神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア 作:ジャック・オー・ワンタン
第5話〜究極の竜と平和の象徴〜
かっちゃんと入試に向けて共に特訓を始めてから暫く経った頃……この日は休日とあって僕はかっちゃんと商店街を歩いていた。
「ねぇ、かっちゃん!何処行く?」
「決めてから誘えや!」
「えー?だってかっちゃんと決めたいじゃん?」
「気持ちわりーわ!さっさとしろドラゴンデク!」
街を歩きながらかっちゃんに怒られ、僕は仕方ないなと呟きながら辺りを見渡す。ちなみにドラゴンデクとは僕の新しい渾名である。
「おい、というか入試まであと少しだろ?その力ァ使いこなせてるのか?」
「うん、順調だよ!かっちゃんのおかげだね!」
「勘違いするな!俺はお前に勝ちてぇだけだ!」
またしてもムギャオーと怒り出すかっちゃんに思わず苦笑してしまう。これまでは恐いと思っていたが今となってはこれがかっちゃんなりの返答の仕方だ。
「ん?おい!」
するとかっちゃんは不意に立ち止まり、隣を歩く僕を制止した。
「どうしたの?」
「あれ見ろ!」
指を指した方向に顔を向けるとそこには交差点のど真ん中で佇む男がいた。
「まさか……!」
「やるぞ!」
「うん!」
僕とかっちゃんは頷きあって男の方まで駆けつける。……しかし、それより先に男は個性を発動した。
「皆ビリッビリにしてやるよおおお!」
そして男……電気使いの敵は身体から放電し、ビルの窓ガラスを破壊していく……さらにそれが電信柱の線にも伝わり辺りの建物や電光掲示板の明かりがショートして消えてしまった。
「うわぁぁぁ!ヴィランだ!」
「逃げろ!」
電気から逃れる人々を他所に僕とかっちゃんは敵を睨みつけた。
「かっちゃん!」
「当たり前だ止めんぞクソが!」
羽織っていたジャンパーを脱ぎ捨てたかっちゃんは服の袖を捲る。
「俺が目くらましする、その隙にアイツを止めろ!」
「分かった!」
かっちゃんの言葉に頷くとバハムートの尻尾と翼を生やして身構え、ヴィランを止めようとしたその時だった。
「SMASH!!!!」
何処からともなく飛んできた人影が敵の後頭部を殴った。
「ぐほっ!」
敵は転がると頭を抱えて立ち上がった。
「くそっ!何しやが……」
敵は自信を殴った人影を見て固まってしまう。それは奴を狙おうとしていた僕とかっちゃんもそうだった。
「おい……あれって……」
「間違いないよ……!」
「私が……来た!!」
僕らに答えるかのように現れた人影……平和の象徴オールマイトがお馴染みのセリフを吐いた。
「オールマイト!?な、なんでいんだ!?」
「なにって?たまたま通りかかっただけさ!」
「くそっ!くそおおおっ!こうなったら……」
しかし、敵は臆する事無く体に電気を纏った。
「これでしまいじゃぁぁぁ!」
指先から放たれるレーザー……しかし、それは彼(オールマイト)にとっては止まって見えている。
「な、何っ!?」
いとも簡単に避けられ驚く敵は次の手を策する暇も与えられることなく、背後にオールマイトが差し掛かる。
「Missouri SMASH!!」
「ぐほっ」
後頭部に手刀を入れたオールマイトの攻撃にとうとう敵は白目を向いて気絶した。
「す、凄い!」
「けっ」
不機嫌そうにジャンパーを羽織ったかっちゃんを他所に僕はオールマイトを見て目を輝かせた。凄い!これが……!平和の象徴!
