力も持たない《無個性》なのである。

 

彼、緑谷出久もその2割の人間にあった。

 

「諦めた方がいいね。」

 

オールマイトに憧れ、ヒーローを夢見ていた緑谷出久は5歳の頃、医師にそう言われ運命が変わった。

 

幼なじみの爆豪勝己ことかっちゃんやそのクラスメートに虐げられ、夢も何もかも否定された。それでも彼はヒーローを夢見てヒーローの登竜門《雄英高校》に進学する事を志した。しかし……。

 

「無個性のてめぇが俺と同じ土俵に立つな!!」

 

それを知った爆豪勝己から虐げられ、長年書いてきたヒーローノートを個性である爆破で粉々にされてしまう。

 

……そして彼を更に絶望に陥れる出来事が起こる。爆豪によって虐げられた学校の帰り、緑谷は偶然にも憧れであるオールマイトと出会う。無個性でもヒーローになれるか?そう問いかけたが……

 

「夢を見るのも悪くは無い。だが現実も見なくては……ヒーローはいつだって命懸けなんだよ。」

 

オールマイトにとって……プロヒーローにとっては正しい言葉ではあった……しかしその答えは緑谷を傷つけてしまった。

 

「そ、そんな……オールマイトまで……ッ!」

「ん?待て!少年!何処へ行く!?少年!」

 

オールマイトの呼び掛けにも応じず緑谷出久はその場を去った。破れた夢と、ボロボロになったヒーローノートと共に……。

 

◇◇◇

 

「はぁ……。」

 

僕は山の中まで辿り着くとようやく動かしていた足を止め、一息ついた。日は既に傾き、辺りは暗くなっていた。どうして……こんな目に合わないといけないのか?無個性で何の力も持たず、かっちゃんにも虐められ、更には……憧れだったオールマイトからも夢を否定された。

 

「畜生!」

 

怒りのままボロボロになったノートを投げつけ、その場に崩れ落ちる。視界が薄れる程の大粒の涙を頬から流し、地面を濡らした。

 

「くっ……くうううううっ」

 

そして……抑えていた悔しさが滲み出てしまい僕は堪らず泣いてしまった。無個性はヒーローになれないのか?無個性はヒーローになったらいけないのか?

 

「僕にも……個性があったら……力があったら!なりたいんだ!……困ってる人を助けられる……誰でも守れるヒーローに……なりたいんだ!なのに……どうして……。」

 

そう、狼狽えた時だった。

 

「……ん?」

 

微かに聞こえた唸り声を聞いて先程までの悔し泣きをやめると涙を拭って立ち上がり、辺りを見渡した。しかし、そこには誰もおらず鬱蒼と生い茂る木々とそれを照らす月の光だけが視界に映っていた。

 

「誰?誰か……いるの?」

 

優しい声で呼びかけるが応答はない。こんな山奥で誰か怪我をしてしまって唸っているのかもしれない……そう考えた僕は唸り声を頼りに山を散策する。明かりがない中、暫く薄暗い山道を歩いていると山頂らしき場所へと辿り着いた。

 

「うん?」

 

星空が広がる絶景を他所に僕は傍にある何かに顔を向けた。

 

「これは……祠?」

 

そこには古ぼけた石でできた祠があった。大きさは小さく子供がギリギリ入れるくらいの大きさだ。その入口はまるで何かを封印しているかのように南京錠の鍵が鎖と共に巻かれていた。

 

「なんだろう……何を閉じ込めているんだろう?」

 

恐る恐る巻かれている鎖に手を差し伸べる。当たり前だが祠の錠など解いてはいけない。しかし、この時の僕は何故かこの錠を解きたくなったのだ。いや……正確には祠が『解いてくれ』そう訴えている様だった。

 

「はぁ……よいしょ……!」

 

巻かれている重い鎖を解放した僕は祠の扉を見つめた。

 

「祠から……何かの気配がする……。」

 

そう呟き、小さな祠の扉をゆっくりと開けた……その時だった。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

突然、鼓膜が破れるくらいの雷鳴と白い稲妻が僕の目の前に鳴り響いた。

 

「はぁ……なんだ……今の……。」

 

何が起こったのか分からずもう一度祠を見ようと前を見ると更に驚かされてしまう。

 

「うわぁぁぁぁぁ!何処!?ここ!」

 

僕の視界には薄暗い山奥では無く、断崖絶壁が並ぶ黄昏の大地だった。その下には深い谷底が広がり、恐怖を煽っていた。

 

「何処だ……ここ……僕は……。」

 

見慣れない景色に戸惑っていると突然、強風が吹き荒れる。

 

「ぐっ!」

 

幸い、吹き飛ばされる事はなかったが再び目の前に顔を戻すと僕はピタリと固まってしまう。

 

「あ……あぁ!」

 

そこには黒銀の翼を羽ばたかす黒竜の姿があった。拘束された腕と口、隠された目、その頭には赤い角を生やし、禍々しい光を放っていた。勇ましそうな翼にも勢いはなく、先に付いている爪も拘束されていた。

 

『グルルルルルル……グオオオオオオオオオ!!』

 

まるで雷鳴を轟かせるような雄叫びを上げた黒竜は黙って僕を見つめた。

 

「なんだ……この化け物……。」

 

その圧倒的な姿に僕は怖気付いて腰を抜かし、そのまま後ずさりしてしまう。

 

『何処へ行く?』

「喋った!?」

 

黒竜は僕を呼び止めると隠された目で僕を見下ろした。

 

『力を求む為に、ここへ来たのだろう?人の子よ。』

「ど……どうしてそれを?」

『我には分かる。お前は力を欲している。そしてそれは平和の為、世界を再生する為に使いたいと願っている。そうだろ?』

 

黒竜の問いかけに僕は戸惑ってしまう。恐らく彼の言う力とは個性の事なのだろうか?

