神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア 作:ジャック・オー・ワンタン
翌日……いつもように制服に着替えた僕は玄関でお母さんに見送られる。
「忘れ物はない?」
「うん!大丈夫!」
靴紐を結び、立ち上がった僕は笑顔でお母さんに振り向いた。
「行ってきます!」
元気よく玄関を飛び出し、学校へと登校する。鳥のさえずりを聞きながらいつもの街、いつもの景色が見える道を進んでき、いつもの時間に校門へと辿り着いた。
「なんか……かっちゃんに虐められたのが昔の様に感じるな」
昨日の事があまりにも大きすぎたせいか今までかっちゃんに虐められた出来事が小さく感じた。校門を潜った僕は左手を隠すようにして校舎を目指そうとしたその時だった…。
「おい!デェク!」
背後からあの怒号が響き渡る。
「かっちゃん……おはよう」
「黙れやクソデクが!後ろ歩け!」
「僕、今来たばかりだけど?」
「あぁ?知るかクソが!」
目の前にいるベージュ髪の少年……かっちゃんこと爆豪勝己は目をぎらりとさせて睨みつけてくる。その表情が凄く怖かった…昨日までは。でも今の僕は違う!かっちゃんと同じ土俵に立てるくらいの力を手にしたのだから。
「昨日の事忘れた訳じゃないよ。」
「おめー昨日の事まだ引きずってるのか?そんな奴がヒーローになれるかよ!」
「かっちゃんこそ、その態度じゃヒーローになれないよ?」
勇気を振り絞ってかっちゃんを煽る。案の定わなわな震えて怒りを顕にした。
「おい?今なんっつたんだ?あぁ?」
「だから、その態度じゃヒーローになれないよって言ったんだよ。」
「クソデク……ナメてんのか!!!!」
怒りがMAXに達したかっちゃんはついに鞄を投げ捨て両手から個性の爆破を発動する。彼の両手からボンボンと破裂音が鳴っていた。あれをどれだけ喰らった事か……。
「死ねぇぇえええええ!!!」
かっちゃんは両手を振り上げ、飛び上がると僕目掛けて爆破の一撃をかまそうとした……今だ!動きを見計らった僕は両腕を交差させると親指と人差し指を立てた。
すると、心臓の鼓動音のような音が鳴り響き周りを赤い網目模様の空間が囲み、かっちゃんの個性を無効化する。
「なっ!?」
自身の個性が使えなくなったかっちゃんは慌てて後退し、目を見開いた。
「なんだ……!?個性が……使えねぇ!」
「『ラグナロクフィールド』!!」
ラグナロクフィールド……自身の3m圏内にいる相手の個性を無効化する空間を貼る技だ。その為、かっちゃんの個性は打ち消され使えなくなってしまったのだ。
「デク……てめぇ!何したんだ!」
「あの後……個性が発現した……って言ったら?」
「個性が発現しただぁ?信じる訳……あ?」
疑うかっちゃんに僕は左腕を晒した。
「おい……なんだその腕は……。」
「僕の個性だけど?」
「何の個性だよ!バカにしやがって!」
挑発されたと感じたかっちゃんは僕に襲いかかるがラグナロクフィールドの圏内にいる為、個性は発動しない。
「畜生!個性が使えねぇ……くそっ!」
諦めたかっちゃんは足踏みしてイラつくと鞄を拾ってそのまま去っていった。
「ふぅ……。」
それを確認した僕は一息つくとラグナロクフィールドを解除し、何事も無かったかのように校舎の中へと入っていくのだった。
◇◇◇
放課後……僕はいつものように1人で帰っていた。あの後かっちゃんがつるんで来ることもなく、彼から話を聞いたのかクラスメートも僕を気味悪がって近寄ろうとしなかった。
「お、おい!緑谷だ!」
「行こうぜ!個性が使えなくなる。」
抑止力になったのか、はたまた化け物扱いされたのか?どちらにしても昨日のような惨劇にならないだけマシだろう。僕の日常は明らかに変わり果てていた。
「んーっ!」
背伸びをしていつもの帰り道である商店街の近くまで来たその時だった……。
「ヴィランだ!誰かヒーローを呼んでくれ!」
「ヴィラン?」
野次馬の呼び掛けに僕は声のした方を振り向く。
「うおおおおおっ!!」
そこには街中に現れたヘドロヴィランが暴れていた……しかし、その傍らで見慣れた個性を使う者がいた。
「オラオラオラァ!!」
「かっちゃん!?」
そこにはヘドロヴィランに果敢に立ち向かうかっちゃんの姿があった。
「くたばれこのヘドロ野郎!!」
かっちゃんはヘドロヴィラン相手に爆破の個性を操って奮闘する。しかし、その攻撃はヘドロによって虚しくも防がれて閉まっていた。
「くそっ!邪魔をするな!このクソガキ!」
「ぐぁぁぁっ!」
ヘドロヴィランはかっちゃんの隙を付くとそのまま弾き飛ばしてヘドロの身体に取り込んだ。
「くそっ!離せ!ゴラァ!」
「丁度いいお前の身体を借りるとしよう。」
ヘドロヴィランはニヤリと笑みを浮かべるとかっちゃんの鼻と口を塞いだ。
「ふぐっ!んぐぅううううう!」
「かっちゃん!」
息が出来なくなったかっちゃんを見て僕は絶句する。朝、返り討ちにしたとはいえ、助けてあげないといけない!
