神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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お待たせしました!

続きになります。


第7話〜終わりへ向かう平和の象徴〜

夕日がさざ波を打つ海を照らし始め……ゴミが散乱した海兵公園には静寂が包まれていた。公園の片隅にあるベンチに座った僕は隣に座るオールマイトの話を奢って貰った缶コーヒーを啜りながら聞いた。

 

「6年前だ……とある敵と戦ってね……この姿はその時から現れたものだ。」

「6年前って確か活動を突然休止されてた時ですよね?」

「詳しいな……余程私の事が好きなんだな。」

「あっ!そ、そういう訳じゃ……でも、あの時は凄く気になったというか……。」

「まぁ、いいさ。その理由を今教えよう……見たまえ」

 

そう言うとオールマイトは服を捲り己の肉体を晒した。

 

「えっ……」

 

その姿に僕は空になった缶コーヒーの缶をその場に落とした。彼の左側の腹部から脇腹に掛けて痛々しい傷跡が残っていたからだ。

 

「胃の全摘出と呼吸器官の半壊……。それがあの時、活動休止した理由だ。」

「そんな……こんなことって……!貴方をそれだけ追い詰めた敵だったって事ですか?」

「あぁ、手強い敵だよ。……それにぶっちゃけると奴はまだ倒れていない。」

「えっ!?」

 

その言葉に僕は青ざめた。平和の象徴を持ってしても叶わない敵がいる。その存在が居るだけで寒気がした。

 

「その敵は……まだ倒れていないって言いましたけど。」

「あぁ、奴はまだ捕まっていない。そして必ずまた表舞台に現れるハズだ。」

 

オールマイトに匹敵する強さを持った敵……それがまだ捕まっておらずあろう事か復活が近いと告げられた僕は震えが止まらなかった。

 

「恐らく、奴は君の力をも狙うだろう。」

「えっ?」

 

僕はすっとオールマイトに顔を向ける。そして、不意に僕の力に付いて問いただした。

 

「君の力……バハムートの力だろう?」

「……ッ!?」

 

その質問に戦慄がはしった。

 

「な、なんで……バハムートの事を?」

「やはりそうか……そうだったのか。」

 

確信したかのように呟いたオールマイトは立ち上がり、夕日を背にして僕を見つめる。

 

「あの夜、あの山で何が起こったのか調べたのさ。」

「……ッ!?」

「あの日、山から大きな光があったと知らされ私は駆けつけた。そして頂上に壊れていた祠……正しくそれはバハムートの祠だったと調べて分かったんだよ。」

「オール……マイト」

 

僕はゆっくり立ち上がり、彼から距離をとった。あの時は力を手にしたばかりだった……オールマイトに気づかれて……いたのか?

 

「何故後ずさりする?」

「まさか……僕を捕まえる為に?」

「どうしてそう考える?」

「僕は……確かに敵を倒しました。バハムートの力で。でも……それであの山が更地になるくらいの被害を……。」

 

震えた声で話す僕の肩にオールマイトは手を置いてしゃがみ込んだ。

 

「だが、あの時そうだったんだろう?」

「えっ?」

「助けたかったんだろう?困っていた人を!」

 

平和の象徴の強い言葉……その青い瞳はまるで僕の心の中を見通しているようだった。……そうだ、あの時……バハムートの力があっても無くても考えは同じだった。

 

「考えるよりも……身体が動いてました。」

「うん、そうだな。そうだよな。」

 

オールマイトはすっと手を離し、立ち上がる。そして再び夕日を背に僕を見つめた。

 

「多くの功績を残したヒーローは皆、口を揃えてこう言っている。『考えるよりも身体が動いていた。』……と。改めてあの時の君の質問の答えを言わせて欲しい!」

「えっ!?」

 

顔を見上げ、真剣な眼差しを送るオールマイトは僕に答えを出した。あの時の……『個性が無くてもヒーローになれるか?』その答えだった。

 

「君は……ヒーローになれる!」

「……ッ!?くっ……くうううっ」

 

オールマイトの答えに僕は涙を流した。その言葉は憧れにそう言われたからでもバハムートの力のお陰でも無い。……幼い頃無個性と診断され、虚ろな目でオールマイトのビデオを見ていたあの頃を思い返す。

 

『出久!出久!』

 

泣きながら呆然とする僕に声を掛けるお母さん。

 

『お母さん、オールマイトはねカッコイイんだよ。皆を助けるんだよ。僕にもなれるかなぁ?』

 

この際、お母さんでなくても良かった。でもあの場にいたのはお母さんだけ。

 

『ごめんね!ごめんねぇ!出久!!!』

 

泣きながら謝っていたお母さん……違うんだ僕が言われて欲しかったのは。

 

『君はヒーローになれる』

 

この言葉だったんだ。

 

「ううっ、くうううっ」

 

崩れるように泣き出した僕はオールマイトの前で蹲った。

 

「君は個性が無くても、バハムートの力が無くても。その『信念』がある。だから意地でも君は受からないと行けない!ヒーローの闘龍門、雄英高校に!」

 

泣きじゃくる僕にオールマイトはしゃがみ込むと手を差し伸べる。ハッとなった僕はその手を差し伸べいつもの見慣れた姿に戻り笑顔を見せる平和の象徴を見つめる。

 

「だから……来いよ!雄英に!」

 

オールマイトにそう言われ僕は涙を拭い、こくりと頷いた。

 

「はい!」

 

もう、迷いも無かった。僕は雄英高校に受かってなってみせるんだ!

 

オールマイトの様に誰でも助けられる凄い……いや!究極のヒーローに!!




今回は原作で言うオールマイトがデクくんに秘密をバラす回でした。

いよいよ入試編突入……

お馴染みのあのキャラ、このキャラ出てきたりこなかったりします。

※以前からとっていたアンケートはこれにて終了します。結果は見てわかる様に六竜の方々が参加入りです!

六竜強いですよね〜ソロで倒せないよあんなの(原作での話)
‎( ꒪⌓꒪)

バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素

  • 六竜
  • 十天衆
  • 天司(ファーさん、バブさん含む)
  • ゾーイ
  • 十賢者
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