 

『何故そこまでして力を求める?』

「そ、それは……。」

 

その言葉に戸惑ってしまうが直ぐに答えを出した。

 

「守りたいんだ!」

『守る?誰を?』

「困ってる人を!助けてほしいって顔をしている人を守りたい!余計なお世話はヒーローの本質だから!」

『ふはははははははは!実に滑稽だ。自ら英雄になりたいと言った者を見たのは初めてだ。』

 

黒竜は高らかに笑ってそう言ったがこくりと頷く。

 

『良かろう、汝のその思いその願い……しかと聞き受けた。』

「あの……貴方は?誰なんですか?」

『我か?』

 

僕は黒竜にそう尋ねたその時だった……。突然、周りの空気が張り付く様な感じになり始める。

 

「な、なんだ……このまるで……全身の皮膚が逆立つような……感覚は。」

『我は……始元の竜、闇の炎の子にして……世界を破壊、再生を執り行う神!』

 

黒竜はそう言うと固く拘束された腕と口と目を解放する。

 

『グオオオオオオオオオ!』

 

拘束から解き放たれた神はその姿を顕にする。白く神々しい目、更に赤く光る角、肩にはその角と同じ赤い鱗のようなものが逆だっていた。閉ざされていた翼の爪も禍々しい赤色に光り、一切の人々を近づけさせない雰囲気を齎していた。

 

『我が名はバハムート!』

 

バハムートと名乗った黒竜は僕に雄叫びを上げるとその周りに轟く雷鳴と白い稲妻を落とす。

 

『人の子よ……名乗れ。』

「み、緑谷出久です。」

『緑谷出久……というのか……。成程、ならば出久とやら。汝のその器の広さと大いなる使命を見込んで我が力を与えよう!』

「力を?」

『左様、個性よりも更に強い力……『神たる力』を!』

 

バハムートは高らかにそう言うと自身の身体を光らせてその姿を消すとその光を僕に纏わせる。

 

「ぐっ!ぐぁぁぁぁあああああ!!」

 

光に取り込まれた僕は直後に身体を蝕んできた苦痛にもがき、そのまま意識を失ってしまうのだった。

 

これは僕が……神と星の力を使い、最高いや……究極のヒーローになるまでの物語である。




本作のデク君

個性:無個性だがバハムートの力を手にした為、実質これが個性扱い。
容姿:デク君の容姿にバハムートの尻尾と翼が生え、左腕はバハムートの腕になっている。(原作でいうグレアの様な容姿をしている。)尚、角は生えていない。

バハムートの能力や技(※アルバハ含む)を扱う事ができる。また、グラブル原作でバハムートは神扱いみたいな描かれ方をされている為、本作でもバハムートは神様として描いています。但しあまりにも強力すぎる為、通常の戦闘時は力を抑えないといけない。

破壊の能力:バハムートが司る力の1つ、相手の個性因子を破壊する。
再生の能力:上記と同じ、こちらは相手の個性因子の再生及び、自身の身体の再生が可能。
当然ながら空も飛べる。

技(1話時点での物、技の要素や名前は原作のものを元に設定)

大いなる破局(カタストロフィ):お馴染みバハムートの必殺技、バハムートの腕となった左腕から紫色の光を放出する。威力は絶大だが負荷がかかりすぎて左腕が使えなくなる。

レギンレイヴ:左腕から青白い光を放出する。威力は大いなる破局に及ばないがそこそこの火力を出せるが使用後、左腕が白煙をあげて一定時間左腕の腕力が半減する。

尚、再生の能力は上記を使用した後に使うことが出来ない。左腕の修復には30分の時間を要する。

バース・コントーロール:アルバハ要素、尻尾を使って相手を吹き飛ばしたり、叩きつける技。

シリウス:アルバハ要素、多段攻撃、両腕からバハムートの炎を繰り出す。

アルカディア:左手の鉤爪で大気を引き裂き、斬撃を放つ。

アブタクスフォース:上空に舞い上がり、左手に持った石等を投げつけて衝撃波を放つ攻撃、自信に一定の万物の個性攻撃が通用しなくなる。(例でいうとエンデヴァー等の炎や氷等の攻撃を受けても無傷で済む。)

ラグナロクフィールド:自身の半径3mにいる相手の個性を使えなくする。

その他、光の球を召喚し相手にぶつけたり、左手の鉤爪でクロー攻撃を行えたりする。(こちらは原作でのプロバハの通常攻撃がモデル)

バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素

  • 六竜
  • 十天衆
  • 天司(ファーさん、バブさん含む)
  • ゾーイ
  • 十賢者
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。