「ヒーローはまだなのか?」
僕が辺りを見渡すも聞こえてきたのはヒーローの負の側面だった。
「いい個性の少年が奮闘して近づけねぇ……他に譲る。」
「アタシ、2車線以上ないと無理!」
「あの少年との個性の相性が合わない!」
「嘘……だろ?」
駆けつけたヒーロー達は足早と見て見ぬふりをして去っていく。その情けない姿に僕は失望と怒りを覚えた。
「何が……ヒーローだよ。本当のヒーローなら……!」
その怒りは僕の闘志を呼び覚まし、縮小していた翼と尻尾が服を突き破り、顕になる。直後、かっちゃんと目が合い涙目になる彼の顔が見えた。
「……ッ!?」
助けなきゃ!誰も助けないなら僕が……!
「今、助けるよ……かっちゃん!」
大地を勢いよく蹴り飛ばし、大空へ羽ばたいた僕は野次馬の群れの上空を通過する。
「ん?なんだ?」
「捕えられてる子供と同じくらいだぞ!?だがなんだあの個性は!?」
「ビックリした!てっきりホークスかリューキュウが来たかと思った!」
「そんなに凄いヒーローじゃないよ僕は。」
上位ヒーローのホークスとリューキュウに間違われた僕は複雑な気持ちになりながらもヘドロヴィランの前へと降り立った。
「な、なんだ!?てめぇ!」
驚くヘドロヴィランを他所に僕は大きな翼を広げ、相対する。
「その人を離して欲しい。」
「おいおい……そんなんで離すかよ!そうだな…だったら!」
ヘドロヴィランは標的を僕に変え、あっさりかっちゃんを解放する。
「お前が身代わりになんならな!」
迫るヘドロに臆することなく僕は左手を翳すと青白い光を放つ。
「レギンレイヴ!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
レギンレイヴをまともに喰らったヘドロヴィランは上半身が消し飛んでしまう。その光にかっちゃんや野次馬達……そして人知れず様子を見ていたオールマイトは目を見開いて驚いた。
「く、くそっ……」
しかしヘドロヴィランは懲りずに消し飛んだ身体を再生させ、睨んでくる。
「クソガキが!くたばれ!!!」
尚も攻撃を仕掛けるヘドロヴィランを見て僕は息を吐く。
「懲りないな……このヴィラン……だったら!」
腕を交差させ、親指と人差し指を立てると網目模様の空間を展開する。
「ラグナロクフィールド!!」
個性が無効化される空間を作った途端、ヘドロヴィランの身体は溶け生身の人間の姿になった。
「なっ!?個性が……使えねぇ……嘘だろ!?」
驚くヘドロヴィランの隙を付いて僕は飛び上がると宙返りして尻尾でトドメを刺す。
「トドメだ……バース・コントーロール!!」
「ぐほっ!!」
後頭部を尻尾で叩かれたヘドロヴィランは気絶するとその場へと倒れ……直後にヘドロの身体へと戻り、小さくなった。
「私が来た!!」
タイミング良く路地裏からオールマイトが飛び出すとペットボトルの中に弱体化したヘドロヴィランを入れて捕獲した。
「お……オールマイトだ!」
「オールマイト!」
「オールマイト……居たんだ……今はこの場を任せるか……。」
ヘドロヴィランを倒した僕はオールマイトに夢中になる野次馬と放心状態のかっちゃんの目を盗んでその場から去るのだった。
バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素
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六竜
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十天衆
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天司(ファーさん、バブさん含む)
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ゾーイ
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十賢者