神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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第10話〜入試『後編』〜

「ふーっ……。」

 

女の子の目の前まで辿り着いた僕はゼロポイント敵を見つめて大きく息を吐いた。間に合った!

 

なんとかギリギリ……割り込む事が出来たみたいだ!

 

「あ、あの……なんで?助けに?」

 

女の子は僕の行動を理解出来ずそう問いかける。

 

「君が助けを求める顔をしてた。だから……僕が来た!!」

 

その答えに女の子はハッと目を見開いた次の瞬間、ゼロポイント敵が僕に標的を変えて腕を振り上げた。

 

「ぬあぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

僕はそれを両手で掴み取ると顔と左腕を赤くしながら持ち上げる。

 

「う、腕が……!赤くなって」

「大丈夫……だっ!」

 

勿論、大丈夫ではない。想定よりも腕の負担が増えていたらしく機能停止寸前まできていたのだ……もう決めるしかない!!

 

「おらぁぁぁあ!」

 

ゼロポイント敵の腕を弾き返して空高く飛び上がるとその大きな頭部に狙いを定める。

 

「出力全開……!」

 

赤く染る左手を広げ、最後の力を振り絞った。

 

「お願い、バハムート!これだけでいい、あと少しだけ……僕に力を!!」

 

その声に答えるかのように目はぎらりと光らせ、肩から赤い鱗を生やした。鱗が生えた両肩から激痛が走り右目を充血させ、口から血を吐きだした。

 

しかし、それでも限界を超えた僕は特訓で編み出した究極の技を詠唱する。

 

「始原の竜の伊吹を喰らえ……我が名はバハムート!その名を持って破壊を執行する!」

 

淡々と詠唱し、手のひらから白いサークルの様なものを展開し、それを大きく広がせていく。

 

その様子はモニター越しにも確認され、実況していたプレゼント・マイクや監督官、更には他の受験生も唖然とした様子で見つめていた。

 

『……喰らえ!スーパーノヴァ!!』

 

腕から放たれた強烈な光は一瞬で会場一体を包み、大地を抉ると大きな轟音を児玉させ、すっと消えていった。

 

「ぐっ……がはっ!」

 

しかし、その代償は大きく沈黙したゼロポイント敵の前に左腕から血が吹き出すと同時に翼と尻尾が縮小してしまった。

 

「まずい!あの子が!」

 

女の子が指さしたのも束の間、ゼロポイント敵は再び動き出し、ビリビリと電撃を放ちながらも力尽きた僕に腕を振り上げた。

 

「くっ……あと少しの所で倒せなかったな……」

 

苦笑した僕は迫る鉄の拳を見届けて落下していた時だった。

 

「ブースト!」

 

何処からともなく人影が現れゼロポイント敵の腕を蹴ると街の瓦礫へとその破片を飛ばした。

 

「えっ?」

 

直後、何者かが僕の身体を抱き抱え、地上へ着地する。……誰なんだ?

 

「障子……さん?」

「障子でいい、だがよくこんなところで無茶をするな。」

 

僕を助け出した障子に続いてゼロポイント敵にトドメを指した者がいた。

 

「うぉぉおおおおおっ!」

 

それは筆記試験で僕を注意した眼鏡の人だった。

 

彼の強烈な蹴りはゼロポイント敵をようやく沈黙させ、見事に着地した。

 

「女の子は……?」

「あの!大丈夫?」

 

駆けつけた女の子は障子の腕の中でぼんやりする僕を覗き込んだ。

 

「良かった無事で……」

「試験だぞ大袈裟だな!」

 

障子のツッコミと同時に試験終了のチャイムが鳴り響く。こうして僕の試験はなんとか終わりを迎えたのだった。

 

◇◇◇

 

入試から何日か経った後日

 

……遂に!

 

「と、届いたのか?」

 

雄英から送られてきた通知書を手に、自室の机の上でそれを開く。どうやら通知時間と共に校長がここからホログラムで現れ、通知を知らせるシステムのようだ。

 

「き、緊張するなぁ……」

 

息を呑みながら通知書をじっと見つめる。

 

……いや!ここまでやったんだ!悔いはない!

 

そして……合否を知らせる時間になり……

 

『私が出たぁぁぁぁぁぁあ!!』

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

突然ホログラムで現れて挨拶したオールマイトに僕は叫びに近い声を上げた。

 

あっぶない!思わず椅子から転げ落ちそうになったよ!

 

「オオオオオオオオオオオールマイトォォォォ!?」

「落ち着け、緑谷少年!」

「だ、だだだだだだだだって!合否通知は校長が……。」

「はははっ!サプライズだよ!一位で通過した君のね……!」

「サプライズ!?サプライズって……えっ?一位?今一位って言いましたぁぁ!?」

「そうとも!君はあの試験を見事一位の文句無し合格だ!おめでとう!」

 

オールマイトの言葉を聞いてビックリのオンパレードだ。校長だと思っていた合否通知からまさかのオールマイトの登場。更に自分が難関と言われた雄英を一位で合格……夢でも見ているようだった。

 

「君はヴィランポイントも多かったがRESCUEポイントもダントツで獲得していたんだ。」

「RESCUEポイント?そんなの試験で……」

「そうだろうなぁ……あの擬似敵は私のアイディアだからなぁ……」

「も、もしかして……」

 

ハッとなった僕はあの時最後に倒したゼロポイント敵を思い出す。つまり、あれこそがRESCUEポイントだったのだ。

 

「その通り!ヒーローは時に仲間と協力し、時に助け合って敵を倒す!その為には一期一会であっても協力して仲間達と打ち勝たないと行けないのさ!そのポイントも君は高かったんだよ!」

「オールマイト……うっ……ううっ」

「さぁ……来いよ!緑谷少年!」

 

オールマイトはそう言うとバッとこちらに手を差し出してトレードマークである白い歯で笑って見せた。

 

「ここが君のアカデミアだ!」

 

僕は嬉しさの余り泣き出すとオールマイトが消えるまで何度も頷いて合格という勝利の美酒を味わうのだった。




一つお伝えしておきます。そろそろオリジナルの作品を本気で描きたい(何度か削除して挫折している為)ので投稿がまた遅くなるかもしれません。

もし、オリジナル作品を投稿したらこちらも話を進めて行こうと思いますので宜しくお願い致します。m(_ _)m


緑谷出久の新技

スーパーノヴァ:通称強バハで使われた技。白いサークルを右腕に展開させ強烈な一撃を放つ。威力は大いなる破局を凌駕するが使用後一定時間身体が動かなくなる(バハムートの力も使えない)

バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素

  • 六竜
  • 十天衆
  • 天司(ファーさん、バブさん含む)
  • ゾーイ
  • 十賢者
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