「ありがとうございます!オールマイト!」
「気にすることないさ!」
「流石はオールマイトだ!」
その後、駆けつけた警察によって電気使い敵は御用となった。警察に握手を交わし、野次馬に手を振るオールマイトと僕の目線が合う。
「うん?」
「うわ!目が合った!」
「騒ぐな!」
かっちゃんが僕に怒鳴っているとオールマイトがこちらに歩み寄ってきた。
「君たちはいつぞやの……」
「凄い戦いでした!」
「けっ…」
「褒めてくれて光栄だよ……」
「僕も貴方の様なヒーローになれるように頑張ります!」
「私の様な……ヒーロー……か。」
僕のその言葉にオールマイトはあの笑顔を消した。
「君、あのヘドロヴィランでの戦闘の時……どうやって奴を倒したんだ?」
「えっ?」
「次会った時に聞きたかった。あの時の君は……無個性だった筈だ。」
その言葉に僕は返す言葉を失う、かっちゃんは僕とオールマイトを黙って見つめていた。
「その力……君は一体何を得た?私には分かる、あの時は何も無かった君だったが……今の君はそう……凄くとてつもない力を感じているのだ。」
「もう……隠しても意味がないですよね。」
僕は指先まで隠れていた左腕の裾に手をかけ、それを捲った。
「なっ、なんだ!?その腕は……!」
顕になったバハムートの腕を見てオールマイトは驚愕した。
「説明すると話が長くなるんですが……あの後、発現したんです。この力が個性でも……なんでもない力が。」
「こ、個性では無い力だと!?」
それを聞いてオールマイトは後ずさりした。彼の顔を見て僕はオールマイトが明らかに僕を疑っているようにも見えた。
「……君、名前は?」
「へ……へあ?」
しかし、次に放ったオールマイトの意外な言葉に僕は戸惑ってしまうのだった。
◇◇◇
私は目の前にいるそばかすの少年を見つめる……。やはり、あの時と違う……それにこの腕には見覚えがある!!嘗てお師匠から聞いたものと全く同じだ。
創世神バハムート……嘗てこの世界を創り、人々に個性を齎したとされる黒いドラゴンだ。私達がこうして超常社会を生き抜けるのも個性を扱えるのもバハムートのお陰であるとされている。しかし、バハムートはその過程で『ある条件』を満たす者に自身の力を託すとされているのだ。
もし、この少年にその素養があるなら。もし、バハムートが彼を力に託すと足り得る者と認めたのなら?私は彼をヒーローにしてやらねばならないだろう。そして彼ならば奴を……オールフォーワンを倒せるかもしれない!
意を決して私は少年に声を掛ける。
「君……名前は?」
◇◇◇
オールマイトに突然名前を聞かれ困惑する。確かに出会ってから僕は名前を告げて居ないのは事実だが……。
「おい!」
するとそんなやり取りを傍観していたかっちゃんが僕らの前に割って入る。
「てめぇ、何のつもりだ?」
「君、随分口が悪い少年だな。」
「そんな事はどーでもいいんだ。なんでコイツの名前を聞きたがる?」
「その力に私も興味を持ったから……それだけだが?」
「けっ」
オールマイトの言葉にかっちゃんは舌打ちすると渋々道を開ける。かっちゃんもかっちゃんで僕の力……バハムートの力に興味を示したのは同感だからだったのだろう。
「緑谷……出久です。こっちが爆豪こと……」
「俺の名前はいーだろうが!!」
僕がかっちゃんも紹介すると当人はムギャオーと怒り出したが満更でもない様子を見せた。
「緑谷少年と爆豪少年か……成程」
するとオールマイトは僕らを見ていつものあの笑みを浮かべる。
「よし、お前達がヒーローになりたい事がよく分かった。なら私が教えて上げよう!」
「教える?何をですか?」
「決まっているだろう?個性を有効に扱えるコツと強くなるための特訓だ!君達雄英目指してるんだろ?なら尚更だ!」
「NO.1ヒーロー直々の特訓かぁ?面白ぇ!」
かっちゃんはその言葉に手から個性である爆破を微かに漏らす。
「オレはお前を越えるヒーローになる!それが俺の夢だ!」
「ほう?なかなか大きくでたな!若者はそうでなくてはな!なら示してみろ!」
オールマイトは大きく腕を振り、僕らに立ちはだかる様に仁王立ちする。
「私の特訓を乗り越え、雄英入試に臨むのだ!」
「オールマイト……。」
彼のその寛大さ、力強さに僕は心を打たれる。これが……平和の象徴!!
「はい!僕、頑張ります!」
「感動しすぎだわ!」
こうして数奇な運命に導かれ、僕とかっちゃんはオールマイトに雄英に向けての特訓を課せられる事となるのだった。
かっちゃんがドラゴンデクと呼ぶの違和感なくね?って思いました?私もです(何故言わせた)因みに彼のムギャオーと怒る表現はグラブルの四コマぐらぶるっ!のモニカの怒り方と同じです
バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素
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六竜
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十天衆
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天司(ファーさん、バブさん含む)
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ゾーイ
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十賢者